『時空を越えた超戦士−Remake−』

其之十八 竜の咆哮

 

 クロノ達がサイヤ人と激闘を繰り広げていた最中。

 キャロ・ル・ルシエは、負傷者の治療を行っていた。

 重傷者はアースラに転送されていたが、比較的軽傷の者にはヒーリングを施していた。

 何しろ、相手はサイヤ人。

 多少の負傷程度で戦線離脱させていては、戦力が足りなくなってしまう。

 キャロに癒された者達はすぐにギャレット達と合流し、戦線に復帰していた。

 無論、キャロだけでなく地上本部の医務官も、動いていた。

 

【先生!この艦の専任医師だけでは人手が足りません…至急お戻り下さい!】

 

 そこへアースラの通信士の1人であるシャリオ・フィニーノから乗艦要請が来た。

 通信主任であるエイミィは、クロノ達のサポートに手一杯なので、こちらの担当はこのシャーリーが従事していた。

 

「キャロ君はどうしますか?」

 

「私は残ります。また負傷した人が来るかもしれませんし…」

 

「そうか…しかし、無理はしないようにね、負傷者の治療は大事だが、君がその負傷者になっては本末転倒だからね。私も手が空き次第戻るから…」

 

 上空で行われている戦闘は次第に激しさを増している。

 サイヤ人は今の所、こちらに注意を向けていないが、だからと云って危険ではないわけではない。

 キャロに注意した医務官の足下に転送の魔法陣が展開され、医務官はアースラに転送されて行った。

 医務官が乗艦し、医務室で重傷者の治療に当たった直後、現場に残っていたキャロの目に敵の攻撃を受け撃墜されたフェイトの姿が映った。

 

「フェイトさん!」

 

 慌ててフェイトの下に向かおうとするキャロの周囲に、クロノ以下アースラの武装隊員全員が堕ちて来た。

 

「クロノさん、皆さん!!」

 

「来るなキャロ!!」

 

 皆の下に駆け寄ろうとするキャロをクロノが制した。

 クロノとしてはキャロを戦闘に巻き込む訳にはいかなかった。

 キャロに協力してもらっているとはいえ、それはあくまで救助の助けであり、戦闘の為ではない。

 彼女に何かあったらバーダックに対し申し訳が立たない。

 しかし、クロノの願いも虚しく、キャロはサイヤ人達に視認されてしまった。

 

「何だ…このガキは?」

 

「知らねぇが……どうでもいいだろ…殺す事に変わりねぇからな」

 

 彼らは何の躊躇もなくキャロに向かって手を翳した。

 フリードがキャロを庇う様に、前に出てサイヤ人達を睨む。

 

「ケッ…てめぇみたいな小動物に何が出来る。まとめて死にな!」

 

 気功波がキャロに向かって放たれ様としたその時。

 

「…『プラズマランサー』!!」

 

 フェイトが側面から『プラズマランサー』を放った。

 完全に不意を付かれた2人に直撃した。

 

「「はべべべべべべ!!」」

 

 タニブに対してはフェイトの雷撃は電気マッサージ程度の効力だったが、この2人にはそれなりのダメージを与える事が出来た。

 

「野郎ー…まだ動けやがったか!」

 

「なら、息の根を止めてやるぜ!」

 

 サイヤ人は標的をフェイトに変えようとしたが…。

 

「…『ブレイズキャノン』!!」

 

 今度は反対側からクロノが自身の主砲とも言える『ブレイズキャノン』を放った。

 

「「ぶべらっ!!」」

 

 この攻撃にサイヤ人達が怯んだ隙に、フェイトとクロノはキャロを庇える位置に移動した。

 更にフェイトは防御力を上げる為に『バリアジャケット』を『真・ソニックフォーム』から通常形態に生成し直した。

 そしてクロノはエイミィに最後の指示を念話で送った。

 

