設定はとらハ3終了〜リリカル開始前辺りです

一応フィアッセルートです

その他独自の設定が多々あります

 

 

 

高町家最年少であるなのはには1つの疑問があった

それは、大好きな兄─恭也─と少し抜けた所がある姉─美由希─

・・・それと少し前に新しく出来た家族である叔母─美沙斗─に関する事である

3人が同じ『御神の剣士』である事を知ったなのははこう思った

 

(誰が一番強いのだろう?)

 

最初の頃は自分で確かめてみようと思い兄に頼んで─上目使いで─

鍛錬の風景を見せてもらったりもしていたのだが、

運動神経の鈍さを実感しているなのはにはよく分からなかったのである

何せ普通の動きですら目で追うのも困難なのに、兄たちは突然消えるのである

そして再び現れるとすでに決着が付いたのか剣を収めるので

なのはには理解できないのである

 

(おにーちゃんたちって・・・ホントに人間?)

 

と思う事もあるが年齢に比べて賢いなのははそれを口にする事はない

ちなみに姉の方はよく口にするので、そのつど兄から制裁を受けている

 

(う〜ん、おにーちゃんたちに聞いてみた方が早いかな?

 今なら美沙斗さんも帰ってきているし・・・)

 

と結論を出し、夕食後─兄達が出かける前─に聞いてみる事にした

 

 

 

「おにーちゃん、聞きたい事があるんだけど・・・平気かな?」

「ん?兄で答えられる事なら構わないぞ、なのは」

 

夕食後、美沙斗と一緒にお茶を飲みながらくつろいでいた恭也はそう答えた

ちなみに美由希は食器洗い─台所で唯一許されている作業─を

晶とレンは明日の朝食の下ごしらえ─なのはが居るのでケンカせずに─を

桃子とフィアッセは旅行に行っているので家にはいない

 

「えと、おねーちゃんや美沙斗さんにも関係する事なんだけれど・・・」

「ん?私もかい?」

「恭ちゃんだけじゃなくて、私や母さんもなの?」

 

「なぁカメ、師匠だけじゃなく美由希ちゃんや美沙斗さんにも聞きたい事って

 何だか分かるか?」

「さぁ、何やろなぁ?」

「それでなのは、聞きたい事とは?」

 

美由希、美沙斗、晶、レンがそろって首を傾げ恭也が先を促す

 

「えっとね、3人の中で誰が一番強いのかなぁ?って」

「それならオレも知りたいです」

「ウチも興味ありますわ」

 

なのはの質問に興味がわいたのか晶とレンもそれに便乗して聞く

 

「そうだな、現時点で言えば美沙斗さん、俺、美由希の順番になるだろうな

 ただ、いずれ美由希は俺や美沙斗さんが到達出来ない場所に行けるだろうな」

「う〜ん・・・恭ちゃんと母さんが互角で私は二人の後を付いて行くって感じかな

 二人は私の目標だけど・・・たぶん変わらない目標になるよ」

「そうだね、今は恭也、私、美由希の順番だけどいずれ美由希は私を越すよ

 ただ、美由希が御神を極めたとしても恭也には敵わないだろうね」

 

恭也、美由希、美沙斗の3人はそれぞれが質問に答える

しかしなのはたち3人はその答えに困惑する

 

「何か、言っている事がみんな違うね」

「だな、今現在だと師匠と美沙斗さんがほぼ互角で美由希ちゃんが

 二人から少し離れている・・・って言うのは一致するんだけれど・・・」

「せや、先の事となると3人とも言っている事がバラバラになるさかい・・・」

 

悩みこんでしまった年少組みを見かねた美沙斗が助け舟を出す

 

「そうだね、その辺りの事を詳しく説明しようか」

「「「美沙斗(さん)(はん)お願いします」」」

 

「まず現時点での私たちの力関係なんだけれども・・・

 恭也は自分の力を過小評価する傾向にあるからね

 それと、確かに美由希は強くなってはきてるけど、まだ甘い部分もあるしね

 だから恭也、私、美由希と言うのが妥当だと思うよ」

 

「うん、私に関しては納得できるよ・・・少し悔しいけれどね

 剣士としての完成度も、今の私は二人より低いから・・・

 でもいつか必ず二人に追いついて見せるよ」

「それは過大評価ですよ美沙斗さん・・・実際鍛錬では美沙斗さんの方が上ですし

 何より俺は右膝に爆弾を抱えていますからね

 完成された御神の剣士である美沙斗さんとでは比べようもないですよ」

 

美由希は事実なので納得し決意を新たにする

反対に恭也は苦笑を浮かべながら美沙斗に反論するが

美沙斗の方も予想していたのかすぐに言葉を紡ぐ

 

「私の方が上と言ってもそれは『鍛錬』での話だろう?

