海鳴が消滅した…か…
40年後と言ったか…皆、もう生きてはいないだろう…
あのときの光で海鳴が消滅したというのならば生存は見込めまい
だが、万一の可能性もある…
俺は諦めない…何があろうと生き延び、皆を探してやる!




ツイン・とらいあんぐる
第3.5話 顔合わせ










「おはよ〜」

信彦が起きてきたようだ
おまけで脇にちびを抱えている

「おはよう」

すでに俺がこの家に世話になり始めて4日経っていた

最初はこの町の非常識さに呆れた
いや、呆れさせられた
酒を飲み暴れるワニはいるわ
ちびがロボットと分かった瞬間、強奪しようとした校長
ロボットなのに地雷を踏むという盆ミスを侵し校舎を爆破し自滅したゴメイサ
神咲の一族が見たら即時殲滅しそうな妖怪親子

3日でこれだけの事を目の当たりにすれば否応無しに慣れてしまうというもの

感慨に浸る余裕も無く忙しなく過ぎていく日々

朝、夜の鍛錬の時間だけは一人瞑想し、感慨にも浸れる瞬間なのだが
信之助さんが俺に
「わしの手伝いをすると思ってロボット工学を学ぶ気はないかの?」
という言葉を断りきれず瞑想の時間を無くし、ロボット工学の授業を受けるという構図が出来上がってしまった


「じっちゃん今日はエララさんをちゃんとメンテナンスしてあげてよね!」

信彦が何か言ってるな

「信彦、どうかしたのか?」
「今日はエララさんがくるんだよ〜♪」
「なにやら嬉しそうだが、とりあえず着替えて来い。教授も忙しいんだから落ち着いてるときに話したほうがいい」
「昨日から言ってたことなんだからいいの!」
「信彦〜この老体をちょっとは労わらんかい…わしは昨日から寝てないんじゃぞ」

確かに教授が寝てないのは事実だが、教授は昨日からではなく一昨日から寝ていない
理由はシグナルのバグ取りと俺への授業だ
プログラムだけのバグならまだしもMIRAがバグを取り込んでしまったらしい
それのワクチンプログラム製作に加え俺に授業をしている
結果、教授の苦労が一気に増加した
まだ俺にはまったく分からない分野なので俺は手助けをすることさえ出来ないでいる

ピンポーン

「誰か来たようだな」
「絶対エララさんだよ!俺が出る〜!」

元気が有り余ってるようだな

「おはようございます」
「おはようございます」

女性の声に思わず挨拶を返す

「えっと、あなたは?」
「私は< AE-1α エーイーワンアルファ エララと申します。以後よろしくお願いしますね」
「俺は高町恭也、こちらこそよろしくお願いします」


この出会いを切っ掛けに
俺にとっては数日前、だが懐かしい騒動の日々が俺に戻ってくることになるとは
このときの俺はまだ分かっていなかった



悲流「短いな…」
う〜ん…
悲流「弁明があるなら一応は聞くが?」
いや弁明っていうか、なんていうか
こう…恭也視点で書いてるだろ?
悲流「ああ…そうだな、それがどうした?」
よくよく見直すと、どれもこれも恭也視点なわけで
いい加減、第三者視点で書かなきゃな〜と思ったのよ
悲流「それで?」
いきなり第三者視点だと違和感あるだろうからその繋ぎ感覚で書いちゃったのよ
悲流「ということは次は早めに投稿できるんだな?」
そだねぇ、1週間以内に投稿できるかもしれない
悲流「なら頑張って書け、お前が書けば浩さんも書いてくれるだろう」
いや!ちょいまち!
俺の投稿は俺の投稿ペースだし浩さんには浩さんの執筆ペースがあるだろ!!
悲流「どうせ書かせてるのは俺や美姫さんや作家さん達のサポートをしてる俺等だってのを忘れるなよ?(邪笑)」
はぁ…まぁお前は好き勝手言ってろ、浩さんには害は及ぶまい。
さて、読んでくれてる方はとっくにお察しだと思いますが
この作品はツイン シグナルとのクロスオーバーとなってます
話の前後等々弄ってお送りするので生暖かく見守ってください
といったところで短いながらも3.5話でした〜



遂に明らかになった何とのクロスか!?
美姫 「いや、結構前から分かってたでしょう」
コホン。とりあえず、今回は幕間って感じかな。
美姫 「そうね。恭也の日常がこんな感じって分かったわ」
しかし、ロボット工学か。
美姫 「恭也が何処までそれをものにできるのかしらね」
うんうん。そして、どんな騒動が起こるのか!?
美姫 「次回もお待ちしてますね〜」
ではでは。



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