今日の営業時間も終わり寮に戻る。ついでに今日は俺が買い物をしていく。その時、商店街で色々と騒ぎが起きた。
泣いている人物がいたり、子供が出来ておめでとうなどと祝福してくれたり本当に騒ぎが大きかった。
この調子なら彼女達の噂が広まる前にいい印象を与えることが出来るな。
第四十六話 秘かな拒絶
というわけで夕食。本当に増えたな。
「で、蛍火。昨日に続き、また二人ほど増えてるんだが、今度は一体どういう人なんだ?
しかも、美人が二人も!!よくやった!! 蛍火。これはからはお前のことをぜひ心友と呼ばせてくれ!!」
「あぁ、それは俺も呼ばせてもらうぞ!!蛍火。だから、さっさと紹介しろ!!」
セル、そこまで興奮するなよ。二人が怯えているぞ。あっ、イリーナの表情が不満に染まっている。
といよりも未亜のことはもう諦めたのか?
大河、お前は一昨日あっただろう。あっ、リコとカエデ、ベリオが結構すごい表情になってる。
「さぁ、早く教えてくれ!!」
「さぁ、さぁ、さぁ、さぁ!!」
二人が俺ではなく彼女達に寄っている。ふむ、彼女たちもちょっと恐慌状態に陥っていうるな。
仕方ない。はぁ、後で洗わないと。
俺は自分の目の前に会った、ナイフとフォークを握り、投錨する。
何気ない動作で投げたので、セルはもとより大河でさえ気付かない。
大河たちの顔のすぐ横に風が通り抜け、二人の頬に一筋の赤い線が浮かぶ。
「当真、セルビウム。次はないですよ」
にっこりと笑って言うと、大河たちは何度も勢いよく首を縦に振った。まったく、
「一言で言うとレンと同じです。ですから当真、セルビウム。襲わないように」
俺の茶化したが他の者にはあまり届かなかった。レンと同じという言葉で全員が気遣わしげな視線を二人に送る。
だが、それが当人にとって何よりも堪えるということが分かっているのだろうか?
「同情をしてはいけませんよ。それは当人にとって最も失礼なものです。二人はこれからも前に進むと決心しています。
なら、その感情は二人にとってマイナスに成りこそすれ、プラスにはなりません。
あなた方だってそれは十分に知っているでしょう? なら、普通に接してあげてください」
俺の言葉で救世主クラスの者は自分がどれだけ失礼なことをしているか理解したようだ。
救世主クラスはそれがどれだけ辛いものか知っているからだ。
メリッサ、セル、マリー、イリーナはあまり理解していないようだが。
そこは今までの経験の違いだ。もちろん、レンには分かっていない。何よりも幼いからな。
「二人とも、皆さんに自己紹介してもらえますか?」
二人はまだ、メリッサたちの視線に居心地が悪そうにしているがここらで親しくなってもらおう。
なんといってもこれからここで毎日食事をするのだから。
「エリザ・カルメルです。よろしくお願いします」
アムリタよりも先に柔和な態度で自己紹介する。やはり、大人だな。
「アムリタ・フォルスティです。リタって呼んで欲しいです」
エリザに続くように、アムリタが自己紹介する。若干硬いがそのうち慣れるだろう。
「彼女たちは今日から救世主クラスの寮に住みますから、特に救世主クラスの人はよくしてあげてください」
ここで言っておかないと後で大変だからな。全員が驚き、反対してくるものが何名かいた。誰かは言わなくてもわかるだろう。
「駄目だよ!!」
「そうやで!!救世主クラスでもない人間がいるところやないで!」
いや、もうその前提は崩れてるから。
「レンも住んでいるんですから。彼女たちは私の扶養家族扱いで、ここに住まわせてもらうことになっています。
もう王宮にも許可を貰っていますから、意見があるのなら王宮のほうへどうぞ」
さすがに王宮まで出されては反対できないのかすぐに収まった。まぁ、かなり不満そうだったが。
「でも、何でここ何や?ここやなくてもあんたやったら住むところ位どこでも用意できるやろ?」
マリーがまだ、突っかかってくる。
確かにマリーの言う通り不動産屋とも知り合いだから融通は利く。だが、問題はそこではない。
「確かにそうですけど。でも、そこでは何かあった時私がすぐに行けませんからね。それにね、ここにはレンがいる。
そしてここだったらカルメルさんとフォルスティさんに対して偏見を持った目で見られることがないと思ったからここにしたんです」
俺の言葉に納得したように不満顔だったものが納得する。これで、ここに住む際のしこりはなくなるか。
「あのっ、蛍火さん。私たちは家族なんですよね?」
アムリタが不思議そうな顔というよりは不満そうな顔で聞いてきた。なんでだ?
