『真一郎、御神の剣士となる』

第十五話 「真一郎、三度霊障に遭遇する……またかよ!」

 

皆から想いを伝えられた真一郎は、考え事をしながらそこらを歩いていた。

ふと気付いたら、洞窟が見えた。

近くに『キケン!立ち入り禁止』と書かれた看板が立っていたが……その周りに木の板が散乱していた。

どうやら、この洞窟を封鎖していた木の板のようだが、誰かに外されたようであった。

「真一郎様……」

「えっ!?……ああ、ノエルさん…」

「申し訳ありません……その洞窟は立ち入り禁止です……ここには近付かないようお願いします」

「ああ、ごめんなさい…」

ノエルは、洞窟を見ると呟いた。

「またバリケードが外されています……明日にも封鎖しなおさなければ……」

「ここって、危険なの……」

真一郎は、洞窟を見ながらノエルに聞いた。

「はい、何人も亡くなっております。最初の1人は自殺のようでしたが……」

 

 ★☆★

 

夕刻。

真一郎たちが別荘に戻った後、ノエルは海岸を見渡していた。

「どうしたの、ノエル?」

「いえ、海岸の掃除でもと思ったのですが……ゴミは全部持ち帰っていただいているようで、ほとんどすることがありませんでした」

最近、持ってきたお菓子の袋や空き缶、アイスの棒などを平気で海岸に放置して帰るマナーの悪い海水浴客が目立つが、真一郎たちはそこらへんは徹底していた。

「……浜辺に、あんまり長い時間いちゃだめだよ……耐塩水コート、まだ完璧じゃないんだから……」

『高町恭也』が出会った頃のノエルは、ほぼすべて完璧だったが、この頃のノエルはまだ色々と問題点が存在していた。

忍の技術がまだまだ未熟であるが故である。

「潮水に浸かったりしたら、すぐいっちゃう部品とか…あるんだから…」

「はい……先ほどから風が強いです。帽子を飛ばされないように…ご注意ください…」

ノエルがそう忠告した直後、忍の被っていた帽子が風に飛ばされてしまった。

「……あ…い、言ってるそばから……追いかけなくちゃ…」

忍が飛ばされた帽子を追いかけ、ノエルがそれに続いた。

「忍お嬢様……お気をつけください……」

「……何?」

「以前、誘拐されたときも帽子を飛ばされたときでした……私も周囲を警戒しておりますが、忍お嬢様も十分に用心して下さい」

「……うん…わかった……」

かつて、安次郎に誘拐されたときは、帽子を飛ばされノエルがそれを拾いに行っている隙を衝かれたのだ。

「…ノエル…あった…?」

「……視界検索範囲に……該当するものは見つかりません」

しばらく探していくうちに、例の洞窟の前まで来ていた。

「……この中…でしょうか……?」

帽子がこの中に入っていったのは間違いないようだ。しかし、流石に洞窟に入ることは躊躇われた。

この洞窟の中で何人も亡くなっていることは、忍も承知していた。

しかし、あの帽子はさくらが買ってくれた帽子である。

忍にとって、絶対に無くしたりは出来ないものだった。

ノエルに取ってこさせたいが、ノエルの暗視装置(ノクトビジョン)は調整中であり、水気が多いので耐塩水コートが不完全なノエルを1人でやるのも躊躇われた。

結局、忍はノエルをここで待たせ1人で洞窟に入ることにした。

真っ暗な洞窟。

いくら『夜の一族』とはいえ、まだ幼い忍にとってこの闇の中は、脅威であった。

「ノエル…!ノエル…!」

「……はい、ただいま」

結局心細くなり、入り口で待機していたノエルを呼んだ。

奥に向かって風が吹き込んでいるので、この奥に帽子がある確率が非常に高かった。

「…ノエル…ノクトの調子はどう?」

「有効視界…1.3メートル…」

忍の姿が視える程度であった。

その視界の悪さが、災いしてノエルが転倒し、右足首と左手首の関節を損傷し、通常歩行の能率が低下してしまった。

忍は転倒したノエルに手を貸し、起き上がらせ、更に奥深くに、入っていった。

その洞窟に漂う『モノ』に気付かずに……。

「どうして、いつもこんなことになっちゃうんだろ……私が、悪い子だからかな……」

忍の独白に、ノエルは答えることが出来なかった。

「……あっ!」

「忍お嬢様!!」

 

