おんなのこがないている

 

ながれるなみだは、とまることはない

 

 

おとうさんがしんだ

 

フィアッセはじぶんのせいだ、といってないている

 

おかあさんもないていた

 

みゆきが、おとうさんはかえってこないの?ときいてくる

 

みんなないていた

 

 

ぼくはなかない

 

ぼくはしっていたから

 

つよかったおとうさん

 

 

ぼくもつよくなる

 

みんなをまもりたい

 

おとうさんがまもりたかったもの

 

みんなのことを まもるんだ

 

 

 

 

 

だけど

 

護った後はどうすればいいのだろう

 

美由希はそのうち俺よりも強くなる

 

フィアッセも、世界に旅立つときがくる

 

家族も 友達も それぞれの道を歩いていく

 

俺のひざはいつ壊れるかわからない

 

そのとき 俺の進むべき道は 居場所は どこにもない

 

おれは・・・どうしたら・・・

 

 

 

 

 

 

『There is a black sheep in every flock』

 

私の存在を表すにはちょうどよい言葉

 

最初から自分が溶け込めないことはわかっていた

 

悪いのは、すべてを偽っているのは自分

 

だから居場所が無くても嘆くことではない

 

 

でも、私は手に入れてしまった

 

片方の手で自分の手を取って、もう片方を未来へ向けて私を救い上げてくれたお姉さま

 

いつも一人だった私を友達、と呼んでくれた大切な2人の友達

 

私を受け入れてくれた、薔薇の館の人たち

 

 

餌をもらった野良猫が、その味を覚えてしまうように

 

撫でてもらったそのぬくもりを忘れられないように・・・

 

 

忘れられない・・・

 

忘れたくない・・・

 

手放したくない・・・

 

 

 

私は・・・我がままだから・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒き花びら

〜夜に咲く華〜

 

 

 

 

 

 

 




御影さん、投稿ありがと〜。
美姫 「とらハとマリみてのクロスね!」
さて、これからどんなお話が始まるのか。
美姫 「次回を楽しみにしてますね」
ではでは。



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