1月11日 (水) PM 1:54
「へぇ〜〜。そんなことがあったんだ」
最近、恭也の様子がおかしいと思い、その事情を聞いた忍の第一声はそれだった。
なんでも、一昨日の夜に死んだ父に会ったとか。
普通に聞いたなら、いろいろと思うところのある説明だろう。夢でも見てたのかとか、頭おかしくなったのかとか、臨死体験でもしたのかとか。
だけど、恭也がそんな嘘をつくはずがないという信頼と、それを事実として受け止めるだけの度量。その二つは十分に備えてるつもりだ。
今、二人は喫茶『翠屋』での勤務時間中。店の中は平日の昼間ということもあってか、かなり空いている。そうでもなければ、勤務時間内にこうも開けっぴろげに話はしない。
「でも、お父さんに会えたんでしょ? 嬉しくなかった?」
そう言う忍の両親は義妹のすずかが物心つく前に交通事故で他界している。
「どうだろうな。もうちょっと落ち着いて話ができたなら感想も違ったかもしれないが」
そう答える恭也の横顔には少しの後悔が見て取れた。他の誰かなら気づかないかもしれないくらいに、少しだけど。
その横顔を眺めていると、急に恭也は真剣な顔になって、
「それで、そのことで聞きたいことがあるんだが――」
その先を遮るように――
カランカラン、と軽快にカウベルが鳴り響き、来客を告げた。
第4話 「〜殲鬼姫〜 翠屋にて」
「いらっしゃいませ〜〜」
「いらっしゃいませ〜〜」
店内にいる何人かのウエイトレスから挨拶の声が響く。
それに重ねるように忍と恭也も挨拶しながら振り返り、
そして、目を奪われた。
今まさに、入り口から入ってきているのは一人の少女だった。
見た目から判断できる年齢は、たぶん十代半ばから後半くらい。
腰まで届きそうな、墨で染め上げたような漆黒の髪。
その髪と対を成すように、ゆったりとした黒ずくめの服から覗く顔や手は白い肌。
そして、まっすぐに前を見据えている瞳は黒金。
見る者全てを魅了するような容姿と、凛として立ちながら全てを包み込むような雰囲気。
その少女は、見た目の若さに反して、大人の女性として求める理想の全てを内包しているように見える。事実、店内にいた少ない女性客たちも、まるで波紋が広がるようにその少女へと目を奪われていく。
だが当の本人は、そんな周囲の様子に気づいていないのか無関心なのか、気にするそぶりも見せずにいた。
「お一人ですか?」
「そう」
なんとも端的に答える。だが、その声もまた鈴が鳴るような清涼な響きを持っている。
応対しているウエイトレスもそれを感じてか頬を高潮させている。
「では、カウンターのお席でよろしいでしょうか?」
コクリと、今度は頷くだけで答えた。
「それでは、こちらのお席へどうぞ」
そう言って他に誰もいないカウンター席を示し、少女は奥の方のやや端よりの席に着いた。
「こちらがメニューになります。ご注文が決まりましたら、お呼びください」
と、そこまでの案内を心なし早口で済ませて、ウエイトレスの女性は下がった。そのまま遠巻きに眺めていた他のアルバイトの友人と合流し、なにかをひそひそと囁きあっている。たぶん間近で話したことを話題に盛り上がっているんだろう。
まぁ、それはいい。いや、ホントは仕事中だからよくないけど気持ちは分からなくもないし、それよりも今は――
ギニュッ。
「い゛ッ!」
恭也のお尻を目いっぱいにつねる。が、これでも手加減はしている。夜の一族の全力でつねったら肉がちぎれる。
「いきなりなにをする」
案の定、恭也は抗議してきた。
「今あのコに見惚れてたでしょ?」