 ★☆★

 

今日の夕食は、小鳥と美沙斗が作っていた。

美沙斗も一時期、妻であり母で逢った為、それなりに料理が上手い。

未来では、美由希が母、美沙斗の料理の上手さに「私の母とは思えない」と嘆いたくらいである。

二人に任せておけば安心と、真一郎は散歩に出ようとしていた。

「忍……?…忍ー?」

そこで、忍を探すさくらとばったりあった。

さくらの話では、散歩に行く約束をしていた忍の姿が見当たらないとのこと。

真一郎は、自分が散歩に出るついでに、忍を捜すことにした。

行き違いを避けるため、さくらには別荘に残ってもらい、真一郎は外に出た。

「……どうされたのですか?真一郎様……」

忍を探す真一郎に声を掛けてきたのは、盲目の美女であった。

「あ……十六夜さん。どうしたんですか?」

彼女の名は、『十六夜』。

神咲家に代々伝承された『霊剣』であり、その剣に宿る霊であった。

『御神の剣士』としての真一郎。『夜の一族』のさくらと忍。『自動人形』のノエル。

それぞれ、既に皆に正体を明かしていたが、薫が『退魔師』であるということは、まだ明かされてはいなかった。

それ故、十六夜のこともまだ皆に紹介はされていなかったのだ。

今回の旅行に来ているメンバーの中で、十六夜のことを知っているのは、持ち主である薫を除いて、真一郎、瞳、みなみ、さくらの四名であった。ななかは、夏休み前に足を怪我したときに十六夜の『癒し』を受けたことがあるのだが、丁度、イギリスから帰国していたさざなみ寮生で天神音楽大学の音大生であり、アルバート・クリステラの妻であり、『世紀の歌姫』ティオレ・クリステラが校長を務めるクリステラ・ソング・スクールの生徒でもある椎名ゆうひの気孔で治したということになっている為、知らなかった。

無論、気孔というのは方便である。

なので、皆の前に出ることが出来ない十六夜は、皆が出歩かない時間に外に出ていたのだ。

「それで、真一郎様はどうされたのですか?」

「ああ、俺は散歩ついでに忍ちゃんを捜しているんですよ」

「……忍様ですか……確か、海の方に向かう忍様の気配を先ほど感じましたが……」

「そうですか……じゃあ、そっちを捜してみます」

「私も、お付き合いさせてもらいます」

真一郎は、十六夜の手を取り海岸の方に向かった。

 

 

「……どうされました……先ほどから何度もため息をなされて?」

忍を探しながらも、真一郎は何度もため息を吐いていた。

「……十六夜さん……俺は、皆の気持ちにどう応えたらいいんでしょうか?」

「……薫から聞きました。皆様が真一郎様にそれぞれの想いをお伝えになったこと……そのことですね…」

「………はい」

真一郎は、忍を探しながらも昼間の皆の告白のことが頭から離れなかったのだ。

唯子と小鳥の気持ちでさえ、もしかしたら……程度にしか思っていなかったのに、まさかこの旅行に来ている全員(美沙斗と十六夜を除く)に想われているとは思いも寄らなかったのだ。

真一郎のその可愛らし……もとい、綺麗な顔立ちのみに目がいっているミーハーな女(ごく稀に男)に冷やかし半分に告白されたことはあるが……。

「……真一郎様。余り深く思い悩む必要はありませんよ。薫も言っていました。急いで結論を出してもらう必要は無い。ただ、真一郎様に自分の気持ちを知っていて欲しかっただけだ……と。他の方々も同じだと思います。これからじっくりと、皆様方と付き合って、そして、真一郎様が将来を共にしたいと思う女性とお付き合いなされればよろしいでしょう。他の方々も多少は嫉妬するかも知れませんが、真一郎様の選択を祝福すると思いますよ……」

