SHUFFLE! 〜ANOTHER STORY IF・・・〜
 
第十三話
 
 
 
 
 

『………』
 
神王・魔王プライベートアイランド敷地内
 
そこには
 
青い海
 
透けるような空
 
照りつける太陽
 あ
これはまさに南の楽園
 
「どうでい稟殿、気に入ってもらえたか?」
 
「ええ…とても素敵な島ですけど、どうやって手に入れたんですか?」
 
「なに神ちゃんと2人で島を作ったんだよ」
 
「作ったって…」
 
「おうよ、シア達に思い出が出来るようにな」
 
ポンッ
 
「稟諦めろ…おじさん達の暴走は止められん…」
 
「隆…なんで悟っているんだ…」
 
「仕方ないだろう…おじさん達だし…」
 
「……隆眞も慣れた?」
 
「慣れたくはなかったんだけどね…」
 
「…まぁとりあえず泊まる所に移動しようよ」
 
「亜沙先輩の言う通りですね、行きましょう」
 
そう言うと
 
「隆くん、それって私たちの荷物…」
 
隆眞は自分の荷物以外に
 
桜、楓、プリムラ、桃香、麻弓の荷物を持ち上げていた
 
「気にするなついでだ」
 
「だな…」
 
そう言って稟も
 
シア、ネリネ、亜沙、カレハ、ツボミの荷物を持ち上げて歩きだす
 
「稟、隆眞なに点数を稼いでいる」
 
「バカもの…あの2人は貴様と違って自然にしているのだ」
 
エビフライ状態の樹を見てそう言い放つ紅女史
 
「まぁまぁ、撫子先生なぜこちらに?」
 
「若い男女が一緒に旅行するなど、間違いがあってはならんし……

それに……あの2人が保護者になるとは思えないのでな…」
 
『あ…あはは………』
 
そうこうするうちに海岸沿いの建物に到着
 
「ここだぜ」
 
「神ちゃんの希望で温泉もあるからね」
 
「立派ですね…」
 
「あたぼうよ、泊まるならしっかりしてね〜とな」
 
建物から執事服を着た男性が出てきたが…
 
ビクッ(神王と魔王とシア以外が後ろに移動)
 
それもそのはずだろう…………

2メートルはありそうな筋肉質な大男(イメージ〓の錬〓術士の筋肉達磨)がいきなり現れれば…
 
「ユース様、シア様、皆様お待ちしておりました」
 
「おう、よろしく頼むぜラフ」
 
「お久しぶりっす、ラフさん」
 
ちょんちょん
 
麻弓がシアに話し掛ける
 
「あ、あの〜…シアちゃん、こちらの方は………」
 
「神界で執事長をしてくれている人なの」
 
「お初にお目にかかります、わたくしラフ=レシアと申します以後お見知りおきください」
 
『ははは…はい』
 

「あ、荷物を運びたいんで部屋を教えてもらえますか?」


「これは失礼しました、皆様の部屋割りはこちらになります」
 
稟・隆眞・樹
 
楓・桜・プリムラ・桃香
 
亜沙・カレハ・ツボミ
 
シア・ネリネ・麻弓
 
「認めん!なぜ俺様が男と同じ部屋に泊まらなくてはならないんだ!」
 
「アホか…お前を監視するために同じ部屋にしてくれているのだ」
 
「野放しに出来るか…」
 
「なにを言っている、女性の味方緑葉樹!!

安全安心の俺様の何処が危険だというんだい!?」
 
「「全てだ」」
 
「はい結果がわかったことで緑葉くんは『エビフライ』ということでいくのですよ」
 
「こら、よせ麻弓!!」
 
「「さっさと行くぞ害虫!」」
 
「隆ちゃん稟くん、着替えて海岸に集合だよ」
 
「わかった」
 
「着替えたらすぐに行くよ」
 
「は〜な〜せ〜」
 
「喧しい」
 
(ドスッ)「ぐはっ」
 
「いいんでしょうか?」
 
「緑葉くんだし大丈夫でしょ」
 
「あ、あはは……」
 
「さてと、ボクの水着姿で稟ちゃんを悩殺するぞ〜〜!!」
 
「まままぁ、亜沙ちゃんったら大胆です♪」
 
「きゃきゃきゃあ!!」
 
「そこ、スイッチ入れない!」
 
「………(じ〜)はぁ、稟くんはもう少し大きいほうがいいんでしょうか?」
 
「……楓?どうしたの」
 
「なななんでもないんですよ、リムちゃん!?」
 
「楓ちゃん…」

 

 

 


あとがき

 

作者その1「さて……皆様、いかかがお過ごしでしょうか………?

お待たせすること幾星霜、遅筆の代名詞となりつつあるヘル&ヘブンその1です……」

 

作者その2「覚えて頂いてますでしょうか?

毎度毎度、相方がご迷惑をおかけしています………ヘル&ヘブンその2です………」

 

二人そろって土下座しながら挨拶を述べる作者二人

 

その2「と、言うかその1………?お前、ナゼにこうまで溜め込む………?

早いうちから送ってんだから、その都度送ればいいものを………」

 

その1「い、いや、仕事の試験があったな〜〜とか………

落ち着いたから何かやってみようかな〜〜〜とか………そ、そんなカンジ?」

 

その2「こンの……ボケクラゲェエエエエエ!!!

