『新オズのかかし』




                第十一幕  かかしの提案

 使節団の一行を乗せたヘリコプターはエメラルドの都の正門の前に着陸しました、そうして皆が出ますと。
 オズマがそこにいてです、皆を笑顔で迎えました。
「ご苦労様」
「ええ、無事に果たせていたかしら」
「いつも鏡で見ていたわ」
 王宮の中にあるそれでというのです。
「どうなるかってね」
「そうだったのね」
「何も問題がなくてね」
 ドロシーにそれでとお話します。
「本当にね」
「よかったのね」
「ええ、問題ないつまりね」
「皆が無事なら」
「それならね」 
 まさにというのです。
「最善よ」
「だからなのね」
「本当にね」
 まさにというのです。
「皆が笑顔で帰ってこられてよかったわ、ではね」
「それでは?」
「これからね」
 ドロシーにあらためて言いました。
「王宮に入って」
「お仕事を終えたお祝いね」
「それをね」
 まさにというのです。
「したいから」
「ええ、それじゃあね」
「王宮に戻って」
「そうさせてもらうわ」 
 ドロシーは一行を代表してでした。
 そのうえでオズマそれに他の皆と一緒に都に入ってそれから都の大通りを歩いてそうして王宮に入ってです。
 王宮の食堂でお祝いのパーティーとなりました、パーティーはティーパーティーで紅茶やコーヒーを出してです。
 様々なお菓子を出して楽しみます、その中で樵は皆が飲んで食べる中で笑顔でこんなことを言いました。
「大勢の素晴らしい人達に出会えたね」
「そうだったね」
 かかしも笑顔で応えました。
「本当に」
「うん、またね」
「お会いしたいね」
「どの人ともね」
「どの人も素敵な」
 そうしたというのです。
「素晴らしい人達だったからね」
「機会があればね」
「今すぐにでもね」
「機会は来るよね」
 ジャックは二人に尋ねました、この三人は今回も飲んで食べて楽しんでいる皆の笑顔を見て心の栄養にしています。
「きっと」
「うん、来るよ」
「必ずね」
 二人は即座に答えました。
「機会は必ず来るよ」
「僕達が望めばね」
「それを待ってもいいし」
「作ってもいいいよ」
 こう言うのでした。
「そうしてだよ」
「その機会が来ればね」
「またあの人達とお会いしよう」
「そして楽しい時間を過ごそう」
「そうしようね、是非ね」
 何といってもというのです。
「楽しい時間は過ごさないとね」
「素晴らしい人達とね」
「そうしようね」
「その時が来ればね」 
 ジャックも笑顔で応えました。
「そうしようね」
「オズの国ってどんどん素敵な人達が来てくれるから」  
 それでと言うトトでした。
「いいんだよね」
「そうだよね」
 臆病ライオンはトトの言葉に頷きました。
「その時が来れば」
「またね」
「一緒に楽しい時を過ごしたいね」
「そうしたいね」
「そうね、それとね」
 ここでオズマは皆に言いました。
「実は来月に王宮で社交パーティーがあるの」
「毎月恒例のね」
 ドロシーが応えました。
「それがあるのね」
「ええ、後でその参加者もね」
「決めるのね」
「招待する人達をね」
「そうするのね」
「そしてね」
 そのうえでというのです。
「そのパーティーもね」
「楽しくね」
「行いましょう」
「いつも通りに」
「そしてね」
 そのうえでというのです。
「近いうちにね」
「その招待する人達も考えるのね」
「そうしましょう」
「わかったわ」
 ドロシーはレモンティーを飲みつつ答えました。
「それじゃあね」
「その時にね」
「またね」
「お話しましょう」
「皆でね。そして今はね」
 オズマはホットミルクを飲みながら言いました。
「こうしてね」
「美味しいものを飲んで」
「お菓子を食べて」
「そうしてよね」
「貴女達が無事に帰って来たお祝いのパーティーをね」
 それをというのです。
「楽しみましょう」
「こうしてね」
「是非ね」
「それじゃあね」
「今回も色々なお菓子がありますね」
 ナターシャはパンケーキを食べつつ言いました。
「本当に」
「そうだよね」
 カルロスはマンゴープリンを食べながらナターシャに応えました。
「色々な国のお菓子がね」
「どれもふんだんにあって」
 神宝はさくらんぼのゼリーをとても美味しそうに食べています。
「嬉しいね」
「しかも美味しいから」
 ジョージはずんだ餅を楽しんでいます。
「こんないいことはないよ」
「これだけ美味しいお菓子が一杯あって」