400年という長い時の中、様々な伝承者達の人生を、その見えぬ眼で見つめてきた十六夜の言葉は、真一郎の心に深く染み渡った。

「……そうですよね…焦って結論を出して、後悔することになったら、それこそ、唯子たちを哀しませますよね……」

「そうですとも……ですが、あの方たちが真一郎様を想っていらっしゃる事は、心に留めておいてあげてください」

十六夜と話していたら、昼間に見た洞窟の前に来ていた。

「……ここは、確か……」

真一郎が昼間、ノエルにこの中に入らないよう注意されたことを思い出していると、十六夜の雰囲気が変わった。

「……ここは……」

「ああ、何でもここで何人もの人が、怪我したり亡くなったりするので立ち入り禁止になっているって…ノエルさんが……って、もしかして此処に?」

真一郎は、目を瞑った。

 

御神流 『心』

 

「………忍ちゃんの気配をこの中から感じる……大分奥に入り込んでいるから場所までは特定できないけど……確かに感じる…」

真一郎は、洞窟に入り忍を探すことにした。

「十六夜さんは、ここで待っていていただけますか?」

「いえ、私も参ります……他にも確認したいことがありますので……」

「……わかりました…」

真一郎は、十六夜と共に洞窟に足を踏み入れた。

 

 ★☆★

 

忍とノエルは洞窟の中にぽっかりと空いた穴に落ちていた。

落ちたショックで、ノエルの体は様々なところを損傷していて自立不能になっていた。

忍も足を挫き、二人とも動けない状態になっていた。

「……わたし、このまま死んじゃうのかな?」

「………」

「死んじゃうって…結構簡単なんだね……」

「………登攀出来るか確かめてみます」

「無理だよ、ノエル壊れちゃうよ」

「ですが……」

「前は、いつ死んでもいいって思ってたけど……今は…死にたくないな…」

忍の脳裏に、さくらと真一郎の顔が浮かんでいた。

忍は真一郎のことが好きなのは確かだが、自分と真一郎が恋人になれるとは思っていなかった。

忍と真一郎が釣り合うには後10年は必要である。

それくらい経てば、真一郎との歳の差など気にならなくなる……。

真一郎の周りに、彼に釣り合う女性が居なければ、忍も10年待っただろう。

しかし、叔母のさくらを筆頭に真一郎の周りには、素敵な女性がたくさん居る。

それでも、真一郎の傍にいたかった。

友達としてしか見てもらえなくても……。

「センサーに反応!……人の声です…」

 

 

「お〜い、忍ちゃ〜ん!」

真一郎が、忍の名を呼びながら歩いていると、真一郎の耳に助けを呼ぶ声が聞こえてきた。

「だれか〜……!」

「忍ちゃん!?」

「あっ、真一郎君!ここだよ〜」

真一郎は、地面にぽっかりと空いた穴の中に忍とノエルが落ちているのを確認した。

「忍ちゃん。大丈夫?」

「足を挫いちゃった……ノエルも…自分じゃ立てないの……」

「……そうか…」

「真一郎様。忍様を助けることが出来そうですか?」

十六夜が、真一郎に問う。

「……忍ちゃんだけなら、何とかなるけど……ノエルさんは……無理だな…」

真一郎が今、持っている鋼糸では、子供の忍くらいの重さなら耐えられるが、成人女性より少し重たいノエルには耐えられないだろう。

もともと、大人1人分支えるくらいがやっとの強度だからである。

「……十六夜さん…誰か……出来れば御剣兄妹のどちらかをつれてきてもらえるよう、神咲先輩に頼んでもらえますか?」

「……かしこまりました……真一郎様…充分にお気をつけ下さい」

十六夜は、そう言うと急いで別荘に戻った。

 

