SHUFFLE! 〜ANOTHER STORY IF・・・〜
 
第十四話
 
 
 
 
 

 

「海だなぁ……まー坊………」
 
「海だねぇ……神ちゃん………」
 
「「う〜み〜〜!!」」
 
ズドドド
 
海岸を走り回る王2人
 
「テンション高いな…」
 
「まぁあの人達だからな…」
 
パラソルやクーラーBOXを用意しながらもはや諦めたように話す稟と隆眞
 
「お兄ちゃん、お待たせ」
 
「…稟」
 
「稟お兄さんに隆眞お兄さん♪」
 
「桃香にプリムラちゃんにツボミちゃん、早かったね

3人とも似合っているよ。なぁ稟」
 
「ああ、可愛いよ」
 
「ありがとう(笑)」
 
「…ありがとう(照)」
 
「ありがとうございます(嬉)」
 
3人はそれぞれ水色と黄色と桃色のワンピースタイプの水着を着ていた
 
「他の皆は?」
 
「日焼け止めを塗っていたよ」
 
「…楓と桜が来た」
 
「お待たせしました稟くん、隆くん」
 
「お待たせ隆ちゃん、稟くん」
 
楓はオレンジのビキニにパレオを羽織り
 
桜は赤いビキニに少しだけフリルのアクセントを施した水着を着ていた
 
「「………」」
 
「「どうし(たの)(ましたか)?」」
 
「(頭を掻きながら)…その、似合っているよ、桜」
 
「(頬を掻きながら)…綺麗だな、楓」
 
「「あ、ありがとう(ございます)(赤面)」」
 
「こ〜ら稟ちゃん、隆眞くん!2人ばかり誉めてないでボク達もみてよ!!」
 
後ろから亜沙の声が聞こえ振り向く
 
亜沙はスポーティータイプの青いビキニ
 
カレハは緑色のワンピース
 
シアは黒と白のストライプのビキニ
 
ネリネは白のワンピースだけど胸元が開けたタイプだった
 
「い、いや皆、よく似合っているよ(照)」
 
「たしかに、よく似合ってます(こちらも照)」
 
「……皆の裏切り者なのですよ〜〜〜………」
 
「麻弓さん?」
 
「どうして同じくらいの年齢でこうも体型に差が出るのですか〜〜!!」
 
『な、なんでと言われても』
 
「むき〜〜〜!!勝者の余裕なのですか〜〜〜!!」
 
「こら麻弓、成長とは人それぞれだろうが…」
 
紅女史が注意するが
 
どど〜ん(はち切れんばかりの体を覆う黒ビキニ姿)
 
「ふぇ〜ん!!なっちゃんのおっぱい魔神〜〜〜!!!」
 
麻弓は走り去っていった
 
「な!?なぜわたしがおっぱい魔神なのだ!!」
 
「なっちゃんが言っても説得力ないよ………」
 
呆れながら突っ込んいる亜沙
 
「そういえば…」
 
「どうしたのリンちゃん」
 
「いえ、緑葉様がいないようですが……」
 
「あれ?そういえば…」
 
「ああ、あそこで日光浴させてる」
 
隆眞が親指を使い沖を指す
 
「縄を解け稟、隆眞!」
 
エビフライのままゴムボートに寝かされている樹
 
「危険性高かったからな」

 

『あぁ〜〜〜』

 

思わず納得する女性陣だった

 

 

 


あとがき

 

その1「えぇ〜〜、と言うわけであとがきです!!」

 

その2(正座中)「ちょっ……その1、ギブ!!足が!!足の感覚が無ぇって!?」

 

その1「ん?あぁ、お疲れさん。もういいぞ?足、伸ばしても」

 

その2「だから、痺れて動かせねぇんだって!!」

 

その1「あっそ?じゃあそのままでいれば?」

 

その2「テメエ、その1〜〜〜〜!!!」

 

????「あ、あの、大丈夫ですか?」

 

その1「おや、ネリネさんいらっしゃいませ〜〜」

 

ネリネ「あ、はい、お邪魔しますね

シアちゃんから伺ってきたんですが………その2さんは大丈夫ですか?」

 

