それは、ある人物からの電話から始まった
「はい、音井ロボット研究所です」
電話に出る恭也
しかし相手からの返事が無い
「もしもし!?」
『ああ!君が新しい助手の恭也君かぁ
わーははは!じいさんが若返ったかと一瞬思っちゃったぜー!!』
「すいませんが、どなたですか?」
『僕は音井正信、かわいい信彦君のおとーさんでっす』
成る程と思いつつ感覚的に忍に似た人だろうと予測する恭也
「少々お待ちください、呼んで来ますので」
研究所でシグナルの定期メンテナンスを行っていた教授と
それに付きまとっている信彦を呼ぶと
物凄い足音と共に教授と信彦が走ってくる
「ま、正信か!?お前、外国行ってから電話かけてきたの初めてだな」
話が長くなるかと思い、ソファーに腰掛ける恭也
すると…
「何〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
教授の悲鳴にも似た叫び声が響いた
と、同時に音を立てて玄関ドアを開け
「音井教授〜〜〜〜!!シグナル〜〜〜〜〜〜!!」
シグナルの方へと走り、手錠をはめる真城巡査
「!?」
「シグナルお前を逮捕する!!」
「バカも休み休み言え!!」
と手錠を引きちぎるシグナル
「大体シグナルはずっと家に居たのになんで?」
「ええい、うるさい!!本官をいきなり襲ったのはお前だろうが!?
ちょっとしか見てないがあの後姿!!メカニック!!お前以外誰が居る!?」
余程怒り心頭なのか信彦達の意見を聞こうとしない
そこに
「ちがう…」
急に声を出した教授のほうに全員が向くと
「それはシグナルじゃない…多分」
「は!?」
「なんだって!?」
信彦達の方を見る教授の顔は青ざめ引きつっている
「正信の所からパルスが盗まれたらしい…」
「何〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」
「教授の作られたロボットが盗まれたというのはわりましたが
海外で盗まれたロボットがなぜこの町にいるのですか?」
「それはわからんが…」
そのとき、シグナルが上着を羽織り出かける準備をしながら
「プログラムが狂ったのかもな」
「どこへ行くつもりだシグナル?」
聞く恭也に対し無言のまま準備をし出かける直前に
「パルスを探して連れて来る。本当に【
「わかったがもし暴れても傷付けんでくれよ
そう教授に断りを入れシグナルは出て行った
「なーんか大変になりましたねぇ」
「への3号はパルスを見たのか?」
「いえ、真城巡査が倒れられたので取り乱してしまいましてー」
すると電話が再び鳴りだした
「まーた電話か!!」
「今度俺取る俺!!は〜い音井で〜す」
電話に出る信彦だが
「あれ?あれれれー親父ーまたどったの?」
どうやらまた正信らしい
暫く話をしていると
「うん…『超高密度の高分子カッターと小型レーザーを開発して、それをパルスに取り付けた』…?」
というセリフに教授が噴出した
そして信彦から受話器を奪い取り
「正信〜〜〜〜!!お前またなんちゅうもんをパルスに勝手に取り付けたーーー!!」
鬼気迫る顔で正信に怒鳴る教授
そしてこれが恭也の運命をまた騒乱へと導くのであった
久しぶりに俺参上!
というわけで今回も短いっすね
けど今回はこれで仕方ないんですよ…
この次からはちとプロットが2つできちゃってる物で…
出来れば早めにプロットを1つに絞りたいんですが
見る人としては
恭也を弄るべきか弄らないべきか
どっちがいいんでしょうね?
いっそアンケート取って見ますかねぇ…?
そんなこんなでまた次回でお会いしましょう
何やら一波乱がありそうな予感が。
美姫 「どうなってしまうのかしらね」
物騒な単語を気にしつつ。
美姫 「続きは次回へと」
それでは、今回はこの辺で。
美姫 「まったね〜」