 

「薫!」

夕食の準備が終わり、皆、食堂に集まっていた。

その皆がいる状況で、十六夜が姿を現したので、十六夜のことを知らない面々は、驚愕した。

「十六夜!みんなかおるときに、なにしちょる!!」

「それどころでは、ありません!!」

いつも穏やかな十六夜が、強い口調で、薫の言葉を止め、洞窟でのことの説明を始めた。

あの洞窟に感じる、霊気。

あの中には、間違いなく霊が存在していた。

それも、怨霊が……。

急がなくてはならない。

「忍が………」

忍が、洞窟の中で怪我をしたことを知って、さくらの顔色は蒼くなっていた。

「……わかった。刀を取ってくる……すいませんが、火影さん。よろしいでしょうか?」

さくらの方を見た薫は、沈痛な顔をしていたが、直ぐに『退魔師』としての顔に変わり、火影に頼み部屋に戻った。

「……わかった……一角。準備を……」

「わかりました。兄様」

火影といづみの二人が、救出の為のロープを準備しに行くと、十六夜のことを知らない唯子たちが、特に驚いていない瞳に質問した。

「あの瞳さん……さっきの人は?」

「ああ、彼女は……」

十六夜の姿を見られた以上説明しないわけにはいかないので、瞳は薫の家業のことを説明した。

薫が『退魔師』であることには驚いたが、霊に関しては七瀬のことがあるし、さくらや忍のような存在もいることなので、あっさりと納得した。

式服に着替えた(持ってきていたようだ)薫は、準備を終えた御剣兄妹と共に、海岸の洞窟に向かった。

 

 

「相川、お待たせ」

駆けつけた御剣兄妹は、手早く忍とノエルを救出した。

「相川君……下がって」

式服に着替えていた薫を見て、真一郎も気付いた。

この辺りに漂う霊の存在を……。

「神咲先輩…」

薫が『十六夜』を構えると、漂う霊は肉眼でも視えるようになっていた。

「……多分、最初に自殺した人の霊……命への執着と、恨みに満ちている……恐らく、今までの事故も、そして忍ちゃんたちを転ばして穴に落としたのも……この人の仕業…」

薫の呟きを聞いた真一郎は、怒りに駆られた。

「勝手に自殺したくせに、なんて身勝手な……」

真一郎は、『高町恭也』の記憶にある爆弾テロで命を落とした御神流の人たちや、恭也の父の事を思い浮かべた。

御神琴絵……病弱だったが、結婚によってやっと幸せになろうとしていた。御神静馬……御神宗家当主として、そして類まれな御神流の使い手として期待されていた。不破一臣……奔放な兄に代わり不破の当主となり、苦労していたが琴絵と結婚しようやく報われようとしていた。不破美影……末娘に続き次男も結婚し、新しい孫の誕生を心待ちにしていた。高町士郎……愛する妻と二人の子を残し、新たに産まれてくる子の顔を見ることも叶わず、護るべきものの為に命を落とした。

そして、『高町恭也』。

死にたくなかったのに、死んでしまった人たち。

それに比べてこの怨霊は……自分で死を選んだくせに…今、生きている人たちを道連れにしようとする。

『高町恭也』の記憶を通じて、知った様々な人の死が……この怨霊に対する真一郎の怒りを掻き立てた。

「……可哀想にな……可哀想じゃから……終わらせて……あげる……神気発勝!」

 

神咲一灯流、真威 楓陣刃

 

楓陣刃の一撃によってあっけなく怨霊は浄化された。

その一瞬……薫が哀しみに満ちていたのを感じ、真一郎は改めて自分勝手な怨霊に怒りを覚えるのだった。

 

 ★☆★

 