その2「(滂沱の涙を流しつつ)うぅっ、良かった……心配してくれる方がゲストで本当に良かった………っ!!」

 

…………優しさに触れて癒されているようだ

 

その1「おらよ」

 

ゲシイッ

 

その2「はうあ!?」

 

後ろから蹴られて倒れ伏すその2

 

その2「何するその1!!痛いじゃねぇか!!」

 

その1「正座をといて欲しかったんだろ?むしろ感謝してほしいなぁ?」

 

ナゼか不機嫌そうなその1

恐らく自分がお仕置きされている時に心配されたことが無いため、拗ねていると思われる

 

その2「自業自得だからだろうが、このボケくらげ………」

 

その1「なんだと?この焼き鳥ペンギン………」

 

ネリネ「あ、あの、お二人とも、ここはあとがきなんですから………

せっかく読んでくださっている方たちに失礼ですから………・」

 

その1・2「「ハッ!!し、失礼しました!!」」

 

険悪になりかけたところを仲裁されるその1、2

……本当に作者の自覚があるのだろうか?この2匹は………?

 

ネリネ「それで、私はどうすればいいんでしょうか?」

 

その1「あぁ、いえいえ

この場では、ゲストの皆様には感想や希望などを伺っていますので」

 

その2「ええ、そうです

例えばネリネさん?いかがでした?稟くんに水着を褒めていただいて?」

 

ネリネ「え、えぇっ?(赤面)

え、えっと……その………恥ずかしかったんですけど………

やはり、稟さまに見ていただきたくて選んだ水着でしたから………

嬉しかったです………(花が咲くような笑顔)」

 

その1「あっはっは、いやぁ〜〜すばらしい笑顔だ…………

稟………後でちょっと話し合おうか………ククククク…………」

 

その2「ネリネさ〜〜ん?

このクラゲ、稟くんにケンカ売る気ですよ〜〜〜?」

 

ネリネ「……稟さまに…………危害を加えるというのですか…………?」

 

すぅ………と視線に冷たく力が籠もっていく

 

その1「はぁっ!!しまった、ネリネさんの性格を忘れていた〜〜〜!?」

 

ネリネ「稟さまに仇なす者は許しません!!」

 

 

キュゴゥッ!!!

キュドドドドドドド!!!

 

 

すさまじい密度の魔力球が生成され……………

豪雨のように降り注ぐ!!

 

その1「ぶげらぼげびぇえ〜〜〜〜〜!!」

 

その2「フッ…所詮、キサマの扱いなどこんなものなのだよ、その1………

さて、ネリネさん、悪も滅んだところで今後の希望などお聞かせいただければ……」

 

ネリネ「(ハッ)え?え、えぇ、そうですね………

私はやはり、稟さまに………その、愛していただければ………あの………(赤面)」

 

その2「あ、やっぱり」

 

その1「聞くまでもありませんでしたなぁ?」

 

その2「はおあっ!?どっから沸いて出たよ、このクラゲ!!」

 

その1「ん?こんなこともあろうかと、事前に株分けしておいた」

 

注:クラゲは株分けすることができます(実話)

 

その2「お前、ほんとにヌイグルミか!?」

 

その1「は?今まで散々再生やら復活やらしておいて今更なにを?

我らはとっくに本物のナマモノに進化しているぞ?」

 

その2「いや、そりゃ復活やらしてたけど、ナマモノっていつの間にだよ!?

最初はクラゲとペンギンのヌイグルミだったじゃねぇか!?」

 

その1「これが時代の流れというものさ………さて、ネリネさん、ご安心を

皆様に安心していただける未来を、その2をボコってでも作らせますので」

 

ネリネ「ほ、本当ですか!?」

 

その1「えぇ、シアさん達にもよろしくお伝えください」

 

ネリネ「はい!!お願いしますね、その1さん!!」

 

その2「人の話し聞けよ!!

そしてマテや、ボケくらげ!!そんなこと勝手に……」

 

その1「では、次のあとがきでお会いしましょう〜〜〜」

 

ネリネ「では、また次回にお会いしましょう♪」

 

その2「待てぇえええ!!終わらすなぁああああ!!」

 

 

その2の魂の叫びを残しつつフェードアウト









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