狂想
想いのための計画
「どうしようかな」
なのはは机に向かいながらも、可愛らしく小首を傾げた。
机には向かっているものの、別に勉強をしている訳ではない。
というよりも勉強ならばすでに終えた。もっともその勉強さえ、学業に直接関係のあるものではなかったが。
「おにーちゃんを手に入れる……」
ポツリと漏らすなのは。
恭也を手に入れる方法。それをただ考えていた。
そのためにここの所、必要な知識も吸収し始めている。
先程言った勉強というのはそういうことだ。
「本当に法律上はおにーちゃんと結婚できないんだ」
少し調べてみれば、本当に兄妹は結婚できないものだとわかった。
兄が好きであること、愛すること自体、倫理、道徳に反し、思想的にも良くないことであり、それは禁忌とされることだと。
だがなのはは……。
「そんなの知らないよ」
なのはは少しだけ鼻を鳴らす。
そんなことは知ったことではない。
自らを狂っていると認識した以上、そんなことは知ったことではないのだ。
そんなことで邪魔などされてはたまらない。
だがそれよりも今は……なのはにとっては……もっと現実的な問題がある。
「やっぱり、まだなのはは子供だし」
そう言って、なのはは自身の身体を見下ろす。
なのははまだ小学生なのだ。
つまり身体は子供だということ。
それに元々歳よりも大人びていたが、それは考え方や雰囲気であって、知識そのものが大人であったわけではない。
ただ知識、思考の方は、この所異常な速度で大人びてきていた。彼女の同年代たちと比べれば、おそらく本当に異常な速度、異常な深度で。
それも色々な知識を学び始めたのと、精神的な理由、そして狂い始めた想いのせいだろう。
だがそれでも身体が急激に成長するなどというのはありえない。
「今欲しいのは時間」
せめて自身が成長する時間が欲しい。
知識を手に入れて知った。
女の身体は武器になると。
だがそれを武器にするには、まだなのははまだ幼すぎた。
それに恭也との歳の差もかなりある。
(おにーちゃんとの歳の差を考えても、今のおねーちゃんぐらいの歳まで成長しなとダメだよね)
今すぐに攻めたとしても失敗するに決まっている。
子供だからと決めつけられてしまう可能性すらある。
それになのは自身、もう少し策を強固にする時間が欲しい。
恭也を手に入れるための策。
すでに幾つかのプランはできているが、やはりまだ知識が足りないだろうから穴がある可能性は大きい。
もう少し大人になり、知識が深まれば、その穴も埋めることができるだろう。
(最初は時間稼ぎかな)
では時間稼ぎをする上でのネックは?
そこはやはり恭也との歳の差。
恭也はすでに恋人がいてもおかしくない歳だ。
身内のひいき目と、好意を寄せる者としてのひいき目をなくしても、やはり恭也は美男子だと思える。
無愛想ではあるが優しいし、強いし、格好いい。
ある意味もてる要素のほとんどを持っていると言っていい。
恋人ができたとしても不思議ではないどころか、むしろ未だに恋人がいないことの方が不思議なくらいなのだ。
おそらくは目立たないようにしているなどというのも原因の一つではあろうが、一番は恭也の考え方が、恋人ができない理由でもあるのだろう。
ただ、いつまでその状況が続くかはわからない。
もっとも、
「恋人がいたとしても関係ないけど」
なのははこの頃見せるようになった、大人びすぎている笑みを浮かべる。
もっともこの表情は、他の家族の前で見せることはない。意識してそうしてるわけではなく、恭也の事を想うと自然と浮かぶ笑顔なので、誰も見ることがないのだ。
なのは自身、そんなふうに笑っているという意識すらない。
そして気づいたとしても、何の疑問も浮かばないだろう。
「別れさせればいいだけだし」
恋人なんて所詮は赤の他人、別れればそれで終わり。なのはは恭也の大切な家族で、妹なのだ。一生離れることなどない。
ある意味、それが一時彼女を苦しめていたのだが、それが今では最大の武器にもなっていた。
考えた方一つで、大きな弱点が、大きな武器に変わったのだ。
最初から気づいていればよかったのだ。
結婚などという形に拘る必要はないと。
