第四話 翠屋で働こう





「これでお前は死んだ」

恭吾は、恭也の頭を手で触れてそう言った。

「くっ」

 その言葉を聞いて恭也は呻く。
 恭吾は手を離して、恭也からゆっくりと距離をとった。

「いいか、恭也。確かに俺たち御神流は二刀流だ。だが二刀に捕らわれるな」

 恭吾の戦い方は、最初は主に片方のみを抜刀し、空いている手で暗器などを操る。そしてその暗器を使って観察する、というやり方。
 この戦い方は膝を砕いた後、観察力をつけ、暗器の扱いに力を入れ始めてからなので、膝を壊していない恭也は使わない戦法だった。

「しかし御神流は二刀を使ってこそ真価を発揮する」

恭也は負けじと反論。
それにふむ、と頷く恭吾。

「恭也、『俺たち』が壊しやすく、大きなダメージを与えられる場所がどこだかわかるか?」

 突然話題が変わり、恭也は少し眉を寄せたがすぐに答えた。

「関節、ではないのか?」
「俺たちがと言っただろう」

確かに関節は壊しやすい。曲がる方向とは逆に反らしてやれば簡単に壊れるし、鍛えづらい場所だ。
だがそれは恭吾たち御神の剣士でなくとも一緒。

「お前はなんで先ほど俺に頭に触れられただけで死んだと理解した?」
「それは徹が込められていたら……あ」
「そうだ。あれに本気で徹を込めていたならばお前の脳は重大なダメージを受け、死んでいた」

徹は衝撃を裏側に通す。
 あのとき恭吾が全力の攻撃に徹を込めて頭部を攻撃していたならば、恭也はすでに死んでいた。
これが心臓などでも結果は同じだ。

「俺たちは身体の内部に攻撃ができる。人間が一番損傷してはいけない場所に直接ダメージを与えることができ、内部だからこそ防御は不可能。故に、俺たち御神の剣士が一番破壊しやすく、一番ダメージを与えられるという条件でならば、人の内部になる。
 そして徹は剣がなくとも使うことができる。この空いていた手で内部を破壊することも可能だということだ。片方は空いているのではなく、空けているんだ」
「だが小太刀を持っていても同じことができるだろう。むしろ威力が高くなる。それに頭や心臓を斬るなり刺したりしても結果は同じだ」

それにも恭吾は頷く。
 徹は武器を使用してでも使うことができる。むしろそれが真骨頂と言っていい。武器で使用することによって、恭也の言うようにさらなる威力を発揮する。
そして小太刀を人に突き立てたとしても結果は同じ。

「だが、素手で十分殺せるのに小太刀だけに拘る必要はなかろう。威力など相手を倒せる分だけあればそれでいいんだ。威力の大きさに拘る必要などない」

もっともこれは相手の技量が高ければ実現は難しいが。それは今は言わない。

「そして、なぜ簡単に俺はお前の頭に触れられたのか」
「それは俺が未熟なのと師範代が俺より強いから……」
「まあ、それもあるが、他にお前は俺の全体を見ながらも、意識の何割かを俺が右手にのみ持っていた小太刀に注いでいた。つまり全体よりも武器におおくの意識が持っていかれていた」

 これは少し貫の技術の応用している部分もある。
 恭也の意識すら操ることで、小太刀に目がいくようにしむけていた。

「確かに……そうかもしれない」
「これはまあ、お前でなくとも似たようなものだ。人間はどうしても相手が持っている武器に集中してしまう。
 だがだからこそお前は俺の左手を失念していた。左手も動き、攻撃するのだということをな。左手に武器はないのだと思い込んでしまった」
「だが御神の剣士は手に徹を乗せることができ、暗器も扱うことができる」
「そういうことだ」

恭吾が伝えたかったのはそれだ。

「小太刀だけに捕らわれるな。御神流には小太刀がなくとも戦える技がある、武器がある。
 小太刀だけを頼るな。それはそれだけ御神流という戦い方の幅を狭める。
 敵に惑わされるな。敵を惑わせ。
 相手が武器や技を隠しているなど当然だと思え。御神の真価が二刀であるからこそ隠せ」

