不破特断ファイル〜信じ続ける勇気を下さい〜 9話#4-StrikerS編-TAKE-ME-HIGHER-
































 特断ブレッツエリスターとは、

 平和を願い、平穏を守り続ける『不破』恭也の願いを叶えようとしたエリスが、過剰とも言うべき行為から設立した........

 『法務省特別断罪隊』を示すものである。










補足










 「特断一課及び二課」は不破恭也が新たに管理局に設立した組織。

妹とその親友逹の新たな旅立ちは幾多の次元世界を駆ける仕事。

そんな彼女逹の姿を見届けるために、管理局内部に設立した特断ブレッツエリスター。

正式名「管理局監査部隊兼特殊犯罪警防−特別断罪隊ブレッツエリスター」である。





















 特断一課は、あらゆる戦闘に特化した集団。また、特断二課は、一課よりも戦闘面ではやや劣るが、レスキューに特化した集団であ
る。その力は、少しずつ表に出始めていた。
























































 クイントさん、貴女の命日よりちょっと早いですけど、報告に来ました。

 貴女の娘達は、今のところ順調に成長しています。

 これからが楽しみですよ。

 だから、彼女達を見守っていきたいと思います。

 貴女を管理局の闇から救えなかったけれども、あの子達の未来を潰されない為に、再び戦場に戻ってきました。

 今度は、ずっと前を向き続けられるように頑張ります。











               以上、特断二課隊長 節黎氷より











 なんてね。あっ、そうそう、貴女のくれた魔力で動くローラーブーツ、名前覚えてないですけどスバルに託します。

 貴女は上手いって誉めてくれましたけど、シューティングアーツも、やっぱり向いてませんでした。

 貴女から伝授されたシューティングアーツの奥義を使う資格も失ってしまいましたし。






「ひょうさんでぇすか?」

 Soundonly。相手には自分の声しか伝わらない。

「はい」

「聖堂教会がレリックの情報をつかみましたぁ〜」

「了解、詳しい話は後で」

 じゃ、仕事に戻ります。










「さてと、今日も頑張ろう」



【all right】



 訓練フィールドの形成。市街地でのガジェットとの戦闘を想定した実際に存在する建造物を再現。今回、なのはは雨天後の天候デー
タを取り込む。



 もう、四人同時に相手をするのが厳しくなってきた為のちょっとした意地悪だった。



「今日も、頑張ろう!「「オー」」」



 スバル達の元気な声が聞こえてきた。



「はい、整列」



「節黎さんのお陰かな、スバルは攻撃後の硬直時間が短くなって隙が減ってきたね」



「はい」



「ティアナもスバル達の指揮も様になってきたし、戦術の幅も広がってるし、指揮試験受けてみる?」



「いえっ、練習でいっぱいいっぱいです」



「スターズの二人も結構頑張ってるしね」



「ありがとうございます」



「あの、節黎さんてどんな人なんですか?」



「私も気になりました。スバルさん達の特別講習の実施監督と聞いてますけど」



 エリオとキャロのスターズの幼少組は氷にあったことがないので気になっている。








スバルは「シューティングアーツはギン姉よりも上手かったし」とのこと。






ティアナは「射撃と幻術も私より上手かったですし、管理局のデータをぱぱっと改竄してましたし」とのこと。






 スバルとティアナは思い思いに氷の印象を語る。

 ティアナの最後の言葉にはなのはの顔が引きずっていた。

「やっぱりあれが一番かな」

「そうね」






                    「「資格マスター」」






 なのはは「う〜ん、私から見ると【虚弱体質者】かな、残業とか余りしてないのに、毎朝栄養ドリンク飲んでるみたいだから」との
ことです。






「えっ、あの人毎朝も飲んでるんですか?」



「毎朝も?」



「講習の時模擬戦の後必ず飲んでました」



「(いつの間にか手に持ってるのは不思議だったなぁ〜)」



「(どれだけ無理してるの?)」



「じゃ、シュートイベーション」



「頑張っていこう」



「「「「はいっ!」」」」



「各自散開、何とか一発当てるわよ」










       <ここからは音声でお楽しみください>







「アクセル」



【スナイプショット 】



「シルエット、やるねティアナ」



「うわっ」



「いい反応」



「ティあぁ〜えんごぉ〜」



『バカ危ないでしょ、待ってなさい、今援護射撃するから』



「えっ」



「もう、この肝心なときに」



