『ティギーおばさんのお話V』




                ティギーおばさんのお話V

 ティギーおばさんはお家でご主人に言われていました。
「運動した方がよくないか?」
「太ったかしら」
「いや、お前最近ずっと選択の仕事と家事ばかりだろ」
 ご主人は奥さんの最近のことを言うのでした。
「だから運動不足じゃないかってな」
「思ってなの」
「毎日多少でも散歩でもしてな」
「身体を動かすことね」
「仕事や家事もいいけれどな」
 こうしたものだけでなくというのです。
「運動もしないと健康に悪いだろ」
「それもそうね。確かに最近お買いものの時以外はね」
 おばさんもご主人の言葉に頷いて言いました。
「碌に動いていないわ」
「そうだろ、じゃあ朝か夕方にな」
「お散歩するのね」
「その時はわしも一緒に行くよ」
 お散歩にというのです。
「かく言うわしもな」
「最近運動不足なの」
「そのことが気になっていたんだ」
 自分自身のこともというのです。
「だからな」
「ここは一緒に」
「歩いていこうな」
「わかったわ」
 おばさんはご主人の言葉にまた頷きました、そうして実際にお散歩をはじめましたが一緒に歩いてみるとです。
 いつもご主人と一緒なのでおばさんはご主人にある日お散歩の後でお家に戻ってからこんなことを言いました。
「何か若い頃を思い出すわ」
「どうしてだい?」
「だって朝か夕方に毎日一緒に歩くなんて」
 こうしたことはというのです。
「学校に行く時かお仕事の後のね」
「デートか」
「投稿のそれか仕事帰りのでしょ」
「そういえばそうだな」 
 ご主人も言われてそれはと頷きました。
「確かに」
「そうね、そう考えたらね」
 おばさんはご主人にさらに言いました。
「若い頃みたいで」
「気分がいいか」
「気持ちも若くなって」 
 そうなってというのです。
「溌剌としてきたわ。だからね」
「これからもか」
「毎日朝か夕方に毎日ね」
「一緒に歩くか」
「例え雨や雪が降っても」
 それでもというのです。
「傘をさしたらね」
「それでいいな」
「だからね」 
 それでというのです。
「あなたが言い出したことだけれど」
「お前もいいか」
「そう思えて来たから」
「これからも一緒にか」
「お散歩しましょう、ただ運動するだけでなくて」
「デートにもなるからか」
「若い頃の時みたいな」
 奥さんはそのきらきらとした目をさらにきらきらとさせて言いました。
「やっていきましょう」
「そうだな、わしも運動としてだけでなくな」
 ご主人も奥さんのお話を受けて言いました。
「デートにもなるならな」
「いいでしょ」
「若い頃を思い出す、ではな」
「これからもね」
「毎日歩こうな」
「そうしていきましょう」
 夫婦で笑顔でお話してでした。
 ティギーおばさんはご主人と毎日お散歩を一緒に楽しむ様になりました。すると夫婦仲はさらによくなって生活にも張りが出てです。
 おばさんもご主人も前よりも遥かに元気になりました、そうしてお互いにお仕事も家事もそれに子育てのことも調子がよくなったのでした。


ティギーおばさんのお話V   完


                    2023・8・30








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