『時空を越えた黄金の闘士』
第七十一話 「兄への想い(後編)」
ティアナは、自主練習をやめていなかった。
先日、カノンに強制的に中断させられたが、ティアナはまったく懲りていなかった。
カノンの説教も、ティアナの心には届かなかった様である。
今回は、スバルも一緒に自主練をしていた。
彼女自身、気になることがあるのだが、自分だけで悩んでも仕方が無い…という結論に達し、折を見てギンガやゲンヤに相談することで纏まった様だ。
いくらスバルがお天気娘でも、クイントの事を公言するのは不味い事は理解できていた。
そうでなければ、あの場で素顔を見せてくれた筈だ。
しかし、それをしなかったという事は、今は大っぴらに出来ないのだろう。
自分の問題に折り合いをつける事が出来たので、そうなると、やはり気がかりなのは自分の相棒の事。
自分の悩みは一先ず置いておいて、ティアナに付き合うスバルであった。
「…はやて…。今のうちにあの小娘の件をなんとかしないと……取り返しがつかなくなるぞ…」
厨房ではやてと料理をしながら、カノンはティアナの事を口にした。
一流料理人顔負けの腕を持つカノンは、時々、はやてに料理の指導をしていた。
はやても料理上手だが、あくまで個人の趣味レベルである。
やはり、プロの一流料理人―――例えば高町桃子―――には到底及ばない。
しかしカノンの腕は、はやてと同じ個人の趣味でありながらその桃子とほぼ同レベルであり、菓子職人の桃子の作るシュークリームとカノンの作るバクラヴァは甲乙付け難いという評価である。
桃子曰く、「キチンと料理の修業をしていれば、世界的に有名な料理人になっていただろう」との事…。
カノンは兄のサガ同様、「世の中は不公平だ!」を地で行く天才なのだ。
話がそれてきたので戻そう。
「まあ、確かにティアナの件は放っといたらあかん問題やけど……それに対処するのは分隊長で教導官のなのはちゃんの仕事やから……な。一隊員の事に部隊長が出張るなら分隊長なんて無用の長物やろ?」
はやてとなのは達は間違いなく親友だが、その縁だけで機動六課の分隊長に任命したわけでない。
なのはが部下たちの面倒をきちんと見れると判断して任命したのだ。
仲がいいだけで任命する程、はやてはお気楽ではないし、もしそうなら機動六課は一月経たない内に瓦解していただろう。
「……それに…多分…リア兄も動くやろし……」
はやては、少し不機嫌そうな顔になりそう呟いた。
「アイオリアが…か?」
「うん。リア兄もこの間、なのはちゃんからティアナの過去を聞いとったし…」
そう言うと、はやてはカノンにティアナの過去を話した。
「……成る程…。確かにそれならばアイオリアが動くだろうな。ならば何故そこで不機嫌になる?」
はやては、その質問には応えなかった。
ただでさえ、局員達の間で人気のあるアイオリアである。
つい先日も、騎士カリムがおちた様に、今回の件でティアナもおちる可能性が高い。
これ以上、『ライバル』が増える事は好まないが、今のティアナを放っておく事は『部隊長』としての立場では容認できない。
公人と私人の立場の板ばさみに遭う心境のはやてであった。
★☆★
数日後の夜。
独自に編み出したコンビネーションがようやく形になり始め、少し休憩に入ったティアナ達にアイオリアが声を掛けた。
「……カノンから無茶をするな…と忠告を受けた筈ではなかったのか…ティアナ」
「…アイオリアさん!?」
数十分前。
今日も行われているティアナとスバルの自主練を少し離れた位置でアイオリアが見物していた。
「……何だ?あの訓練は……」
いつもなのはが2人に課している訓練を完全に無視した、無茶と危険に満ちたコンビネーション技…。
二流以下の相手になら通じるが、なのはレベルの相手には余程相手を侮っているかしていないとまったく通用しない。
もし、あれを数日後の模擬戦で使用すれば、間違いなくなのはは激怒するだろう……。
しかし、今のティアナに普通の説得は効果がない。
アイオリアから見れば、今のティアナは自分のポジションであるセンターガードに必要な冷静さを欠いている。
