この話は、『桜舞う日の邂逅』や『桜散りし日の決闘』を参考にして創作した話です。
すべてにおいて初挑戦の二次創作SSです。
文法などおかしな点が多々あると思いますが、海より深く、山より高く、大目に見てください。
『少年恭也と女子高生薫の恋物語』
第十四話 「奇跡」
国守山に一人の男が立っていた。この男の名は『日宮晴彦』。日宮家最後の当主である。今の彼は狂気に支配されていた。神咲と並ぶ退魔師の一族の当主という地位と名誉が、たった一度の過ちですべて失われてしまった。外法を使ったという理由で。しかも、神咲からの告発であった。『霊剣』自体も外法から生み出されたものだが、400年も前であり、『霊剣』自体が神咲と共に在ることを望んでいる為、問題にはならない。
晴彦は、逆恨みで神咲の現継承者、『神咲薫』に復讐するべく、ここに現れたのだ。彼が持っているものは、一つの封印球である。その中には、かつての鬼以上の魔物が封印されていた。『日宮』の奥義は封印術と霊の式神化にある。かつて、日宮家を中心に当時最高の五人の退魔師によって封じられたものである。彼はこの魔物を使い、さざなみ寮もろとも、薫を殺すつもりだった。
晴彦は封印球を壊した……と、同時に現れた魔物は、晴彦に襲い掛かった。
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。」
封印を解けば真っ先に自分がやられるとは、狂気に支配されたこの男は思いつきもしなかった。己の力ならばこの魔物を式神にできると思い込んでいたのだ。しかし、当時の最高術者五人がかりでやっと封じた魔物をこの男ひとりで御せるわけもなく、魔物は身近な獲物に狙いを定めた。そのことに気付いた晴彦は、恐怖のうちに魔物に八つ裂きにされた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
恭也と薫の鍛錬に珍しく耕介が迎えにきた。
「薫。それに恭也君。今日はご馳走を作ったから、早く帰ろう。」
「ご馳走ですか。耕介さん。」
「ああ。理恵ちゃんが今日泊まりに来ててね。」
佐伯理恵。知佳の聖祥女子での一番の親友である。
「あと、桃子さんと美由希ちゃん、晶ちゃんも来てるよ。」
「ああ。そういえば今日はかーさん、翠屋を臨時休業して古巣のホテルの手伝いをしていたんでした。なのはをここに預けて。」
などと、話しているといきなり、薫と耕介が緊張した。
「どうしまし……。」
二人に訊ねようととしたとき恭也も気付いた。とてつもない殺意を。本来恭也が一番敏感なのだが、これはむしろ薫たちの分野であるため、恭也よりも二人が先に気付いたのである。
三人に一人の男が近付いてきた。退魔師の姿をした、否、人ではない。頭に双角を持った人の姿をしたアヤカシ。
「貴方は、日宮晴彦。」
薫が驚愕した。恭也の母、日宮夏織を外法の寄り代にして退魔の世界から追放された日宮家最後の当主の姿をしたアヤカシに。
「薫。下がってください。」
突然、十六夜が姿を現した。
「十六夜。」
「あれは、350年前に神咲と日宮、他三家の退魔師で封印した魔物です。日宮の当主の姿をしているのは恐らく最後に殺した相手の姿をとっているからでしょう。」
「姉様。」
耕介に付いて来ていた御架月も警戒している。
「耕介様。薫様と共に応戦しましょう。」
「ああ。御架月がついてくると言ってきたのが幸いだったな。」
耕介は『霊剣 御架月』を構えた。薫も持ってきていた『霊剣 十六夜』を構えた。
「恭也様。あの魔物は物理攻撃も有効です。少し援護をお願いします。」
「わかりました。」
恭也も『八景』を構えた。
魔物が襲い掛かってきた。薫と耕介は左右にかわす。恭也が背後から魔物に斬りつけた。傷は負わせたが魔物はすぐさま恭也に反撃する。恭也は紙一重でかわし、距離をとる。
神咲一灯流 真威 楓陣刃
間髪いれず、薫と耕介が技を放った。魔物に直撃する。しかし、魔物は意に返さず薫に衝撃波を放った。薫もそれをかわす。
「薫、耕介様、御架月。我々だけではこの魔物は対処できません。足止めをして、一旦引きましょう。」
十六夜は薫たちの協力を得て、魔物を一時的に足止めする呪を放った。350年前も有効だった術は見事に魔物を捕らえた。
「少しは時間が稼げますが、完全には無理です。早急に対処しなければなりません。」
そこへ八束神社の神主が現れた。
「なんということじゃ。お嬢。この場はワシに任せて下がれ。」
