「多少変わって……いや戻ってるとはいえ、またここに通うことになるとはな」

 恭吾は目の前の建物を眺めながら深く深くため息をついた。
広大に敷地にいくつかの建物。
 そして、その敷地に入っていく人たちは真新しい制服……それも幾つもの種類……を着た、まだ幼さが残る少年少女たち。少年たちの着る制服は少女たちほどバリエーションはないが。
 その敷地の門には『私立風芽丘学園』と書かれてあった。





第五話 (旧)風芽丘学園入学






「恭也、薙旋、行くぞ。きっちりと見極めろ。そして自分のものにしろ。抵抗はするな、すれば死ぬぞ」

恭吾の言葉に恭也は深く頷く。
 そして恭吾の身体を、技を、雰囲気を、空気を、それら全てを見逃さないとばかりに集中し始める。
 兄と初めて出会った時に見たものを考えれば、受けることも避けることも不可能であることは恭也にもわかっている。
 だが自分に使われることで、得るものがある。


そして恭吾が動いた。


 一歩前に出る。
 まだ抜刀しない。
左膝が折れ曲がる。
まだ抜刀しない。
腰が捻り込まれる。
 まだ抜刀しない。
 腕が振られ、高速で柄を掴む。
折れ曲がった膝が、真っ直ぐになる。
足下が爆発したかのような音を立てた。
 その力だけで恭吾のスピードは最高速にまで到達する。
そして抜刀。
それが本当に一瞬の間に行われた恭吾の動作。
 そして次の一瞬、神速も使っていない一瞬で、恭吾は恭也の目の前に突進し、抜刀術によって超高速になった右の斬撃を放つ。
それによって恭也の左の小太刀が弾き飛ばされる。
だが、恭也のその目は恭吾を見続けた。
右を放った瞬間には左が抜刀され、それが恭也の右の小太刀を弾く。
 今度は小太刀が手から飛ばされることはなかったものの、腕が衝撃によって大きく上げられて恭也の身体は大きく開いた。
そこに柄の底が恭也の額に、そして峰を返された刀身が腹に吸い込まれるようにして叩き込まれた。
 



「腕の振りと腰の回転、膝の爆発力が俺には足りてないな」

気絶していたわけではないが、先ほどまで薙旋を受けて寝そべっていた恭也が、唐突に身を起こして呟いた。

「気付いたか」
「ああ」

恭也は平然と頷くが、恭吾は舌を巻いていた。
目の前の自分が、本当に自分なのかと。
自分で……この表現も正しいのかわからないが……言うのもなんだが、恭也はとんでもない。
この成長の仕方はおかしいとすら思わされる。
成長というよりも進化。
一から十を学ぶ。
士郎や御神の一族たちから何度か見せて貰っていたはずだが、恭吾が恭也に薙旋を見せたのはまだ二度目。
直接受けたのは今回が初めてのはずだ。
だというのに、それだけで恭也は自分に足りないものを理解したのだ。
 恭吾が何度も反復し、何度も自分に使いやすいように改造して体得したものを、この目の前の自分は見て、受けて覚えている。
いや、恭吾も最初は見よう見まねであったからおかしくはないのだが、それでも自分自身で見ると異常としか思えなくなる。

「膝に関しては、お前は右膝を使える分、俺のを参考にする必要はない。両足でやればいい」
「ああ。あと足下の音。あれは徹を使っているのか?」
「そうだ。足で徹を使い、それを地面に叩き込み、その反動を使う」
「それら全てが、あの突進力になるということか。突進である以上、俺が兄さんと同じ技量があったとしても対抗は無理か」

突進の力も使っている以上、力と体重が恭吾よりもない恭也では、競り負けてしまう。
 それに恭吾は頷く。

「それならば腕の振りを速くし、腰の回転を早くして、小太刀に力を入れればいい。薙旋は別に突進技というわけでもない。あれは俺が改良した使い方にすぎない。本来はその場で放つものだし、俺も状況と間合いによって切り替える」
「それはそうだが」
「まあ、難しいだろうな。だが相手が突進技を使って来たならそうした方がいい。どちらにしろ後は抜刀の速さを極限にまで速くする」
「ぐっ、まだ剣閃は追えなかった」
「二回見ただけでそこまでされてたまるか」