完璧な上司(ティアナ主観)と才能豊かな相棒。
10歳という年齢で、自分と同じBランクの魔導師にして、実力的には隊長陣に匹敵する『聖闘士』であるちびっ子2人。
それに引き換え、大した才能を持たない凡人の自分。
そんな自分が兄の汚名を晴らす為には、今以上に努力しなければならない。
自分は凡人なのだから……。
しかし、アイオリアから見ればまったくの逆効果である。
カノンが指摘したように、あれほど無茶をしていたら、体が持たない。
ただでさえ、なのはの教導は厳しく、疲労するのに……。
聖闘士の修行は、これの遥か上を行く無茶だが、候補生達はまず実戦に出ることは無い。
それに死ぬ可能性高い訓練あえて課し、本人たちもそれを理解している。
しかし、ティアナは事件が起きれば現場に出動しなければならない立場。
事件が起こって、疲労で動けませんでは話にならない。
更に、独学で強くなれるのは『天才』と呼ばれる存在の中でも一握りの者達である。
自分の事を『凡才』と思っている者が、師匠の方針に逆らい、独学で訓練するというのは矛盾している。
フェイトにはリニスという優秀な教師がいた。
なのはは、魔法の術式などは自分の感覚で組んでいたが、戦闘訓練は短期講習とはいえ、熟練の魔導師からキチンとしたした指導を受けていたのだ。
エリオとキャロは、聖闘士としては童虎、魔導師としてはリニスの指導の賜物だ。
決して自分だけで強くなった訳ではない。
ティアナは、なのは達を完璧な存在と思い込んでいる為、その事を失念している様だ。
アイオリアから指摘を受けたティアナは、ムキになって反論した。
「・・・なのはさんの教導を受けても……強くなった気がしません。私は凡人ですから……あれだけじゃ足りないんです……。もう、誰も傷つけたくないから…亡くしたくないから…強くなりたいんです!……アイオリアさんみたいに……類稀な力を持っている人に……大切な人を護れる強さを持っている人に…私の気持ちなんてわからないんですよ!!」
パン!
その瞬間…アイオリアの平手がティアナの頬を打った。
「……アイオリアさん!」
アイオリアのいきなりの行動にスバルが驚き、抗議の視線を向けた。
「……馬鹿者が!お前がなのはの教導を受けてから、まだ一月過ぎた程度だ…。そんな短時間で早急に強くなれるとでも思っているのか!まだまだケツの青いヒヨコの分際で、師匠の方針に異を唱えるなど、10年早いわ!!それに…自分だけが辛い過去を背負っているとでも思っているのか…!俺たちが大切な者を喪った事がない等と本気で思っていたのか!!」
普段の優しく暖かな雰囲気のアイオリアから発せられる怒気に、スバルもティアナも圧倒された。
「……お前の気持ち……俺にも多少理解は出来る……。お前と俺は似たような境遇だからな…」
怒気を鎮めたアイオリアは、『闇の書事件』の折にはやて達に語った自らの過去を……兄アイオロスの事をティアナ達に語った。
アイオリアの過去を聞かされたティアナは、恥じ入っていた。
ティアナも、自分だけが不幸な過去を背負っているわけでない事くらい理解していた。
訓練校時代……スバルの姉のギンガと出会い、スバルが管理局に入局した理由を聞かされた時に……。
ティアナはアイオリア達を無意識の内に自分達とは住む世界の違う人種だと思い込んでいた。
しかし、そんなアイオリア達もまた、自分以上の屈辱を受け、生きてきたのだ。
「…兄を信じて、兄の汚名を晴らそうとしているお前は、兄を信じず、それどころか憎んだ俺よりも立派だろうな」
自嘲を含んだ笑みを浮かべながら、アイオリアはティアナを褒める。
だが、それは違う…と、ティアナは思う。
無能者と蔑まれたティーダと、裏切り者と蔑まれたアイオロスでは程度が違う。
確かに、自分は兄への想いは変わってない。
しかし、例えば…兄が犯人の逃亡を幇助したと聞かされれば……。
管理局員としての務めを放棄し、犯罪に手を貸した等と聞かされれば……果たして自分は兄を信じ続けられただろうか?