「忍……ノエル……!!」

洞窟の外で待っていたさくらは、忍とノエルの無事を確認して

「申し訳ございません。……さくらお嬢様」

「ノエルは悪くないよ……わたしが帽子を……」

さくらに謝罪するノエルを庇う様に忍が口を挟んだ。

「帽子って……これのことかい?」

火影か洞窟で拾った帽子を、忍に手渡した。

「この帽子を……探していて…」

さくらは、自分が買ってあげた帽子を見て、涙ぐみながら忍を抱きしめた。

「馬鹿ね……。駄目じゃない……こんな帽子…いくらでも買ってあげるんだから……」

泣きそうになりながら、忍を叱るさくらの頭を真一郎はそっと撫でた。

「さくらちゃん……あんまり忍ちゃんを叱らないであげなよ…忍ちゃん…無事でよかったね…」

「……ごめんなさい…さくら、真一郎君…」

 

 

真一郎たちは別荘に戻った。

とりあえず、忍の足の怪我は十六夜が『癒し』と『夜の一族』の回復力の速さによって直ぐに治った。

普通の人間なら、もう少し時間がかかるのだが……。

忍の手当てを終えた真一郎たちは、食堂に入り夕食を食べることにした。

「あっ……カレー!」

そう、今日の夕食は、忍の好物のカレーだった。

「今日は小鳥の作ったカレーだから、以前俺の作ったカレーよりもずっと美味しいよ!」

真一郎の絶賛に小鳥は照れながら、忍の皿にカレーを盛り付けた。

「それじゃあ、頂きます!!」

忍は、行儀よくスプーンを取って、一口食べ……顔をほころばせた。

そして、黙って食べ続け、一皿ぺろりと平らげ……。

「おかわり!」

「はい、まだまだあるからね…」

小鳥は、忍の皿を受け取り、盛り付ける。

「あれ、もうこんなに減ってる!?」

ななかが、カレー鍋を覗いたらもう半分以上減っていた。

「6杯目……いきま〜す!」

「おなじく……」

食欲魔人二人の仕業であった。

その後、唯子とみなみが12杯平らげるのを見て、忍は呆然となった。

「…じゅ……12杯……」

「……あー、あの2人はあーゆー娘たちなんで…あんまり、気にしなくていいよ…」

「カレー12杯くらいなら……まだマシだ。2人併せて100人前喰われるのに比べたら…」

火影がいじけた声で、話しに加わってきた。

まだ、先日のショックが残っているようだった。

 

 ★☆★

 

その後、さしたるトラブルもなく旅行は無事に終了した。

真一郎は、帰るときに海岸で綺麗な貝殻を見つけた。

これは、この旅行に来ることの出来なかった七瀬への土産にしようと持ち帰ることにした。

 

〈第十五話 了〉

 


後書き

 

恭也「これで旅行の話は終わりか?」

最初に3.4話くらいと言ったと思ったが……。

恭也「いや、ゲームではまだ風呂を覗いていた男を捕まえる話があったと思うが……」

ああ、それも書こうと思ったが……。

恭也「何か問題でもあるのか?」

真一郎が囮にならなければならないんだけど……この話の真一郎の体にはお前ほどじゃないけど、無数の傷があるからな……。

恭也「なるほど……囮にするわけにはいかないか……」

多分、いづみも真一郎の傷のことを気にすると思うから……その話はなしにした。

恭也「読者の方々の中には期待した人もいると思うが……」

期待した方々に深くお詫びします。では、これからも私の作品にお付き合いください。

恭也「お願いします」




これで薫の事も知られた事になるか。
美姫 「秘密がなくなって良かった部分もあるかもよ」
まあな。それは兎も角、やっぱ真一郎は悩んでいるみたいだな。
美姫 「まあ、贅沢な悩みなんだから、存分に悩みなさい少年」
うんうん。洞窟の霊に関しても無事に除霊も出来たみたいだし、特に大きな問題もないみたいだしな。
美姫 「ちょっと薫が心配だけれどね」
その辺り、これからどうなっていくんだろうか。
美姫 「次回も待っていますね」
ではでは。



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