「えぇ、一応は」
「だったら、苗字で呼ぶのは変じゃないかな?」
アムリタが鋭い事を言う。というよりは禁句だな。
「えーと」
言葉に詰まる。
癖というかここに来た時にここの者とは必要以上に仲良くならないという意味合いで苗字で呼んでいたんだが、
「そういえば、蛍火って未だに俺たちのこと苗字で呼ぶよな。ついでだし、これを機に全員名前で呼ぶようにしようぜ」
大河!? そんな俺を裏切るというのか!? これは癖だって最初に説明しただろ。
「そうね。もう仲間なんだから名前で呼ぶのが普通よね」
「私もそう思います」
リリィ、未亜が大河に賛同する。
「うちもそう思うな」
「私もそう思うよ」
マリーもメリッサも賛同する。そして、全員が賛同してしまった。ヤバイ。このままでは全員を名前で呼ぶことになる。
まぁ、心の中では普通に名前で呼んでいるがそこは別問題だ。
「今更でしょう? もう、そう呼ぶので定着してしまいましたから」
なるべく納得できる理由を用意する。だが、これで引いてくれないよな。
「だから、これを機にって言ってるじゃねぇか」
大河がしごく全うなことを繰り返す。
うぅ、なんでこういう時だけいい事を言うんだ。それが今はすごく恨めしい。
「ですけどねぇ。私は一応呼び方で区別しているんです。
苗字で呼ぶという事は私にとってその人とは対等であるという位置づけなんです。だから成るべき変えたくないんですよね」
まぁ、嘘っぱちだがこういう言い分のほうが納得しやすいだろう。
こう言われたらある程度の者は今のままでいいと思うだろう。
「あっ、んじゃ、俺は今のままで言いや」
「私も今のままでいいな」
「私も今のままでいいですね」
「拙者も師匠の意見に賛成でござる」
大河とイリーナ、カエデが意見を覆す。大河は俺に認められたいと思っているようだからな。
イリーナは他の者の意見に乗っただけで元々名前で呼ばれなくてもいいと思っていただろうからな。
ベリオはどっちでもいいのだろう。カエデは大河がなっとくしたからかな。
「なぁ、それだと俺は対等じゃないってことか?」
セルが突っ込みを入れる。たしかに、この中で唯一名前で呼ばれているからな。
「いえ、ただそっちのほうが私としても呼びやすかったからです。
ボルトって私たちの世界では中々ないファミリーネームでしたから。だから、愛称では呼ばないようにしているでしょう?
