SHUFFLE! 〜ANOTHER STORY IF・・・〜
 
第九話
 
 
 
 
 

芙蓉家
 
「だからここに、この式を代入してから」
 
「そっかなるほど、隆ちゃん教え方上手だね」
 
「まぁ桃香の勉強を見ているからな」
 
「お兄ちゃん、ここの計算なんだけどあってる?」
 
「…惜しいな、繰り上がりが間違ってしまったみたいだから、もう一度考えてみて」
 
「あっほんとだ」
 
 
 
 
「リンちゃんこの英訳教えてほしいっす…」
 
「シアちゃん、いきなりすべての答えを導き出そうとしてしまうからいけないんです、

1つ1つの単語の意味を理解していかないと」
 
「わかっているんだけど…何で人間界にはいろんな言葉があるんっす?

全世界1つの共通語だけにするべきっす!そうすれば皆混乱する事もないに」
 
「そんなむちゃくちゃな…」
 
 
 
 
 
「なぁ楓、ここなんだが…」
 
「そこはですね稟くん」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「……納得いかないのですよ、土見君とリムちゃんには楓、シアちゃんにはリンちゃん、

さっちゃんと桃ちゃんは水丘君…なのになぜあたしには女の敵なのですか」
 
「それは俺様が言いたい、なぜシアちゃんや桜ちゃんではなく、麻弓を教えねばならんのだ」
 
「仕方ないだろう樹に麻弓、公平にくじ引きした結果じゃないか」
 
「ちなみに緑葉の作った、くじは使わなかったがな」
 
「なぜだい隆眞?」
 
「不正は見逃せるわけないからな」
 
「(ギクッ)何の事だい、言っている事がわからんのだが」
 
「まぁいい…むっ…もうすぐ昼か」
 
「そうですね、なにか作ってきます」
 
「いいよ楓ちゃん、台所を貸してよ、家である程度作ってきたから」
 
「ならわたしも手伝います」
 
台所
 
「何を作りましょうか」
 
「今日は蒸し暑いから冷麺を作ろうかと思うんだが」
 
「そうですね、それじゃ麺を出しますね」
 
「いや麺は持ってきたよ」
 
「えっ?これですか」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
リビング
 
「お待たせしました」
 
「沢山作ったから、食べよう」
 
「冷麺か旨そう…だ…(稟)」
 
「…隆眞さん、麺の色が…(ネリネ)」
 
「白はわかるけど…(シア)」
 
「赤と緑…だね(樹)」
 
「何で…(麻弓)」
 
「麺をお兄ちゃんが打ったからです(桃香)」
 
「自分で打っているの?(桜)」
 
「ああ、うどんも打ったりしているよ、ちなみに赤はトマトで緑はピーマンだ」
 
「何で麺に混ぜたの?」
 
「こうでもしないと桃香が野菜を食べなかったからね」
 
「あ〜お兄ちゃん、それは言っちゃダメ!」
 
「…美味しそう」
 
食べ始めたそうにしているプリムラ
 
「でも色彩も綺麗だね」
 
「そうですね、イタリアの国旗みたいです」
 
「食べてみるか」
 
『いただきます』
 
パクっ
 
ツルツル
 
ゴックン…
 
『美味しい!』
 
「よかった、まだまだあるから」
 
「…おかわり」
 
「さて食べ終わったら、また始めるか」
 
「もう少し休憩しようよ」
 
「だが真面目にしないと」
 
「補習になってもいいのか?」
 
バシッ(右手を自分の胸に置く麻弓)
 
「大丈夫なのですよ、こう見えても私は追試の達人なのですよ!」
 
こめかみを押さえる隆眞
 
「はぁ〜頼むから期末の達人になってくれ…」
 
バシッ(同じポーズをとるシア)
 
「何を隠そうわたしも!」
 
「……あぁ!もうまとめて教えてやるから、さっさと始めるぞ!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その後2人は地獄を見たと話していた
 
「もう勉強嫌い…」
 
「隆眞君怖いっす…」
 
「…どんな教え方したんだい隆眞」
 
「なに…出来るまでやらせたまでさ」
 
懐中時計を見せて微笑みを見せた
 
それだけで稟は全てを悟った

『こいつは怒らせてはいけない』
 
「何で懐中時計を見せてるの?」
 
「そうでした桜ちゃんは知らないんでしたね」
 
「隆、説明してやれよ」
 
「ああ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その頃
 
八重家
 
トゥルルル…トゥルルル……
 
「はい、八重です」
 
『…………』
 
「えっ?わかりました」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
デパート
 
「あら八重さん?お久しぶり」
 
「水丘さん?どうも…」
 
「どうかされました?」
 
「…実は」
 
「まぁ大変じゃないですか?」

 

 

 

 


あとがき

 

その2「さて、次はどうしよっかな〜〜♪」

 

その1「その2・・・・・・?やけに機嫌がいいね?」

 

その2「そりゃあもう!!実行委員が終わって、やっと肩の荷が下りたからな!!」

 

その1「うわ〜〜〜・・・・・・・・・なんて爽やかな笑顔・・・・・・・・・」

 

その2「そう言うお前はまた随分と死にそうに・・・・・・いや、いつものことか」

 

その1「ひどっ!?理由くらい慮ってくれてもいいじゃない!?」

 

その2「だって知ってるし。慮るまでもなく今度はお前が実行委員だもんな?」

 

その1「そのとうり!!しかもそれに加えてなんか試験受けさせられることが決定したし!!」

 

その2「・・・・・・・・・国試はもうちょっと先だろ?なんの試験だよ・・・・・・?」

 

その1「知らん、なんか専門学校っぽい・・・・・・」

 

その2「・・・・・・・・・お前、大学出てたろ?」

 

その1「うん」

 

その2「・・・・・・なのになんで?」

 

その1「それは俺が知りたいよ・・・・・・」

 

その2「・・・・・・・・・まぁ・・・いいや。死ぬなら投稿終わらせてから死ねよ?」

 

その1「お前の血は何色だぁああああああ!!!」

 

泣きながら走り去るその1

 

その2「あ〜〜もう、うっとうしい・・・・・・

では、馬鹿(その1)はおいといて、SSのプロットでも練るか・・・・・・」









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