第八話 初の出会いで再会













いつもの鍛錬が終わると、恭也は道場の壁に背をつけて休み始めた。
恭吾はその目の前で、自分の鍛錬のために黙々と剣を振っていた。
その様子を恭也はただ見続ける。
恭也は、恭吾を士郎と同じくらい強いと思っていた。それを恭吾に言えば否定されるだろうが。
もちろん膝の怪我があるから、神速での勝負や長時間の真剣な勝負になったら恭吾が破れるだろう。だが力や経験は士郎の方が上、技術、速さは同じぐらいだと思うし、観察眼などで言えば恭吾の方が上だと恭也は思っている。
それら全てを考えて、御神の剣士としてではなく、ただの剣士としてなら二人は同格……そう恭也は考えている。
膝の怪我さえなければ、きっと御神の剣士としても同格だ。
兄の歳はまだ十六。なのに一回り以上年上である……いや、年上であった士郎と同格だというのだから、恭也としては驚きだった。
だが、それはきっと膝の怪我という代償を払った上で手に入れた強さ。それを教えられたから、恭也はゆっくりと強くなることを誓ったのだ。
今も恭吾の剣を見ていて、自分との技術の違いをまざまざと見せつけられているが、焦ることはないと思っていた。いつかきっと、父やあの人のようになって、周りの人の笑顔を護る欲張りになると誓ったのだ。
士郎が生きている時にはわからなかったことだが、目標が近くにいる、それだけで恭也は強くなれるような気がした。




「恭也」

恭吾は剣を振りながら、恭也へと話かける。

「なに?」

対して恭也は答えながらも、兄が振るう剣を見続け、その技術を盗んでやるとばかりの感じであった。
それがわかるのか、恭吾は恭也に気付かれないよう僅かに苦笑する。

「お前は急所を狙いすぎる」
「え?」
「貫を覚えたせいだと思うが、急所ばかりを狙うようになってきた」

恭吾は自らが振るう剣を止めずに告げるが、恭也はそれから視線を離し、ただ首を捻った。
急所を狙うのは当然ではないかと。
人を一撃で無力化、もしくは殺せるような場所に攻撃を入れる。これは当然で、貫を体得したからこそ、それが今までよりも狙いやすくなった。だから恭也もそういう攻撃が増えてきた。それは恭也自身もわかっていたことでもあるし、意識している部分もある。

「確かに最速で敵を倒すならば、一撃で相手を殺せる場所を狙うのは当然だ。だがだからこそ、狙っている場所はだいたい検討がついてしまう」

必然的に相手を最速、一瞬で殺す場合には頭や首、心臓を狙うしかない。無論、戦闘不能にするという意味でならもう少し増えるが。しかしそんな急所の場所など、戦う者は知っていて当然で、優先的で防ぐし、狙っているとばれやすく、本能的にも防ごうとする。

「お前は貫を覚えたことで、一撃必殺に偏り始めている」

一撃必殺。それは確かに戦闘をする者にとっては理想だが、その理想ばかりを追っていては勝つことなど不可能だ。
貫は相手の防御を貫くからこそ、急所に打ち込みやすく、一撃必殺となりえる形になるのだが、だからこそ恭也は偏り始めたのだ。

「別に最速で敵を倒すのは、一撃必殺でなくてもできる。一撃に拘りすぎるな、一撃目で相手を惑わし、二撃目で倒すこともできる。一撃目と二撃目で、三撃目を隠し、それで倒すこともできる」

そう言って、恭吾は実践するかのように剣を三回振るう。それらは全てが繋がった斬撃。一を狙うのに、三にした斬撃。三にしたものを一にする斬撃。

「一撃必殺もいいが、全ての攻撃を繋げることも覚えろ。貫はそれも可能にする……いや、基本の技全てが、それを可能にする。貫だけに拘るな。
斬で全てを斬り、徹で全て内へと徹し、貫で全てを貫く。その一つに偏るな。御神の基本はそれだけで奥義足りえる」