 恵梨香はマカロンを食べながら心から思いました。
「幸せです」
「そうよね、お菓子があると」
 オズマは五人にそれならとお話しました。
「それだけでね」
「幸せですね」
「食べてそうなれますね」
「見ても心が弾みますし」
「いいですよね、お菓子って」
「あるだけで」
「ええ、お菓子は人を幸せにしてくれるの」
 まさにというのです。
「その存在だけでね」
「全くですね」
「その通りですね」
「それではですね」
「今はですね」
「皆で食べますね」
「そうしましょう、しかし」
 こうも言ったオズマでした。
「私今ケーキを食べているけれど」
「ロシアのケーキですね」
「クッキーみたいなね」
 ナターシャに応えて言いました。
「こちらのケーキもね」
「美味しいですね」
「ええ、だからね」 
 それでというのです。
「楽しんで食べているわ」
「そうですね」
「あと紅茶の飲み方だけれど」 
 飲みものはホットミルクから紅茶になっています、ジャムを舐めながらそのうえで楽しく飲んでいます。
「こうしてジャムを舐めながら」
「紅茶にはお砂糖をです」
「たっぷり入れるわね」
「そうしてです」
「飲むわね」
「それがロシアの飲み方です」
 そうだというのです。
「紅茶の」
「ロシア式ね」
「兎に角です」 
 ナターシャはさらに言いました。
「紅茶は甘くします」
「お砂糖をたっぷり入れて」
「ロシアは寒いので」
 そうしたお国だからだというのです。
「カロリーが必要ですから」
「お砂糖で摂るのね」
「はい」
 そうだというのです。
「そうしますので」
「お砂糖を物凄く入れて」
「徹底的に甘くして」
 そうしてというのです。
「飲んでいます」
「そうしているわね」
「それでオズの国でも」
「ロシアの飲み方だとね」
「そうなりますね」
「ええ、オズの国はいつも暖かくてね」
 オズマはナターシャに微笑んで答えました。
「快適でね」
「カロリーもそれ程必要じゃないですね」
「かといって摂り過ぎてもね」
「何ともないですね」
「太ることはないわ」
 カロリーを摂り過ぎてもというのです。
「別にね」
「そうですね」
「そう、けれどね」
 それでもというのです。
「飲み方はね」
「そのままですね」
「こうしてね」
 ロシア風のケーキ以外のロシアのお菓子を食べてです。
 ジャムを舐めながらそのとても甘いロシアの紅茶を飲んでそうして言うのでした。
「飲んでいるわ」
「そうですね」
「美味しいわ」
 オズマはにこりと笑って言いました。
「本当にね」
「そう言って頂いて嬉しいです」
「それでナターシャは今は」
「はい、緑茶を飲んでいます」
 見れば実際にそれを飲んでいます。
「美味しいです」
「そうよね、緑茶もね」
「美味しいですよね」
「私は色々な飲みものが好きで」
 そうであってというのです。
「それで、です」
「緑茶もですね」
「好きよ、だから次はね」
「緑茶を飲まれますね」
「そうするわ」
 ナターシャににこりと笑ってお話しました。
「次はね」
「そうですか」
「昔と比べて飲みものが本当に増えて」
 そうなってというのです。
「楽しめる様になっているわね」
「オズの国もですね」
「どんどんね。お菓子だってね」
 こちらもというのです。
「昔と比べて」
「ずっとですか」
「酒類が増えてね」
「色々なお菓子をですね」
「楽しめる様になって」
 そうであってというのです。
「その分楽しくなっているわ」
「そうですね」
「だからね」
 それでというのです。
「今はね」
「幸せですか」
「ええ」
 そうだというのです。
「心からね」
「沢山のお菓子を食べられて」
「それでね」
 そうであってというのです。
「本当にね、だから皆もね」
「色々なお菓子をですね」
「食べてね」
 こう言うのでした。
「是非ね」
「わかりました」
「それじゃあです」
「頂きます」
「そうさせてもらいます」
「色々なお菓子を」
 ナターシャ達五人は笑顔で応えました、そうしてです。
 皆でパーティーを楽しみました、その後はです。
 皆でダンスを楽しみました、そのダンスは社交ダンスでしたが。
「こうしたダンスをするにもね」
「それにもだね」
「相手が必要だね」
「そうそう、社交ダンスはね」
 樵はかかしと一緒に踊りつつ言いました。
「相手が必要だよ」
「どうしてもね」
「それがね」
 さらに言うのでした。
「面白いところだよ」
「二人で踊る」
「そう、パートナーと息を合わせて」
