〜海鳴大学園祭までのちょっとした逸話〜
第一話
海鳴大学――海鳴大の雅楽同好会は、天神音楽大学――天音大の雅楽部に比べると、非
常に知名度が低い。しかし、歴史そのものは、天音大雅楽部より古いのである。要するに、
雅楽同好会がそれなりの歳月、続いてきたという事だ。
現在の海鳴大雅楽同好会は、会員が十二人。よくもまぁ、これだけの人数が残っていた
ものではあるが、その内七人が四年生という事もあり、次の年度の活動は更に縮小を余儀
なくされ、しまいには活動そのものも停止しかねないだろうとは、大学内の事情を詳しく
知る者の言である。
高町恭也が、助っ人として参加する事となった雅楽同好会は、そういう事情を抱えたサ
ークルであった。
その日、久我講師と共に練習場所に入った恭也は、同好会の面々に概ね歓迎された。一
部の男子会員から多少の失望を買いはしたが、幸先のいいスタートではある。
(つまり何人かは、文字通りの即戦力を欲しがっていたわけだな)
恭也は素直にこんな事を思っていたが、半分は当たり、半分はハズレである。確かに、
同好会としては即戦力が欲しいところであったが、そんな贅沢を言ってられない事は誰も
が承知している。結局のところ男子は、
「舞を舞える女性。それも美人か可愛い娘」
これを期待していたわけで、久我が尽力してくれたのは分かっていても、その心情は正
直なものだった。
一方で、恭也の助っ人は女子にとり、福音とでも呼べるものだった――恭也は赤星と並
び、この年の新入生の中でも屈指の〔美男子〕として認識されていたからだ。まぁ、こち
らもその心情たるや正直と言えようか。
さて、この他にも久我は、天音大と安国神社からそれぞれ一人ずつ、稽古の為に人を招
いていた。
「天音大の安齋です。よろしく」
「ええ、よろしく。安国社から来ました、度会です」
海鳴でも歴史の古い安国神社では、神事に舞楽を催す事も多く、また天音大の雅楽部も
実力が高かった。久我はそれを踏まえた上で、両者に指導だけでもと、要請したらしい。
さて、肝心の曲目だが。恭也に舞ってもらうわけだから、舞楽の中の一曲という事にな
るが、曲名もまるで知らされていないのでは、動きようもない。
久我が皆を前に説明する。
「今年、私達が取り組む曲は……」
一旦言葉を切り、そして続けた。
「舞楽の中でも多く演奏される曲のひとつ……『蘭陵王』です」
会員の中から納得の声と、わずかなうめき声が聞こえてくる。
「こちらの高町君には、今回急なお願いで申し訳ないけれど、舞人をやってもらえる事に
なりました」
「高町です。何分不慣れですが、よろしくお願いします」
そして、同好会の会員の自己紹介がひと通り終わると、
「では、早速稽古に入りましょう。安齋さんには曲の方を、渡会さんには、高町君に舞の
作法をお願いしたいのですが、よろしいでしょうか?」
「分かりました」
「ええ、承りました」
かくして、雅楽同好会の稽古は幕を開けた。
「ああ、美味しいです。これが〔翠屋〕の味なんですね」
支倉令がシナモンのクッキーを口にして、思わず賛嘆の声を上げた。
ここは、私立リリアン女学園高等部の敷地内にある、通称〔薔薇の館〕と呼ばれる建物
の一室。生徒会に相当する〔山百合会〕の本部、とでも言えばいいだろうか。
今時の校内施設としては珍しく、木造の、洋館を模した洒落た造りになっている小ぶり
な建物の二階。その会議室がお茶会の場となっていた。
「令ちゃん、令ちゃん、こっちのチョコクッキーも美味しいよ」
黄薔薇のつぼみ――支倉令の〔妹〕の島津由乃が、明るい声を上げる。ダブルの三つ編
