この話は全てにおいてご都合主義で進んでいきます。
そういった話が嫌いな方は読まないほうがいいかも知れません。
そして全体的にキャラは壊れ気味なのでそういったのが嫌いな方も読まないほうがいいと思います。
それでもいいという方はどうぞお進み下さい。
天使の花園
プロローグ1
[士郎]
「おーい、恭也」
翠屋の閉店準備をしていた恭也に声をかけた。
[恭也]
「む、何のようだ父さん」
少し顔をしかめながら答えた。
[士郎]
「お前なぁもう少し愛想良く出来んのか…まぁいい、ちょっと話がある」
[恭也]
「ふむ、で何の話だ」
[士郎]
「まぁそう慌てるな。桃子コーヒー貰えるかい」
[桃子]
「はーい」
[恭也]
「いいからとっとと話せ馬鹿親父」
[士郎]
「少しはのんびり出来んのか莫迦息子」
二人がにらみ合いまさに今動き出そうとしたところに、
[桃子]
「はいはい二人ともコーヒーでも飲んで落ち着いて」
グッドタイミングで桃子がコーヒーを持ってきた。
[恭也]
「鍛錬の時には覚悟しろよ馬鹿親父め…」
[士郎]
「ふん、返り討ちにしてくれるわ」
[桃子]
「はいはーいそれぐらいにして、何の話をしようとしてたの?」
[士郎]
「恭也は教員免許は取れたんだよな?」
[恭也]
「取れたがそれがどうかしたのか」
[士郎]
「実はティオレから連絡があってな恭也をとある所の護衛役として来て欲しいんだと」
[恭也]
「ティオレさんから直々になのか?」
[士郎]
「あぁお前が教員免許を取ったと言ったら恭也がいいと言ってきてな…そろそろお前もこういった仕事に関して一人立ちさせてもいいころだし丁度いいと思ったんだが」
[恭也]
「なるほど…それで場所と期間は?」
[士郎]
「期間はだいたい1年で場所は日本だ」
[恭也]
「ふむ1年か…で日本の何処なんだ?」
[士郎]
「それは東京の……」
急に目をそらし遠くの方を見始める。
[恭也]
「東京の何処なんだ場所は?」
嫌な予感がしたのか語尾を強くし問い詰めようとする恭也
[士郎]
「あ、あははは…ま、まぁいいじゃないか」
[恭也]
「よくない!場所もわからずいけるか!」
[士郎]
「ティオレに直接聞けばいいじゃないか」
[恭也]
「なぜ父さんが答えようとしない」
[士郎]
「そ、それはだなぁ…」
その時カランカランとカウベルが鳴った。
[ティオレ]
「そのことは私から説明しましょう」
[恭也]
「ティ、ティオレさん如何してここに?」
[ティオレ]
「実は今年からCSSと姉妹校提携をすることになった高校があってね、そこに恭也に行ってもらいたいのよ」
[恭也]
「なるほど……ちょ、ちょっと待ってください姉妹校ということは…」
[ティオレ]
「もちろん女子高よ」
[恭也]
「そんなの無理ですよ」
[ティオレ]
「あらどうして?」
[恭也]
「俺みたいな人間が行っても警戒されるだけじゃないですか」
[ティオレ]
「(はぁまったくこの子は…)そんなことないわよねー桃子さん」
[桃子]
「(相変わらず鈍感なんだから)そうよ恭也行ってみないとわからないじゃない」
[恭也]
「だがしかし…」
[ティオレ]
「しくしく、恭也は私のお願い聞いてくれないのね」
嘘泣きをしながら桃子に抱きつくティオレ
[桃子]
「コラッ恭也ティオレさんを泣かしちゃ駄目でしょ」
[恭也]
「だが…」
[士郎]
「諦めろ恭也、こうなったら誰にも止められないんだから」
[恭也]
「む、むぅ…だがしかし」
[ティオレ]
「こうなったらなのはちゃんに言いつけてやるー」
[恭也]
「なっ…なにを」
[士郎]
「(さすがだな恭也がなのはに弱いからそこを突くか)」
すっと立ち上がり電話を取ろうとする桃子
[恭也]
「どこに電話する気だかーさん」
[桃子]
「もちろんなのはによ」
[恭也]
「それだけは勘弁してくれ」
[ティオレ]
「じゃあ話は」
[恭也]
「受けさせていただきます」
[桃子]
「ブイ」
[ティオレ]
「ブイ」
ブイサインをお互いに出す二人
それを見て恭也はため息をついた。
[ティオレ]
「それじゃ4月の頭までにはこっちに来るようにね」
[恭也]
「わかりました」
こうして恭也のリリアン行きが決まったのであった。
後書き
[作者]「始めまして作者の蓮見圭と申します」
[恭也]「ずいぶんと無理やりリリアン行きが決まったな」
[圭] 「まぁこれが決まらないと物語が進まないからな」
[恭也]「ところで知り合いはどうなっているんだ?」
[圭] 「なのはは当然として後はフィアッセとゆうひ、美由希に祥子様だな」
[恭也]「思ったよりも少ないんだな」
[圭] 「まぁあまり多くても面白みがないからな」
[恭也]「祥子とはどう知り合ったことにするんだ?」
[圭] 「一応士郎の仕事に付いて行ってってことになるが詳しくは後々に」
[恭也]「つまりは考えていないと」
[圭] 「(ぎくぅ)まぁまぁいいじゃないか」
[恭也]「メインヒロインは誰になるんだ?」
[圭] 「それもおいおいということで」
[恭也]「そっちもなのか…」
[圭] 「と、というわけでまた次回に〜」
[恭也]「誤魔化したな…」
恭也、教師になる!
美姫 「こうして、リリアンへと向う恭也」
果たして、その先に待つものとは……。
美姫 「次回も気になる所よね」
うんうん。実は、もう既に届いてるんだな、これが。
美姫 「それじゃあ、早速、読まないとね」
おう! 早速、読まないとな!
美姫 「そんな訳で、後は次回で!」