前動作だけでも理解できただけ大したものだ。
おそらくこの恭也も薙旋が一番の得意技となるだろう。
だからこそ、まだ奥義は早いと思いながらも、この薙旋だけは使ったのだ。本当は虎切も教えようかと思ってはいた。
 抜刀系であるため、薙旋と通じる所があるのだ。その逆も然り。
だがそれは止めておいた。貫をまだ体得してないし、まずは一つの奥義を、それにのみ集中させることにした。
恭也は立ち上がり、恭吾の薙旋を受けて得たことをゆっくりとした動きで再現していた。

「剣閃は見えなかったが、受けたことで四つの斬撃の意味はわかった」

見よう見まねであったため、斬撃の意味にまで理解が及んでいなかったのだろう。だが受けたことで恭也は理解した。

「言ってみろ」
「抜刀による速度をつけた最初の二撃は相手の身体の開門に」

それに恭吾は頷いた。
 まさしく恭也の言うとおりだ。
 抜刀術によって高速と化した斬撃によって相手の腕を大きく弾く。さらにその斬撃に徹を込めることによって、相手の指や腕にまで衝撃を浸透させ、斬撃の勢いと共に武器を切り離す。
 さらに衝撃は上半身にまで伝わり、相手の上半身すらも仰け反らせる。
 最初の二撃は速さと力業が組み合わされたもの。
 まさしく相手の門を開けるのだ。
高速の抜刀術と衝撃を浸透させる斬撃で、回避と防御が難しい斬撃であるからこそ、それは次への繋ぎになる。

「そして空いた顔に突き、腹への斬撃……つまり上下への攻撃。確実に相手を殺すことができる場所へ叩き込む」

 突きで頭を突き刺し、そして斬を込めた斬撃で、確実に相手の腹を斬る。
そのどちらかでも入れば、相手を殺すことは十分に可能。
 もし相手に反撃されたとしても、上下に……それもほぼ同時にしかけられる突きと斬撃を防ぐのは難しい。
それが奥義である薙旋。

「その通りだ」
「最初の二撃で開門できなくとも、後の二撃でどうにかする、という感じか。相手が武器を持っていなければ、腕を斬り落とす」

腕を斬り落とす場合は、最初の二撃に徹ではなく斬を込める。これは武器を持っていなかったらというよりも、相手の武器の種類でも切り替えるところがある。

「そうだな。連撃であるが故に汎用性が高い技だから、型に捕らわれる必要はない。自分に使いやすいように改良してもかまいはしないし、相手の武器や抵抗に合わせて柔軟に変化させろ」
「なるほど」

恭也はゆっくりと薙旋を実演してみせる。そのスピードからして薙旋とはとうてい言えないが、別に型を覚えようとしているだけだから構わないのだ。
 ただまだ最初の二撃に徹を、腹への斬撃に斬を込めることにまで気付いていないようだ。
奥義であるが故に、基本の技が含まれる。それにいつ気付くか。
 そこまで恭吾は教えてやるつもりはない。自分で気付かなければ意味がなく、師とはいえ、ただ教えるだけでは成長を促すことはできないし、本当の実戦で柔軟な思考ができなくなる。
 自身での閃きも重要なのだ。

「何か色々と足りないような気もするのだが」

 何度も反復しながらもそんなこと漏らす恭也。
 この分ならばそう遠くないうちに気付くかもしれない。

「いいか、恭也」
「ん?」

恭吾に話かけられ、恭也は一度中断して彼の方に向き直る。

「奥義は多用するなよ。使うにしてもそれで確実に倒せ」
「……隠すため、か」
「そうだ」

いくら奥義とはいえ、何度も相手に見せてしまえば対応策などいくらでも用意されてしまう。
 故に、奥義は……いや、自分が最も信頼する技は多用してはいけない。
今の恭吾ならば、美沙斗の射抜とていくらか対応策がある。逆に……未来の……美沙斗とて恭吾の薙旋の対応策があるはずだ。
そして、神速とて対応する方法はいくらかある。まあ、ほぼ賭の割合が強いし、状況や場所を整えなくてはいけないが。
何度も見て、そして受けていれば対応策とは考えることは可能なのだ。
それは戦闘中とて同じこと。
自分が信頼しているからこそ、その技で確実に相手を倒すぐらいの心づもりがなくてはならない。