みと、可憐な中にも意志の強い瞳が印象的な少女だ。
「由乃、校内では……」
「はいはい、お姉さま……分かってますわよ」
「ナッツクッキーも美味しいですわ」
ふわりと、可愛らしい笑顔を見せながら、白薔薇のつぼみ――藤堂志摩子がクッキーに
舌鼓を打っている。おっとりとした性格ながらも、いざと言う時の芯の強さは、聖が高く
評価しているところだ。
「私も行けば良かったですわ。こんなに美味しいお菓子が食べられるなんて」
小笠原祥子――紅薔薇のつぼみが、ため息を吐きながら蓉子に向かって言う。潔癖で負
けん気の強い、しかし笑顔がとても優美な少女だ。ちなみに彼女は、今をときめく大企業、
小笠原グループの社長令嬢でもある。
「喜んでもらえて何よりだわ。どうせだったら実際に行ってみた方がよくてよ」
「そうね。〔翠屋〕は雰囲気の良いお店だったし、海鳴に行くのだったら、必ず寄るべき
所よね」
紅薔薇さま――水野蓉子と、黄薔薇さま――鳥居江利子が口を揃えて言うと、そこへ面
白げに白薔薇さま――佐藤聖が口を差し挟んできた。
「あははは。蓉子ぉ、そんな事言ってていいのかなぁ?」
「何か言いたい事でもあって? 聖」
「んー? その〔翠屋〕で会ったかっこいいウェイ……」
「ああ、ウェイトレスさんの応対も感じが良かったわよ。きびきびしてるけど、愛想は良
かったもの」
「お姉さま」
「何かしら、祥子?」
「……もしや、と思ってお伺いしますが、本当はウェイトレスではなくウェイター、など
と仰ったりは、いたしませんわよね?」
鋭い、と言うよりも、思いっ切り直球勝負な祥子の追及。蓉子の視線が聖を見、次いで
江利子に向けられる。二人とも、助けるつもりはないようだ。特に聖は。
小さく肩をすくめると、蓉子はこう切り出した。
「そうね、正直に言うわ。〔翠屋〕に勤めている人の中に、一人だけウェイターさんがい
るの。その人が親切な人だった、って事。聖も江利子も、私同様その人に注目していたわ
よ。そうよね?」
「ええっ!?」
「お姉様方が注目!?」
「それほどの方なのですか? そのウェイターさんは」
由乃、令が頓狂な大声を上げた中で、志摩子だけがどこか冷静に尋ねる。祥子はと言う
と、柳眉が今にも逆立ちそうなのを、必死に抑え付けているようにも見えた。
「そうねぇ……今時あれほどの人を探すのは、ちょっと大変だと思うわ。特に、瞳の力と
言うものを実感するのは、中々ない事だもの」
「ここ最近では、一番興味を持った人って事になるかしら」
「何と言うか、〔翠屋〕の人気の一端が分かったような気がしたかな」
三薔薇さまが揃って誰か一人を、しかも男性を賞賛する、と言うのは珍しい事である。
令も由乃も、今度は志摩子も、驚いた表情を隠さなかった。
「ひとつだけ後悔したのは、自己紹介をすっかり忘れたまま帰って来てしまった事ね」
「同感」
「そうねぇ、私も気が付いた時には、あちゃあ、って思ったから」
三薔薇さまが、いとも楽しげに話している様を、祥子は憮然とした表情で見ていた。
――今から千四百年以上前、六世紀後半。
当時の中国は南北朝と呼ばれる時代の中にあった。そして、時の北斉王朝の皇族に、蘭
陵王という人物がいた。本名は『高長恭』といい、屈指の美男子として知られたが、戦場
においては魁偉な面を着けて戦ったと言われる。
ある戦で友軍が敵に包囲された時、蘭陵王は一軍を率いてその包囲網を破ったが、当の
友軍に信じてもらえなかった。そこで彼が着けていた面を外すと、友軍の将兵達は、
「まさしく蘭陵王殿下」
