不破特断ファイル〜信じ続ける勇気を下さい〜 9.1話#1-StrikerS編-PHAMTOM-OF-KNIGHT-




























 特断ブレッツエリスターとは、
 平和を願い、平穏を守り続ける『不破』恭也の願いを叶えようとしたエリスが、過剰とも言うべき行為から設立した........
 『法務省特別断罪隊』を示すものである。






















「じゃ、調査報告聞かせてもらおうかな?」




「はい」
「わかりました」




部隊長室には、俺を含め、部隊長、部隊長補佐、教導官、執務官が調査報告と言う名のmeetingを始めるところだ。




「空曹長がいるのにしたっぱの俺が怪我を押して何で出席しなきゃならん」




「特断課との共同作戦という形に捉えられたら、責任者不在なのに何会議しとんねんってことになるねん」




「はぁ(びくっ)」




因みに、機動六課の初任務で重傷なのは俺だけ。スバルとティアナが軽い魔力渇きと筋肉痛で後は軽傷。




全身打撲に重度の筋肉痛、臨界後の長時間実装で酸素不足による血栓やらetc。




上げたらきりがない。




魔法で何とかできるのは重度の症状だけで、気を抜くと筋肉痛、酷くなると肉離れに近いつりになる。




「まずは隊長達から」




「作○目標区域での空戦で今まで通り、ガジェットを○○し、新人達の安全を確保するはず○○○○○」
「途中から動きが急激に変わり○○○、私達でも追い詰められたよ」




六課のmeetingは変わっていて、report上げてから現場の意見を聞くような体制をとっている。




つまり、ぶっちゃけ反省会になっちまう。




疲れた。




「機械だからできることだからな。並大抵のリスクじゃ、接近戦も遠距離からの攻撃も無意味だが、荒れだけの動きは制限時間があるはず」




「○○○、シャーリーに任せとる」




「まあ、AAAクラスの広範囲攻撃でしか今のところ対処できないがな」




「でも、ティアナ達はどうして倒せたのですか?」




「....」




「いろいろだ」




「それじゃ、わからんって!」




「私も、○○を預かる身だからね。よくわからない力を使わせるなんてできないよ」




「スバルの『スキル』を爆発的に上げて、遠距離の攻撃をサポートするディバイス、魔力不足を補いティアナの戦闘幅を広げ
るディバイスだ」




「どうしてあんな危険なディバイスを?」




「人手」




「わっ、一言で済ませたわこの人」




「はやてちゃん。もう許可した時間は過ぎてます!(怒)」




やっと来たな。地獄料理医師。患者を無理矢理やりくりしやがって。




はぁ、マッシブテクターは大破、ブレッツコードは小破だが重度メンテナンス行き。




ベクタージェットはまだ調整中なのに。




待宵はベクタージェット、ブレスタージェット以外の大規模ディバイスはまだ修理できないし。




「はぁ、じゃあな」



















「はあ、カルテで確認しても結果は同じか」




3時間の睡眠の後、自分のカルテを確認するが結果は変わらず、次の任務では戦闘は出来ない。警備系は出来ないだろう。




「勝手にカルテ見ないでください!」




「何で?」




「個人情報保護法に違反します!」




「俺、医者。自分が受け持つ患者(自分)の容態知らなくてどうする?」




「だめです!」




「これ、医療の現場の常識だぞ」




はっぱかけてみた。




「はぁ〜」




何か疲れたんで寝る。栄養ドリンク飲みたいなぁ。




「何だ?」




起きたら、上着を脱がされていた。




「迎えに来たの」




「次の任務先に行くので」




ニコニコしているなのはと違ってフェイトは申し訳なさそうな顔。よくみると二人とも目が死んでいる。(ハイライト消えてるよ)




「行こう。フェイトちゃん」




「うん」




いつの間にか、記憶が飛んでいると任務がいつの間にか言い渡されていた。




勝手に病室から連れ出され、ヘリに乗り、着いた先でスーツに着替えさせられた。




ティアナとなのはに、、婿に行けない体にされる。息子いるけど結婚してないんだから。




キャロとスバルとシャマルとはやてにも見られたな。リィンはいいや。赤ちゃんだし。




「はぁ」




「ほんならあらためて、ここまでの流れと今回の任務のおさらいや」




「今まで謎だったガジェットドローンの制作者、及びレリックの制作者が判明した。このおとこ違法研究で広域指名手配されている次
元犯罪者ジェイル・スカリエッティを中心に操作を進める」




