不破特断ファイル〜信じ続ける勇気を下さい〜 失う恐怖知ってますか?






 この物語は、とある少年騎士がどんな騎士になりたいかを探す為に、聖王教会で「Glaube und Liebe ritter【信愛の騎士】」と呼
ばれている、節黎氷が騎士となったルーツを辿っていくものである。

















氷:『十歳の時に親を亡くし、当時、両親と仲の良かったクイントが俺の保護者となった。』



管理局員:「ご両親が事故でお亡くなりになりました。」



ちび氷:「そうですか。………ご連絡ありがとうございます。」



管理局員:「………では、詳しいことは、クイント一等陸士に聞いてください。………失礼します。」



氷:『両親を亡くした時は、あの格闘では最強の母親と母親と恋仲になるまで、一人で一つの惑星のロストロギアを封印・管理してい
た父が亡くなるとは思わなかった。あの頃は、親の躾が厳しかったから、丁寧な対応ができたと思っている』



氷:『公式には惑星調査中の事故死となっていた。家族である自分に事故の詳細が降りてこない。』



氷:『独自に調査するために管理局に入局することにした。』



氷:『入局には困らなかった。』



ちび氷:「管理局に入りたいんだけど?」



クイント:「へっ、入るの? どこの部署に?」



ちび氷:「機械弄りしたいから、ディバイスマスターになる」



クイント:「えぇ〜、私と一緒で陸戦騎士になってよぉ。しくしく(泣)お姉さん氷ちゃんがいないと寂しくて死んじゃう〜!」



ちび氷:「運動嫌い」




氷:『既に陸士として活躍している騎士であるクイントのお墨付きで、入局理由は、両親のように機械の事故で、亡くなる人を無くす
為と言えばすぐ入れた。』



氷:『取り敢えず、メカニックマイスターの資格を取るために専門学校に入りたかったのだが、自分は親の魔力特性を受け継いでいて、
空戦特性もあり、後は知識と実戦経験が有れば即戦力となる。』



クイント:「これ、氷ちゃんの推薦書」



管理局員:「貴方の階級なら問題なく受理されるけど、いいの?」



クイント:「ええ。」




氷:『結局、訓練校に通いながら専門学校にも通うことになった。』




氷:『通った当初は、座学はしっかりと学んではいたが、実技は全てバインドで済ませていたら、少ない友達からは
「バインドマスター」など言われた。何気にエロイなぁと思い、five on fiveの模擬戦の時に敵五人を甲羅縛りにしたら女子生徒全員
が泣きながら攻めてきた。』



氷:『めちゃくちゃ怖かった。(トラウマ気味』




氷:『その後、逆に男子生徒からは尊敬の眼差しを受けた。ほとんど名前で言われることがなくなった。家でもクイントに試したら、
逆に身ぐるみ剥がされて食われた。』






氷:『数週間経った時、クイントが訓練校に教授に来た。クイントが模擬戦相手に自分を指名してきた。どれくらいの実力なのか分か
らなかったから、クイントの格闘スタイルを真似て戦った。』



氷:『リボルバーナックルは、チェーンバインドを腕に巻いて、ウイングロードは簡単だったが、スケートローラーの変わりに、フロ
ーターフィールドを足に展開して滑走する。結果、訓練用のディバイスが壊れていることに気付かないで戦っていた自分が、疲労で出
してしまった隙に攻撃を食らって負けた。』



氷:『改めて考えると、ディバイスをまともに使ったのはこれが初めてだった。これがきっかけで、訓練期間が短期だったのが1ヶ月
の超短期になって、友達もあんまりできずにクイント所属の陸士部隊に入った。クイントと同じく、ゼスト隊に入った。主にフォワー
ドアタッカー的なポジションで戦った。』



氷:『おおむね順調に進んでいた時に、父さんのディバイスを持った父さんのたれ耳白兎、使い魔のウィズが戻ってきた。』



氷:『戻ってきて、強制的にマスター変更された。その途端に、力と記憶が流れてきた。涙が止まらなかった。』



氷:『疲れた。クイントの笑顔が渇いた心を癒した。』






設定:

クイントと氷が出会ったのは、当時クイントが18〜20歳の時と仮定し、その当時は、准陸尉ではなく、一等陸士位と仮定。



氷はその当時4〜7歳。既に、運動嫌いで機械弄りが好き。しかも、女性に嫌われ過ぎというより、おんなの敵になってます。










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