言葉を出しながらも、恭吾の剣は揺らぎもみせない。
そんな剣を振り続けながらも、恭吾は言葉を続けていく。

「人なんていうのは急所の塊のようなものだ。血が流れない場所はなく、受ければ、それは確実に足枷となる。
腕を斬られれば武器の一つを失い、足を斬られれば速度を失い、血がなくなれば動きが鈍る。
御神の基本は、それを為しやすくするための技法でもある。だからそれら全てをまんべんなく使いこなせ。それら全てを奥義としろ……そうすれば、六つの奥義など必要ない。どの奥義もその基本の応用でしかないからな」

基本こそ極意。
それは瑠璃が言っていたことと同じ。
あの変幻自在の剣が、彼ら天威の基本であり、極意であると。
御神の場合は、その基本にして極意が、斬、徹、貫の三つなのだ。奥義はそれの応用にすぎず、また基本の三つの技を磨いていけば、自ずと奥義を極めていくのにも通ずる。
無論、奥義と呼ばれるだけに、基本以外の技術が振るう剣以外の所で組み込まれているから、それが全てというわけではないし、色々な状況に対応するために用意されたもので、剣だけに重点が置かれているわけではない。だがそれでも小太刀を振るうという基盤には、その基本が応用としてあるのだ。

「……基本が全てであり、奥義であり、極めなければならない技ということだな」

恭也の言葉に恭吾は頷き、そして最後の一閃を繰り出した後、木刀を空中に留めて苦笑した。

「もっとも、奥義などを体得するよりそれが一番難しいのだがな。俺も基本を完全に極めたなどとはやはり口が裂けても言えん。むしろ基本であるが故に、極めることなどできないのかもしれんが。
だが……」
「極めるという心を忘れる訳にはいかない」

続きを恭也に言われ、恭吾は再び苦笑して木刀を下ろした。そして、恭也の横の壁にその木刀を立てかける。

「そういうことだ」

常に上を見なくては強くなることはできない。極めようという意志をなくしてはならない。
例えばこんな話があると、恭吾は再び口を開く。

「前に、俺はある剣道家に負けた」

それは恭吾からすれば真の意味で本当に昔の話。
だがその言葉に恭也は驚き、本当に大きく目を見開いた。

「兄さんが!?」
「ああ、たぶん今でも勝てないだろう」
「相手は剣道家ではないのか?」
「剣術……いや、実戦式の剣術と剣道は、内容は別物と言っていいものだし、別にどちらが上という話でもない。そもそも本来は戦うべき場所が違う」

剣道はあくまで試合で、恭也たちのような者は殺し合いに近い所で、それぞれ別の場所で剣を振る。
剣を振る場所と目的自体が違うのだ。

「それはわかるが」

別に剣道を格下と侮辱しての言葉ではなく、ただ恭也には恭吾が負けたという姿が想像できずにそう言ったのだろう。
さらには今でも勝てないというのだから当然だった。
恭也は剣道のルールでやったのか、と聞いても恭吾は首を振って否定した。

「結局の所積み上げてきたものの差だ。その人は当時もう六十をとうに越えたほどの年齢だった」
「そんなご老人が?」
「その年齢故の積み上げてきたものの差だ。その人はずっと剣道を続けて生きてきた。真剣は持たずとも、常に木刀か竹刀を持ち、ただ愚直に何十年もそれを振り続けてきた人だった。殺し合いこそしたことはないが、幾人もの人と戦ってきた人だった。
スピードも力もそれほどなかったのに、それは確実に俺の身体を打ち付けた。俺がどんなに早く動こうと意味もなかった。どんなに力を込めた剣もいなされた。神速すら通用しなかったからな」
「本当に人間か、その人は?」
「俺も本気でそれは疑った」

そう言って恭吾は苦笑する。
だがその老人は神速に対抗するような特殊な技は持っていなかった。あくまで剣道という枠からはみ出てなどいなかった。
御神……いや不破の土俵である殺し合いに持ち込んだとしても、それですら勝てるかどうかわからない。というよりも、その土俵に引き込むこと自体ができないだろう。
あくまで自然に、大きく動くわけでもなく、まるで舞い落ちる木葉のようにゆったりとした剣。力みなど一切ない静の動き、静の剣。それは動を包み込んでしまうほどの剣。
その剣閃が見えないわけではなかったのに、本当に自然すぎて、恭吾が気付いた時には竹刀を打ち付けられていた。まるで自分から当たりに行っていたような気すらする。
それはおそらく御神流では到達することができない一つの極み。
不可避であることは同じだが、不可視である閃とはまた逆の位置にある極みの一つ。