「こっちの捜査は主に私がやるんだけど、皆も一様覚えておいてね」




「「「「はい」」」」




「何でこっちをみる」




「手伝ってほしいなぁ」




「何足も草鞋履けないぞ」
「そうだよね」




「で、これから向かう先はここ、ホテルアグスタ」




「骨董美術品オークション会場警備と人員警護、それが今日のお仕事ね」




「取引許可の出ている多数のロストロギアが出品されるので、その反応をレリックと誤認する可能性が高い、とのことで私たちが警備
に呼ばれたです」




「この規模のオークションだと密輸の隠れ蓑になるし、いろいろと油断は禁物だよ」




「まあ、お前らは適度に緊張してれば問題ない」




「逆に油断してるのは隊長達だ。この場合、会場警備には室内戦闘に特化した奴を要人に配備しなければならないが、待宵しかいない。
はっきり言ってアホだ。敵はガジェット以外に絞れって」




「現場には昨日からシグナム副隊長、ヴィータ副隊長、待宵隊員他数名の隊員が張ってくれてる」




「私たちは建物の警備にまわるから前線は副隊長達の指示に従ってね」




「「「「はい」」」」




「あの、シャマル先生この鞄は?」




「これは、隊長達の仕事着よ」




さっきから、無理矢理任務に連れ出され、警備の不安要素やまた仕事増えるのはいい。




一番ムカつくのは、




「ゲンヤが、何処が気に入ったんだか、クイントの服をこいつらに仕立て直してプレゼントしやがったのさ」








イライラするのを無視して、仕事に集中することにする。










「厳重と言えば厳重なところだ」




空間認識を阻害させるホールの構造、出入口は二ヶ所。要人を殺害する目的なら場所は一番目立つ舞台側が最適ではあるが危険度も高い。




警備員は一般のボディーガードのようだ。




他にも紛れている。この広さを補うなら十分な人数ではあるが、仕事上人員は確保しずらく、大抵少ない人数でやりくりをしなければ
ならないことを考えると、何か起きるのは間違いないだろう。




主催者側は何を隠しているのだろうか?




『これなら、余程のことがない限り私たちが出る必要もないかもね』




『そうだね』




「はぁ『お前ら俺の言ったこと全然聞いてないのか?』」




『わかってるよ』
『どこか気になる事があるの?』




『フェイトはミッドだがなのはは地球、恭也と士郎の家族なんだぞ。』




『お父さんに護衛の話は聞いたけど』




『・・・実戦で学べばいいさ』




『オークション最初の品は絵画だね』




『ああ、ロストロギアらし、来たぞ!』




『クラールビントのセンサーに反応』




『六課の前線メンバーが余力を持って戦える戦力だとすると、陸戦T型30に陸戦V型7位か?』




『陸戦T型機影30、32、35、陸戦V型機影2、3、4』




『フェイト、主催者側に説明頼む』




数分後戻って来たフェイトの結果を聞く。




『外の状況は伝えたんだけど、通常通り再開するって』




『そう』




どうやら、絵が出てきた。




「ちっ、この絵かよ」




「まずはじめはこの絵、ロギアロギア魔王と勇者です」




『ロングアーチ、高町教導官、フェイト執務官』




『はい』




『はい』




『どうしましたか、スターズ5』




『金貸してくれ、あの絵、買い占める』




『『『えっ』』』




『『『『えぇー!?』』』』




『ちょっと、今任務中!』




『簡潔ながら聖王教会信愛の騎士から正式依頼とする。今出展されているオークション品、ロストロギア魔王と勇者、正式名血塗られ
し騎士を何としても手に入れてほしい』




「このロストロギアは、周囲の魔力を吸収し、映像を見せるというものです。どんな映像なのかは手に入れてからのお楽しみ」




『あの映像を騎士が見たら騎士の未来を潰される、騎士でなくても、六課の新人には見せられない。実際にあった話だから余計だ』




『データに有りました。一人の平凡な少年が騎士になり魔王を倒すまでのサクセスストーリーを見せるらしいです』




『どこも危険がなさそうだけど』




『うん』




『あれは、魔力資質が高いものには魔王を倒した後も映像が流れる』




『そんなのデータにありませんよ』




『まあ、魔力を吸われ続けるとかの危険もないからな。重要視しなかっただけだろうが』




「初めは5000000で」




「5600000!」




『騎士は倒した魔王の血を浴び心を汚される。人は騎士を讃えたが、やがてその力に人が怯え、争いにより大切な人を殺され闇に堕ち
て魔王となり、騎士に倒されることを繰り返す』




