エピローグ 由紀 〜隠していたもの〜

 

中学校に入学したとき、アイツと出会った。

 

あたしは、小学校のころから地元の大会でいい成績を収めていた。

 

だから、中学校でもその調子で頂点に立とうと思って剣道部に入った。

 

だけど、先輩達はアイツにくぎ付けだった。

 

そりゃあ美男子だとは思う。だけど、私より強い人がいるわけない。

 

だから、あたしはアイツに勝負を挑んだ。

 

先輩の前でアイツをコテンパンにして、あたしを見てもらおうと思った。

 

だけど、結果は完敗。話にもならなかった。

 

その挙句、あたしはアイツの面を受けて、防具の上からの衝撃にも関わらず気絶してしまった。

 

 

 

保健室で目を覚ましたとき、アイツは私のことを心配そうに見ていた。

 

『ごめんね藤代さん、大丈夫・・・・・・?』

 

心底あたしを心配するアイツの顔を見て、あたしは自分が情けなくなった。

 

自分がこんなに弱かったのか、と思うと涙が出そうになる。

 

だけど、あたしは必死に虚勢を張ってアイツに言う。

 

『なによ?なんか文句でもあるの!?』

 

あたしを見て、あいつはキョトンとした顔をした。

 

それから少し苦笑して

 

『ねえ、なんでそんなに無理してるんだ?泣きたいのなら我慢しなくていいと思うんだけど』

 

なんて、そんなことを言った。

 

練習があるから先戻るね、と残してアイツは出て行った。

 

『あたしが・・・・・・無理してる?』

 

アイツの言ったことを自分で繰り返してみた。

 

あたしは女の子だったから、男の子に負けないように頑張った。

 

女のくせに、と言わせないように必死に努力してきた。

 

そのおかげであたしは、男の子なんかよりずっと強くなれた。

 

だけど、今アイツに無理してると言われた。

 

 

泣いたらいい

 

 

泣いたら負け、自分にそう言い聞かせて来たけれど・・・・・・

 

誰もいない今だけは泣いてもいいと思った。

 

その日、あたしは久しぶりに思いっきり泣いた・・・・・・。

 

 

 

アイツはライバル。

 

いつかアイツより強くなりたい。

 

だから、それまでアイツには負けて欲しくなかった。

 

だけど、アイツがいとも簡単に倒されてしまった。

 

黒い髪をした、仏頂面の男の子。

 

アイツと同じクラスの子というのは前に知った。

 

人並み外れた体力を持っていたのは分かっていたけれど、それでもアイツが負けるはずが無いと思っていた。

 

でも、結果はアイツの惨敗。

 

何度も挑んで、顔も身体もボロボロになっていた。

 

その男の子を睨みつけると、その子はなんとも困ったような顔をしていた。

 

それからアイツは、その男の子(高町くん)と仲良くなっていった。

 

3年になって高町君と同じクラスになって、無表情だけど案外いいやつだった彼と仲良くなった。

 

 

 

 

ジリリリリリリッ!!

 

目覚ましの音で、夢は中断されて由紀は現実に戻ってきた。

 

今日は2月14日。

 

世間一般ではバレンタインと呼ばれている、ちょっとした日だった。

 

由紀にとっても毎年そうだったのだが、今年だけは大きく違った。

 

それは、ちょっとどころの騒ぎではなかったからだ・・・・・・。

 

前日に作っておいたチョコレートをカバンに入れた。

 

剣道部員の分と・・・・・・お世話になっている山百合会メンバーの分。

 

祐麒くんと高町くんの分・・・・・・。

 

そして・・・・・・アイツの分。

 

荷物のチェックをして、洗面台へ行った。

 

髪の毛をポニーにしようとして・・・・・・やっぱりやめた。

 

由紀はセミロングに髪を梳かして整えると、制服に着替えて家を出た。

 

 

 

 

放課後、薔薇の館で最後の打ち合わせをした。

 