最初の頃は、否定するだろう。
しかし、ずっとそれを聞かされ続ければ……周りの者全てにそう弾劾されれば……自分も兄を憎んだかも知れない…。
「焦る気持ちもわからないでもない……。だが、俺たちの世界には『急いては事を仕損じる』という諺がある。物事は焦るとかえって失敗しやすい…という意味だ。今のお前が正にそれだ。急いで成果を求めるから、失敗してしまう…。そのために更に焦り、今の様に周りの忠告を無視し、かえってマイナス方向に持っていってしまう…」
「………」
「……かつて、俺もそうだった…。黄金聖闘士の中でも1,2を争う屈強を誇る等と持て囃されもしたが、やはり『逆賊の弟』という蔑みは無くならなかった。十三年間苦渋を舐め続けた俺は……突如、聞かされた真実を到底受け入れる事が出来なかった」
★☆★
偽教皇から星矢達、青銅聖闘士抹殺の勅命を受けたアイオリアは、『射手座』の黄金聖衣を纏った星矢を追い詰めた。
その時、その場に姿を現したグラード財団総帥、城戸沙織から自分達黄金聖闘士を凌駕する小宇宙を感じた。
自らを『戦女神』アテナと名乗る城戸沙織から、十三年前の真実を聞かされたアイオリアは動揺した。
これまで、十三年間『聖域』で信じられてきた事がまるで逆だったというのだから……。
それでは、『逆賊の弟』という謗りを受け、兄を恨み、その汚名を晴らそうとしていた自分の十三年間は何だったのか?
沙織から感じる小宇宙は、間違いなく『神』の小宇宙……。
目の前の少女が現代のアテナであることは、その小宇宙だけで証明できる。
しかし、理性では認められても、感情では認められなかったアイオリアは、目に見える証明を求めた。
アテナであるならば、例え黄金聖闘士である自分の拳ですら、封じる事が出来る筈だ……と。
そして、アイオリアは沙織に向けて『ライトニングボルト』を放ったが、なんとそれを星矢が受け止めたのだ。
しかし、『ライトニングボルト』の威力は星矢の手の中で散消せず、燻ぶっている……このままでは、星矢の手が引きちぎれる。
アイオリア…まだわからんのか…。
【アイオロス…兄さん!!】
星矢の後ろに『射手座』の聖衣を纏ったアイオロスの幻影が浮かんでいた。
アイオリアよ。お前にはどちらが正義でどちらが邪かの区別もつかないのか………?
「エ…?」
それでも真の聖闘士か!この私の弟か…!!
「に…兄さん…」
しかもアテナに拳を向けるとは、お前の方こそ死を持ってその罪を購え 馬鹿者め!!