「わかった」

恭也が頷き、それではそろそろ鍛錬の続きを始めようかと恭吾は思っていたのだが、気配が一つ道場に近づいてきたのがわかった。
 その気配の主はそのまま道場の中に入ってきたのであった。
 
「恭吾」

なぜか名指しで呼ぶ気配の主……桃子。
 桃子は恭吾たちが鍛錬している間はあまり道場には近づかない。
 恭吾は何か嫌な予感がした。

「すこーし、話があるんだけど」

 なぜかにこやかに言ってくる母を見て、嫌な予感が倍増してくる。

「いや、まだ恭也との鍛錬が」
「すぐにこないと今日の晩ご飯は甘い甘い大学芋を始めとした甘いもののフルコースよ、ちなみに恭也も」
「なんで俺まで」

恭吾が呼ばれたのに、なぜ自分までと恭也は顔を引きつらせる。
そしてすぐさま恭也は恭吾の顔を見上げた。

「兄さん、行ってきてくれ」
「いや、何か嫌な予感が」
「それは俺にもわかるが、母さんはやるぞ。兄さんが行くだけで回避できるんだ。俺は嫌だぞ」
「……ぐぬっ、弟が兄を見捨てるのか? 弟子が師を見捨てるというのか!?」
「俺はかーさんを敵に回したくない。高町家で一番敵に回してはいけないのはかーさんだ」

 恭也の言うとおり、桃子はやる。
 そして士郎との旅の経験から、食べ物を粗末にするという行為ができない恭吾と恭也。出された以上は全て食べるというのが二人の流儀である。
だが甘い者が嫌いな二人には、地獄の夕食となるのは目に見えていた。
考えただけでも脂汗が出てくる二人だった。

「くっ、わかった、すぐに行く」
「素直でよろしい」

脅迫しておいて何を言う、とも思ったが口には出さなかった。
 やはり高町家にはあの二人の料理人が必要だと、心の底から思った恭吾であった。




恭吾は今、桃子と向き合っていた。
 やはり先ほどから嫌な予感がする。

「さて、恭吾」
「何?」
「あなた、一日自分が何をしているかわかってる?」
「む?」

 それはまあ当然である。
朝起きて恭也と美由希と共にロードワーク。その後美由希には簡単な型の反復をさせ、恭也と共に打ち合う。
 二人が学校に行った後は己の鍛錬。もしくは盆栽をいじっているか翠屋の手伝い。
 そして恭也たちが帰って来たらまた彼らの指導。
 夕食の後は、美由希にはやはり型と身体作りをさせ、恭吾たちは未来で鍛錬に使っていた森で、やはりこの時代でも夜間の鍛錬。
 それを三ヶ月ほど繰り返している。

「じゃあはっきり言うわよ」
「ああ」
「あんた、学校は?」
「…………」

 すでに卒業しました、とは言えない。
 何と言っても身体が若返っている。ついでにこの世界では義務教育すら受けていない状況である。

「というか小、中学校はどうしてたの? あなたまだ中学生じゃない?」
「戸籍がなかったのにどうやって通えと言うんだ?」
「ってことは、本当にまったく学校に通ってないの?」
「ない」

 この世界では。

「まあ義務教育を出ているぐらいの学力はある」

 はずである。
あまり学校の授業など聞いておらず、ほぼ寝に行っていたようなものだが、『おそらく』中学生ぐらいまでの学力ならある……はずだ。
それでも大学に通っていたのか、と言いたくなるような感じだ。