 

そのまま、やおら立ち上がるや否や、土下座したその1を

 

その2「教育的指導!!虎脚〜〜〜!!!

 

おもむろに蹴り飛ばす!!

 

ズドォオオオオ!!!         バシュッ!!

 

そしてナゼかあったサッカーゴールのネットに突き刺さり………突き破り………

 

ドゴォオオオオオ!!!

 

はるか彼方のコンクリート壁に激突する!!

 

その1「………………………………………!!!」(もはや言葉もない)

 

その2「ふぅ〜〜、ふぅう〜〜、ふぅうう〜〜〜………」

 

????「ぅわぁ〜〜〜…………生きてるッスか〜〜〜………?」

 

その2「は!?おぉう!これはシアさん、いらっしゃいませ!!」

 

リシアンサス(以降シアと表記)「あ、はいお邪魔しま〜〜ッス♪」

 

その1「な…ナゼに…………コ○ロー………?」(○橋先生に深くお詫びいたしマス)

 

その2「黙れ、ナマゴミ」

 

ぷぎゅる!!(踏みつけた音)

 

その2「そして懐かしいから古本屋で立ち読みしてたら出てきた。だから使った。

ただそれだけ。それに高○先生、好きだし。(重ね重ね、深くお詫びいたしマス)

なにより破壊力が素晴らしい!!」

 

シア「あ、あはは………カエちゃんから聞いてたけど、ホントにこんなカンジなんだ………」

 

その2「は?我らはいつもこんな感じなんですが…………変ですかな?

麻弓嬢は何も言わなかったが…………」

 

その1「ふぅむ………麻弓も樹相手に、我らと似たようなことしてるからなぁ………だからかも知れんぞ?」

 

シア「え、えっと……あれ………?い、いつの間に復活したの………!?」

 

その2「なに、こやつの生命力と再生力は台所の黒い悪魔にも勝りますから

この程度で驚いていては身が保ちませんよ?」

 

シア「うわ〜〜………あれは勘弁して欲しいッス………

残り物もキレイに片付けてるのに、いつの間にか出て来るんだもん………」

 

その1「………アレと同列にされるのだけは、それこそ勘弁して欲しいが…………

それ以前に話が脱線してますぞ?」

 

その2「はっ!!しまった!!

えぇい、こんな役立たずを相手にしている時間なぞ無かったのであった!!」

 

その1「その2………どんどんヒドイ扱いになっていくのだけれど…………」

 

その2「黙れ。キサマに反論する権利なぞ、投稿を溜めた時点で消滅しとるんだ」

 

その1「うぬぅ、確かにそれは反論できん…………」

 

シア「ええっと、それで結局わたしは何をしたらいいッスか?」

 

その2「おぉう、重ね重ね失礼を!!

ひとまずは今回登場したあの人の紹介にお付き合いいただければ!!」

 

シア「あの人?あぁ、ラフさんッスね?」

 

その1「その通り

とりあえず後でその2は正座させるとして、まずは紹介を済ませてしまいましょう」

 

 

ラフ=レシア

名前の由来はいうまでもなくあの花から

神界で神王家の執事長をしている人物

今回、神王と魔王が作った島の管理を一時的に任されたため、人間界に赴任している

作中にも説明してあるが、イメージはそのまま鋼の錬金術師に登場したあの御方

ちなみに、ラフレシアの花言葉(ちゃんと調べました)は、

夢幻(むげん)

私に触れるな

 

その1「そりゃあ、見たやつにとっては夢幻(ゆめまぼろし)のごとくだろうよ………」

 

その2「………私に触れるなって……何で命令形やねん…………?」

 

シア「あ、あはは………そんな意味があったんだ………は、初めて知ったッス…………」

 

その1「まあ……普通は贈答花にふさわしくないものに花言葉はつけないそうです」

 

その2「………確かにつけたくは無いわな?そしてよく見つかったな?」

 

その1「探すのに苦労したよ…………

なのでそんな花を名前に使用した挙句、外見まであんな筋肉達磨を持ってきたキミには、

後で二時間ほど正座してもらうから」

 

その2「そういう意味か!無茶言うな、二時間も正座したら足がイカレるわ!!」

 

その1「ハッ、二時間ぐらい軽い軽い!!そのぐらいで足は潰れん!!(経験済み+平気)」

 

シア「でも、あれって結構ツライんッスよ〜〜?(こちらも経験済み)」

 

その2「…………なんでシアさんまで知ってるんですか?」

 

シア「…………宿題忘れて、なっちゃんに正座させられたッス…………」

 

その1・2「「それは……ご苦労さまでした」」

 

その1「そんな訳だ、次のあとがきまでで二時間になるから」

 

その2「うぬぅ、仕方あるまい」

 

シア「け、結局やるんだ………」

 

その1・2「「それではシアさん、ありがとうございました!!

では、次のお話へどうぞ〜〜〜〜」

 





島を作ったって……。
美姫 「あっさりという内容に反して、とんでもない事をしてるわね」
まあ、流石は二界の権力者ということで。
美姫 「次は海へと繰り出したお話になるのかしら」
気になる次回は……。
美姫 「この後、すぐ!」
それでは、また最後にお会いしましょう。



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