【エイミィ…僕とフェイトが盾になっている間にギャレット達とキャロを収容し、ここから離脱しろ!】

 

【そ…そんなクロノ君!?】

 

【もう打つ手はない……悔しいが後はバーダックさんに任せるしかないだろう】

 

【でも…】

 

【ごめんエイミィ……君を残して逝ってしまう僕を許してくれ】

 

 婚約者を残してしまう事にクロノは申し訳なさで一杯だった。

 

【い…嫌…クロノ君待って!!】

 

 泣きじゃくるエイミィと制止に応えず、クロノはフェイトに視線を向けた。

 

「本来ならば、君もキャロと共に撤退しろと言いたいんだが…」

 

「クロノ1人でサイヤ人を抑えるのは、絶対に無理だよ!」

 

「認めたくないが……その通りだ。すまない…」

 

「ここで1人で残るなんて言う方が怒るよ…お義兄ちゃん!」

 

 フェイトとしても、クロノを犠牲にして自分だけが生き残るという選択はなかった。

 

「普段ならその呼び方は止めろ…と言う所だけど…ありがとう…義妹よ」

 

 決死の覚悟を決めたハラオウン義兄妹にエイミィが再び、制止を掛ける。

 

【ごめんね『お義姉ちゃん』。なのはやはやて、アリサとすずか……そして母さんに謝っておいて…】

 

(ごめんねアルフ…)

 

 そして、心の中で自分が死ねば、魔力供給を失い消滅してしまう使い魔であるアルフにも詫びる。

 

「よくもやりやがったな!」

 

「もう、絶対に許さねぇからな!!」

 

 態勢を立て直したサイヤ人達がクロノとフェイトに襲いかかってきた。

 

「行くぞフェイト!」

 

「うん!」

 

 ★☆★

 

 オニオンの突きが、ブロッコの蹴りが、クロノとフェイトに容赦なく打ち出される。

 生身で受ければ、即死間違い無しの攻撃を受けながら、2人はなんとか持ち堪えていた。

 先のタニブとの戦いと違い、オニオンとブロッコの攻撃は『バリアジャケット』の御蔭である程度軽減できているので、クロノ達は耐える事が出来ていた。

 半人前が相手でなかったら今頃、躯を晒している事だろう。

 対するクロノ達の攻撃も、サイヤ人達に当たっているのだが、多少ならともかく、決定的なダメージを与えるには至っていなかった。

 

 

 

 

 

 負傷したギャレット達がアースラに収容されている中、キャロは自分を庇いながら戦うフェイトとクロノを悲壮な顔で見つめていた。

 このままでは、ル・ルシエの皆と同様、2人も目の前で死んでしまう。

 渋々とはいえ自分信頼して、仕事を任せてくれたクロノ。

 自分の保護責任者となって力の使い方を学ばせてくれると言ってくれたフェイト。

 そんな2人を死なせたくはない。

 しかし、頼りになる義父は今、別行動をとっている。

 このままどうする事もできないのか…?

 そんな事を考えていたキャロは、自分の傍らで自分を庇おうとする相棒の姿が目に映った。

 

「…フリード……皆を助けたいの…今まで不自由な思いをさせてごめんね。やれるとはいえないけど、今、やらなくちゃいけないの。お願い、力を貸して!」

 

「キュクルー!」

 

 決意を固めたキャロに、フリードは嬉しそうに頷いた。

 

「ありがとうフリード。蒼穹を走る白き閃光。我が翼となり、天を駆けよ。来よ、我が竜フリードリヒ。『竜魂召喚』!」

 

 キャロの呪文に合わせ、フリードが再び成竜の姿へと変化した。

 先のル・ルシエの里の時に貝割マンを倒した時の様な暴走とは違う……制御に完全に成功した状態で…である。

 その高き才を持ちながらも、今まで制御できなかったのは低年齢であるというだけでなく、自身の力に対する恐怖が原因であった。

 