「……学校に通いなさい」
「待て、まさか小学校から通いなおせというのか?」
「さすがに恭也よりも下は嫌よね」
「というか上でも嫌だ」

それは情けなさすぎる。
中学生ならば恭也よりも上だが、やはり色々な意味でかなり嫌すぎる。

「いいわ、なら今から受験勉強しなさい」
「……はい?」
「来月が風芽丘の受験日だったはずよ。勉強して受かりなさい」
「……あそこに入れと」
「そうよ」

またあそこに通えというのか、という意味でだったのだが、当然の如く桃子にそのことが伝わる訳がない。
いくら桃子とはいえ、伝わったら逆の意味で恐いが。

「義務教育からやりなおせって言ってるんじゃないんだから。それに中学生ぐらいの学力はあるんでしょ?」
「ぐぬぅ」

思わず唸ってしまう恭吾。
 できれば鍛錬の時間は減らしたくないのだが。

「恭吾ぐらいの年齢の男子が一日家に居るのも体裁が悪いし、学校ぐらい出ておかないと後々困るわよ」
「それはそうだが」

 元の時代……世界に戻れず、この世界でずっと生きていくことになるなら、ある程度の学歴は欲しい所である。
高町家とて、ご近所付き合いがあるわけだから、やはり色々と体裁が悪いのも事実だろう。

「それに若い男が家に閉じこもっててどうするのよ?」
「いや、鍛錬などを」
「あのね、あんたが今まで移動した所と言えば、簡単な買い物と翠屋ぐらいよ。あとは刀剣屋だったかしら?」
「なぜ人の行動範囲を把握している?」
「桃子さんだからよ」

 その一言は無意味に説得力がある。
というかストーカー行為でもしていたのか?
 恭吾に気付かれないよう着いてくるなど、桃子にはほぼ不可能と言っていいはずなのだが。下手をすると買ってき物などで予想している可能性がある。

「それに家に引きこもってたら出会いすらないわよ」
「出会いって」
「友達作ったり彼女作ったり」
「友人はともかく、俺を好いてくれる物好きな女性などいない」

友人も難しいかもしれないが、と恭吾は続ける。
 恭吾の返答に桃子は呆れた表情を見せた。それも当然、すでに彼が鈍感な事は見抜いている。
なんと言っても翠屋で女性客の視線を集めているのも、翠屋では男がウェイターをしているのが珍しいからと言っていた男である。桃子ならば気付いて当然だ。
すでにこの年から盆栽をしているという枯れた男である。恭也も盆栽を始めているので、彼の行く末も桃子としてはかなり憂いを感じているのだが。
ただまあ、桃子としてもなんとなく恭吾や恭也が鈍い理由はわかっている。
 二人とも子供らしくないわけだが、これは二人ともその境遇から子供らしくいられなかっただけ。子供でいるわけにはいかず、急速な勢いで精神が成長し、歪に精神だけが大人になってしまっているのだ。(実際恭吾はもう精神的には成人しているのだが)
はっきり言えば、大人が悪いということ。子供が子供らしくいさせてやれなかった。
 恋愛感というのはだいたい幼少時代から成長する。例えば男の子が好きな女の子にイジワルをしてしまうのもそれに入る。
 だがすでにその時二人は精神だけが大人なってしまっていた。その上に鍛錬や境遇で人……とくに同年代の者と出会うことも少ない。
 出会えたとしても、その大人の精神で自身と釣り合わないと思ってしまう。これは別に相手を子供だと見下しているのではなく、二人の性格上、自分の方が何かしらおかしいのだろうと思ってしまうのだ。それの悪循環になり、自分を好きになってくれる女性などいないと思い込んでしまった。
 異性を好きになるという感情だけを置き去りにして、精神だけが大人になり、今更それを取り戻すことができずにいる。だから相手のそういった感情も理解できない。
それらが恭吾と恭也を鈍感にさせる一要因だろう。
コンプレックスなどを持っているわけでもないが、自分の容姿も普通ぐらいだろう、と思っているせいでもあるが。
まあ桃子が言いたいのは、

「いいから学校に通って彼女を作りなさい!」

ということである。

「なぜか一番の目的が彼女を作ることにすり替わっているのだが」
「私は早く孫を抱きたいの」
「いや、なのはが生まれてそう経っていないというのにいきなり孫なのか?」
「もしかしたら二十代で孫ができるかもしれないのよ!?」