「わかりました、先生。」
足止めされた魔物を神主に任せ、恭也たちはさざなみ寮に戻った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「………というわけで現在かなり危険な状況です。」
薫が寮の住人達に説明していた。
「……かなり、面倒なことになったようだな。」
いつもはいい加減な真雪が深刻そうに呟いた。
「薫。勝算はあるの。」
リスティが訊いてきた。
「わたくし達だけでは無理でしょう。あの魔物は物理攻撃も有効です。とどめは刺せませんが……。故にかなりの達人たちの手を借りれれば、かなり勝機は見えてくるはずです。」
薫に代わり十六夜が答えた。
「達人なら心当たりがあります。……晶、巻島館長に連絡してくれ。あの人なら、手を貸してくれるはずだ。」
「わかりました、師匠。」
晶が電話をかけにいった。
「巻島って、明心館空手の……。」
真雪が驚いた顔をしている。剣と拳。分野は違うがそれなりの知識がある。
「ええ。あの人は父の友人でしたから。」
「達人はともかく、優秀な退魔師が足りない。海鳴に退魔しはそれほど多くない。せめて、実家の退魔師と楓と葉弓さんがいれば。」
退魔師不足に難色を示す薫。
「その方たちが呼べればなんとかなるんですか。」
泊まりに来ていた理恵が訊いてきた。
「ああ。しかし、実家は鹿児島だし、二人はそれぞれ京都と青森だ。足止めが解けるまでには間に合わない。」
「お任せください。」
理恵はそういうと、携帯を取り出し連絡した。
「お爺様の許可を取りました。うちが所有するヘリで薫さんのご実家とお二人をお迎えにやらせます。ヘリなら間に合いますよね。」
「なら場所を指定して、楓ちゃんや葉弓さんに待っていてもらえるね。」
知佳が嬉しそうに言った。
「いいのかい。」
「この寮が無くなれば、知佳ちゃんともお別れになるかもしれませんし、ほっておけば海鳴全体に危害が及びますから、人事ではありません。」
「ありがとう。」
理恵に頭を下げる薫。流石に遠慮している余裕はないようだ。
「岡本。井上の電話番号は知っていたじゃろ。」
「はい。知っていますけど。ななかちゃんに何か。」
「じゃあ、彼女に『綺堂さくら』という娘の電話番号を訊いておいてくれ。クラスが一緒じゃから連絡網でわかるじゃろ。」
「その娘もなにか。」
「ああ。味方にすれば最も頼もしい娘だよ。」
綺堂さくら。
その正体は夜の一族と呼ばれる種族。彼女はその中の吸血鬼と人狼との混血でかなりの能力を持っている。薫とは多少話をしたことがあり、薫も彼女は危険ではないと判断している。
彼女の姪と恭也がやがて親友となるのだが、それはまだ先の話である。
その後、様々な対策が練られていった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
様々な人が集まっていた。
退魔関係から
神咲一灯流から、正統伝承神咲薫。神咲和真。槙原耕介。
神咲真鳴流から、正統伝承神咲葉弓。
神咲楓月流から、正統伝承神咲楓。
夜の一族の綺堂さくら。
サポート関係から
小太刀二刀御神流、高町恭也。
明心館空手巻島流、巻島館長。
日門草薙流名取予定、草薙真雪……だったことがある仁村真雪。
HGS患者Pケース、種別XX リスティ・C・クロフォード、仁村知佳。
「皆さん。この度はお集まりいただきありがとうございます。」
薫が神妙に頭を下げた。
「気にするな。魔物相手っていうのもなかなかやりがいがある。」
巻島館長が豪快に笑った。
「恭也の未来の嫁さんの頼みなら聞かないわけにもいくまい。」
その台詞に赤面する薫と恭也。
「神咲先輩。話は聞きました。そんな魔物は放っては置けません。及ばずながら力をお貸しします。」
「頼もしいよ。」
さくらの言葉に薫が応える。
「知佳は、寮にフィールドを張っていてくれ。」
「うん、わかったわ。リスティ。」
HGSたちの打ち合わせも終わっていた。
「君が恭也君か。俺は神咲和真、薫姉の弟だ。君の事は、母さんと婆ちゃんから聞いている。」
「はじめまして。」
「へぇ。薫姉が選んだ男と聞いていたからどんな子かと思ったけど。俺は君が気に入った。けど、気をつけたほうがいい。父さんはかなり、ご立腹だからね。うちに挨拶に来るときは気をつけたほうがいい。」
「はあ。」
いきなりの話に困惑する恭也。
「和真。今はそんな話はいい。」
