お遊び予告〜♪

 今、世界が危機に瀕している。

 様々な魔力は暴走し、龍脈は崩れ去ろうとしている。

「これは……なのはが危ない!」

 遠く異次元の世界から異常な魔力の震動をキャッチした彼は、再び海鳴の地を踏みしめる。

 同時に、遠く離れた友枝町でも五十三枚のカードが再び暴走を開始していた。

「な、なんや! 何でさくらカードが!」

「ケロちゃん!」

 また埼玉にある麻帆良学園でも異変は目に見えて現れた。

「うわ!」

「ネギ!」

 突如出現した巨大な魔力障壁は、とある魔法使いから極限まで魔力を奪い去る。

 今、違える場所でそれぞれの闘いが幕を開ける。


 とらいあんぐるハート―魔法大戦―。
 
 全ては魔法の光の果てに……。

「リリカルマジカル! 大切な人は私が守ります!」




夕凪「……ちょっと」
何?
夕凪「何よこれ?」
お遊び
夕凪「……本当?」
さあ? 何となくお遊びしたい〜〜って浩さんの月姫読んで思っただけだし。
夕凪「その割には妙に凝ってるわね?」
お遊びといえどもしっかり練りこむのがボクのモットー!
夕凪「ったく。とら剣も今のままだと確実に二百話コースだっていうのに、こうやって自分から地獄に頭を突っ込むんだから」
……普通は片足でない?
夕凪「バカは頭で十分」
言い切られたよ。まぁいいけど。
夕凪「あれ? 続きあるの?」
お遊びだから予告だけもう一つ書いてみた。





お遊び予告〜その二♪

かつて東アジアを中心に暴れまわった巨大な大妖がいた。かの大妖は今で言うインドで出現し、約二千年の間に幾つもの国を滅ぼした。
尾は薄らと金色に輝き、その巨大な姿態は真っ白で瞳だけは全ての憎悪と恐怖を位尽くそうとぎらりと鋭く光っていた。
しかし全ての人間と全ての妖怪達は協力し、かの大妖ですら限界と感じるほどに追い詰めた。だが一部の存在はその時理解した。

「あの大妖を滅ぼすには我々だけでは力が足りない。そうだ。あの槍があれば……あの獣の槍さえあれば……」

 しかし獣の槍はその行方すら掴めず、今は時を待つより他がなかった。大妖は東アジアのとある島国の要となっている巨大な岩に身を埋め、回復の時を儲けた。だがこのままではかの大妖すら死んでしまう。だからこそ古代中国から生まれ変わっても大妖を追ってきた女に、こう言ったのだ。

「我をここから飛び立たせれば、この国は沈み滅ぶぞ。さあどうする?」

 女に選択の余地はなかった。
 大妖を滅ぼさんとする追ってきた妖怪達に大妖を倒させないために、自らの法力を用いて結界を張った。大妖はそれは満足そうに結界に触れて死んでいく妖怪を眺めて薄ら笑った。
 それより七百年ののち、再び大妖は活動を開始した。いや、活動を余儀なくさせられたと言った方が正しい。
東京都みかど市で発見された獣の槍を世に出した少年がいた。
彼は様々な妖怪と闘い、気の遠くなる旅の果てに、大妖を退治する事に成功する。かけがえのない友と引き換えに。

今よりほんの十年の昔の話だ。
だが世界は再び闇に覆われる。
世界が線がなくとも国として境目を持っているように、妖怪にも縄張りと言う境目は存在する。
何故、かの大妖は西へと行かなかったのか?
その答えが動き出そうとしていた。
そして再び、彼は獣の槍を手にした時、闘いは過激なものへと運命を定めた。
海鳴に新しく建てられた御寺の住職として赴任してきた青年、蒼月潮の訪れと共に。

とらいあんぐるハート―幻想妖宴奇譚―。

「いくぞぉぉぉぉぉぉ! とらぁぁぁぁぁぁぁ!」
「イチイチ命令するんじゃねぇぇぇ!」

 彼等が三人の男に出会う時、運命の輪は狂い始める。





夕凪「これは……何とのクロス?」
うむ。まぁ、本気で十年前の作品だから知らない人もいると思うけど、「うしおととら」と言う妖怪アクション漫画だ。
夕凪「ふ〜ん」
うわ。リアクション薄!
夕凪「だってねぇ。神咲さんがいるのに今更妖怪アクションは……」
ま、まぁそういう気もしたけどね。御遊びだしいっか〜って。
夕凪「そうね。先にとら剣を完結させなさい」
OK! 姉御!
夕凪「姉御言うな!」
ういっす。
夕凪「それでこれは連載するの?」
ん〜……。浩さんと美姫さんの意見次第かな? これ以上迷惑かけるのもなんだなぁ〜って気もするし。
夕凪「それじゃ美姫さんが絶対に読みたいって言ったら決定ね」
浩さんは?
夕凪「あれ? あそこって美姫さんのHPじゃないっけ?」
さすがにそれはちょっと……(汗




シクシクシクシク。
美姫よりも存在を下に見られている浩です。
美姫 「当然の事じゃない。何を今更」
……それもそうか。
今更気にしたってしょうがないか〜。あははは。
美姫 「いや、もう少しは落ち込もうよ」
何で?
美姫 「いや、まあ別に良いんだけれどね」
楽しいお遊び予告だね。
こんなのを読むと、俺もウズウズウズウズ。
美姫 「はいはい。そこまでにしておきなさいよ。他にもやらなきゃいけない事があるでしょう」
うぅ〜。仕方がない。暇をミテやろう。
美姫 「それでもやるの!」
まあまあ。
さて、もし本当に連載するのなら…。
美姫 「当然、投稿大歓迎よ!どんどん送ってきてね」
お、俺の台詞が……。
美姫 「気にしない、気にしない」
へいへい。そっれじゃ〜。
美姫 「まったね〜」



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