 ・・・と言っても恭也は納得しないだろうから・・・これからそう思う理由を話すよ

 恭也もよく聞いていてくれ」

 

言われた恭也はまだ納得していなかったが頷く

 

「恭也が私の方が強いと思っている理由は剣の腕で比べているからだろうね

 実際剣の腕に関して言えば、自惚れではなく3人の中では私が一番だろうね」

「恭ちゃんが使えないいくつかの奥義を母さんは使いこなしているしね」

 

「それで、私が恭也の方が強いと考えている理由なんだけれど・・・

 恭也の強さはね、実戦でこそその真価を発揮するんだよ」

「母さん、それってどういう意味?」

「恭也はね、どんな事があっても立てた誓いを守るんだよ」

「えっと・・・美沙斗さん、それっておにーちゃんは約束を必ず守るから強い

 って言う事ですか?」

「師匠が強いのは条件付だから?」

「それで何で技量で勝る美沙斗はんに勝つ事になるのかが分からへん」

 

年少組みは美沙斗の話しを理解する事は出来たが

それがどう強さに結びつくのか分からないので困惑していた

 

「ちょっと難しかったようだね

 それじゃあ、具体例を出して説明してみようか

 家族に迷惑をかけてしまった事なのであまり思い出したくはないのだけれど

 CSSのチャリティコンサートを覚えているかい?」

 

高町家にとっては大切な思い出であるので全員が─美沙斗対して気にしていませんよ

・・・という意思を込めながら─頷く

それに対して美沙斗は一瞬瞑目し話を続ける

 

「正直言うと、私はあの時、簡単に目的が果たせると思っていたんだよ」

 

苦笑しながら言う美沙斗に対してなのはが疑問をぶつけろ

 

「えっと、おにーちゃんたちが居たにもかかわらず・・・ですか?」

「ああ、まず美由希に関してだけど・・娘と言う点以外では特に意識はしなかったね

 仮に美由希が私の前に立ったとしても、簡単に無力化できると考えていたし」

「まぁ、あの頃の私は基本技の『貫』ですら

 満足に使いこなせなかった半人前だったからね」

 

美沙斗の言葉を美由希が苦笑しつつ補足する

 

「それで恭也の方なんだけれど、最初に対峙した時は驚いたよ

 『この若さ、しかも正式な師もおらず独力でここまで腕を上げているとはね』と

 それでも技量は私の方が上だと実感していたし

 何より恭也が右膝に爆弾を抱えている事を知っていたからね

 自分が恭也に負けるなんて思いもしなかったよ」

 

「あの時は偶然『閃』が出来たから勝てたのであって

 仮に今戦ったとしたら美沙斗さんには敵いませんよ

 実際あれ以降『閃』が出来た試しがありませんし」

 

「それじゃあ聞くが、恭也はあの時私と戦う前に何を考えていたんだい?」

「たしか・・・『みんなを守る』『コンサートを成功させる』『美沙斗さんを止める』

 『フィアッセとティオレさんの歌を聴く』・・・だったはずです」

 

「私を止める為にどちらか、あるいは両方の命を絶つ気はあったかい?

 ちなみに私はあの時、恭也を殺してでも目的を果たそうとしていたよ」

「それは考えもしませんでしたね、美沙斗さんを止めて自分も生き残る

 そして、可能ならば美由希と昔の様に仲のいい親子に戻って欲しい

 そう考えていましたから」

 

「殺すつもりで向かってくる相手を殺さずに倒す事がどんなに困難な事か・・・

 それが分からない恭也ではないだろう?

 それにあの時は私の方が上だと思っていたし、恭也もそう思っていたのだろう?

 何でそう考えたりしたんだい?」

「俺がそうしたかったから・・・と言うよりも自分自身後悔したくなかったからですかね

 自分の命を捨ててでも成すべき事を成す・・・実際父さんの最期がそうでした

 父さんのことは今でも尊敬していますし、変わらない目標でもあります

 でも俺は、残された者の悲しみを父さんが死んだ時に身をもって味わっています

 だからこそ俺は家族を悲しませる気も自分の死を背負わせる気もありません

 その為に俺は、どんなに困難な状況に陥っても自分自身が後悔しないように

 最後まで諦めずに最善を尽くすつもりでいます」

 

恭也のその言葉に全員が聞き入っていた

そんな中で美沙斗は核心を口にする

 