「ああ。ごめんごめん。」
などと話していると。
「お嬢。足止めはもう直ぐ解ける。こちらに向かってくるぞ。」
「わかりました。では皆さん。よろしくお願いします。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
術が解けた魔物は、動きを再開した。
目指すはこの山の湖。
そこで眠っているものの力を喰らうため。自分以上の強大な力が封印されている湖へ。その力を喰らい、今以上の力を得る為に、魔物は歩を進めた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
寮には、知佳が防御として残り、愛、みなみ、美緒、理恵、桃子、美由希、晶、なのは、瞳、ななかが恭也たちを待っていた。
「井上さんは、わさわざ来なくても良かったのに。」
瞳が、後輩のななかが今は危険なこの場所に来る必要はないと注意していた。
「でも、綺堂さんを案内しなければいけませんでしたし。」
ななかも結構がんこなところがあった。
「しょうがないわね。」
そういう瞳も事情を聞き、寮の人たちのボディーガードになるつもりでここに来ていた。万が一の時に皆を避難させる為にである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
明心館空手巻島流 孔破
巻島の技か魔物に炸裂し、魔物は吹っ飛んだ。
「サンダーブレイク。」
リスティの雷撃が魔物を襲った。しかし魔物はそれをかわし、リスティに襲い掛かる。
「でやあぁぁぁぁぁぁ。」
魔物の横から真雪が一撃を放つ。魔物はそれをかわしリスティから距離をとった。
「サンクス。」
小太刀二刀御神流 虎乱
恭也の技か魔物に傷を負わす。だが、それを物ともせず暴れる。
「恭也君、下がって。神気発勝。」
薫と耕介と和真が画構える。
神咲一灯流 真威 楓陣刃
追の太刀 疾
閃の太刀 真威 弧月
楓と葉弓の援護をうけ、神咲一灯流三人が同時に技を放った。
「はっ。」
さくらの爪が魔物を引き裂く。
神咲一灯流・奥義 封神 楓華疾光断
三人が放った奥義。魔物に致命傷を与えた………かに見えた。その一瞬の気の緩みが魔物に反撃の機会を与えた。
「………しまった。」
魔物の一撃が薫を襲う。
「薫さん。」
恭也の視界がモノクロに変わった。膝を壊し、完治してから一度も使わなかった奥義を恭也は今、使った。
小太刀二刀御神流・奥義の歩法 神速
この奥義は瞬間的に自らの知覚力を爆発的に高めることにより、あたかも周囲が止まっているかのように振舞うことができる。いわば限りなく瞬間移動したかのような動きを行えるのである。しかし、肉体にかかる負担は大きく今の恭也の未成熟な身体では特に負担がかかる。これが原因で恭也は膝を壊したのである。
もはや、絶体絶命の薫。誰もが間に合わないと思ったそのとき、恭也が薫を突き飛ばした。しかし、そのため魔物の一撃は恭也に直撃した。
「……恭也君。……いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。」
薫は絶叫した。そして恭也の元に駆け寄った。
(恭也君が死んだら、うちはもう……。)
「薫姉、下がれ。薫姉まで死ぬぞ。」
和真が叫ぶが薫は動かなかった。
「……か…お……る…さん。に……逃げて……。」
「嫌じゃ。恭也君が死ぬならうちも死ぬ。」
魔物が二人に近付いた。魔物の命ももはや風前の灯。せめて、道連れにと二人に迫った。
「いかん。」
巻島が魔物の元に向かおうとした…そのとき、抱き合っていた薫と恭也から霊力の光が恭也の『八景』に注ぎ込まれた。その光は『八景』を通して人型を取っていた。
「…なっ……士郎。」
そう、光は恭也の父。高町士郎の姿となったのだ。
小太刀二刀御神流 奥義の六 薙旋
士郎の放った奥義が魔物を完全に滅ぼした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「恭也、大丈夫か。」
「……とーさん。」
恭也は信じられなかった。何故、父が『八景』から現れたのか。
「おそらく、残留思念。」
十六夜が疑問に答えた。
「恭也様の父、士郎様は間違いなく成仏されたのでしょう。しかし、恭也様や家族の方を思う僅かな未練が『八景』の中に思念を残したのでしょう。そして、薫の霊力に反応し、恭也様に眠る日宮の能力が士郎様の思念を式神にしたのでしょう。」