『竜召喚は危険な力、人を傷付ける怖い力』

 

 力を持っているが故に部族を追われたキャロにとって、この考えが恐怖となり、力の制御を妨げていたのだ。

 しかし、ル・ルシエ族は滅び、今また親しい者が死のうとしているこの時、キャロは恐怖を振り払い、己の力の制御に成功した。

 フリードはキャロを背に乗せ、サイヤ人達に向かって飛翔した。

 

「キャロ!?」

 

「何を!?」

 

「乗って下さい!!」

 

 突如力を解放させたフリードに驚いたクロノとフェイトは、キャロに言われるがままにフリードの背に体を預けた。

 

「何だこれは!?」

 

「どうなってやがる?」

 

 いきなり小さな竜が、雄雄しい姿となった事に流石のオニオンとブロッコも戸惑いを隠せなかった。

 

「行くよフリード…『ブラストレイ』…ファイヤ!!」

 

 フリードの眼前に火球が発生し、それが火炎となってオニオン達に放射された。

 サイヤ人達のスカウターが反応し、この攻撃の戦闘力が計測される。

 

「戦闘力261!?」

 

「ぐおぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

 流石のサイヤ人もそれなりの威力を秘めた火炎攻撃は有効だった。

 フリードが真の姿で放つ『ブラストフレア』は、AAランクの火炎砲撃に匹敵する。

 戦闘力1000を超えるサイヤ人の下級戦士以上の相手には通用しないが、半人前のこの2人に対しては効果があった。

 しかしそれでも、彼らを倒せる程ではない。

 サイヤ人達は『ブラストフレア』の炎を吹き飛ばそうとしていた。

 

「やはり……いくらアルザスの飛竜と言えど、奴等には通用しないのか?」

 

 その様子を見ていたクロノは、悔しそうに呟いた。

 しかし、キャロはまだ何かをやろうとしていた。

 もともと『ブラストフレア』は時間稼ぎに過ぎない。

 キャロの本命は別にあった。

 

「何をするつもりなのキャロ?」

 

「…正直……上手く行くかどうかは解りません。でも…やって見ます!天地貫く業火の咆哮、遥けき大地の永遠の護り手、我が元に来よ、黒き炎の大地の守護者。竜騎招来、天地轟鳴、来よ、ヴォルテール!」

 

 『竜騎召喚』を唱えたと同時にキャロの後方に巨大な召喚魔法陣が展開され、体長15mほどのフリードよりも大きな黒い竜が姿を現した。

 『真竜』ヴォルテール。

 アルザスの地に棲息すると稀少古代種で、その秘めた能力は人間の理解力では計りきれないと言われている。

 『大地の守護者』と呼ばれ信仰の対象として、畏敬されている程の存在である。

 クロノもデータでは知っていたが、実在を見たのはこれが初めてである。

 

「な…なんだアレは?」

 

「あんなのが居るなんて聞いてないぞ!?」

 

 流石のサイヤ人も、ヴぇルテールの見て、驚愕を隠さなかった。

 周辺大地から蒐集した魔力が、ヴォルテールの口角と両翼に集まり、フリードの『ブラストレイ』とは比べ物にならない火球となり、それが一斉に放たれた。

 ヴォルテールの殲滅砲撃『ギオ・エルガ』 。

 その威力は、人間の魔導師が使う集束砲などとは、比較にならないほど強力である。

 

PiPiPi

 

「せ…戦闘力……1500…!?」

 

「そ…そんな馬鹿な!?」

 

「「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」

 

 思いもしない戦闘力に戸惑い、オニオンとブロッコは避ける事すら出来ず、『大地の咆哮』の直撃に見舞われた。

 戦闘力500程度のオニオンとブロッコが戦闘力1500の威力を持つ砲撃喰らえば無事ではすまない。

 即死は免れたものの、全身血塗れの状態で倒れ伏していた。

 

「や…やったのか!?」

 