「私が恭也は実戦の方が強いといった理由はその意志の強さなんだよ

 恭也の実戦は護るべき物があるときだから

 確かに鍛錬や仕合いなら決して多くはないけれど恭也に勝てる人はいるだろう

 私もその内の一人だし、他にも恭也に勝てそうな人を何人か知っている」

 

「ただこれが実戦─守るべき物があるとき─となると話が変わってくるんだよ

 その時の恭也に勝てそうな人を私は知らない・・・もちろん私自身も含めて

 理由は簡単、その時の恭也には限界が存在しないんだよ」

 

「実際私と戦ったときもそうだった

 どんな不利な状況になっても諦めずに活路を見出していた

 右膝の事があるのにも関わらず神速を連発し、あまつさえ神速を重ねたりもした

 極めつけは私たちの誰もが辿り着けない境地に辿り着いた事だろうな」

 

「美沙斗さんと戦った時は右膝の事はあえて考えないようにしていました

 最初から出し惜しみなしの全力で行かなければ戦いにすらならない

 ・・・そう考えていましたから

 あと何度も言うようですが、あの『閃』はまぐれですよ」

 

いつもの恭也の反論を美沙斗は首を振って否定する

 

「恭也、君はもう少し自分の力に対して自信を持った方がいいよ

 例えまぐれだとしても君が『閃』を使った事実は変わらないのだから

 そう、天才と呼ばれた兄さんですら辿り着けなかった境地に君は辿り着いた

 しかも師事もなしに独力で・・・それは誇ってもいい事なんだよ」

 

「それに私は、あそこで君が『閃』を使えたのは偶然だとは思っていないんだ

 それまでの君が鍛錬で御神の剣士として積み重ねてきたもの

 あの状況下でも決して諦めずに誓いを守ろうとした不屈の意志

 こう考えればあれは必然であった・・・と考える事も出来るんじゃないか?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「それにね恭也、君は君自身が思っているよりも遥かに素晴しい人なんだよ

 これは私だけがそう思っているわけでもない

 私を含めた君を知る─君が護りたいと思う─人たち全てがそう思っている」

 

「君は気付いていないだろうけれど、君は護りたい人をちゃんと護ってきたんだよ

 君自身は些細な事だと思って気にも留めていないだろうけれど

 君に救われた事のある人は言葉に表せないくらい君に感謝し続けているんだよ」

 

「闇に堕ち心を閉ざした私を、君は陽の当たる場所に戻してくれた

 そのおかげで私の勝手で捨てた美由希と再び会う事が出来た

 美由紀は捨てた私の事を、母さんと呼んでくれた、恨んでいないと言ってくれた

 もう二度とこの腕で抱く事はないだろうと思っていた娘を再び抱く事が出来た」

 

美沙斗の言葉に各々がそれぞれ思い出す

恭也が救ってくれた事を・・・恭也が護ってくれた事を・・・

 

「闇に堕ちた私を救ってくれた、娘は闇に堕ちずに真っ直ぐ育ってくれた

 君は『当たり前の事をしただけだ』と言うだろう

 それでも私は感謝しているんだ・・・感謝しきれない位感謝しているんだ」

 

「だから君はもっと自分に自信を持ってくれ、もっと自身を誇りに思ってくれ

 君はそれだけ素晴しい人なのだから

 そして恭也・・・君は私の・・・自慢の甥だ」

 

美沙斗は恭也に対して今まで言えなかった事を全て伝えた

・・・自分を救ってくれた事に対する感謝の気持ちを込めて

周囲も同じ気持ちなのかジッと恭也を見つめる

それに対して恭也は「分かった」とだけいい深く頷いた

 

 

 

「さて、大きく脱線してしまったが話しを戻すとしよう

 それで、なのはちゃんは分かったかな?」

 

みんなが落ち着いたのを確認したのか美沙斗がなのはに質問をする

 

「う〜んと、おにーちゃんは優しくて、強くて、どんな時でも諦めないから強い

 って言うのであっていますか、美沙斗さん?」

 

「そうだね、大体そんな感じだよ・・・

 実力も大事だけれども、実戦はやり直しが効かないからね

 どれだけ強い気持ちを持ち続けていられるかが一番重要になってくるんだ

 それに諦めさえしなければどんな状況でもひっくり返せる可能性もあるしね」

 

「それならオレにも分かります

 スポーツの世界では偶に信じられないような逆転劇もありますから」

「せやな、逆転KOとかもよくあるからなぁ」

 

「と言うことだから、現時点では恭也、私、美由希の順番になるんだよ」

 

と、一つ目の謎が解けたところで興味があるのか美由希が二つ目の謎を質問する

 

「ところで母さん、将来の順位はどういう並びになるの?