あぁ、リコ・リスさんも同じ理由ですよ。ちゃんと私と対等だと思っていますから」
「そっか、そんじゃ俺も別にいう事はないかな」
「私はマスターに従いますから」
ふむ、これで現状維持派が六人。これで変えたいと思っているのが六人。ちょうど同じ数だ。あと一人こっちに持ってくれば。
レンは数に入れない。この中で唯一愛称で呼ばれているからな。
「名前で呼ぶなら私も子ども扱いをする事になりますがいいですか?」
向こうの六人は俺に恋心に近いものを抱いている。
なら、子供扱いはされたくはないだろう。そうすれば確実に恋愛対象としてみて貰えないと考えるだろうからな。
最もどんな呼び方をしようと俺が誰かを恋愛対象として見る事はないが。
子供扱いというところでレンが反応した。しまった他の者への対処を考えるあまりレンの事は考えていなかった。
「蛍火。私は子供じゃない」
レンがむくれながら反対意見を出す。ふむ、ならこれを機にレンのことも苗字で呼ぶとしよう。
「そうでしたね。これからはクロイツフェさんと呼ぶことにしましょう」
「今のままでいい」
苗字で呼んだとたんに却下しやがった。変わり身早!
六人はかなり葛藤している。名前で呼ばれたいがそうすれば対等に見てもらえない。だけど名前で呼ばれたい。板挟み状態だ。
別に名前で呼んでも俺が対等だと思えばいい話しだが、わざとそうしない事によって今まで通りに出来る。
「けっ蛍火さん。私たちは家族なんですから、対等なまま名前で呼ぶべきでは?」
くっ、エリザが矛盾点を突いてきやがった。ついで家族という言葉を使って自分とアムリタ以外は出来ないようにしやがった。
なんてしたたかな。
「そうだよ。僕たちは家族なんだから。名前で呼ぶのは普通だよね」
アムリタまで便乗してきやがった。あくまでも家族扱いなだけであって家族ではないぞ。
おい、そこの四人。何心底恨めしそうな顔してやがる。こっちはかなり困ってるんだ。
はぁ、なるべくこの言葉は言いたくなかった。諸刃の剣だからな。言うしかないか。
「あっ、あの、実は私。今まで同年代の女性を名前で呼んだことがないんです。ですから、あのっ、恥ずかしくて」
なるべく自然に顔を紅潮させて言う。紅潮させるのは簡単だ。
息を止めて力を入れればいい。まぁ、違う種類の紅潮だが気付かないだろう。
俺の恥ずかしがる様子に六人は何か当てられたのか少し赤くなっている。俺が恥ずかしがる姿なんて見たことないだろうからな。
「そっ、それならしゃーないわ」
マリーがどもりながら現状維持に回ってくれた。それに続くように他の五人も賛同。
自分で言うのもなんだがこれは結構情けないな。
これにて、呼び方に関しては一件落着。次がこないことを願おう。
「それにしても、随分人が増えたものだな」
唐突にイリーナが呟いた。まぁ、それは俺も思っていたが。
「そうですね。最初は私とグラキアスさんとヒルベルトさんだけでしたから。いつの間にか随分増えたものです」
だが、あと少ししたらもう一人増えるだろう。あの、能天気なのが。
ふむ、いっその事先に覚醒させてしまおうか。その方が俺も便利だしな。
「救世主クラスが集まるのは当然かもしれないけど、俺も含めてそれ以外のも集まってるよな。しかも美人ばっか。よくやった蛍火」
「セルの言う通りだ。よくやったぞ蛍火」
二人がサムズアップしながら満面も笑顔で俺を褒める。
なぁ、その言葉が自分の首を絞めるって気付いてるか?
「そんなつもりは無いんですけどね。それに私が集めたというわけでは……」
俺が否定しようとするとそれを遮られた。
「私は蛍火君がいなかったら確実にここにはいなかったね。救世主クラスを同じ学園にいるけど遠い存在だって感じてただろうし」
メリッサが俺がいなければここにはいないという。
「私たちも蛍火さんが家族として引き受けてくださらなかったらここにはいないでしょうね」
「エリザさんの言う通りだね」
エリザとアムリタがメリッサに同意する。俺はそんな人の輪の中心に成るような奴ではないんだがな。
だが、エリザよ。何故そんなに家族の部分を強調する?