妹が兄を好きで何か悪いのか、と。
恭也が手に入るのなら、妹であろうとかまいはしないし、自身がどうなろうとかまわない。
要は恭也が手に入ればそれでいいのだ。自分だけのものできれば。
「でも、一応いない方がいいよね」
まずは時間を稼ぎつつ、恭也に恋人ができないように動こう。
後、考えられることは……。
(おにーちゃんって、風芽丘を卒業したらどうするんだろう)
普通に考えれば就職するか、進学するかのどちらかだろうが、恭也は少々特殊だ。
単純に就職するにしても、さすがに会社勤めになるとはなのはでも思えない。進学はありえるが、下手なところに行かれては、家を出て一人暮らしをする可能性もある。
就職するとすれば翠屋だから、それが一番いい。もしくは翠屋で働きながらボディーガードでもする可能性も大きいが。
(これはまだ少し先の話だよね)
このへんはゆっくりといこう。
今は自分がどういう行動をとるべきか。
(うーん、やっぱりしばらくはおにーちゃんの傍にいるのがいいかな。恋人ができても構わないけど、いないにこしたことはないし)
一応情報収集として兄弟がいる友人たちの話を聞いていたので、恭也の自分への対応は特に甘い……いや、甘いというよりも、優しいというのはよくわかっていた。
それはなのはにはわからないことだが、恭也はなのはの父親という立場でもあったからだ。なのは自身も恭也に父性を求めている所もあるのだが、それは彼女自身気付いていない。
つまり恭也は兄でありながら父であるからこそ、普通の兄が妹に接するよりも優しい対応をしている。これはなのはとの歳が離れているせいでもあるが、それ自体はやはり恭也も気付いていない。
だがそんな恭也であるからこそ、なのはは彼を男として好きになったのだろう。
恭也は世界で一人でありながら、なのはにとって兄であり、父であり、何より男であったから。
たった一人でありながら、一つではない愛を注いでくれる、注げる相手であったから。
なのはにとって本当にただ一人の存在だったから。
少し話が逸れた。
恭也はなのはに特に優しいからこそ、どんなに傍に寄ろうと邪険には扱わない。
それを受け入れることはあっても拒絶は絶対にしないということを、なのはもわかっている。まあ、鍛錬などは別だが。
(学校とかは無理だけど、鍛錬をしている時以外はなるべく一緒にいよ)
何にしろ、恭也はあまり必要以上に外へ出かける人ではない。学園の他には翠屋での手伝い。夜になれば美由希との鍛錬。空いた時間とて自分の鍛錬に使っている。
もっともこの所は色々な人と知り合い、出かけることは多くなってきているが、そういうのにもついていくようにすればいい。
このへんはなのはの幼いからこそできることでもある。
恭也に自身がいることに違和感を覚えなくさせることができればしめたものだ。
それを見ながらさらに作戦を立てればいい。
「そうと決まれば早速実行かな」
そう呟いて、なのはは勢いよくイスから立ち上がり、小走りで自分の部屋を後にしたのだった。
その時浮かべた笑顔は本当に年相応のものだった。
「ふむ」
恭也は盆栽の全体を眺めて頷く。
「こんなものか」
そして一人、何やら納得していた。
それから背後を振り返る。
そこには縁側に座り、足をブラブラと動かしているなのはがいた。
「妹よ、見ているだけでは退屈じゃないのか?」
なのはは先程現れてから、ずっと恭也が盆栽に向かう様を見続けていた。恭也も気付いていたものの、盆栽の方に注意を払っていたので会話はしていなかった。
「んーん、全然」
だがなのははふにゃりと笑って否定する。
「おにーちゃんを見てるの、楽しいよ」
「何が楽しいのか全くわからん」
恭也は肩を竦め、なのはの隣に座る。
するとなのは湯飲みを差し出してきた。いつのまに用意していたのか。少なくとも温くなってはいない。
とりあえず恭也は礼を言って湯飲みを受け取り、ゆっくりとお茶を飲む。
「なのは」
「なに?」
恭也が目を向けずに話かけると、なのはは下から恭也を見上げた。
「前に言っていた悩みは解決したのか?」
「この前?」
なのはは本当にわかっていないのか、首を傾げている。