「10000000」




「10000000が出ました他にはいませんか?いないならこれで」




「100000000」




「「「!?」」」




『その騎士と魔王一部に、歴代の信愛の騎士の何人かがいる』




『『『?!』』』




『まあ、今だに聖王教会の裏の塊である信愛の騎士の情報が外部に漏れるのも良くないからな。因みに見た奴は生きる活力を奪われた
り、騎士の心が折れる。例外中の例外だが、信愛の騎士に殺されたってのもある』




「もういないですね」




「では、売却」




あの絵には、本当はシャーリーの言ったようにサクセスストーリーだけだ。




うまく騙せたのはよかったが。




あのころはみんな感受性が高過ぎた。




俺は今ではもうヴェロッサの兄の名前を思い出せなくなっていたが、あの時起きたことは覚えている。




信愛の騎士になりたててすぐにあの事件は起きた。




些細なことだった。あの魔王と騎士の捉え方で二人は喧嘩したらしい。




古代ベルカ式、無限の猟犬。レアスキルではあるが、兄弟両方そのスキルを持っていた。




今では制御出来ているが、昔は激情で暴走を起こしたものだ。




暴走と言っても、魔力切れか高クラスの騎士が猟犬を倒すことで対応していた。




二人が絵のことで喧嘩した時は運が悪かった。魔力が増えてきて、そろそろ魔力切れは狙えないが、感情がある程度は二人とも制御出
来てきて暴走の回数も減っていき、騎士は俺とシャッハしかいなかった。二人の猟犬は制御を離れるが兄弟というためか共鳴しあい、
三体づつ合体して二回りでかい三頭の頭を持つ猟犬となって無差別に襲いかかってきた。




この猟犬のことを暴走スキル地獄の番犬と名付けられたのは皮肉か?




普通の無限の猟犬なら一緒にいたカリムを守りながら二人の魔力切れか応援を待てば良かった。




だが、地獄の番犬は火を吐き、防御があまり固くないシャッハとは相性が悪く、俺も慣れない三人を覆う防御魔法に魔力を大量に消費
してしまい、持久戦にもっていくことが無理だった。
こちらが先に魔力切れになる可能性が高かったので、ユニゾンして、地獄の番犬を倒し、魔力の高かった兄の方に群ながる猟犬を潰し、
ヴェロッサと同じくグラシアに引き取られたヴェロッサの兄を殺してしまった。




殺した後は、ヴェロッサとカリムの記憶を封印したが、ヴェロッサはもうひとつのレアスキルを自分に施して、カリムもレアスキルで
封印が解けてしまった。




その時の絵は処分したとカリムの両親は言ってたが、破棄しなかったらしい。




9話〜10話の話が急過ぎるので、間に原作7話の話を入れてみようと思いました。

オークション会場なのにセリがなかったのはどうだろうか?と原作では思っていたので、

オークションの様子→聖王教会→信愛の騎士→ヴェロッサが昔はレアスキルを制御できなかった→実は兄がいた→氷が絵を競り落とす
ただ競り落とすのはどうか?→実は絵は危険度がかなり高いロストロギアである→危険度が高いロストロギアと嘘をでっちあげる
→でっちあげではなくて何かのネタにしよう→「ループする」

上記のように考えた。

ちなみに、氷は、会話の内容を聞き取るのに凄く集中力を使用する為に、やる気や体調が悪いときは、「○」部分の言葉は聞こえていません。




会議にオークション。
美姫 「しかし、あのお金は最終的に何処か出すのかしら」
依頼してきた騎士かな。
美姫 「もしかして、自腹になったりしてね」
あ、あははは。ちょっと洒落にならない額ですけれどね……。
美姫 「さて、それじゃあ、今回はこの辺で」
ではでは。



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