「うちらも蛍火が呼ばんかったらここにはおらんな」
マリーも同意する。俺は人の中心にいるような奴ではないがこのレンを含めたこの六人がいるのは間違いなく俺のせいだろう。
俺が歴史を狂わせたか。まったく何処まで俺は変えてしまうのだろう。
「蛍火さんはよく分からない人ですけど、それでもここに人が集まったのは蛍火さんのお陰だと思います」
後半部分は褒めているが、前半は明らかに貶されてるぞ。リコ、何時からそんな風になってしまったんだ?
「リコ・リスさん。以前より口が悪くなっていませんか?」
「そうかもしれません。以前なら考えられませんね。これもきっと蛍火さんのお陰でしょう」
リコが微笑みながら俺のお陰という。しかし、口が悪くなったのは俺のせいだとしか聞こえないんだが。
「という訳で、これからも増やしてくれ。今まで同じように美人をな」
大河が俺の肩に手を置きながらいい笑顔で頼んでくる。
いや、次はお前が増やすから。というよりもな、気安く触れんなよ。
「言っておきますが美人を選んで増やしたわけじゃないですよ」
大河の言う通りここにいるのは何故か全員美人だ。俺もそれだけは不思議に思っている。
俺みたいな中の下ぐらいの男に何故ここまで上の上ランクの女性が集まるのか心底不思議だ。
何か特殊な力でも働いているのだろうか?
「人間磁石?」
レンの小さな言葉は俺の胸にぐさりと突き刺さった。
俺にとって最も堪える一撃。一人であり続けることを目標とする俺には最も辛い言葉。立ち直れねぇ。
俺は結局、その後ろくに会話に参加できなかった。
「蛍火、それ食べたい」
レンが俺の目の前にある小鉢を橋でさしながら聞いてきた。むぅ、行儀が悪いな。
「それって、もしかしてこれですか?」
「うん。それ」
確認のために俺が小鉢を持ってレンにたずねるとそうだと肯定した。
ふむ、困ったな。これを俺以外の誰かに食べさせるわけには行かないのだが。
「ん? 蛍火。何でお前のとこにだけそれがあるんだ? 他の料理は大皿に入れてるのに 」
大河の言う通り普通の料理は中華料理みたいに大皿に盛っている。
しかし、この料理だけは別物だ。俺専用の料理というか、毒物?
「まぁ、これは特殊な料理ですから」
「あっ、私も食べたい。独り占めはずるいよ。蛍火君」
そういうわけではないんだがな。
「じゃあ、セルビウムが食べて平気だったら他の人も食べていいということで」
「なんで俺?」
食べようともしていないセルが疑問符を浮かべる。
いや、お前だったら食べても死なないような気がしたから。
「というか、何でそんなにそれが危なさそうに言うんだよ?」
「危なさそうも何も実際危ない代物ですから。というか毒物ですよ」
「蛍火君。材料は何を使ってるの?」
「えーとですね。フクロツルダケ、タマシロオニダケ、セイヨウイチイの種、ハシリドコロ、ヤマトリカブトですね」
材料を挙げるたびにメリッサとリコ、マリー、セル、カエデの顔色が悪くなっていく。
まぁ、毒草、毒キノコのオンパレード。尚且つ死の危険を孕んだものばかりだからな。
でも、マシだぞ? 師匠にヤマカガシの毒を摂取させられたときなんかに比べたら。
後、ヴェルチャーウミヘビの毒を受けた時は本気で死にそうになった。
日本だと思うところにいたのに何故、オーストラリアの海蛇を生きたまま入手できたんだ?