 何か私たち3人の意見がバラバラだったけれど」

「そうだね、私としては恭也、美由希、私の順番が妥当だと思うよ」

「その根拠を聞いてもいい?」

「ああ、むしろこっちの方が説明が楽だよ」

 

美沙斗の言葉に疑問を感じつつも全員次の言葉を待つ

 

「まず私に関してだけれども、正直私は剣士としてこれ以上伸びようがないんだよ

 あと少ししたら筋力・持久力・瞬発力等剣士として必要な能力が低下しはじめるからね

 そうなると落ちた能力を剣の技量で誤魔化さなければいけなくなる

 確かに技量はまだ伸びるだろうがそれ以上に身体能力が落ちる事になるので

 トータルでは今より弱くなるだろうね」

 

「「「「「美沙斗(さん)(はん)(母さん)はまだまだ十分若い(です)よ」」」」」

「そう言って貰えるのは嬉しいけれど、こればかりはさすがに・・・ね」

 

苦笑を浮かべつつ自分が一番下である根拠を述べる

いくら見た目が若くても美由希の産みの親なのである

そしていくら御神の剣士といえどもよる年波には勝てないのである・・・たぶん

 

「それで、恭也と美由希だけれども

 恭也、美由希は御神を極める事が出来ると思うかい?」

「ええ、俺では到底辿り着く事の出来ない境地に辿り着けるでしょうね」

「うん、それに関しては私も同感だ

 故障もないし御神の剣士として理想的な体つきをしている

 恭也の指導のおかげだね

 だからこそ、御神を極め更にその先にもいけるだろう

 静馬さんや兄さん、私や恭也を超えて・・・」

 

「「(師匠)(おししょー)がここまで美由希ちゃんを褒めるなんて」」

「あやや、おねーちゃんってホントは凄かったんだね〜」

 

二人─特に恭也─がべた褒めするので美由希は困惑しつつも受け入れる

なのはの発言は聞かなかったことにするようだ

 

「それで美沙斗さん、にもかかわらず俺の方が美由希よりも上である理由は?

 はっきり言って『これ』がある限り

 俺の限界は美由希とは比べものにならない程低いですよ」

 

と言いながら古傷である右膝をさする

がしかし、実は恭也の右膝はここに来て完治する可能性が出てきたのだ

主治医であるフィリスも「必ず治してみせます」と断言してくれた

それでも、例え完治したとしても自分の限界は美由希よりも低いであろう

と恭也は確信していた

 

「恭也、右膝は治るのだろう?

 そうなれば恭也の限界はまだまだ伸びるはずだよ」

「それでも俺の限界は美由希の遥か手前です

 俺の限界は御神を極めるまでには行かないでしょうし」

 

「私はね恭也、美由希は最高の御神の剣士になれると思っているんだよ」

「ええ、それはこれから次第ですが、なれるでしょう」

「そして恭也は最強の御神の剣士になれると思っているんだよ」

「さすがにそれは買いかぶりですよ」

 

美沙斗の美由希に対する評価には賛成するが、自分の評価には反対する

恭也からしてみると、剣士としての限界が低い自分の方が美由希よりも上になる

その事自体が信じられないのである

 

「恭也はね、『戦えば勝つ』『護る時にこそ真価を発揮する』

 と言う御神の剣士の理念を誰よりも強く体現しているんだよ

 それこそ歴代のどの御神の剣士よりも」

「それ・・・何となく分かる気がする

 恭ちゃんと一緒に仕事をしていると何か安心できるし」

「むぅ・・・」

 

尚も反論したそうな恭也であるが

所詮先の事なのでここで口論しても結果は出ない

・・・と思いなおし反論をするのを止めなのはに聞く

 

「なのは、質問の答えはこれでいいか?」

「うん♪おにーちゃん、おねーちゃん、美沙斗さん

 どうもありがとうございました」

「「ありがとうございました」」

「気にしなくてもいいよ、私は言いたい事が言えたしね

 さてと、そろそろ行こうか」

「「(ええ)(うん)」」

「3人とも頑張って来てください」

「お夜食用意しておきますので」

「おにーちゃんたち、いってらっしゃい」

 

「「「いってきます」」」

 

 

 

 

こうしてなのは疑問は解消された・・・・・・・・・かに見えた

 

(そう言えば確か美沙斗さんはおにーちゃんたちがまだまだ強くなる

 って言っていたような・・・)

 

今日の会話を思い浮かべてみると、確かに美沙斗はそんな事を言っていた

 

(と言うことは・・・)

 

なのはは冷や汗をかきながらその考えを進める

 

(今ですら人間離れしているのに・・・この上まだ強くなるなんて・・・)

(おにーちゃんたち・・・・・・・・・ホントに人間なのかなぁ?)