「な…なにい、俺の小宇宙が何か別の力によって更に大きくなっていくのを感じる!!」
「バ…馬鹿な!星矢が『ライトニングボルト』の威力を押し戻している!!」
アイオロスによって小宇宙を高められた星矢は、『ライトニングボルト』の威力をアイオリアに押し返した。
「いけない星矢。アイオリアを殺しては!」
押し返された『ライトニングボルト』をまともに喰らい吹き飛ばされたアイオリアは、顔面から地に叩きつけられた。
立ち上がったアイオリアは、星矢に近付くとその肩に手を掛けた。
「負けたよ星矢…」
「エ?」
「いや、お前にではなく……俺の兄…『射手座』のアイオロスにな…」
星矢の背後に浮かぶアイオロスの幻影は、アイオリアに優しく微笑みながら消えていった。
【兄さんの肉体は例え十三年前に朽ち果てようとその魂は未だ『射手座』の聖衣に宿っているのだ。それを纏う真の新しい聖闘士が育つまでアテナを護り続けているのだ】
アイオリアの瞳から。自然と涙が溢れてきていた。
【兄さん…貴方は逆賊などではなく、死んだ後も正義の為に戦ってこられたのですね…】
この時、アイオリアの十三年の苦渋の日々が終わった。
その心には、かつてと同じように、最強の黄金聖闘士『射手座』のアイオロスの弟である…という誇らしさが再び湧き上がっていた。
★☆★
「……素直に認められず、意固地になって……聖闘士としてあるまじき罪を犯してしまった…」
聖闘士の守護すべきアテナに拳を向けるという不敬……。
「……その結果……亡き兄に制裁されてしまった…」
自嘲の笑みを浮かべながら、アイオリアはティアナの肩を叩く。
「かつての俺と、今のお前の状況は同じとは言えんし、陳腐な台詞になってしまうが……間違った行動を取る妹を見て……お前の兄はどういった反応をすると思う?」
ティーダ・ランスターが、もし十年前のアリシア・テスタロッサの様に死の間際に小宇宙に目覚め、残留思念を残していれば……妹を大切に想う兄ならば……やはり、今のティアナを諌めるだろう。
アイオロスがアイオリアを諌めたように……そして、アリシア・テスタロッサがプレシア・テスタロッサを諌めた様に……。
その時、ティアナの前に兄、ティーダの幻影が浮かび上がった。
「エッ?お兄ちゃん!?」
「何々!?」
いきなりの事に、ティアナとスバルは狼狽した。
「……フッ…あいつめ…余計な事を…」
しかし、アイオリアは誰の仕業なのか気付き、隠れているその男の方に視線を向けた。
そこには、ティーダ・ランスターの顔写真を見ながら、ティーダの幻影を作るカノンの姿が見えた。
スバルの目には、ただのティーダ・ランスターの顔映像にしか見えない。
しかし、ティアナの目には、その顔が怒りと哀しみに満ちている様に見えた。
先ほどのアイオリアの話を聞いた後だったので、目の錯覚に過ぎないのかも知れない。
アイオリアの話で、頭が冷えたティアナの冷静な部分が、自分を諌める為にそのように見せているのかも知れない。
それでも、今のティアナを納得させるには充分だった。
「……強くなる事で思い悩んでいるのなら、自分達だけで何とかしようとせず…ちゃんと、お前らの師匠に相談するべきだな…」
アイオリアはそう言うと、ある方角に指し示した。
「…あ…なのは…さん…」
そこには、憂いを帯びた表情のなのはが立っていた。
「……後はお前の役割だ…」
アイオリアは、なのはに近付くとそう呟いた。
「……アイオリアさんに…先を越されちゃいましたね…」
「……お前の行動が遅い…。もう少し早く、ティアナと話し合うべきだぞ…。アイツはお前の部下で、お前の生徒なんだから…な」
膨れるなのはの頭に軽く拳骨を落とす。
「……とりあえず……ティアナの間違いを正すには……お前自身の恥を晒した方が効果的だろうな…」
そう、それは8年前のなのはが堕ちたあの事件。
このまま、過度な自主練や不必要に無茶な戦い方をしていれば……ティアナはあの時のなのはと同じ運命を辿る可能性が高い。
「……お前自身が身を持って思い知った教訓だ…。恥ずかしいだろうが…それはなるべく隠さん方がいい…。何故か『完璧』だと思われているお前が犯した失敗談こそ説得力が高いだろうからな…」
そもそも、最初からなのはが自身の経験を語り、きっちりとティアナを諭していれば、ここまでティアナが追い詰められる事はなかったかも知れないのだから……。