カードを隠したことを確認して、三奈子はイベント会場へ由紀たちを促した。

 

会場は熱気に包まれていて、三人の人気を物語っていた。

 

だが、その喧騒の中、由紀はふと過去のことを思い出していた。

 

 

 

 

『少しは女らしくしろよ』

 

アイツに言われた言葉。

 

今思うと、アイツは何気なく言ったんだと思う。

 

今まで何度も言われてきた言葉だった。

 

だけどあたしはまったく気にしなかった。

 

それだけ自分が強いと言うことでもあるし、何より女らしくしたところで意味など無い。

 

真剣勝負の世界に身を置く自分は、女らしさなど要らないと思っていた。

 

だけど、アイツにそれを言われたとき、胸がすごく痛んだ。

 

多分、そのときからだと思う。

 

 

 

アイツをライバルとしてではなく、男の人として認識したのは・・・・・・。

 

 

 

だから、あたしはそのとき初めて美容院へ行った。

 

初めて手作りのクッキーを作ったときなんか・・・・・・

 

結局黒く焦げていて、お世辞にもおいしくなんてなかったのに

 

『おいしかった。ありがとう』

 

なんて言ってくれた。

 

だけど、誰が持ってきてもそう言ってくれるアイツが少し憎らしかった。

 

その目に、あたしだけを映して欲しかった・・・・・・

 

 

 

でも、鈍いから全然気が付いてくれやしない。

 

高町君のことを鈍いと言っているけど、アンタだって十分鈍いわよ。

 

だけどあたしも人のことは言えない。

 

だって、未だにこの気持ちを伝えることさえ出来ないんだから・・・・・・。

 

 

 

パーンッ!

 

 

 

開始の合図に、由紀は我に返った。

 

乙女達が、スカートやタイが乱れるのも気にせずに我先に走っていく。

 

出遅れた・・・・・・そう思ったが、気を取り直して由紀も壇上から降りた。

 

そして、武道館に行こうとして・・・・・・後ろを振り返った。

 

すると、なぜかわざとらしく本を読む生徒。目を逸らして隣にいる人と話し始める生徒・・・・・・

 

一度首を傾げて、再び由紀は歩き出すと・・・・・・

 

生徒たちが、着かず離れずの状態でくっついて来る。

 

(ああ、そういうこと・・・・・・)

 

由紀は、彼女たちの意図を理解した。

 

きっと由紀が、赤星か恭也のカードを探していると思って、目的地まで牽引してもらおうとの魂胆だろう。

 

で、その場所で捜索すれば、あわよくば出し抜ける可能性もある。

 

由紀は、残念ながら場所に見当などついてはいなかったのだが、この連中は少し邪魔だと思った。

 

いったん足を止めると、全員が止まった。

 

そして、一気に足を回転させて校舎内に突入した。

 

後ろの人間が驚いて、必死についてこようと走り出す。

 

まずは、昇降口に入ってから靴を脱いで上履きを履く。

 

靴は手に持ったまま校舎内部へ入った。

 

付いてくる生徒たちも、靴を持ったまま靴下で由紀を追ってくる。

 

(ここまでは予想通り・・・・・・。と言うことは、当然・・・・・・)

 

由紀は、そのままトイレに駆け込んだ。

 

追ってきた生徒も、トイレに入ったのを確認して自分達も入ろうとして・・・・・・

 

靴下であることを思い出し、二の足を踏んだ。

 

由紀はこうなることを予想していたので、とりあえず時間を稼ぐことには成功した。

 

だが、あくまで稼げただけなので、モタモタしていたら上履きを持ってきて踏み込まれる。

 

少し考えてると、トイレの個室が開き、そこから蓉子が姿を見せた。

 

由紀の姿を見つけて、蓉子は口を開こうとするが、由紀が慌てて塞ぐ。

 

「ごめん、外に聞こえない声でお願い」

 

耳元でそう言うと、蓉子もそれを理解して頷いたので、口から手を離した。

 