「そうか、日宮の退魔師の奥義は封印術と式神にある。薫姉の霊力で一時的に恭也君の能力が開放されて、無意識に式神を作ったんだ。」
「そうみたいだな。でも、恭也の能力を無理やり引き出した為、そんなに長くはこの形を保てない。もう直ぐ俺は完全に消え去るだろう。そして、二度とこの状態にはなれない。」
「はい、今の無理で恭也様の能力は完全に失われるでしょう。もともと、恭也様は日宮の血が薄く退魔師にはなれません。僅かな素養も完全に無くなりました。これが最初で最後の奇跡でしょう。」
「おい、眼鏡の嬢ちゃん。寮に連絡して桃子ちゃんたちをここに来させろ。士郎が消える前に。」
巻島が真雪を促し、慌てて真雪は知佳に連絡する。
「……とーさん。夏織母さんは……。」
「ああ。真実は知ったよ。『八景』の中からもあのときのことは見えていたからな。再会したら関節技の1つも極めてやらにゃ気が済まんと思っていたけど、あんな理由があったんなら、仕方ないな。」
「あの…士郎さん。」
「ああ。あんたが恭也の恋人かい。美人さんだな。恭也も俺に似ていい人を見つけたな。」
士郎の態度に薫が頬を染める。
「薫ちゃん。恭也はかなり無茶する奴だ。『八景』の中で恭也の無茶をどんなに止めてやりたかったか。でも、どれだけ叫んでも恭也には届かなかった。あんたがいなかったら、恭也は一生後悔して過ごしたかもしれない。本当にありがとうな。」
真面目な顔になった士郎の礼に、薫は恐縮した。
「いえ、うちも恭也君がいなかったら、未だに苦しんでいたんです。恭也君が傍にいてくれるから、うちは何も怖くありません。笑顔でいられるんです。」
「あなた。」
振り返るとそこになのはを抱き、美由希を伴った桃子が立っていた。
「桃子。」
桃子が駆け寄ってきた。
「士郎さん。見て、貴方の娘のなのはよ。」
「ああ。『八景』からは見ていたけど傍で見るのは初めてだな。」
実体化した士郎が初めて愛娘を抱き上げる。
「おとーさん。」
美由希が士郎に抱きついてきた。
「美由希。約束を護れなくてごめんな。」
「ううん。おにーちゃんに御神流を教わっているもん。」
「じゃあ、前に言ったように、俺よりも恭也よりも強くなれ。」
「うん。」
美由希は泣きながら頷いた。
「桃子。俺との約束を護ってくれてありがとう。そして、これからも。」
「ええ。」
桃子は約束を思い出していた。
『……俺が死んでも………泣かない事。………俺は……いつだって明るくて、幸せそうに暮らしている桃子が、好きだから。だから……約束だ……。俺が居ても居なくても……ずっと笑って、幸せに……暮らすこと。……そしたら俺は………安心して、眠れるから。』
「とーさん。」
「恭也。どうやら時間のようだ。お前の能力が俺にもう一度時間をくれた。この手で娘を抱くことができた。もう、本当に思い残すことはない。思念である俺も消える。もう『八景』に戻ることもない。これが本当の……お別れだ。」
「士郎。」
「館長。恭也たちのこと、頼むぞ。」
「ああ。」
「恭也、桃子、美由希、なのは、そして薫ちゃん。幸せに。」
「あなた。」
「おとーさん。」
「とーさん。」
「士郎さん。」
士郎の姿は消えていった。
「大事件だったけど、最後の最後で最高の『奇跡』が起きたね。」
リスティの台詞に皆が頷いた。
「じゃあ、帰って夕食の支度だ。」
「千佳ちゃんたちが、夕食の材料を買いに行きましたよ。」
桃子が耕介に答えた。
「じゃあ、今夜もご馳走にしましょう。桃子さん手伝ってください。」
「……はい。晶ちゃんにも手伝ってもらいます。」
最後に起こった奇跡の邂逅。喜びと悲しみを秘め、皆はさざなみ寮に戻っていった。
〈第十四話 了〉
後書き
第十四話いかがだったでしょう。ちょっと無理がある設定だったような気もしないでもありませんが、まあ突っ込まないでください。
裏設定として、今回の魔物が向かおうとしたのは、ラブラブおもちゃ箱の五月の雪シナリオで登場したざからと雪の元です。
次回最終話は、成長した恭也と薫の話です。
では、これからも私の駄文にお付き合いください。
おお、まさか士郎が出てくるとは。
美姫 「完全に予想外ね」
ああ。なのはも初めて父親に会えたしな。
美姫 「最後と言うのは悲しいけれどね」
さて、無事に事件も解決して、いよいよ次回は最終話。
美姫 「どんなお話なのかしらね」
次回も楽しみにしてます。
美姫 「待ってますね〜」