恭也も聞き方が悪かったかもしれない。
恭也はあの時なのはが何かに悩んでいるということに気付いていたし、なのは自身もそれらしいことを言ったが、それは決してなのはの悩みそのものを言ったわけではなかった。
なのは自身悩みがあると言ったわけでもない。
だからなのはは恭也に悩みと言われても、それが何なのかわからないのだ。
最も、なのはがそれ自体に結論をつけてしまったというのも理由ではあるのだが。
それにあれから結構な時間が経ってしまっている。前と言ってもそう簡単には、あの日のことに繋がらないだろう。
「いや、なんでもない、気にするな」
「? よくわからないけど、うん、わかった」
何が楽しいのか、なのははニコニコと笑っている。
それを見て恭也も笑った。
どうやらもう悩んでいる様子はない。吹っ切れたのか、それとも他に何かあるのか。
恭也としては、なのはが笑っているのならそれでいい。
まだ恭也は、最後に見たなのはのあの笑みが多少引っかかってるのだが、それを問うても仕方がない。
「ねー、おにーちゃん」
「ん?」
「おにーちゃんは好きな人とかいないの?」
「みんな好きだぞ」
すぐさま返す恭也を見て、なのははため息を吐く。
「そうじゃなくて、好きな女の人です。おにーちゃんの周りにはいっぱい綺麗な人がいるのに」
「…………」
その言葉を聞いて、恭也は驚いたようになのはを見る。
逆になのははそんな恭也を見て、逆に首を傾げていた。
何か変なことでも言っただろうか、と考えているのだろう。
「どうかしたの?」
「いや、なのはもそういうのが気になる年頃になったか」
「それ、なのはのことバカにしてる?」
ムスーと頬を膨らませるなのはを見て、恭也は少し慌てたように首を振る。
「そ、そういうわけではないのだが」
父親としての立場でもある恭也にとっては、複雑な話だったのだ。
なのはが成長するのは嬉しいのだが、それが色恋沙汰となると、少々寂しいものがある。
兄ばかという言うべきか、親ばかというべきか。
「それでおにーちゃんは好きな人はいないの?」
まだ少し不機嫌そうな表情と声質を残しながらも、なのははさらに問う。
それに恭也は少し考えて、
「いない、な」
なのはが聞いているのは女性として、恋をしている相手としての好きな人。そういう意味では、まだ恭也はいなかった。
というよりも、恭也は自分が誰かを好きになり、その人と一緒になる様をうまく想像できないのだ。
今はとにかくみんなを護りたい。それだけ。
「どうして?」
「どうしてと言われてもな」
理由はそれなりにあるのだが、それをなのはに伝えるのは難しい。
まあ、要約すれば……。
「俺を好きになってくれる女性はいないだろう」
といつもの通りと言えばいつも通りの言葉が出てくる。
それになのははため息をついた。
「そう思ってくれるなら、私としてもそれが一番いいんだけど」
恭也に聞こえないように、小さく呟く。
「どうかしたのか?」
「ううん……ただ」
「ただ?」
恭也が聞き返すとなのはは笑った。
なのははただ笑っただけだった。
「っ!?」
だがその笑顔が、恭也にはあの時の……あのどこかおかしくて、綺麗すぎる笑顔と重なって見えた。
あの時なのはがバスの中に消える直前に見せた、恭也は気のせいだと思った笑顔に。
「おにーちゃん?」
恭也の変化に気付いたのだろう、なのはが不思議そうな声で呼ぶ。
「あ……」
気のせいだ。
なのははいつも通りの、どこか柔らかい表情をしている。
それに先ほどの笑顔とて、別におかしい所などなかったはずだ。
いつも通りのふにゃりとした、なのは特有の笑顔だったはずだ。
恭也はそうわかってるのに……。
(なんでこんなに違和感が……)
なぜかその違和感は、今のなのはからも感じてしまう。
それは別に嫌な感じという訳ではないのだが、妙に引っかかるのだ。
何か……自分は重大な何かを見落としているのではないかと。
何かがズレいる。
何かがおかしい。
それは本当に些細なことで、どちらかといえば勘に近い。
それが何なのかがわからない。それがもどかしくてたまらない。
だが何がズレている?