「いっけー、ストラーダ」



「うわぁぁ」



「外した?」



【ミッションコンプリート】



「今朝はここまで」



















「きゅー」



「どうしたのフリード」



「何か焦げ臭いような」



「スバル!あんたのローラー」



「あっ、ちゃー無理させちゃった」



「ティアナのアンカーガンも辛い」



「えぇ、特別講習の時に全体のフレームが歪んでしまったんで、騙し騙しでもまだ使えるのが不思議なくらいです」



「実戦用の新ディバイスに切り替えかな」



「困ったな、エリオとキャロのディバイスはできてるんだけど、スバルとティアナのはまだ設計でもたついて完成するのが来週なんだ」



「ディバイスのことも含めて、今日の朝の訓練は軽くしたんだ」



「詳しくは後にするけど、特断二課との共同戦線を張ることになったの」



「特断二課?」



「どんな...」








 話している途中で、宿舎の反対側から車が向かってきた。



「わぁ、この車フェイトさんのなんですか?」



「そうだよ。キャロ」



「う〜ん、どっかで見たような」



「スバルとティアナはこの子に乗ったことがあるんだけど」



「みんな少し離れて」



「着化」



【着化】



 エフェクトファンで空中に車体が持ち上がり、白いカラーリングの上から黒い装甲を纏って着地する。



「あっー」



「私のディバイス、ブレッツコード、よろしくね」




【よろしくたのむ】




『フェイト執務官、何があった………いくら六課の所有になったからって無暗に着化するなよ』




「すいません、エリスさん」









「みんな、これが、みんなのディバイスです」



 シャーリーは、キャロとエリオのディバイスについて説明をしていた。



「みんながディバイスに慣れてきたら、一段階ごとにディバイスリミッターを解除することになっている」



「隊長たちの権限で、その場でリミッターが解除できるですよ」



「リミッターと言えば、これも話しておいた方がいいかな。隊長達、私、フェイト隊長、シグナム副隊長、ヴィータ副隊長、はやて部隊
長は自分にもリミッターを掛けいてね。能力限定って言ってね、部隊ごとに保有できる総量って決まってるでしょ」



「えっ、じゃ、氷さんにも」



「ああ、特断課ってもともと人数少ないからリミッターなんて使わなくて良かったんだ。ここでは申請面倒だけど、特断二課からの出
向扱いとか、リミッター申請とかめんどくさかったよ。普段書かない書類ほど時間が掛かるからね」



「まあ、それ以外にも、氷さんは、特断二課隊長だから、本当は私達と同じように六課の隊長や副隊長になって欲しかったんだけど」



「あははははは、因みにはやてと同じで4ランクダウンしているから、だいたいフォワード達と同じランクだよ」



「えっ(汗」



「まさか」



「特断二課から来ました。節黎氷です。機動六課でスターズ隊、ポジションは「バックスね」えー!嫌「ダメ」バックスをを担当しま
す。以上、よろしく」













「これって」



「一級警戒体制」



「ガジェットが動き出した。対象は移動中」



「移動中って」



「レリックは、山岳リニアレールで移動中、車内には結構なガジェットが潜伏している模様」



「スバル、ティアナ。実戦用のディバイスのない二人は待機と言いたいところだけど」



「君たちのディバイスはこれだ」



 スバルとティアナに投げ渡されたのは、3個の携帯電話だった。



「普段使っているディバイスとかなり違うから、ディバイスの説明が終わったらすぐ二人を連れて向かう」



「機動六課出動!」



「「「「「「「了解」」」」」」」








緋翔「節黎氷のキャラ設定に関して、毎朝栄養ドリンク飲んでるとか、ストレスが溜まりやすいやらは、自分がいつもそうだからって
いうのと、肩書きだけの人より、アンバランスな人っていうのを作りたかったからっていうのが一番の決め手になりました」

はやて「ちなみに、栄養ドリンクってな。飲み過ぎると、胃や肝臓とかに悪いんや」

フェイト「シャマルが販売している栄養ドリンクって胃や肝臓にはやさしいけど、効果が切れた後半日は体が痺れるんだよね」

氷「あれは、味が嫌いだからいらないぞ」

シャマル「そんなぁ〜、バージョンアップしたもの試飲してもらおうと思ったのに」

フェイト「さすがに、●ロリ濃厚ピーチ味は飲みにくかったね」

リンディ「お茶に入れるとおいしいのに……」






栄養ドリンク一気飲み!
美姫 「いや、誰もアンタの心配はしないと思う」
……まあ、分かってたけれどね。
美姫 「それじゃあ、また次回でね〜」
う、うぅぅ。少しぐらい優しくしてよ。



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