それが御神流の戦い方だ。
 恭也はそれを聞き頷くと何やら考え始めた。
 おそらく一刀で戦う場合の戦術でも考えているのだろう。相手が自分であるだけに考えていることが恭吾にはよくわかる。
それを見ながら恭也は木刀を壁にかけた。

「さて、俺は少し出るぞ」
「ん、どこかに行くのか?」

 恭吾が家から出るのは珍しいので、恭也は考え事をやめて聞いた。

「ああ、翠屋に行ってくる」
「かーさんに用事?」
「いや、手伝ってくる」

今日はバイトの人が急遽休んだらしく、桃子は昼にも帰ってきていない。
 そのため昼食は恭吾が作った。
 とは言っても、それほど料理が得意とは言えないので本当に簡単なものだったが。
 そのとき、晶とレンの料理が恋しくなったのは秘密だ。

「む、なら俺も」

ついてこようとする恭也を、恭吾は手で制する。

「いや、お前はなのはの面倒を見ながらでもいいから、美由希の型を見てやってくれ。そのついでに片手での戦術も考えておけ」

そう言い残してから、恭吾は道場から出た。




「やはり少し新しいな」

翠屋を眺めながらも恭吾はそう呟いた。
 実の所、恭吾は過去に来てから翠屋に足を運ぶのは初めてだった。
すでに甘いものは苦手だと桃子に伝えていたから、呼ばれなかったのかもしれない。そのときの桃子の嘆きようと言ったら酷かった。

『ああ、あなた、もう一人息子ができたと思ったら、その子も母の仕事に理解のない息子……よよよ』

 ……いや、あれは嘆いていたというべきなのだろうか?
そんなことを思い出しながらも恭吾は翠屋の店内へと入った。

「いらっしゃいませー」

応対したのは恭吾が覚えていない女性。
その彼女に店長を呼んでほしいと頼んだ。最初はクレームか何かかと思ったのか、理由を聞こうとしていたのだが、身内だというと桃子を呼んで来てくれた。

「恭吾、どうしたの?」
「いや、バイトの人が休みだと聞いたからな、手伝いに来た。なのはの面倒は恭也が見ている」
「それは凄く助かるんだけど……」

 言葉を濁す桃子を見て恭吾はその理由がわかり、ああと呟く。

「大丈夫だ、年を誤魔化して飲食店で働いていたことがある」

 武者修行のために全国を回っていた時、そんなことをしていたのは本当だ。
 だがこの店では小さい時から働いていた。この目の前の人物に接客については叩き込まれている。
 それでもなぜか裏方に回されることが多かったが、それについては自分が無愛想だからである、と恭吾は思っている。本当は女性客の回転が悪くなるからだったのだが。

「メニューについても暗記してある」
「いつのまに」
「新しく作って家に置いてあったメニュー表を見た」
 
メニュー表が置いてあったのは本当だが、見たのは嘘だったりする。メニューに多少の変化はあるだろうが、見ていなくともとくに問題ない。

「それじゃあ、お願いできる?」
「ああ、承知した」




「はあ、やるわね、恭吾」

 仕事の合間を見て恭吾を観察……もとい、店長として、母として見守っていた桃子だったが、その恭吾の働きぶりに感嘆していた。
飲食店で働いたことがあるとは言っていたが、翠屋は初めてのはずだ。だがその動きに淀みはない。
 僅かではあるが、ちゃんと笑って挨拶をし、注文に間違いもない。動きも端から見ればゆったりとしたものに見えるが、実はかなり機敏だった。
恭吾が来たおかげでかなり楽になったのは確かだ、確かなのだが……。

「でも店長、かなり回転が悪くなってますよ」
「そうなのよねぇ」

アシスタントコックの松尾に指摘され、桃子は乾いた笑みを見せた。
恭吾が接客を始めてから、一気にお客の回転が悪くなった。ちなみに女性客限定である。

「それにしても、本当に恭也君に似てますねぇ」

松尾にはだいたいのことは話してあったのだが、やはり彼女もそう思うらしい。

「従兄なんだけど、私も最初は恭也が二人に分裂したって思ったもの。性格とか雰囲気まで似てるし。恭也も回転悪くするから、そのへんも似たわね」

恭也の場合はその幼い姿で店を手伝うのが微笑ましいという感じであろう。ただこっちはあまり笑わない。
 恭吾の場合は、接客用とわかるのだが小さな笑みを見せている。その微笑と綺麗な動きに見惚れる女性陣。まだ大人という訳ではないが、十分に男として見える。
恭也がもう少し大きくなって、恭吾と一緒に働きだしたらどうなるのかと思い、桃子は苦笑した。
そこに……。