「剣道という道を歩み続け、ある意味剣を振るということを極めたのがそのご老人だった」

ただ剣を振る。本当に大本の基礎である振るというのを極めた先にいたのがあの老人だった、と恭吾は言い、この話をどう取るか、それはお前の自由だとも告げた。
そして恭吾は御神流とは違った一つの極みのことを話すと恭也に背を向ける。

「さて、俺は先にシャワーを浴びさせてもらうぞ」

その言葉に恭也が頷くと、恭吾は道場から出ていった。



残された恭也は、恭吾が壁に立てかけた木刀を取り、一閃。
それを空中に留め、

「……やはり兄さんのようにはいかないか」

力みすぎだ。
兄の剣にはここまで力は乗っていなかった。あくまで自然に、だが速く、絶妙な力加減。
恭也の剣は、ただ力任せで、それによる速さ。自然さがない。技術が足りない。
先ほど兄が言っていたことの意味がよくわかるというものだ。
小手先の技を身につけて、いい気になっていたのかもしれない。まだまだ一つの技術にのみ没頭するなどという領域に恭也はいないのだ。
それがわかり、恭也は再び一心に剣を振り始めた。




恭吾は、なのはの面倒を恭也と美由希に任せ、駅前の方にまで来ていた。といっても、これから刀剣屋の井関に行く途中なだけなのだが。
そろそろ木刀の底が尽きる。本来、剣道などで頻繁に木刀が折れることなどないのだが、その辺りは御神流だからということなのかもしれない。
ちなみに今恭吾が使っている小太刀の二本は、井関で買った訳ではなく、恭也が士郎の使っていた倉庫の中から見つけてきたものだ。八景と長さと重心が似た感じなので、恭也も違和感なく振るえている。
さすがに本物の刀を買うのは、値段が張るので良かったと恭吾は思っていた。


そして丁度駅前を抜けようとした時だった、

「ね、ね、いいじゃん」
「い、いえ、ですから人を待ってるんです」
「えー、でもさっきから見てたけど、連れの人こないじゃないか」
「少し遅れるって連絡があったんです、だから……」
「ならその人が来るまでさー」

そんな二つの声が聞こえてきたのは。
恭吾はため息を吐いた。
どうやらナンパをしている男は、しつこく女性を誘っているようであるが、その女性は誰かを待っているらしい。
恭吾としては、あまり聞いていて気持ちのいいものではなかった。

「仕方ないか」

助けに入ろうとそちらを向き、恭吾はそのまま固まった。
ナンパをしている男は背しか見えないが、長身ではあるものの優男と言っていいだろう。いや、その男はどうでもいい。
恭吾の位置からだと男と違って、ナンパされていた女性……少女の顔が良く見えた。そしてその少女は恭吾の知る人物であったのだ。
いや、恭吾が知るよりもかなり幼くなっている。だがそれでもその雰囲気は変わらず、すぐにわかった。
最後に会ったときも小柄だと思っていたが、それがさらに小柄になっていて……。

(知佳さん……)

恭吾は心の中でそう呟く。
仁村知佳。
仁村真雪の妹とは思えないほど優しくて、朗らかな人。だけど根本的な所で、姉の真雪と良く似ていて、真っ直ぐな人。
恭吾……恭也の姉であるフィアッセと同じHGS患者で、白き翼を持つ人。その力を誰かのために使う人。
その在り方を、恭吾は心の底から憧れていた。自分とは持つ力と、その向かう先は違っても、その在り方に憧れた。
そして、この世界に恭吾を送ってしまった者の一人。
それを恨む気持ちなんてない。むしろ感謝している。そうでなければ死んでいたかもしれないのだから。
彼女の顔を見て、恭吾は呆然としてしまっていた。
そしてその時、知佳と目が合った。
その目を見て理解してしまう。

『助けて』

と、言っているのだと。
その瞬間には、恭吾は二人の元に歩き出していた。

「お待たせしました、『知佳』さん」

恭吾はあえて、彼女の名前を口にした。
知佳から見れば面識などないことは理解している。だが、それでも知人であるように見せかけるため、その名を久しぶりに口にした。
ナンパしていた男は、恭吾の方に振り返ったため気づいていなかったが、知佳は驚いた表情を浮かべて恭吾を見つめている。

