『お遊び予告〜♪その6』




 ――それは、巨大な悪の産声だった。

「え?」
 最初に気付いたのは誰だったのか。それは誰にもわからない。
 ただ、気付いた時には、すでに未来への切符は閉ざされていた。
「イチノセはシオンに連絡! ニノミヤはドモンに緊急出動要請! アヤセには……」
「すでに連絡済です!」
 ミムラが忙しなくキーボードを叩き続けながら発した答えに、時間保護局情報処理室室長であるユウリは、小さく頷きながら、己も各方面への連絡を怠らない。
 だが、それでも自体は一向に収束を見ず、オペレータールームは暗い沈黙とキーを叩く音だけが響き続けていく。
 その中で、ユウリは打てる手を全て打つべく、お守りとして片時も離した事のないブレスレットを力強く手にした。
「竜也……」
 かつて恋に落ちた一途な青年。
 心が彼と離れるのを拒否して、自分の空間に戻った後も塞ぎがちだったのを救ったのも、また彼の姿だった。今では情報処理室室長となったが、それでも竜也の事を忘れた事など一度もなかった。
 その大切な恋人のブレスレットを握り締め、ユウリは友人である技術開発局主任のシオンの下へと走った。

「何だこれは?」
 拾ったのは偶然。
 妹ともに行っている深夜の戦闘訓練の最中だった。
 ここ海鳴市に住む大学生・高町恭也は、草むらに焦げ目をつけながら落ちていたブレスレットを拾い上げた。

 それが、この世界を巻き込む闘いの序曲であった。




 突如現れる謎の怪物達。
 必死の抵抗も空しく、恭也達は窮地に立たされる。
 だが、その時、一人の青年が叫んだ。
「クロノチェンジャーを使うんだ!」
 そして生まれるは紅きスーツに身を包んだ戦士!

 だが一人では戦えない。
 とうとう膝を突いた恭也のところへ、集い始める戦士達。

 百獣を守護とする戦士。
 魔法使い達。
 影となりて闇を斬る忍者。




 そして現れるは諸悪の権化――!




「この高町恭也が、お前を斬る!」






とらいあんぐる・ヒーローズ!





 恭也は闇を切り払うことはできるのか――?

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夕凪「何これ?」
うむ。リハビリがてらのお遊び予告だ。
夕凪「リハビリ?」
あ〜、一月から二月にかけて入院寸前に追い込まれました。
夕凪「……めずらしくハードな内容ね……」
でしょ? だもんで、とら剣の前にリハビリと。
夕凪「わかったわ。今回だけは鉄拳はしないでおくわ。
……(無言で夕凪のオデコに手を当てる)
夕凪「何?」
いや、風邪移ったかな? と。
夕凪「そんなに私が制裁しないのが不自然かぁぁぁぁぁぁぁい!」
ぐふがわぁぁぁぁぁぁ!
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 歴史の闇に埋もれた一組の弓と矢をご存知だろうか?
 その矢に射られて、生きていた生物は、新しい能力に目覚めることができるという伝説の弓だ。
 その弓が世界的有名な財団SW財団から盗まれたのは、香港警防を通じ、恭也の耳まで話は届いていた。
「ふ〜ん。それは私達も気をつけないとね」
「ああ。伝説のように矢で射る事を目的としているなら、発見次第確保しないとな」
 リスティからの依頼を終了し、自宅へと戻る際に語られた兄妹の会話だ。
 だが、皮肉な事に、弓と矢は彼らの平穏を破る事になる。

 射抜いたのは枯れ木のような謎の存在。
 射抜かれたのは……。

「なのはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「貴様ぁぁぁぁぁ!」

 しかし幸か不幸か、なのはは生き残った。

「でもさ、無事でよかったよ」
「心配かけてごめんなさい」

 お見舞いに来てくれた居候であり、姉でもある二人に貼り付けた笑顔で迎えながら、彼女は別の存在を見つめていた。
 それはすなわち――。




「幽波紋」




 この秋、手のあいた浩さんが送る伝奇ファンタジー。




「お前、俺の髪型をバカにしたのか?」
「本来ならばボスは顔など見せてはならないんですが、仕方ない」
「親父じゃないけど、これはハードだわ」

 五人のJOJOも参戦し、海鳴の闇は急激に蠢き始める。




「私、戦うなんて嫌いだけど、今やらないと大切な人たちがいなくなっちゃうから」


 そして少女もまた決意する!




 とある街の奇妙な冒険〜sideとらいあんぐる・ハート

「ヤレヤレだぜ」


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夕凪「そういえば、さっきは聞かなかったけど、一番最初って何のクロス? こっちのはJOJOの奇妙な冒険だろうけど」
最初のは日曜朝放送の戦隊ものと、予定では平成仮面ライダーシリーズのクロス。
夕凪「へ〜……って予定では!?」
いつになる予定やら。
夕凪「ああ、そういうことね」
そそ。まぁJOJOはほら、美姫さんが浩さんに書かせるからと言って(喉元に刃を当てられながら)たしね。
夕凪「まぁ、私としてはアンタでもいいんだけどね」
ごめんなさい。勘弁してください……。




ごめんなさい、勘弁してください。
美姫 「い、行き成りね」
いや、だって、ねぇ。
美姫 「流石にこれ以上の長編は無理よね」
うんうん! 正にその通りだよ。
それに、ジョジョはえっと…第四部までしか知らない。
美姫 「あ、それじゃあ無理ね」
だろう。
美姫 「なら、今から全部読むか、知っているジョジョだけを出すとか」
いやいやいや。ムリムリムリ!
美姫 「根性なしね」
根性だけでどうにかなるのなら、苦労はしない。
美姫 「ヘタレよね」
くっ、言いたい放題だな。
美姫 「まあね。それにしても、入院寸前だったなんてね」
いや、本当に。もう大丈夫なんですか?
美姫 「まあ、こうして復活できたみたいで良かったわね」
うんうん。本当に良かったです。
これからも頑張ってください。
美姫 「体調には気を付けてね」
ではでは。



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