「マスター、スペシャル3にバナナカスタードパイが2です」

 話の主役であった恭吾が現れた。
そして注文票を渡して再び店内に戻ろうとするのだが、

「あ、恭吾、もう店内はいいから力仕事お願いしていい?」
「了解、そっちの方が得意だ」

実の所、本当の目的は暫く裏方に回らせたいだけなのだが。
ただまあその後も、桃子は驚きの連続であった。
 生地練りをやらせればかなり的確。
 備品の片づけをしてもらえば、なぜかしまう場所を把握している。恭吾は見ればだいたいわかるとか言っていた。
はっきり言ってしまうと裏方でも即戦力だったのであった。




「今日はありがとう、恭吾」

桃子は隣を歩く恭吾に礼を言う。
 結局あの後、恭吾は閉店まで働くことになった。
 恭也たちの夕食は、電話をして呼び出し翠屋で食べさせた。その後、恭也たちは帰った。
 そして、二人も先ほど閉店作業を終えて帰路についたのだ。

「別に礼を言われることじゃない。家族の仕事を手伝っただけだ」

仏頂面でそんなことを言う恭吾に桃子は苦笑した。
 やはり恭吾は恭也に似ている。
顔、雰囲気、喋り方、性格。
違うのは年齢だけ。
 まるで同一人物なのではないかと錯覚してしまいそうだ。
そして士郎にも似ているように感じた。

「恭吾」
「なに?」
「どうして恭吾には……」

桃子はこれを聞いていいのか迷った。
 その迷いを感じたのか、恭吾は返事以外は何も言わず桃子の言葉を待つ。
桃子もそれがわかり聞くことを決めた。

「どうして恭吾には戸籍がないの?」
「…………」

その問いに恭吾は、桃子の言葉を待っていた時とは違う意味で沈黙してしまった。
桃子が息子にしようとした人物を調べないわけがないのだ。
 これは別に恭吾を信用していなからなどではなく、純粋に引き取るという意味でだ。
そして、恭吾を引き取ろうとした際に出てきた結果がそれ。
 不破一臣の子供に不破恭吾なる者はいない。
目の前に存在しているはずなのに、恭吾は書類上では存在していないのだ。
無論、桃子は士郎に詳しくではないものの、御神家と不破家のことを聞いていた。だからそのへんに関係があるものだと思っていた。

「色々あったんだ」

恭吾はただそう言葉にしただけ。
 あまり聞いていいことではないというのは、桃子にもわかっている。
 士郎もそのへんのことはあまり語らなかったし、恭也も語ろうとはしない。そして桃子もそれがわかっていてあまり聞かなかった。

「じゃあ、恭吾は何歳?」
「……十五だと思う」
「思う?」

その妙な言い回しに思わず恭吾を見るが、彼は頬を少し掻くだけでそれ以上は何も言わなかった。
それに桃子は心の中でため息を吐く。
 もしかしたらあまりまともな生活をしていなかったのかもしれないと。
 だいたい、今まで誰が保護者であったかもわからないのだ。




恭吾は心の中でため息を吐いた。
 これ以上突っ込まれないためにも、やはり前に考えた設定でいくしかないか、と。

「俺が不破一臣、とう……士郎さんの弟の息子、つまり甥だというのは言ってたな?」
「ええ」
「隠し子であることは、恭也から聞いてる?」

恭也が高町家に自分を置くためにどんな説明をしたのか、恭吾は聞いていない。なのでそのことを聞いておく。

「それは……聞いていなかったわ」

その返答に頷き、恭吾は続ける。

「俺は俺を生んだ母のことを知らない。あまり気にしてもいない。だが、不破や御神の関係者でなかったことは確かだ」
「それが戸籍と何か関係があるの?」
「ある。不破と御神は古い一族だったから、多かれ少なかれ血を重要視する所があった。特に父さんは次男とはいえ、不破家の男。その子供の母親が素性もしれない女だった。
というわけで、俺という存在は容認できるものではなかった」