 そうしてというのです。
「一緒に踊ることがね」
「社交ダンスでね」
「そのことを理解して踊る」
「音楽に合わせて」
「それが大事だよね」
「そうだよね」
 こう二人でお話します、そしてです。 
 さらに踊ってかかしは今度はドロシーと踊りましたがかかしと一緒に軽やかに踊ってそうしてでした。
 ドロシーは笑顔で、です。こう言いました。
「貴方と一緒に踊るのはね」
「どうなのかな」
「とてもね」
 笑顔で言うのでした。
「楽しいわ」
「そう言ってくれるんだね」
「ええ、後で樵ともね」
 今はオズマと踊っている彼を見て言いました。
「一緒にね」
「踊るんだね」
「社交ダンスの時は」
 その時はというのです。
「貴方と樵がいたら」
「絶対に一緒に踊るよね」
「臆病ライオンともね」 
 彼ともというのです。
「そうするわ」
「僕達は君がオズの国に来た時からの友達だからだね」
「お友達は一杯いるけれど」
 それでもというのです。
「その中でもオズマとね」
「僕達三人はだね」
「やっぱりね」
 何といってもというのです。
「絆はね」
「別格だね」
「トトとおじさん、おばさんは家族で」 
 そうであってというのです。
「オズマと貴方達三人はね」
「特別なんだ」
「私にとってはね」
「そうなのね」
「そう、そして」
 それにというのです。
「こうして一緒に踊ることもね」
「欠かせないね」
「そうよ、あの時を思い出すわ」
「僕達の最初の冒険の時だね」
「都に向かって」
 今自分達がいるエメラルドの都にというのです。
「それにね」
「さらにだったね」
「西の魔女をやっつけて」
「魔法使いさんに出会って」
「そしてね」
 そうであってというのです。
「グリンダのところまで行って」
「一旦カンサスに戻ったね」
「その時までの旅が」
 それがというのです。
「本当にね」
「忘れられないね」
「永遠の思い出よ」
「ドロシーにとっては」
「だからね」
 それでというのです。
「今は貴方と踊って」
「次は樵君とだね」
「踊るわ」
 笑顔で言ってでした。
 実際にかかしの後は樵、そして臆病ライオンと踊りました。そうして魔法使いとも踊りましたがその後で、です。
 魔法使いは休憩をしている時に笑顔で言いました。
「もう結構な年齢だから」
「それでだね」
「踊れないと思っていたら」
 一緒にいるトトに着席して言いました。
「それがね」
「違うんだね」
「オズの国に来たら」
 そうしたらというのです。
「とてもね」
「踊れるね」
「若い頃みたいに」
「そうなんだね」
「顔と身体はこのままだがね」
 見れば皺の目立つお顔です、人懐っこく陽気な感じです。
「しかしね」
「それでもだね」
「そう、身体の動きはね」
 これはというのです。
「若い頃みたいにだよ」
「快適に動けるんだね」
「そう、だからダンスもね」
 こちらもというのです。
「軽快にリズミカルにね」
「出来るね」
「そうなんだ」
 こうトトにお話しました。
「嬉しいことにね」
「本当に嬉しいよね」
「凄くね」
 実際にというのです。
「そうだよ」
「それは何よりだね」
「うん、だから今は休んでいるけれど」
 それでもというのです。
「すぐにね」
「また踊るね」
「そうするよ」
「そうなんだね」
「そしてね」
 そのうえでというのです。
「今日のダンスを満喫するよ」
「気持ちよく汗をかくんだね」
「ダンスもまたスポーツだからね」
「そうだね、それじゃあ僕もね」
「踊るね」
「僕は僕でね」
 トトも笑顔で言いました、そうして皆の中に入って一緒に踊るのでした。そこに魔法使いも復帰しました。
 皆で楽しく踊ります、その後はお風呂に入って身体を奇麗にして着替えもしてです。 
 夕食を食べました、その後は眠ることが必要な人はぐっすりと寝ました、そして朝起きるとすぐにです。
 オズマは朝食前に皆に来月の王宮のパーティーに招待する人達のお話をしました、どういった人達を招待するかです。
「さて、どういった人達にしようかしら」
「それが問題ね」
 ドロシーがすぐに応えました。
「来月には王宮に沢山の人達が戻っているけれど」
「そこにさらによ」
「招待する人達ね」
「どうしようかしら」
「そうね、来られる人ならね」
 それならと言うドロシーでした。
「どなたでもとしたいけれど」
「どの人も予定があるわ」
「それで都合がつかない人もいるわ」
「そうなのよね」
「だからね」
 それでというのです。