重ねて言うが、気持ちは分からなくもない。あれだけのレベルの美少女となると、彼の周りでもフィアッセさんくらいしかいないのだから。
だけどやっぱり、自分の好きな人が他の女の子に目を奪われるというのは気に入らない。
「いや、それは否定しないが、それでなぜつねる!?」
なおも続く追求にはため息だけで答えた。
この鈍感。
いつもの文句を心の中で呟く。はっきりと言葉にしないと気づくどころか疑いもしないのだろうか。
ちょうどそのとき、テーブル席についていた三人組のお客さんが立ち上がった。内の一人が伝票を手にしたことからして、もう店を出るのだと想像するのはたやすい。
レジ打ちは他のコがやってくれているので、自分は食器を下げに行く。
それらを厨房まで持っていこうとカウンター席を横切ろうとするところで、
「あ〜〜。いいかな」
さっきの少女が声をかけてきた。
「あ、はい♪」カウンターの内側に食器を置いて「ご注文ははお決まりでしょうか?」
「うん、それじゃあ……」
少女はメニューから顔を上げて、その次に目に映った相手――忍を見て意外と言わんばかりに眉をひそめる。
「『血吸い』……?」
「はい?」
「ああ、いや、こっちの話」パタパタと手を振って誤魔化し「じゃあ、シュークリームを三つとコーヒー」
「はい。シュークリームを三つとコーヒーですね。それでは、少々お待ちください」
注文を受け取り、それを厨房に伝えようと振り返って、
「あ、ちょっと、ついでに一つ訊きたいのだが」
呼び止められた。
振り返った頭をもう一度、少女の方へ向ける。
「はい、なんでしょう?」
「人を探している。白い髪に金の瞳の男性だ。目立つ風貌だから、すぐ分かると思うが」
……なんというか、つい最近どこかで聞いたような特徴だ。
「あー。それならたぶん、心当たりがありますが……」
そう言いながらなんとなく視線がその心当たり――恭也へと向く。恭也の方も話が聞こえていたわけではないようだが、忍の視線に気
づいて振り返った。
少女もまた、その視線を追って恭也の方を向く。
「あの人?」
「ええ。ついさっき、そんな話をしていたところで……」
「そう……」口元に手を当てて考え込み「じゃあ、後でこっちによこしてもらえるか?」
「はぁ……。いいですけど……」
恭也もちょうど接客の最中。今すぐ呼べと言わないのはそれを考慮してのことだろう。
「それでは、少々お待ちください」
もう一度そう言って、今度こそ厨房に声をかけた。
* * *
「お待たせしました。こちら、ご注文のシュークリームとコーヒーになります」
カウンターに注文の品を並べる。
忍に指名されて、この少女への接客は恭也に一任された。どうもこの少女が自分になにか訊きたいことがあるとか。
「それで、なにか質問があると聞きましたが……」
そう言いながら少女の方へ目を向けて、ようやく少女の異常に気づいた。
探るような視線。その目はせわしなく、恭也の全身を駆け巡っている。
「あの……」
さすがに居心地悪くなって声をかける。
すると少女は我に返って、
「あ……ああ、すまない」少しばつが悪そうに「で、訊きたいことだが白い髪と金の瞳の男性について、だ。さっきの娘に訊いたらあなたから聞いたと言っていた」
それでさっき、忍がこっちを見ていたのか。
納得しながら、少女の疑問の方にも答えは出ている。その特徴から思い出すのはやはり、神雷と名乗り呼ばれたあの青年。
「ええ。少し前に家で――」
途端、少女の方へと引っ張られる。いつの間に手が伸びていたのか恭也の胸倉は少女に掴まれており、抵抗する間もなく息もかかるほどの至近に少女の顔が近づけられた。