と喜び、彼の為に舞曲を作ったとされる。これが後代、林邑(現ヴェトナム南部)から
の渡来僧や、唐に留学した者達によって日本に伝えられた――
「ええ、それが『蘭陵王』という曲なわけですよ」
「なるほど」
「北畠顕家というお公家さんがですね、ええ、十四歳の頃、時の後醍醐天皇の北山行幸の
際に、この曲に合わせて舞を舞った、という記録もあるんですよ。ええ、その舞を貴方に
してもらうわけですが」
「はい」
「ええ、舞にも、一定の作法というものがありますのでね、ええ」
度会氏が、ちょっと独特の話し方で恭也に動作、作法を教え始める。最初の譜面読みな
ど、いかにも人の良さそうな好々爺の語り口だったのが、
「ここはこう、足全体を運ぶように」
「背筋を伸ばす! 視線はそれで自然と上がるのですよ」
「もっと雅に! 流れるような足裁きで!」
「左手の剣印は、崩してはいけません!」
いざ立ち振る舞いになると、厳しい指摘がどんどん恭也に飛ぶ。学園祭が近付き、時間
的な制限が日に日に大きくなる中での稽古である。その中で恭也は、曲に合わせて舞を舞
えるまでには、なっていないとならないのだ。教える方も教わる方も、かなり必死だった
りする。
「駄目です! そこは腕をこう伸ばし……そうです。伸ばす時は、最大限に伸ばすように
して下さい」
曲を練習している会員が、渡会氏の声音の厳しさに唖然としているのも構わず、氏は恭
也に動作を実際に見せながら、容赦のない稽古をつける。恭也はそれに対して、
「はい」
短く返すか、うなずく以外、余計な言葉すら発しない。真剣な表情で、慣れぬ舞の作法
を少しでも物にしようと、懸命になっていた。曲を奏でる方も、安齋氏の細かな指導で次
第に熱が入っていく。
そして、最初から異常に飛ばした稽古は、休みも殆ど取らず二時間ぶっ通して、ようや
くひと段落したのであった。
「ご苦労さん、高町君。でも、あまり根を詰めるとかえって良くない。休むべき時は休む
事だよ」
曲を教えていた安齋氏が、微笑しながら恭也に言う。短い髪は殆どが白くなっており、
眼鏡の奥の細い目は、笑うと線のようになっている。
「しかし、ええ、高町君は筋がよろしい。私としても教え甲斐がありますな、ええ」
「そう仰って頂ければ、私も見つけて来た甲斐がありますね」
「高町君だけではない。みんなやる気があるから、私もやりやすいですよ」
渡会氏も久我も、初日の手応えを満足気に話し合っている。
恭也が肩の力を抜いて座ると、
「高町くん、あまり無理はしないでね」
ちょっと知的な感じの女性が声をかけてくる。同好会の会長で、牧野という名前だった。
「ありがとうございます」
柔らかい眼差しを向けて、恭也が礼を言うと、牧野はぱっ、と頬を赤らめて、
「い、いえ、あの、これからよろしくお願いしますね」
そそくさと女子の集まりに戻っていく。早速集まりがかしましい事になっていたが、恭
也は特に気に留めていなかった。
家に帰る途中で、江利子がふと口を開いた。
「〔ロサ・ギガンティア・アン・ブゥトン〕は決まったから、次は〔ロサ・キネンシス・
アン・ブゥトン・プティ・スール〕よね」
やたら長ったらしい言葉だが、要するに、
「白薔薇のつぼみは決まったから、次は紅薔薇のつぼみの妹よね」
と言ったのである。これにはちょっとした経緯があった。
白薔薇のつぼみこと藤堂志摩子には、白薔薇さま――聖の他にもうひとり、スールを希
望した生徒がいた。誰あろう、紅薔薇のつぼみ――小笠原祥子である。
傍目には、白薔薇さまと紅薔薇のつぼみが志摩子を取り合った、なんて構図が浮かんで