蓉子という最高の協力者を得たことで、由紀に一つの作戦が思い浮かんだ。

 

蓉子の耳元でそれを話し、蓉子は小声で「了解」と言った。

 

由紀は、窓を開けると、そこから出ずに個室へ入った。

 

蓉子は正面から外へ出ると、靴を履いて中へ入ろうとした生徒と鉢合わせた。

 

『ご、ごきげんよう、紅薔薇さま・・・・・・』

 

思わぬ人物の出現に、生徒たちは一様に面食らう。

 

蓉子は、靴で中に入ろうとする生徒に一瞬顔を顰め

 

「焦ってるからって靴で入るのは関心しないわね・・・・・・」

 

と言うと、その生徒は慌てて靴を脱いで頭を下げた。

 

「それに、由紀さんなら今、窓を開けて外へ飛び出して行ったけど・・・・・・?」

 

そのとき、上履きを履いてきた生徒が中に入って、窓があいているのを確認して

 

「早く行かないと見失うかもしれないわね」

 

と、蓉子がトドメの言葉を口にした瞬間、全員「ごきげんよう」と言い残して去っていった。

 

それを確認した蓉子が、個室にいる由紀に声をかけると

 

「ありがとう、助かった」

 

と、由紀はお礼を言った。

 

それに蓉子は首を振ると

 

「いいのよ。でも、せっかくだからカードを見つけてね」

 

『下級生をだますのは心苦しかったのよ?』と、全然そうは見えない顔をして言った。

 

由紀はそれに手を挙げて答え、校舎内部の探索に乗り出した。

 

 

 

敵を撒くことは出来たが、時間を大きく取られてしまった。

 

なので、他の人が探さない場所で赤星の隠しそうなところを探してみた。

 

だが探しているうちに、そんな場所があるわけがない、と思った。

 

そもそも、探さない場所=そこにはない、である。

 

盲点、と思われる場所を必死に探してみるも、どうやら赤星にも盲点だったようで、成果がない。

 

校舎内部にはないか、と思って外に出ようとしたところで・・・・・・

 

パァーン!パァーンッ!

 

終了を知らせる音が響いた。

 

 

 

 

結局カードは、黒のカードのみが発見された。

 

しかも、驚くことに発見したのは蓉子だったのだ。

 

これには探す方も、隠した方も・・・・・・主催者もびっくりした。

 

「ちょっと蓉子、一体どこで見つけたの!?」

 

聖が蓉子の肩を揺らして問い詰めている。

 

「う〜ん、残念だけど・・・・・・これは言えないわ」

 

蓉子は、聖の言葉に少し笑うとそう答えた。

 

 

 

蓉子が言えない理由。

 

それは、隠されていた場所に原因があった。

 

恭也としては、カードを探す人間が1時間という短い時間のうちに、トイレに行くことは考えられないと思ったからだ。

 

カードが欲しい人間ならば絶対に、我慢してでもカードを探すはずである。

 

しかし、ここに予期せぬハプニングが起こった。

 

恭也は女性のその辺のことにとても鈍い。

 

蓉子はちょうどその日に当たっていて、受験から帰るなりトイレに行っていた。

 

それでも、カードを探すために焦っていたなら、まず個室内部を見回さない。

 

しかし蓉子は、猛ダッシュでトイレに駆け込んだ由紀の足音に、内部からその音源に目を向けた。

 

カードは運悪く、蓉子が目を向けたところに貼ってあったのだ。

 

まさか、男である恭也が女子トイレに入ってカードを隠すなんて考えないだろう。

 

これが恭也の作戦であった。

 

 

 

「でも良かった。見つけたのが蓉子なら安心ね」

 

聖はそういって、胸をなでおろした。

 

「あら、聖。本当にそう思う?」

 

いたずらな表情を浮かべる蓉子の顔は・・・・・・少し赤かった。

 

そんな蓉子の顔に、聖以下、恭也に想いを寄せる人間に戦慄が走った。

 