その近さにドキリとする。周囲からは朴念仁やら鈍感やら言われているが、それでも男だ。これだけの美少女にこんなに接近して昂らないわけがない。
だが、少女はそれには気づかず、
「本当か?」
苛烈な意志の宿る瞳が、まっすぐに恭也を捉える。
「その方は自身をなんと名乗っていた?」
なぜそんな質問が来るのか、怪訝に思いながらも答える。
「神雷、です」
少女の目が見開かれる。
そこに見て取れたのは、驚愕と歓喜。
だがすぐに、湧き上がる感情を制するように、問いを続ける。
「それはいつだ?」
「えっと……」指折り数えて「一昨日の夜です」
「そうか……。なら、まだこの街にいる可能性はあるな」
そう誰にともなく呟き、恭也の胸倉を掴んでいた手から力が抜け、解放された。
それで少女は恭也に興味を失ったようにシュークリームへと手を伸ばし、恭也は襟を直しながら引き寄せられていた体を起こす。
そこで気がついた。
店中の視線が、恭也と少女に集中していた。
無理もないと思う。
入店のときからその容姿と雰囲気で店中の注目を浴びていた少女が、いきなり胸倉を掴んで引き寄せるという暴行まがいの行為に出たのだ。注目を集めない方がおかしい。
少女はといえば、自分の行動が発端のくせに、我関せずと言わんばかりに無視してシュークリームを食べている。なんだかこの辺り、神雷さんに似ていると思う。『その他』に分類したら、それでもう興味の欠片も見せないところとか。
まぁ、それはそれとして。
その少女にはもう、恭也と会話する気はないようだ。たったあれだけの会話――探し人がこの街にいるかもしれない可能性、それだけで十分ならしい。これ以上は話さないだろうし、訊いても答えてくれないのだろう。
そう思い、どうやらもう話は終わったようなので下がろうとして、
「ああ、それと」
呼び止められるように声をかけられ、なにか言い残したことがあるのかと思い振り返れば、少女はもう一つ目のシュークリームを消化していた。
「かなり鍛えているようだが、なにをやっている?」
一切の嘘も誤魔化しも許さないと言うように、冷めた瞳が恭也を見据える。
その目に気圧されたわけではないと自分に言い訳しながら、問題ない程度に抑えて答える。
「ええ、まあ。古流剣術を少々」
実際には少々どころではないのだが、御神流の本質は殺人剣。それを言いふらすような真似はするつもりはない。
「古流?」
怪訝な顔。それからまた、最初のように恭也の体を見回す。今度は一つずつ、確かめるようにゆっくりと、
「確かに、得物は刀剣。間合いは……やや短め、……小太刀か? それが二刀。……さらに暗器もある。となると……」
ブツブツと独白のように呟きながら的確に当てていく。その内容に少し戦慄すら覚える。いったいどれほどの観察力で成り立つのか。
やがて独白は止まり、少女は記憶を探るように口元に手を当てて考え込む。その顔が徐々に驚愕へと変わっていき、最後には信じられないものを見るように、
「まさか、御神か? 生き残りがいたのか……」
「!! 知ってるんですか?」
なぜ最近はこう、御神を知る人が訪れるのか。まさかこの人も父さんとなにか因縁があるんじゃないだろうな。
冷静に考えれば、少女の年齢からして士郎との関わりの線は薄いとすぐに気づいたはずだった。(美沙斗との関わりならありえるけれど)
だが、神雷という歳の計算の合わない前例や、つい先日士郎本人に会った事実から、恭也は違和感なく士郎との関係を考えた。
だが違った。
恭也の驚きを見て少女は不思議そうに、