「え、アンタが彼女の連れ?」
「ああ、そうだが」

男の問いに、恭吾は力強く頷いた。

「なんだ、それなら早く来てやれよ」

男は恭吾にそう言って頭を掻いた後、知佳の方に向き直った。

「ごめんね、相手も女の人だと思ってたから」
「い、いえ」

男が本当にすまなそうに言うので、知佳の方が頭を下げてしまった。
恭吾もその男の対応に目を瞬かせている。
それから男はまたも恭吾の方を向き、軽く彼の胸を叩いた。

「アンタも彼女を待たせるもんじゃないぜ? 遅れるって連絡入れたなら、もっと落ち着いた場所で待つようにでも言っとけよ?」
「そ、そうだな、次からはそうする」
「まあ、今回は俺の方が悪かったから謝るよ、ちょっとしつこすぎた。アンタの彼女さんタイプだったんだわ」

こう簡単に謝れるとは思っていなかったので、恭吾と知佳の方がうろたえてしまう。
だが男はもう一度悪かったと言ってから、二人の元を離れていった。
取り残された恭吾と知佳はしばらく見つめ合っていたが、とりあえず恭吾の方が先に動いた。

「そ、それでは、俺はこれで失礼します」

それだけを残してそそくさと恭吾は立ち去ろうとするのだが、

「え、あ、待って下さい」

そうは問屋が卸さない。
知佳は立ち去ろうとした恭吾の服をしっかりと掴んで止めた。

「なんでしょうか?」

本当は何を聞かれるかなんてわかっていたのだが、恭吾は振り返ってそう聞く。

「なんで私の名前を……」

確かに身も知らない相手に名前が知られているなど気持ちいい物ではないだろう。これが同い年ぐらいなどであるというのならまだわかるが、恭吾はどう見ても知佳より幾つか年上だ。本来は恭吾の方が年下なのだが。
恭吾はどうしたものかと思ったのだが、すぐに誤魔化す案が浮かぶ。

「前に、あなたがお姉さんに呼ばれていたのを覚えていたんですよ」
「お姉ちゃんに?」
「ええ。いつだったかはよく覚えていませんが。何となくあなたの顔はその時覚えていたので。あなたも相手の人を『お姉ちゃん』と呼んでいたのが聞こえました」

見た目的には似ていない姉妹なので、一応真雪のことも付け足しておく。
この頃、咄嗟の嘘に磨きがかかっている恭吾だった。おそらくいずれなのはが苦労することになるだろう。そのなのはがこの時代のなのはなのか、元の時代のなのはなのかはまだわからないが。

「それで失礼だとは思ったのですが、今回は知り合いだと思わせた方がいいと思ったので」
「そう、なんですか」

知佳は本当に必要にでもならなければ、能力を使ってまで自分から相手の記憶や考えを覗くような事はしない。だからこの嘘を見破ることはできないだろう。
だが、

(話してしまった方がいいのだろうか)

実は自分は未来からあなたたちに送られて来た。そう教えてしまった方がいいのかとも思うのだが、同時に恭吾は心の中で首を振った。
戻りたいという心は確かにある。同時にこの世界の自分の行く末を見てみたいという想いもある。そして、もう元の世界には戻れないのではないかという僅かな恐怖も確かにあった。
しかし何より信じてもらえる話とも思えない。もちろん、彼女に記憶を覗いてもらえれば信憑性は出てくるかもしれないが。
だが知佳一人ではどうにもできないかもしれないし、何よりこの時代では面識もなかった上、彼女から見れば今は真実の意味で他人でしかない。
そんな彼女に何を言えよう。

「本当にありがとうございました」
「いえ」

だからまだ何も言わない。
もし、もしもまた遠い未来であれ、彼女が……彼女たちが恭也と関係を持つのなら、その時で構わないだろう。

「お名前を聞いてもいいですか? そのお礼を……」
「いえ、本当に何もしてませんから」

ナンパ男は勝手に引いていった。だから本当に何もしていない。
もちろん恭吾が現れなければ引くことはなかっただろうが、それでも言葉以上の礼を受けるようなことはしていない。