確かにそんなことは普通ないだろう。

「二十代でおばあちゃんと呼ばれたいか」
「それはいやだけど」

 なかなか我が儘なことを言ってくれる。


その後やはり色々(盆栽や食事等)と人質を取られ、結局恭吾は受験することになってしまった。
というか義務教育を受けていないのになんで受験ができるのか。そのへんは桃子さんが色々と細工したらしい。
 この時代の母も、やはり母なのだと恭吾は改めて思った。




 そしてその後、恭吾は恭也たちが学校に行っている間、受験勉強を開始。
 一応本屋に行って教科書代わりになるような本を買ってきたのだが、中学の勉強すら怪しかったものの、そこはそこはれ、一ヶ月間勉強に打ち込んだおかげか無事過去の風芽丘学園に合格したのであった。
そして受験日から数ヶ月が過ぎ、今日は入学式なのだが……。

「やはりかーさんは来るのか」

どこか物憂げ恭吾を見て、周りの女子がなぜか、ほうっと息を吐いて惚けた表情をしているのだが、やはりこの男は気付かない。
今日初めて着た真新しいブレザー。
 恭吾の未来で通っていた風芽丘の制服は、海中が風芽丘の敷地内に来た際に制服は統一されていたのでブレザーだったわけだが、今回も慣れのためかブレザーを選んだ。
 ブレザーはあまり人気がないらしいのだが、恭吾としてはこっちの方が武器が取り出しやすくて良かったのである。
その制服姿の恭吾をしばらく堪能した後、桃子は入学式に行くと言っていた。
 おそらくは来るだろう。
翠屋を松尾に押しつけてでも。
別段害はないのだが、なぜか憂鬱だ。
まだなのはが大きくないし、写真やビデオなどを操れないだろうから、記録として残ることはないだろうが。

「はあ、行こう」

 もう一度ため息を吐いて、恭吾はまた三年間お世話になるであろう学園の中へと足を進めたのであった。
ちなみに最後のため息で、なぜか固まった少女たちがいたのだが、やはり恭吾は気付かなかった。
もしかすると入学式当日にファンクラブができあがってしまうかもしれない。







あとがき
 と、すでにここに来て半年以上が経ってしまったわけですが。
エリス「早くない?」
 あんまり山場がないし。少し日常も入れたかったけど。まあ進めようと。
エリス「うーん」
ちなみにまだだーれもとらハキャラはいません。薫や瞳すらまだ入学してませんからねぇ。いやまあ一人いるけどまだださない。
エリス「風校キャラの年上たちは一つ下なんだっけ?」
そう。だからしばらく学園での描写はないと思う。オリキャラ同級生を作って風芽丘での生活をやろうとも思ったけど、あんまり意味ないし止めた。
エリス「桃子さんが頑張って入れてくれたのに」
 桃子さんはきっと恭吾に彼女を作ってほしかっただけだよ、きっと。
エリス「ああ、ありえる」
家でじっとしているよりは機会があるはず。まあ恭吾が作るとは思えんが。
エリス「次回は?」
 んー、まあだいたいはできてる。というかこの長編、なぜか先の話の方がポツポツとできあがってるんだよね。最終話付近の話もあるし。
エリス「それはどうなの?」
あはは、まあそれをそのまま使うかはわからないから。
エリス「とりあえず今回は風芽丘に入学となりました」
 次回はちょっと趣向を変えた話になってしまいますが、もう少しお待ちを。
エリス「それでは今回もありがとうございました」
 それではー。  







恭吾がいよいよ学園へ。レベルア〜〜ップ?
美姫 「恭吾の活動範囲が広がった!」
鍛錬の時間が減ってしまった。
盆栽に掛ける時間が減ってしまった。
美姫 「と、冗談はこれぐらいにして」
いやいや、恭也も早速薙旋の特訓に。
独学ではなく、ちゃんとした師を持つ事により、成長過程でどう変わっていくのかな。
美姫 「恭吾の方にも何が起こるのか楽しみよね」
次回がどんな話になるのか。
美姫 「楽しみにして待ってますね〜」
待ってます。



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