「…みたいだね…」

 

 クロノとフェイトも呆然としていた。

 先ほどまで、命を捨てる覚悟でキャロを守ろうとしたが、逆に彼女に助けられたのだ。

 

「…なるほど……ル・ルシエ族がキャロを追放したのはこれが理由か…」

 

 こんな幼子を追放するなど、未だに納得は出来ないが理解は出来た。

 あれほどの力を使役する者を恐れるのは当然と云える。

 

「そうだキャロは!?」

 

 『真竜』を使役するとなると、かなりの魔力が必要の筈。

 何の訓練も受けていない、未だ6歳のキャロが魔力切れを起こしている可能性が高い。

 

「大丈夫…少し疲れているだけのようだよ」

 

 キャロはフェイトに凭れ掛かって、息が荒いが意識ははっきりしている様だ。

 クロノが安堵のため息を吐いたと同時に、何やら丸い者がこの地に飛来して来た。

 

「何だあれは!?」

 

「…乗り物かな?」

 

 丸い物は、サイヤ人達の傍らに着陸すると入口の様な物が開いた。

 オニオンとブロッコが、地を這いずりながら、丸い物に乗り込むと再び空を浮かび、そのまま飛び立った。

 

「いかん!キャロ、疲れているところ済まないが、奴等を追ってくれ!!」

 

「えっ…でも、彼らはもう何もできないんじゃ…」

 

 あれほどのダメージを負った以上、もう何も出来ない。

 サイヤ人を捕らえても、収容できないので無理に追う必要はないのではないか…。

 

「フェイト!バーダックさんから聞いたサイヤ人の特性を思い出せ…サイヤ人は死の縁から回復するとどうなる?」

 

 クロノの指摘にハッとなる。

 サイヤ人は、死の淵から蘇ると戦闘力が上昇する。

 その時によって戦闘力の上昇率は変わるらしいが、運が良ければ倍以上、上昇する時がある。

 現にバーダックはフリーザにやられる前の戦闘力は10000近くであったが、チルドと戦った時は、6桁に達したと思われる程、戦闘力が上昇していた。

 そうでなければ、元の戦闘力の50倍の強さになる超サイヤ人に変身しても、フリーザの先祖であるチルドを圧倒できるはずがないのだ。

 

「奴等がもし生き延びれば、今度は真竜の力を持ってしても勝てないかもしれない…今の内に何とかしなければ…」

 

 クロノの推測に危機感を持ったフェイトとキャロは頷き、キャロはフリードにサイヤ人達の後を追わせるべく、飛び立たせるのだった。

 

 ★☆★

 

 一方その頃。

 襲われているもう一つの大都市に向かったバーダックだったが、到着と同時に緑色の戦闘生物に襲われた。

 貝割マンと球根マンの上位種であり、完成体と言える『栽培マン』である。

 上質の土から生まれた栽培マンの戦闘力は1200と、サイヤ人の下級戦士に匹敵する。

 

「おいキャーベ……てめぇ俺を舐めてやがるのか?それとも馬鹿なのか?」

 

 しかし、サイヤ人の戦闘限界を超えたバーダックにとって、苦にもならない相手だった。

 次々と襲いかかってくる栽培マン達を、バーダックはすべて一撃の下に屠っていた。

 

「こんな雑魚どもが何百匹襲ってこようとも相手になるか!さっさと出て来い!!もう日が暮れてしまったぞ」

 

 バーダックがこの場所に来たときには既に夕暮れ時であり、今では日も沈み、空は暗くなっていた。

 まだ生きている電気のお陰で、闇夜というわけではないが…。

 

「フン…心配しなくても、もう栽培マンは打ち止めだ。望み通り出てきてやったぞ」

 

 倒壊していない建物から、キャーベがコーンを伴い出てきた。

 

「ようやく来たか……俺に殺されにな」

 