心の中で御神の関係者たちに多少謝りながらも、恭也は言う。
だがこれは実の所、一部本当の事だ。
 おそらく士郎が恭也を連れて旅をしていたのは、それも原因だったはずだ。不破の長男であるのに、どこともしれない女との間に子供を作った。しかもその息子は本当に血が繋がっているのかも怪しいものだったのだ。
 御神に置いていけば、恭也が疎んじられる可能性があると思っていたから、幼くても旅に連れていったのかもしれない。
 ……まあ、本当にそうか確証はないが。

「そういうわけで、俺は生まれなかったことにされている」

 正直継ぎ接ぎだらけの話だが、真実も混ぜている。桃子は御神のことはそれほど詳しいわけではないだろうし、気付かれなければいいのだが。

「今まで……どうしていたの?」
「えと、まあ剣の鍛錬をしながら生きてきた。父さんも生きている時は、たまに会いに来てくれたし」

今度は一臣に心の中で謝る。
このままでは桃子の中で、御神のご老体たちから守ってやらなかった一臣が悪い、ということになってしまいそうだからだ。

「父さんが亡くなった後は、士郎さんがたまに会いに来てくれていて、お世話になっていた。その時に自分にもしものことがあったら、恭也たちを頼むと言われていたから」 

そこまで話して、恭吾は息をつく。
桃子はそれらの話を聞き、何かを考えていたが、唐突に足を止めた。それに合わせて恭吾も足を止める。

「もう! 士郎さんはどうしてそんな重要なことを私に話してくれなかったの!?」

どうやら士郎に会っていたという話はするべきではなかったかもしれない。
子供を大事にする。それは自分と血が繋がっていようが、繋がっていなかろうが関係ない。
 桃子とはそういう人だ。
元々若かったがさらに若くなった母を見て、それを恭吾は忘れていた。

(すまない、父さん)

とりあえず今度は士郎に心の中で謝っておく。

「し、士郎さんには、御神が滅んだ時に一緒に来いとは言われていたんだ。ただ、俺の方から断った」
「どうしてそんなことを」
「それほど大きな理由があったわけでは……ま、まあ恭也と美由希を連れて旅や仕事をしているのに、そこに俺までいては邪魔だと思ったから」
「あのね、恭吾。確かにあなたは恭也よりも少し年上だけど、まだあなたも子供なのよ」

それを聞いて恭也は心の中で唸る。
 はっきり言ってしまえば、精神年齢は今の桃子とそれほど大きな差はないのだ。

「子供がそんな遠慮をする必要はないの」
「そう……かもしれないな」

苦笑いながらも恭吾は頷いて返す。

「いいわ、戸籍の方は私が何とかする。あなたが高町になれるようにね」
「すまない」

 その謝罪には答えず、桃子は先に歩き出す。その後ろを恭吾は着いていく。

「ただ、不破の名字だけは残してくれないか?」
「高町にはなりたくないの?」
「そういうわけじゃない。ただ……色々とあるんだ」
「わかったわ」

桃子がそれに頷くと、二人の間に沈黙が流れてしまう。
だが家まで距離が半ばにもなったとき、桃子はゆっくりと言った。

「いい、恭吾。名字が違ってもあなたは私の息子。私はあなたの母親よ。あなたには母親がいないわけじゃないの」

前を歩く桃子には見えないだろうが、恭吾は小さく頷いた。

ああ、今までもずっとそう思ってきた。
あなたが母親だと、ずっと思って生きてきた。
 あなたに感謝して生きてきた。
 これからもそうして生きていく。
高町桃子が母親だと。それが自分の誇りだと。

そんなこと、色んな意味で言葉に出して言えないが、だけどこれだけは言いたい。

「ありがとう、かーさん」

そう感謝の言葉を送ると、桃子は振り返って笑ってみせた。
 この笑顔がずっと自分を支えてくれていたんだ。

「礼を言われることじゃない。家族なんだから」

さっきの恭吾の真似なのか、指で目をつり上げて、口調を変え、さらに声を低くしてそんなことを言う桃子。
 それに恭吾は笑ってしまう。
桃子も笑った。
それから桃子は恭吾の前から再び横に移動する。
 そして二人は笑顔のままで歩き、残る三人の家族が待つ家へと歩いていった。