なのはとティアナが話をし始め、アイオリアはその場を離れ、カノンの所にやってきた。
「お前にしては珍しいおせっかいだったな」
「……今は少しでも優秀な戦力は必要だ……俺たちが海闘士を潰している間、後顧の憂いを断つ為にもな…。それに、あの小娘は執務官志望だそうだな?」
「ああ。亡くなった兄が執務官志望だったので、自分もその道に進みたいらしい」
「……フェイトが、この六課の期間が終われば、あの小娘を自分の補佐にしたいらしいからな……それだけあの小娘をフェイトが買っているということだ……」
ティアナは自分を卑下していたが、フェイトから見たら、彼女は充分優秀である。
自分の補佐に欲しがるくらいなのだから……。
「フッ…。やはりなんだかんだでフェイトに甘いなお前は…」
「……一応、奴の面倒を見る事を決めたのは俺自身だ。リンディが正式な保護者になったとはいえ、それを放棄するつもりはない…」
そこまでフェイトの事を思うのならば、彼女の気持ちに応えてやればいいのに……と思う自分の事を大棚に上げているアイオリアであった。
★☆★
翌日。
早朝訓練を見に来たアイオリアは、やけにすっきりした顔をしているティアナを見て微笑んだ。
「どうやら、完全に吹っ切ったようだな」
「……はい。なのはさんからも……過去の事を聞かされました…。それを聞いていて……本当にアイオリアさんが言った通りだって実感しました」
なのはの実績ばかりに目を向け、それまでなのはが辿ってきた苦労を見もしなかった自分が恥ずかしくなっていた。
完璧な人間なんて居ない。
確かに魔導師としては天才であるなのはだが、大きな挫折を味わっているのだ。
「……お前自身、頭では理解していただろうが…過去に心に傷を持たない人間など居ない…。生きていれば一つや二つの挫折を味わうものさ……むしろ挫折とは早めに味わっておくべきものだ……遅ければ遅いほど…受けるダメージは大きくなるからな…」
挫折を知らず生きてきて、最後の最後で挫折を味わい再起不能に陥った天才のなんと多いことか……。
「とにかく……お前が思っている以上にお前は成長している…。焦らずじっくりと強くなっていけ……」
アイオリアはそう言うとティアナの頭を撫で、ティアナは顔を朱に染めた。
幼い時に兄に撫でられた時の様に、暖かな温もりを感じた。
「…あ…あの…アイオリアさん……これからは『お兄ちゃん』…って呼んでいいですか?」
「「「なっ!?」」」
ティアナのいきなりの爆弾発言に絶句するヴィータ、リイン、スバルの三名。
「おいおい。俺はこれでも三十路だぞ……お前の兄という年齢では……」
「でも、父親って程の年齢でもないですよね……駄目ですか?」
「……まぁ、はやてやリインにも『兄』と呼ばれているから…別に構わんが…」
「ありがとうございます!お兄ちゃん!!」
そう言うとティアナは満面の笑顔になった。
「……くっ…ここに来て新たなライバルが……」
「リア兄様は、リインたちの兄様なのに……」
「狡いティア……ドサクサに紛れて自分だけ!!」
「……やっぱり、こうなったんか……!」
「……落ち着いてください主!ザフィーラ、主を抑えろ!!」
「…主…気を確かに!!」
部隊長室で皆の様子をモニターで見ていたはやてが癇癪を起こし、宥めるのに苦労する『祝福の風』と『盾の守護獣』だった。
〈第七十一話 了〉
最近、スランプ気味だ!
真一郎「何だ、藪から棒に……」
イメージは湧くのに、なかなか文章にならない
真一郎「お前には、物書きの才能ないんだから当然だろう。まあ、だからこそ今回は遅くなったわけだ」
すいません。
真一郎「とにかく、ティアナの問題はこういう形で解決させました」
アイオリアとティアナって、結構境遇が似ていると思ったから、こういう風にしました。
真一郎「で、結局、ティアナもアイオリアを慕うように……。二次小説の典型的パターンだな」
では、これからも私の作品にお付き合い下さい。
真一郎「お願いします。君は、小宇宙を感じた事があるか!?」
ティアナの無茶な訓練が続いたけれど。
美姫 「アイオリアの介入によって事前に止めることができたわね」
まあ、その代償ははやてが想像したと通りになってしまったがな。
美姫 「分かっていても部隊長として説得する事は黙っていたけれど、最後は」
見事にオチをつけてくれたな。さて、次回はどうなるのかな。
美姫 「次回も待っていますね」
ではでは。