(・・・・・・・・・この疑問はもう考えないようにしよう)

 

なのはは知らない・・・近い将来同じ疑問に度々ぶつかる事に

 

 

 

 


あとがきと言う名の言い訳

 

 

セティ「・・・これは何?」

え〜と、現存する御神の剣士の強さを調べてみよう?

セティ「その割には実際に戦わないわね・・・何か理由でもあるの?」

・・・・・・・・・戦闘シーンが書けないからです・・・ハイ・・・

セティ「そんな理由で納得するとでも?」

・・・・・・・・・納得してほしいなぁ・・・・・・・・・

セティ「・・・私刑は後回しにするとして、アンタはこう考えている・・・と?」

怖い事を聞いた気がしたが・・・・・・強さに関してはこう考えている

セティ「・・・フィアッセと桃子が出てこない理由は?」

この二人はそういう話題に興味を示すとは思わなかったから

最初から絡ませなかったんだが・・・そのまま最後までいってしまったんだよ

それならいっその事家にいない設定にしよう・・・と

セティ「・・・出す機会を逃したので最初からいなくてもいやぁ・・・と」

・・・そのとおりです

セティ「ハァ〜・・・で、途中で美沙斗さんが独白しているのはなんで?」

あれは書くつもりは無かったんだが、話の流れでつい・・・

セティ「・・・で、どうしてアレを書こうとしたの?」

う〜ん・・・恭也のあの性格を注意する人がいてもいいんじゃないかと

セティ「よく言われる無口・無愛想・朴念仁?」

イヤそっちじゃない・・・と言うかそっちは治したらダメなんじゃないのか?

セティ「・・・確かに恭也じゃなくなるわね・・・でホントの所は?」

恭也は幼い頃からいろんな人を救っていると思うんだ・・・物理的にも精神的にも・・・

高町家だけで見ても、士郎が逝った時+後、晶が始めてきた時、レンの入院時代

美由希が妹になってから、美沙斗を止めた時・・・

セティ「それは否定しないわ・・・特に士郎が死んだ時の恭也の対応ね・・・で?」

それなのに恭也が自分を過小評価していたら歯がゆいと思うんだ

筆頭はフィアッセ、桃子さん、美沙斗さんの3人

セティ「何となくわかったわ。それで美沙斗さんに言わせた理由は?」

フィアッセの場合だと実はルシファー関連だけ?だから軽くなっちゃうんんだよ

で、桃子さんの場合だと士郎が死んだときに

恭也に家族の精神的支柱の役割をさせてしまった事に負い目を感じて・・・という所かな?

セティ「確かに恭也はその時は家族の前ですら泣かなかったみたいだしね」

そう考えると美沙斗さんが一番の適任かな・・・と、美由希とも絡めることが出来るし

セティ「・・・まぁ、解釈は人それぞれだからね」

・・・そうだね・・・受け入れられるかなぁ?

セティ「さぁ?無理なんじゃないの」

・・・・・・・・・ハァ

セティ「落ち込む前に質問に答えなさい。

    御神の剣士でも老化には勝てない・・・と言った後に『たぶん』とつけた理由は?」

・・・御影さんが脳裏に浮かんだから

セティ「・・・どういうこと?」

いや・・・どんなSSを呼んでも必ずと言っていい程の共通点があるから

『恭也を溺愛』し『士郎を圧倒』し『見た目三十路前』で『最強にして最凶の御神』・・・

セティ「・・・確かにそういう設定は多く見かけるわね」

まぁ、ただの言葉遊びと捉えてもらっても・・・

セティ「もういいわ・・・これが最期の質問、ラストの文の意味は?」

特に深い意味は無い

ただこの後にリリカルがあるからなのはは疑問に思う機会が増えるかなぁ・・と

セティ「ハァ〜・・・・・・魔法合戦に恭也が乱入するような話でも書くつもりなの?」

戦闘シーンを書けないからそれはナイ(キッパリ)

セティ「・・・とりあえず私刑を執行するわね、ちなみに逃げ出そうとしたら死刑よ」

・・・・・・・・・今回の私刑は?

セティ「ウィリアム・テルごっこかな?勿論弓は初めてよ♪」

・・・・・・・・・外に逝きますか・・・・・・ここだと掃除が大変なので

セティ「じゃあキリキリ歩いてね・・・止まったりしたら死刑になるから♪」

・・・・・・・・・(急所に当たらなければいいなぁ・・・)






美姫 「



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