「名前もダメ……ですか?」

何かこう、未来では自分よりも年上だった女性が、今では自分よりも年下の少女となり、下から見上げられると、妙に不思議な気分である。

「不破恭吾です」

結局それに負けて恭吾は名乗る。

「えと、名字は知りませんよね、私は仁村知佳です」

そう笑って知佳が告げてきたのを聞いて、恭吾は内心で知ってますよと答えた。その名字だってちゃんと知っていた。
彼女にとっては初の出会いでも、恭吾にとっては再会なのだから。やはりそれがどこか寂しく思えた。

「それでは、俺は本当にこれで」
「あ、はい。ありがとうございました」

あまり引き止めるのも悪いと思ったのか、今度はそれだけを知佳は返した。恭吾はそれに首を振ることで気にするなと返すと、今度こそ歩き出す。
そして少し歩いた時、

「知佳!」
「あ、お姉ちゃん! こっち!」
「悪い悪い、たくっ編集のやつが離してくれなくてよ」

そんな会話が背後から聞こえてきて足を止めた。
恭吾はそれに苦笑し、

(お久しぶりです、真雪さん、知佳さん)

口には出さず、再会の挨拶をした。
一人は声を聞いただけで未だ出会わず、もう一人も初めて出会った人であっても、それでも恭吾にとっては再会で、本当に懐かしく思ってしまう程……会いたかった人たちだから。
だけどこれでもうしばらく出会うことはないだろう。
もしかしたら翠屋あたりでまた出会うようなこともあるかもしれないが、それならそれでいい。
だが、まだ言わない。
自分が別の世界の未来から来たということは、まだしばらく黙っていよう。
せめて恭也がみんなと出会うまでは。
そう考えて、恭吾は二人の方を振り返ることもなく、今度こそ井関へと歩き出した。









あとがき

まず最初に、中学生の知佳をナンパするか? と自分で思うのはいけないことでしょうか?
エリス「いけないに決まってるでしょ!?」
ガバッピ!
エリス「少なくとも書いた本人が言うことじゃない!」
は、はい。い、いやナンパ男の年齢にもよるとは思うけど。
エリス「まったく」
うー、そろそろ他の人も出したかったのと、繋ぎのため。もっともまたしばらく出てこないけど。
エリス「アンタって知佳がそんなに好きなの?」
なして?
エリス「いや、黒衣でだって知佳がレギュラーみたいなものだし」
んー、好きな方ではあるが、一番というわけじゃないよ。むしろ愛とか真雪とかの方が……そして神奈が好きだ! いやもう浩さんの神奈編を読んだ時の感動は今でも忘れていない!
エリス「いや、そんなほとんど本編では最初と声とか回想でしか登場しない人物が好きだと力説されても」
とらハ3時代ならさくらもいいなぁ。フィアッセと桃子とアダルト久遠もいいが。
エリス「この年上好きが」
いや否定はしないが、なぜか知らないがとらハならなのはも好き、というか彼女が一番か? 本当になぜかわからないんだが。
エリス「はいはい。でもやっと高町家以外の人が登場したね」
まあ、さっき言った通りしばらく出てこないけど。とりあえず面識だけほしかった。
エリス「しつこいナンパから助けるのはあれだけど、緊迫の自体にはならなかったね」
まあ、とりあえず彼氏来たからとっとと引いた、という感じで。たまにはこういうナンパ男もいいでしょ。実際、結構みんな引くべときは簡単に引くよ。
エリス「でも風芽丘にいる彼女じゃなくて、知佳を出してくるとは」
彼女でも良かったんだけどね。やっぱり最初は恭吾が面識ある人物にした方がいいかなって思ったんだ。そして今彼女と出会わせてしまうと後のフォローが大変になってしまうことに気付いた。
エリス「ふーん、まあ、とにかく次へ」
うん、次で一応、第一部的な所は終わりだからね。
エリス「それでは皆さん」
ではではー。







さざなみの住人が登場〜。
美姫 「仁村姉妹ね」
うみたいだな。まあ、軽く接触を持った程度で深くはまだ関わっていないけれど。
美姫 「本当にどうなっていくのかが楽しみよね」
だよな〜。しかも、今回は連続投稿!
美姫 「気になる次回がすぐ読めるのね!」
そんな訳で、この後すぐ次話へ!



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