何がおかしい?
目の前にいるなのはは何も変わっていない。変わっていないはずだ。
むしろズレているのは自分なのか?
おかしいのは自分なのか?
だけど、今気付かなければならない。今気付けなければ、いつかきっと……。
「おにーちゃん!」
恭也が思考の海に沈み、呆然としていた所で、なのはが大声を出し、そんな彼を再び現実に呼び戻した。
「あ……」
現実に呼び戻された恭也は、しばらく口を開いたり閉じたりを繰り返す。
それはおよそ恭也らしくない表情だった。
そんな恭也の姿を見たのは、なのはも初めてことだから心配そうな表情を浮かべていた。
「どうしたの、おにーちゃん? 何かさっきから変だよ」
「いや……なんでもないんだ」
恭也は首を振って答え、もう一度なのはの顔を見た。
見られているなのはは不思議そうに首を捻り、恭也の目を見続ける。
やはり何もおかしいところなどない。
いつも通りのなのはだ。
違和感も、もう感じることはない。
だが、同時にその正体もわからない。
やはり自分の勘違いなのか、それとも疲れているのかと、恭也も僅かに首を捻った。
「本当に大丈夫?」
「ああ。大丈夫だ」
恭也はまだ首を捻っていたものの、なのはを安心させるためにも、彼女のその頭を撫でる。
するとなのはは、えへへと嬉しそうに笑ってそれを受け入れた。
やはりいつも通りのなのはだ。
何も変わってなどいないし、自分も何もおかしな所などない。
やはりあれは錯覚だったのか。
「それで、さっきは何を言おうとしていたんだ?」
なのはは先ほど何かを言いかけていた。それを邪魔してしまったため、こちらから聞き返す。
「あ、うん」
その言葉になのはは頷いた。
そして、僅かに頬を赤く染める。
それを見て、何か言いづらいことなのかと、恭也は首を先ほどとは違う理由で動かし、傾げた。
「おにーちゃんは……どんなに時が経っても、どれだけ周りのものが変化しても、おにーちゃんは私のおにーちゃんだよね?」
そんななのはの質問に、恭也は目を瞬かせた。
なぜそんな質問が出てくるのか恭也にはわからない。わからないが、その答えなど考えるまでもなく決まっていることだ。
「当たり前だ」
恭也は僅かに笑いながらも、再び頭を撫でながら頷いた。
「たとえどれだけの時が経とうが、その時の流れでどれだけものが変化したとしても、俺はなのはの兄で、なのはは俺の妹だ。
それはどんなことがあろうと変わらない。お前はずっと俺の護りたい、大切な妹だ」
いつかきっとなのはとも離れる時が来るだろう。いつかなのはも愛する人を見つけ、そしてその相手がなのはを護れる相手であるならば、自分は必要ではなくなる。
兄ばか、親ばかと言われるかもしれないし、それは少し寂しいと思う。考えるのが早すぎるとも言われるかもしれない。しかしその時は必ず来る。
だが、それでもなのはが妹であることに変わりない。
自分が兄であることに変わりない。
だから、その関係が壊れることは決してない。
どれだけ時が経っても、なのはが愛する者を見つけたとしても、それは変わることはない……不変の関係だ。
少し恥ずかしいことを言い過ぎたかも知れないが、今の言葉は恭也の本心なのだ。
恭也の答えが恥ずかしかったのか、なのはは……顔を俯かせた。
そして、
「じゃあ、おにーちゃんはずっとなのはの『もの』でいてくれる?」
なのははそう問いかけた。
「ああ」
『もの』というのは、兄という意味として恭也は頷いた。
言葉の表現的には、それで通用するものだから間違ってはいないはずだ。
「ありがとう、おにーちゃん」
再び顔を上げて、なのはは笑顔でそう言った。
そして恭也は返答の代わりに、今一度その頭を優しく、本当に優しく撫でたのであった。
このとき恭也は自分の勘を信じるべきだったのかもしれない。
その勘はまさしく正しいものであったのだから。
だが彼は、それを気のせいだと振り払ってしまった。
そして……見逃してしまった。
