不破特断ファイル〜信じ続ける勇気を下さい〜 番外編8
































 特断ブレッツエリスターとは、

 平和を願い、平穏を守り続ける『不破』恭也の願いを叶えようとしたエリスが、過剰とも言うべき行為から設立した........

 『法務省特別断罪隊』を示すものである。
































■過去の実力の続き











「まずは状況確認よ」



「フェイトさんの全力って想像つかないです」



「単独戦闘なら、なのはさんより強いって聞いたことあります」



「俺が戦闘指揮をするってことで、執務官は様子を見る。その間に勝負を掛ける」



「「「はい!」」」



「まず、フィールドはいつも訓練で使用しているフィールドだ」



「地形はこちらに有利と」



「まあ、陸戦魔導師に限って言えば、地形に左右されない実力を身につけて貰いたいが」



「そういう意味だと、僕たちってこのフィールドを主に訓練していませんか?」



「君達は気付く余裕はないかも知れないが、同じに見えて細部は毎日違う」



「えっ」



「高町が毎日変えてるんだよ」



「それでは確認することがある。スバル、ティアナ」



「はい」
「?はい」



「待宵からあれ教わっているか?」












「エリオ、スバル、ティアナ「上官命令だ」」











『各自散開』



『『『はい』』』



『エリオ、狙いはつけなくていい。地面にサンダーレイジ』
『ティアナ、クロスファイアバリアブルシフト準備』



『前方60メール先、右15度。左30度前方60メートル先左15度、左90度前方左30度、バリアを直径30センチで展開』
『エリオ、視界が晴れた瞬間にフラッシュ』



『続いて、右15度左40度、発射速度低速20kmで十発クロスファイアシュート。後は、その場から離れろ』
『スバルはエリオと合流』



『ティアナ、アクセル、弾速200キロ』



『ティアナ、フェイクシルエットを一体スバルのそばにつけ、操糸術 空奪束縛陣を上空20メートルに設置』
『エリオ、合図と共に突っ込め、ただし、ウイングロードをかけ上がってだ。突っ込む時に全身に割雷を纏っておくこと』



『ティアナ、設置完了と共にエリオの元へ』
『スバル、敵への道を作った後、エリオの背後から追撃する。ディバインバスター準備をしておけ』



『ティアナ、オプティックハイドで姿を見えなくしてスバルと一緒に移動』



『スタートタイミング、3、2、1『『『GO』』』』



『エリオ、急速降下』
『ティアナ、リングバインドと右腕物理束縛』



『スバル、ディバインバスター』
『オプティックハイド解除』



『威力最大、クロスファイアシュート』



『ティアナ、アンカーで結界より上空に移動』
『スバル、ティアナの足場を形成』






                       『「一斉攻撃」』















『フィールドは、いつも使用しているものですね』



『はやてちゃんに無理言って私を呼んだのは何か理由があるのでしょうけど』



『始まりましたね。モンデイアル三等陸士が地表面からサンダーレイジでフェイト執務官に攻撃。狙いを定めなくて良いということな
ので何か氷さん、節黎執務官は考えているのでしょうけど』



『クロスファイアバリアブルシフトってどんな魔法でしょうか?クロスファイアの応用だと名前から推測できますが』



『あっ、サンダーレイジでほこりがハラオウン執務官の視界を塞いでます』



『ハラオウン執務官の周りにバリアが現れました。ハラオウン執務官の攻撃を防ぐものならあまりにも弱いですし、私が使うプロテク
ションと同じくらいの大きさでは』



『ハラオウン執務官の周りのほこりが沈んで視界が晴れてきた瞬間に閃光が、多分これも目眩まし』



『地球では、ダブルバインドの戦法と言われている』
『えっ、氷さん? 指揮中に話して大丈夫なんですか?』



『さっき言った資格の合格基準に、1部隊以上の人員に同時に的確な指示ができるかってのがある』



『あっ、ありました。本当に書いてあります』



『今回は一度に指示する人数は二人。慣らし訓練にはちょうどいい』



『すごいです』



『慣れてきたらもう少し質問に答える回数増やすから、回線切らなくていいよ』



『はい!ありがとうございます』



『ランスター二等陸士の攻撃にいつもよりスピードがありません。弾速を抑えるのはどうしてでしょうか?』



『いきなりスピードが上がりました。ハラオウン執務官もオートガードをしなければ危なかったでしょうか?』



『ウィングロードがハラオウン執務官に向かって行きます。えっ、モンデイアル三等陸士が、ウィングロードを駆け登って攻撃!』



『すぐ避けられてしまいましたけど、何か不自然です』



『例えるなら、三車両の列車の連結を解いて物量で攻撃するようなものだ』



『えっ、良く分かりませんけど、近距離でディバインバスター?避けられる筈なのに直撃?』



『スバルの後ろでティアナがバルディッシュを持った腕を物理的に一瞬拘束したからな』



『あれはバインド?』



『蜘蛛の糸のように相手を捕獲するものだ。魔力と物理の併用だから、さっきのような一瞬の拘束とは違う』











「一撃、必到! ディバィィィン、バスタぁぁぁ」



「クロスファイア、シュュュュート!」



「ストラーダモードリリース! 稲妻、激襲!ライトニングソニック」



 スバルのディバインバスター、ティアナのクロスファイア、そして、氷直伝、エリオのライトニングソニックがフェイトに直撃した。







■シリーズものやりたいな。リィンと氷の熱々デート♪ マイスターとロードの不思議な関係? 氷のお宅訪問?
 電脳世界でガジェット大暴れ? 機動六課の通常業務 etc...



 お宅訪問が今のところ設定がうまくかみ合うし、書きやすいね。



 因みに文章の中の「ダブルバインドの戦法は、私が使用している意味合いは「二段構え、二段拘束」であって、医療用語のダブルバ
インドとはかなり違いますので……。








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