「ロ、紅薔薇さま・・・・・・、ま、まさか・・・・・・?」

 

祐巳が、驚愕の表情を浮かべながら蓉子を見る。

 

「祐巳ちゃん、ごめんね・・・・・・。そのまさかかも」

 

とても美しい笑顔を浮かべた蓉子に、三人は固まった。

 

この後、そこに静を加えた5人による恭也争奪戦が繰り広げられるのは、また先の話となる。

 

 

 

赤星と由紀は、暗くなった道をバス停まで歩いていた。

 

周りに誰もいないことを確認して、由紀は口を開いた。

 

「ねえ、赤星君・・・・・・赤星君は・・・・・・どこにカードを隠してたの?」

 

いくら探しても見つからなかったカードの場所が気になっていた。

 

そして、赤星がどういう意図でそこに隠したのかも・・・・・・。

 

赤星は、腕を組んで少し困った顔をした。

 

それからおもむろにカバンを開けると、そこから青いカードが現れた。

 

「えっ!?ちょっと、これって・・・・・・!」

 

由紀は驚いた。カードには『St.Valentine 勇吾』と書かれていた。

 

紛れも無く、今日のイベントで隠されるはずであったカードだ。

 

「実はな・・・・・・俺はカードを隠せなかったんだ」

 

なんで・・・・・・と由紀は聞こうとしたら、赤星が先に口を開いた。

 

 

 

「さすがに、一緒に舞台に立っていたら探しに行かないと思ってたからな」

 

 

 

え・・・・・・?

 

どういうこと?

 

舞台に立ってたって・・・・・・そのとき舞台にいたのは赤星君と高町君と・・・・・・

 

 

 

「だから、他の人に見つかることが絶対無いように、そもそも隠せなかったんだ」

 

 

 

そうだったのね・・・・・・

 

あたしったら・・・・・・やっぱり駄目だわ

 

赤星君が鈍感だと思ってたけど、あたしだって十分鈍感じゃない

 

 

 

赤い顔をしてそっぽを向いている赤星君は、あたしに聞いた。

 

「お前こそどこへ隠したんだ・・・・・・誰も見つけなかったし、俺も見つけられなかったんだぞ」

 

 

 

ごめんね、赤星君。

 

あたしも実はね・・・・・・

 

カバンからあたしは、一枚のカードを取り出した。

 

「えっ・・・・・・?まさかお前も・・・・・・?」

 

「そう。あたしも隠せなかったの。赤星君が探しに行くと思わなかったから」

 

その言葉に、彼の目が点になり・・・・・・そして赤くなった。

 

「赤星君・・・・・・」

 

「待て、藤代・・・・・・俺から言わせてくれ」

 

赤星君は、あたしの両肩に手を乗せて・・・・・・

 

 

 

「藤代・・・・・・俺はお前のことが好きだ・・・・・・」

 

欲しかった言葉・・・・・・

 

「俺は、まだ至らない人間だけれど・・・・・・お前と一緒にいたい」

 

大好きな人・・・・・・

 

「だから・・・・・・俺と付き合ってくれないか?」

 

由紀の両目から、熱いものが流れ出した・・・・・・

 

「藤代・・・・・・?」

 

「違うよ・・・・・・」

 

赤星の言葉に、藤代は涙を拭いながら

 

 

 

「由紀・・・・・・だよ。勇吾・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

「はい、そこサボらない!罰として素振り百本!」

 

「腕下がってる!疲れているときこそ気合入れなさい!」

 

「腰が引けてる!柄で相手を打つくらいの気持ちで踏み込みなさい!」

 

ここは、草間一刀流の道場。

 

師範である赤星勇吾は現在、出稽古へ出ているために道場を空けている。

 

だから、唯一の師範代である『藤代』改め『赤星』由紀は、門下生の指導に当たっている。

 

草間一刀流は、かつては女性の門下生が多かった。

 

理由は簡単。赤星勇吾の指導を受けたい、という生徒が多かったためだ。

 