「なにを驚く。有名だろう? 御神の名は」
……有名って、あの……御神を滅ぼした爆弾テロは十年以上前なんですけど……。
そう突っ込むべきなのか、それともテロも込みで有名と納得すべきか。
そんななんとも複雑な気分に構いもせず、少女は問いを続ける。
「……ひょっとすると、その関係であの方と出会ったのか?」
「あ……はい。昔、死んだ父さんに会ったことがあるとかで」
「ふ〜〜ん」
さして興味なさそうに相槌を打った。
「なら、もうあなたにはあの方との接点はない……か」
「いえ、もう一度会えるかもしれません。神雷さんには一度手合わせを頼んだので――」
それ以上は言えなかった。
信じられないものを見るように、少女は恭也を見ていた。
「本気か? それは」
非難のこもった目と声。
「……なにか?」
「……いや、なんでもない」
知らないというのは怖いな、という呟きが、やけに耳に残った。
それからもう一度だけ、少女は恭也の方を見て、
「もういいよ。長く引き止めてすまない」
そう言いながらも、目がまったく笑っていない。
「いえ。それでは、ごゆっくりどうぞ」
* * *
「さっきのコと、なに話してたの?」
もうじき放課後の時間になって学生たちで店内は満員だろう。その前のひとときの休息にさっきから気になっていたことを尋ねた。
「いや、さっき話した神雷さんのことを……」
「ほんとに?」
にしてはあの剣幕は異常じゃないだろうか。いきなり胸倉掴んで引っ張るなんて、見てる方まで緊張したんだから。
「本当だ。……まぁ、その後で俺が御神流を使うことで少し話したけど」
「ふ〜〜ん」
「……なんだ、その目は」
「別にぃ。まさかそのことを初対面の女の子に話すとは思ってなかっただけ」
普段から自分が『戦う者』であることは隠すようにしているとか言っておきながら、こんな展開になるとは。まぁ確かに、さっきのコは可愛い……というか、綺麗としか言いようがない美少女だったけど。
それを思い出してため息が出る。
自分もそれなりに自信はある。……あるのだけど、恭也の鈍感っぷりを相手にしているとそれにも疑問を感じることもあるのだ。彼の周囲に綺麗どころが揃っていなければ、とっくに自信喪失しているだろうくらいには。
なのにあの少女はただ一度の対面でその問題を突破してしまった。
悔しいやら羨ましいやら、なんとも複雑な気分だ。
そんな物思いに沈んでいると、恭也から不意に声がかかった。
「……さっきの話の続きだが……」
「さっき?」
「一昨日、父さんが生き返ったっていう話」
そのことか。てっきりさっきのコのことかと思った。
「そのときに訊きたかったんだが、夜の一族にそういう秘術とかあったりはしないか?」
えっとつまり……、
「ひょっとして、その人が夜の一族じゃないかって疑ってるとか?」
「ああ」
即答。
まぁ、確かに聞いた限りではそう思える部分もあるんだけど。
「う〜〜ん。期待に応えられなくて悪いけど、わたしは知らないなぁ。わたしは結構血が薄れてきてるから、あまり一族の交流とかも参加しないし。さくらなら、もしかしたら分かるかもしれないけど」
そう言って思い出すのは幼い頃から知っている妙齢の女性。
名は綺堂さくら。
忍の叔母である彼女は吸血種と亜人種――人狼の混血だ。それに、夜の一族としては、忍よりも顔が広い。
「でも、いいの? しっかりクギ刺されてたみたいだけど」
あの少女は清算のときに、レジでもう一度恭也と顔を合わせた。
そのときに言い残した言葉を思い出す。
――一つ、忠告しておく。あの方には、関わろうとはしないことだ
――なぜです?