「そっ、そんなもん食べてたんか?」
「えぇ、毒物に対する耐性をつけないといけませんから」
「兄君、何もそこまでは必要ないのでは?」
カエデが止めてくれるが、俺の場合は色々とあるからな。
食事に呼ばれた時に毒物を盛られるなんて可能性がないわけでもない。というよりも何度かあった。
なので今更止めるわけにはいかない。それに食べ慣れると結構美味いんだよな。
「何を言いますか。戦闘中に毒を受けて動けなくなったらそれこそ終わりです。それは貴方たちも痛感しているでしょう?」
救世主クラスの者たちが顔をしかめる。禁書庫、アルブの村でのことが思い出したのだろう。
禁書庫はともかく、アルブでは俺がいなければ死んでいただろうしな。
「たしかに、毒の危険性はこの前痛感しました。ですが、その料理はやりすぎでは? さすがに死んでしまいますよ?」
「んー。ですけどねぇ。今の私では致死量の三十倍ぐらいでないと体が痺れないんですよね」
師匠と一緒にすごしているときから毒の入った料理は食べてきた。
今ではそれぐらいは摂取しないと症状すら現れない。益々、人と言う種から離れている気がする。
「致死量の三十倍。兄君。耐性がつきすぎでござる」
まぁ、そうだよな。俺もそう思ってるし。実際、十倍まで耐え切れれば毒殺される心配は無いと思う。
だって、どれだけ毒が盛られていても精々致死量の三倍ぐらいまでだし。
「まぁ、備えあれば憂いなし。気にしないで下さい。と言うわけでレン。これは食べられない料理ですから手を出さないで下さいね」
意味はあまり理解できていないようだが危険性は十分理解したようだ。レンはちゃんと頷いてくれた。
うーん。多重生活で用意する時間がないからといってこっちで食べようとしたのが失敗か。
後書き
まず、凍結をして多くの方にご迷惑お掛けした事、申し訳ありません。
修正や、話数を変えるだけで時間が掛かりすぎて本当に申し訳ありません、時間が中々取れなかったので。
ここでさらに今謝っておきます。
この実はSS、現時点で全体の三分の一を越えた位しか進んでいません。
すみません、すみません、これでも色々と削ったりしているんですが、それでも中々に減らないのです。
本編に関わりのない外伝は削っていきますので。
浩さん、これ以後もご迷惑などを多々お掛けしますがそれでも出来れば宜しくお願いいたします。
さて、この話について。
題名につけた秘かな拒絶の意味を理解していただけたでしょうか?
ある程度以上親しい関係になれば普通は下の名前で呼んだりする物です。
しかし、蛍火はそれをしない。それを何があったとしてもしない。
何故なら蛍火が他者を名前で呼ぶことを、それ以上親しくならない事に対する拒絶しているからなのです。
蛍火は必要以上に誰かが心の中にいる事を拒絶する。それが秘かな拒絶。
それと今回で蛍火が何故アルブでの一件で無事だったのか明かされました。
恐らく蛍火はとらハ3の美由希の料理にすら耐え切れるでしょう(爆
という訳で新キャラによって投じられた一石は波を鎮めた。
観護(蛍火君、絶対に誰かを名前で呼ばないものね。そういう意味では本当にレンちゃんは例外ね)
うん、レンはあらゆる意味で蛍火にとって例外だから。
観護(どういう意味よ?)
内緒♪
観護(相変わらずはぐらかすのね)
先をここで口走るほど落ちぶれちゃいないよ。
観護(でも蛍火君、本当に毒に対する耐性が高いわね)
蛍火の師匠ってかなりむちゃくちゃな人だったから……
観護(確かに………そうだったわね………。ウミヘビを生きたまま持ってきた時はあの人の存在を疑ったわ)
蛍火以上に非常識な人物だしなぁ。
さて、しんみりしてても仕方ない。次回予告
観護(次回は白での日常。イムニティの可愛さは現れるのか!?)
どうだろ? では、次の話でお会いいたしましょう。
まずは、再開おめでとうございます〜。
美姫 「再開最初のお話は〜」
蛍火が毒を食べる。
美姫 「いや、違うでしょう。って、違う訳でもないのよね」
あははは。冗談はさておき、かなりの大所帯になったのは事実だよな。
美姫 「まあ、今回増えた二人は戦いには関係ないでしょうけれどね」
だな。知っている歴史と大きく変わってしまったけれど、これからどう動いていくのか。
美姫 「次回はすぐ!」