「フン。管理局などに迎合する裏切り者め。サイヤ人の面汚しだな」

 

「ケッ…言ったはずだぜ。テメーらはもう俺にとって|同族《なかま》でも何でもねぇってな!」

 

 もともとバーダックはキャーベに対し、いい感情を持っていなかった。

 エリート戦士としての身分に笠に着て、バーダックたち下級戦士を蔑ろにしていた男だ。

 バーダックの実力が上回ってからも、態度が変わらず、バーダックが威嚇すると、捨て台詞を吐いて逃げ出す始末。

 サイヤ人なら、力で己を示すべきであり、肩書きに頼るなど愚の骨頂。

 

「…粋がるのも今の内だバーダック。今日こそ貴様を始末してやるわ!」

 

 そんな男がやけに自信に満ち溢れている様子に、何か策でも思いついたのかと訝しむバーダックだったが、こちらに接近するモノに気付き、そちらに視線を向けた。

 

「あれは『アタックボール』!?」

 

 サイヤ人を含むフリーザ軍の戦士達が、侵攻する惑星に移動する時に使う宇宙ポットである。

 アタックボールのハッチが開くと、そこから瀕死の状態のオニオンとブロッコが這いずり出てきた。

 その姿を見て、バーダックは笑みを浮かべた。

 栽培マンと戦っていたとき、アースラが向かった位置から戦闘力1500を計測したのだが、それはクロノ達側の様だ。

 

「奴等があんな状態だと言う事は……やはり、クロノとフェイト達が勝ったのか」

 

 それが事実である事を示すかの様に、バーダックの目は、竜に乗ってこちらに向かってくるクロノ達を捉えていた。

 クロノとフェイトは傷だらけだが、キャロはせいぜい煤や泥で汚れている程度なのを確認し、そっと息を吐いた。

 一方、オニオンとブロッコの無様な姿にキャーベは怒りを隠そうともせず、2人を睨み付けていた。

 

「まさか……あんな雑魚ども相手に負けて、逃げ帰って来るとはな…」

 

 タニブ、スビッチ、ローティスを失い、手駒が足りないので半人前とはいえサイヤ人であるから使ってやったが、見事に期待を裏切られた。

 まさか管理局の魔導師風情に敗北を喫するとは、思いもよらなかった。

 

「もう、貴様らなど要らん。死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

 キャーベの放った気功波は、瀕死の状態のオニオンとブロッコを塵一つ残さず消し去ってしまった。

 

「ああっ!?」

 

 その光景を見たフェイトは絶句した。

 まさか、瀕死の状態の仲間を何の躊躇もなく殺すとは思いも寄らなかった様だ。

 サイヤ人のエリート戦士の下級戦士対する扱いは、使い捨てである。

 使えなくなった道具は、始末される。

 かつて、地球に侵攻して来た当時のベジータが、|悟空《カカロット》に敗れたナッパを、躊躇いも無く処刑した様に……。

 最もナッパは下級戦士ではなく、エリート戦士だったので、まさか自分が下級戦士と同じ扱いで始末されるとは思ってもいなかっただろうが…。

 

「…なんて酷い奴だ」

 

 如何に敵とはいえ、あんな風にゴミの様に殺されるのを見て、クロノも憤りを覚えた。

 そして、バーダックも……。

 下級戦士はエリート戦士と違い、仲間意識が強い。

 サイヤ人は徒党を組む事で、力を発揮する特性かある。

 故に下級戦士はエリート戦士と違い、チームを組んで行動する。

 今のバーダックは、他のサイヤ人に対して仲間意識を持っていないが、かつてチームを組み、ドドリア達に殺されたトーマ、セリパ、パンプーキン、トテッボ達に対しては今でも仲間だと思っている。

 故に自分達を使い捨て扱いするエリート戦士達に対する反感は、かなり強い。

 

「やっぱり…てめぇは生かしておかねぇ……覚悟しろキャーベ!」








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