くるわけだが(祥子の方が先に志摩子に声をかけた、という話もある)、その結果は、志
摩子が白薔薇のつぼみとなる事で決着したのであった。
ここらでスールだの、姉だの妹だのと何のこっちゃ、なんて思っている諸賢に多少説明
を必要とするかもしれない。
スール(仏語・姉妹の意)とは、リリアン女学園、それも高等部独特の制度と言って良
い。幼稚舎から中学までの義務教育期間を、教師、あるいはシスターの指導の下で過ごし
てきた生徒達は、高等部に入ると、その後の学園生活を自分自身の力で秩序あるものとし
なければならなかった。この為、
「姉が妹を導くが如く、先輩が後輩を指導していく」
と言う指針がいつからか確立され、今に至っている。もっとも現在では、個人的に強く
結び付いた先輩と後輩、そんな意味合いが強いとか。ちなみに、スールになる時、姉が妹
となる後輩にロザリオを授受するという、まことにささやかな儀式が通例となっているが、
そのきっかけは定かでないそうな。
話を戻そう。
「それもそうだけど、そろそろ学園祭も近いし……考えるべき事は、山ほどあるわ」
蓉子が呟く。
「そうよね。まぁ、今回私達がやるべき事は決まってるけど」
「ええ、そうね。『シンデレラ』……とりあえず、エキストラも段取りをつけたし、王子
役の方も、これから話をつける」
「うん、まぁ今回は、花寺の生徒会長を呼ぶつもりだからね。これで、祥子の男嫌いを少
しは何とか出来ればいいかな」
聖が苦笑しながら、語を紡ぐ。祥子の潔癖で負けん気の強い性格は概ね美点だったが、
男の話となると、とにかくノリが悪い。いや、それだけならまだしも、露骨な嫌悪感を見
せる事も少なくないのだ。現に、〔翠屋〕の魅力的なウェイターさん――恭也の事を話題
にして少しもしない内に、祥子は会議室から遁走してしまったものである。
一応、祥子の男嫌いにはそれなりの理由と言うものが存在するようだ。知っている限り
では家庭の事情、と言う事になるのだが、要は祥子の祖父と父親、それぞれに愛人がいる
のだそうな。潔癖な性分の祥子にとってみれば、とても許せるものではない。
ともあれ今回の『シンデレラ』において、主役は祥子に演じてもらう事を申し合わせて
ある。これに関して祥子が否やを言う事はないはずであったが、相方の王子役に関しては、
まずひと揉めあるだろう、そんな予測も出来る。
そうした中で聖が呼ぶ、と言っていたのは、リリアンの隣にある男子校〔花寺学院〕の
生徒会長だった。
「でも、今更ながら変更利かないかなぁ、なんて思ってきてる自分を見つけてたり」
「えっ? どういう事?」
江利子が不思議に思って問いかけると、
「うぅん……今さっき思ったんだけど、何とかして王子様役を、恭也さんに差し替えられ
ないかなぁ、なんてね」
聖が、思い付きを言葉に変えた。
「それはちょっと無理よ、聖。確かに恭也さんは、私達が見る限り申し分ないとは思うけ
ど……海鳴とここではつながりもないし」
蓉子が難色を示す。
「うん、分かってる。それに恭也さんは見た感じ、大学生みたいだしね」
「とりあえず、方針は変えない方がいいわ」
江利子も、今は当初の予定通りに進めた方がいい、という考えのようだ。
この時の三人は、この方針が何をもたらすのかについて、全く予測出来ていない。
晩の高町家。大所帯だからかどうか、夕食はいつも賑々しい。本来なら、姉的存在――
〔光の歌姫〕ことフィアッセ・クリステラがいて全員なのだが、彼女は今、両親と共にイ
ギリスにいる。そんなわけで、今宵の食卓は恭也、妹の美由希となのは、高町家の和食料