なのはが、自分のものかと問いかけた時、その俯かせていた表情を見逃した。
彼女は確かに笑っていた。
その笑顔は……恭也が幻視した、あの綺麗で、歪、狂った笑顔だった。
それを恭也は見逃した。
もしこの時、なのはの『それ』に気づけていたなら、もしかしたら未来は変わったのかもしれない。
彼女は確かに、一つの想いに狂い始めていたが、まだこのときは戻れる所にいたのかもしれない。
だが、恭也はそれを見逃してしまった。
恭也は最初で最後の機会を……永遠に逃した。
ありえたかもしれない二人の無限の可能性が、このとき確かに潰え、彼らに残された道はただ一本の道となった。
ただ背徳への……狂い、堕ちる道へと。
そして、なのはが本当に戻れなくなるのはもう少し後のこと。
もう戻れない。
時は戻らない。
想いは……戻らない。
なのはの狂った想いが、狂った歯車となるのはもうすぐだ。
あとがき
さて二話目です。
エリス「な、なのはが……」
あ、あはは。半分ぐらいはなのはの独り言と言った感じの話でした。こんな独り言は普通しないとは思うけど、話の展開上だと思ってください。
エリス「な、なんか本当に小学生? って感じなんだけど」
そ、そうだな。今時の小学生がどんなものかはよく知らないけど。でも今回は心情なんかはそれほど重くはないと思うけど。まあ次回の話がとんでもないからそう感じるだけかしもしれないが……。
エリス「一気に急成長した感じだね」
今回はそんな話です。あと後半はちょっとほのぼのしてるけど、なのにはは裏で色々考えているかと。
エリス「で、今回は何か言うことは?」
とりあえず、この話にはなのはと恭也以外はほとんど出てこないと言っておきます。そしてあくまで主人公はなのはです。まあ恭也の描写も短編版と違って、なのはと同じくらい多いですが。
エリス「あれ? でも元の方にはちゃんと他の人たちも出てない?」
出てるけど、日常描写はなるべく削除するつもり。今回みたいに恭也が出てきたり、裏があるやつはわからないけど。
エリス「なんで?」
今読んでみるとあんまり意味がないんだよね。これなら長くして狂想以外の短編としてでも書いた方がいい感じだし、所々にあるだけで、すんごい短いんだ。一話間隔の話の中に下手に入れると文脈とか流れが壊れるし。
エリス「なるほどね」
他にもなのはと恭也以外のキャラが出てくる場面はあったんだが、そこは大人の事情でカット。
エリス「……そういえばこの話って元々は」
言うな。詳しくは狂想短編版のあとがきを読んでください。
エリス「なんで他キャラにそんな場面があるのかが謎なんだけど」
ふっ、なのはと色々とあったんだよ、自分別に百合は好きでもないんだけどなぁ。
エリス「聞かないでおく」
とりあえずそのへんは、公開できたとしてもする気ないし、これからも絶対にしない。
エリス「それが無難だね」
他にもなのはたち以外が出てくる所はあるのですが、そちらもカット。理由はもう少し後になったら説明します。
まあ、今回はそんな感じで。次回はやばいです。本当にやばいです。なのはの黒さが今までの比ではないというか、本格的に染まり始めるので気を付けてください。言ってしまうと、一話と二話はまだまだ前置き程度にすぎません。どうして想いが生まれたのか、これからの計画という感じで、まだ重くないほうです。次回とその次が本番という感じでして、本当に次回は今まで比較にならないほどですので、次の話も一緒に送りましたが、同じだと思わないようにご注意を。
エリス「それでは次回の話でお会いしましょう」
ありがとうございました。
思考だけは急成長するなのは。
美姫 「これも恋故にね」
色んな意味で恋する乙女は強いという事だ。
美姫 「後書きで言われている、次回というのが気になるわね」
ああ。あそこまで言われると逆に気になるのが人の性というものだろう。
美姫 「そんな気になる次回は…」
すぐ!