――あの方は、おそらくあなたが考えている以上の魔物だ。なにも知らず、覚悟もないまま近づいていい存在ではない
それがいったいどんな意味なのか、問う暇も与えず少女は出て行った。
しかし、いくらなんでも魔物って……。
そこまで大げさに言われると、驚くのを通り越して呆れてしまう。
恭也もそうなのだろうか、あまり緊迫感のない調子で、
「まぁ、ああは言われたが、俺が関わろうとしなくてもあの人から関わってくる可能性だってある。それにまでどうこう言われても困る」
「そうだよねぇ」
さっき聞いた話では、恭也はその神雷という人と手合わせの約束をしているとか。
いまさらなかったことにはできないだろうし、するつもりもないのだろう。
「それに、非常識な存在には慣れてる」
「それもそうか」
それも納得。
なにせ彼の周りにはHGS、退魔士、妖狐、自動人形、魔法使いと、普通では考えられないくらいに色々揃っている。
かく言うわたしも夜の一族という人外だったりするわけで。
彼女の言った『覚悟』というのがどんなものかは分からないが、なにも知らないと決め付けられるのも心外だ。たぶん、その神雷という人が何者であっても彼は受け入れると思う。
「うん、分かった。りょ〜〜かい」
「すまないな。苦労をかける」
「あはは、いいよ。今度の買い物にでも付き合ってくれたら」さりげなくデートの約束を取り付けて「それに、わたしもちょうど調べたいことができたし」
それはさっきの少女のこと。
彼女はわたしを見て『血吸い』と言った。
あれは偶然の出会いで無意識に呟きが漏れたという感じだった。
それはそれで注意するべきだ。それはつまり、わたしが吸血鬼――夜の一族だと一目で分かったということだから。
そのときは突然の言葉と直後の誤魔化しのせいで追及できなかったけど、決して見過ごしていいものでもない。それをそのまま放置してまた安次郎のときみたいな騒動になられても困るし。あのときは後々まで面倒が残って大変だったのだから。
まずはさくらに連絡するとして……。あとは一応、家のセキュリティを見直しておこうかな。
そんなふうに、今後の段取りを考えてみた。
四月です。
別れと出会いの季節のはずが、ここに来る人にとってはなのはStrikers放送開始の季節でしょう。
この話を見る頃にはすでに第1話を見たなんて人もいるかもしれませんね。いいですねぇ、うちの付近では放送されないので。
まぁ、そんなことはいつものことと割り切ってDVDの発売を待ちましょう。それにこの話、時間軸はなのはAsの直後、メインヒロインは■■■■の予定なので、創作のイメージ崩さないで済むと考えれば……なんとか……。
でもやっぱり見たいという欲求もあるのは否定できず。誰か〜〜、録画したのをダビングしてくれる人いませんか〜〜。
と、叫びも終えたところでいつもどおりに解説。
・忍視点
忍の現状を表す部分です。
要約すると、大学生で翠屋でバイトしていて恭也と付き合っているわけではない、と。
別に『リリカル』の設定から付き合っていることにしてもよかったんですが……その辺りの問題も今後のネタということで。
・恭也視点
私は喫茶店を利用しません。(漫画喫茶なら利用するけど)
なので、こういう展開があるかも分かりません。まぁ、世間話ではなく質問なのであるかもしれませんけど。
で、結局オリキャラの名前は出ないまま。
実際、店員と客の関係でしかないので、名乗る必然性はないと思ったのですが……。
・忍視点その2
ここで早くも、忍と今回のオリキャラが関わっていく下地ができました。
しかし、ここからどう動かすかさっぱり考えてなかったり……。前途多難ですね。
さて、ここに恐ろしく分かりにくい伏線が一つ落ちています。
答えが分かった人はスゴイ!
それでは最後に、恒例(?)のオリキャラの外見データを。
身長 161cm 、体重 44kg
外見年齢 十代後半
髪 腰まで届きそうな長さで、墨で染めたように黒く、絹のように滑らか。
瞳 地は漆黒だが光の加減で金粉をまぶしたように見える。
その他 服は動きを疎外しない程度にゆったりとしていて、一部の隙もなく黒で統一されている。
新たなキャラの登場。
美姫 「一体何が起ころうとしているのかしらね」
ああ。と、話は変わり、俺も大人しくDVDを待つ人。
という訳で、当分はA'sで止まったままに。
美姫 「まあ、アンタの事情はどうでも良いとして」
まあ、それはそうなんだが。
美姫 「このお話がどうなっていくのかよね」
だな。次回も待ってます。
美姫 「待ってますね」