理長こと城島晶、同じく中華料理長のレンこと鳳蓮飛、そして高町家の〔かーさん〕こと、
桃子の六人で囲んでいる。
「へぇ……師匠、舞を舞う事になったんですか?」
「ああ。まぁ、な」
「ほんならお師匠、あの扇子とかひらひらーって、あれですか?」
「いや、日舞ではなく舞楽だ」
「あら? それじゃあ恭也、神社の神事なんかでやってる舞をやるわけなの?」
「そういう事になる。今日、少し練習してきたんだが……」
「うわぁ……おにーちゃん、凄いねー」
「でもさ恭ちゃん、またどうしてやる事になったの?」
「……それについては聞いてくれるな、美由希」
「恭也、やるんだったらしっかりやりなさい。恭也の事だから最後までやり遂げるだろう
けど、無理だけはしたら駄目よ?」
「ああ、分かってる、かーさん」
「よろしい」
「恭ちゃん、学園祭で舞を舞うんだぁ……あ、忍さんは知ってるのかな? それに、那美
さんにも教えないと」
「月村は、赤星から聞いて知っているぞ。ただ、あまり大事にしたくないんだがな」
「恭ちゃん……忍さんが知ってる時点で、それを望む方が無理な相談だと思う」
「ぬぅ……」
「それについては、俺も美由希ちゃんに同意します」
「うちも、そう思いますわ、お師匠」
「ねぇねぇ、おにーちゃん」
「ん?」
「おにーちゃんの舞、なのはがデジカメで撮ってあげる」
「…………」
思わずきょとんとした表情になった恭也は、次いで何とも言えないしかめっ面になった
かと思うと、こめかみを指でかきつつ、なのはに無条件降伏した。
「はぁ……参ったな。分かった、話はつけておいてやる」
「やったぁ、ありがとーおにーちゃん」
「なのちゃんには、とことん甘いんだよなぁ、師匠は」
「でも、恭ちゃんはただ甘やかしなだけじゃないから、いいんじゃないかな」
「あー、そですねぇ」
「うーん、なのちゃんが俺らに強いのは、やっぱ師匠を見てるからかなぁ?」
と、桃子が何気なく恭也にかけたちょっとしたひと言が、ある意味爆弾として炸裂する
事になった。
「あ、その時は桃子さんも見に行くからね。ところで恭也」
「何だ、かーさん」
「こないだ、店の外で親しげに話してたお嬢さん達だけど、あの三人、学園祭に呼ばない
の?」
「かーさん、ちょっと待て」
「えーっ、恭ちゃんにそんな人が!?」
「しかも三人!?」
「はぁ……長生きはしてみるもんですなぁ」
「って、長生きするほど生きてねぇだろ」
「いやぁ、言葉の綾やんかぁ、晶ぁ」
「はやー……」
なのはに至っては、言葉もない。
「あのな……あの三人は、あの日初めて会った人達だぞ? それに、客を口説いてどうす
る」
「あら、いいじゃないの。それが縁で結婚したカップルだっているんだし、別に不思議で
はないでしょう? 恭也もそろそろ、彼女作っていいと思うけど」
「…………」
恭也は、何とも明るい桃子の言いように、頭を抱えたくなった。
そんなひと時の後、美由希と共に剣術の鍛錬をして、普段とはほんの少し違う、学園祭
を控えた一日は終わりを告げる。
この時恭也は、桃子の言葉がいかに示唆的であったか、という事に、全然気が付いてい
ない。
第二章〜。
美姫 「当然ながら、ここではまだ蓉子たちとの繋がりはない状態よね」
だよな。にしても、桃子さん。
冗談だとは思うけれど、蓉子たちを呼ぶにしても連絡先とか知らないはずじゃ……。
美姫 「でも、本当に呼ぶとなると何とかしそうではあるわね」
あははは。今回は恭也の舞の練習と、蓉子たちの発言から今の大体の時期が分かったかな。
美姫 「ここからどうやって再会したりするのかしら」
とっても楽しみだな。