現在は、男女が半々となっていた。

 

それに、由紀が手伝っているのかは本人の預かり知らぬところではあるが・・・・・・。

 

 

 

先日、恭也が道場を訪ねてきたとき

 

『久しぶりじゃない〜。高町君は最近どうなのよ?』

 

恭也は、出されたお茶をずずっと啜ると・・・・・・

 

『・・・・・・』

 

お茶以上に渋い顔をして・・・・・・無言だった。

 

彼のリリアンでの生活は、あれで終わりではなかった。

 

次の年の学園祭に、彼が出演しているという『忍ちゃん情報』(50%はガセ)が入り、リリアンの学園祭を見に行くと・・・・・・

 

彼を取り巻く女性がさらに増えていたのだ。

 

その一人である、おかっぱの少女が言っていた言葉を思い出す。

 

 

 

『あんた、いい加減気がつけよ!!』

 

 

 

どうやら、彼にもかなり手厳しく突っ込みを入れたようで、ようやく自覚が生まれたらしい。

 

『まあ、それでも高町くんが元気そうで良かったわ』

 

『帰りを待っている人間がいるからな・・・・・・。おかげで怪我したときは大変だが』

 

そう言うものの、恭也の顔は穏やかな笑みを浮かべていた。

 

彼女たちのおかげで、彼も大きく変わって・・・・・・顔の険が取れた感じがした。

 

『ふじ・・・・・・いや、由紀も綺麗になったな。なんかこう、全身から力が抜けた感じがする』

 

優しい笑みを称えてそう言う恭也に、思わず由紀の顔は赤くなる。

 

『おいおい、頼むよ高町・・・・・・人の嫁まで落とさないでくれ』

 

障子をガラッと開けて、出稽古から帰ってきた勇吾は情けない声で言った。

 

『な〜に?勇吾・・・・・・妬いてるの?』

 

『・・・・・・ああ、そうだよ。他のヤツならまだしも、高町だと油断ならん』

 

『赤星・・・・・・ずいぶんな言い草だと思うが?』

 

『その言葉は、今の自分の状況を鑑みて言ってくれ』

 

一瞬むっとした恭也に、赤星が言葉を返した。

 

恭也は、その言葉に反論が出来ずに、ごまかすようにお茶をすすった。

 

『まあいいか。ここに来たってことは・・・・・・やるんだろ?』

 

『ああ。そのつもりで来た』

 

恭也は懐から、小太刀サイズの木刀を二本取り出した。

 

『あなた達・・・・・・飽きないわね』

 

由紀はそれを、苦笑して見ていた。

 

だが、いつまでも少年のように目標を追いかける、彼がやっぱり好きだ。

 

だから由紀は、休憩中の門下生に道場の中央を開けさせて・・・・・・

 

 

 

 

 

『勝負はいつもどおり、蹴りあり投げ無し・・・・・・』

 

 

 

 

 

まだ高町君には適わないけれど・・・・・・

 

 

 

 

 

『時間無制限の一本勝負・・・・・・』

 

 

 

 

 

それでも、あなたは私の世界一だよ・・・・・・

 

 

 

 

 

『始めっ!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

ふたりの剣が・・・・・・重なった。

 

 

 

 

 

 

 

 

End

 

 

 

 

 

 

 

 


あとがき

 

お久しぶりです。

今回は、勇吾・由紀でお送りさせていただきました。

いつまでも純粋さを失わない赤星・・・・・・そして、それに惹かれる由紀。

そんな二人が結ばれる未来を書きたくなりました。

恭也の影に隠れてしまいますが、勇吾も大きな男ですよね。

 

それでは、また別の未来でお会いしましょう。

ごきげんよう・・・・・・




赤星と藤代のエンド。
美姫 「女の子らしい藤代〜」
うんうん。可愛い可愛い。
美姫 「とってもいいお話をありがとうございました」
ございました〜。
美姫 「それでは、この辺で」
ではでは。



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