名字が違う親子。
 前と同じのようで違う親子関係。
前と似ていないようで似ているような桃子との関係。
でも、そんなのもいい。
それでも桃子が自分の母親であることには変わりないから。
少し年齢が近くなってしまったが、それだけだ。
 きっと変わらない。
 変わらないでいられる。
 そんなことを恭吾は思いながら、桃子の隣を歩いた。






あとがき

 鍛錬と色々。
エリス「なんか最初の方がいやに血なまぐさいというか、とんでもない会話をしているというか」
 なんかこういう会話をよくやるなぁ。
エリス「黒衣でもよくやるねぇ」
しかし、こう見るとなんかこの頃この話のヒロインは桃子さんじゃないかって思えてしまうのですが、そんなことありませんからねぇ。というかヒロインなんて考えてないし。
エリス「黒衣と一緒か」
基本的にストーリー上でくっつけたいからヒロインとかは長編では決めないんだよね。くっつくまでを書くのが楽しいから。まあこの作品の場合は本当の意味でそういうヒロインはいないんだけど。
エリス「あくまで恭吾の生活と恭也の育成だからね」
 さて、タイトルに不破とあるので、恭吾が高町になるのだけは避けました。
エリス「最初から高町恭吾の、ってタイトルにすればよかったのに」
まあ色々とあってね。なんでわざわざ不破を残したのかも、しばらく経った時に説明をいれますんで。恭吾にも色々と考えがあった、ということにしといてください。
エリス「戸籍は桃子がどうにかする、とか言ってたけど、できるの?」
 戸籍関係は普通できません。大きな権力やそっち系の関係者、特別な技術でも持ってないと偽造なんてできるわけないし、私生児として全うな手段でどうにかしようとしても、すでに父としている一臣が死んでいて認知もできず母親もいない以上、かなり調べられることになって時間もかかると思う。なんと言ってもこの世界で生きていた記録、生まれた記録もないからね、恭吾の場合。お役所は結構難しい所だから。それにこの時代ではツテのない恭吾ではどうにもならない。恭吾にしろ桃子にしろ未来でなら人脈で偽造や改竄ぐらいしそうだけど。
このへんはまあ、若いけど桃子さんだからというご都合で。戸籍がないとこれから話が展開できないから。
エリス「それはそうかもしれないけど」
とりあえず、恭吾の年齢は十五となりました。ちなみに薫たちは十四(あくまで今回の話の時間では)、学年で一つ下。つまり恭吾の方が上です。ここから改変した年数で逆算すると、恭也の今の年齢がわかり、矛盾がいっぱいということに……。
エリス「年齢と時間軸に関しては一杯でそうだねぇ」
そのために設定を改変したわけですが、それでもかなり矛盾があります。自分で見つけていくつか潰そうとしていますが、難しいのもあったり。例えばこのままいくと、恭也が風芽丘三年の時、まだ知佳が海鳴に大学生としている……とか。だからホントは年を明確化したくないんだけど。
まあそんな感じです。それで次の話は……。
エリス「次の話は?」
 まだ考えてない。
エリス「燃えなさい!」
 ファ、ファイヤー! 燃えるぅぅぅぅ!
エリス「まだ考えてないって、どういうこと!?」
 い、いや、そろそろ恭吾を風芽丘に入れようかとも思うんだが。
エリス「だが?」
 その前にとらハ1、2をやりなおしておきたい。かなり忘れてる所があるし。
エリス「なら早くやればいいのに」
仕方ないだろう、暇がないんだから! というわけで、次の話はいつになるかわかりません。もしくはまだ風芽丘には入れずに日常をやるかもしれません。
エリス「次はいつになるかわかりませんが、お待ちしていただける幸いです。ほら、アンタ、謝りなさい!」
す、すいません!
エリス「それでは今回も読んでいただきありがとうございましたー!」
ありがとうございました。








桃子さんは今も昔も変わらずに良い人だな〜。
美姫 「うんうん。高町家のおかーさんだもんね」
戸籍問題は兎も角、いよいよ恭吾も学校に通うことになるのかな。
美姫 「次回がどうなるのか、ちょっと楽しみね」
普通の日常なのか、それとも学校へと通うのか。
美姫 「楽しみに待ってますね」
ではでは。



▲頂きものの部屋へ

▲SSのトップへ



▲Home          ▲戻る