「予定のつく人達は誰か」
「事前に確認して」
「そしてね」
 そのうえでというのです。
「その人達をね」
「呼ぶべきね」
「そうした方がいいわね」
「そうね」
 まさにというのでした。
「やっぱり」
「そうすべきね」
「それは基本だね」
 樵はまさにと応えました。
「事前に予定を確認することはね」
「それぞれの人のね」
「相手に用事があってもね」
「無理に正体してもね」
「これは緊急の用件じゃないから」
「パーティーへの招待だし」
「まずはね」
 何といってもというのです。
「オズの国の人達の予定を確認して」
「魔法を使ってもいいかしら」
 オズマは樵に尋ねました。
「魔法を使ってね、オズの国の全ての人達の予定を確認して」
「来月のだね」
「そのうえでね」
「来られそうな人を招待するんだね」
「そうしましょう」
 こう提案するのでした。
「ここはね」
「それがいいね、魔法はこうした時こそだよ」
 まさにとです、樵は答えました。
「使うべきだよ」
「そうよね」
「ではね」
「すぐに使うわ」
 こう言ってでした。
 オズマはすぐに魔法を使って来月王宮のパーティーが開かれるその日にオズの国で王宮まで来られそうな人を確認しました、するとです。
「結構いるわ」
「そうなんだね」
「皆真面目に働いて」
 そうしてというのです。
「お勉強してるけれど」
「その日に王宮に来られて」
「そしてパーティーに参加出来るね」
「余裕のある人もいるんだね」
「結構ね」
 そうだというのです。
「魔法で調べるとね」
「すぐに出来たね」 
 その確認がとです、臆病ライオンが言ってきました。
「そうだったね」
「ええ、私の魔法だとね」 
 オズマは臆病ライオンに笑顔で答えました。
「すぐによ」
「確認出来るんだね」
「オズの国の人達の予定もね」
 そちらもというのです。
「そうなのよ」
「それは凄いね」
「だからね」
 それでというのです。
「確かめたから」
「予定がつく人に招待状を送るんだ」
「そうするわ」
 実際にというのです。
「是非ね」
「一体どれだけの数になるかな」
「五万よ」
 オズマはにこりと笑って答えました。
「オズの国中からね」
「五万、多いね」
「いえ、球場一つ分よ」 
 オズマは臆病ライオンに何でもないといったお顔で答えました。
「それ位だから」
「何でもないんだ」
「パーティーは大体いつもそれ位でしょ」
「そうだね、都の近くにあるパーティー会場で開くけれど」
 それでもと言う臆病ライオンでした。
「言われてみるとね」
「いつもそれ位来てくれるわね」
「オズの国中でね」
「皆で飲んで食べて」
 そうしてというのです。
「歌って踊ってね」
「パーティーを楽しむんだね」
「そうよ」 
 まさにというのです。
「そうするわ」
「それじゃあね」
「それで僕達の知ってる人は誰が来るのかな」 
 ジャックはそのことに興味を持って言いました。
「一体ね」
「招待する人達の名簿を見たいのね」
「うん、そうだよ」
 オズマにその通りだと答えました。
「これからね」
「じゃあ見てね」
 オズマはジャックに自分のスマートフォンを出して言いました。
「これからね」
「それじゃあね」
「知人で検索したら」
 オズマはそうしたらとお話しました。
「すぐにね」
「出て来るんだね」
「今度招待する人達の中で貴方の知っている人がね」
「そうだね、じゃあ早速ね」
 ジャックはまさにと応えてでした。
 オズマのスマートフォンを受け取りました、そうしてすぐに検索すると彼が知っている人のうち結構な数のお名前がありまして。
「あっ、使節団でお会いした人達が」
「皆だね」
「いるよ」
 こうかかしに答えました。
「四姉妹の人達にセドリック、セーラ達にジュディさんのご夫婦に」
「ロビンソンさん達にだね」
「そしてホーキンズ大統領にスクルージ市長達に」
「ヘレン=ケラーさんもだね」
「皆ね」
 まさにというのです。
「名前があるよ」
「それは何よりだね」
「嘘みたいです」
 ナターシャはそのお話を聞いて目を丸くさせました。
「まさかもうあの人達にお会い出来るなんて」
「しかもパーティーで」
 恵梨香も言いました、驚きを隠せないお顔で。
「一緒になんて」
「嘘みたいだよ」
 カルロスは夢だと思っているみたいでした。
「こんなにすぐなんて」
「いや、こうしたことも不思議だよ」
 神宝はまさにと言いました、神妙なお顔で。
「本当に」
「全くだよ」
 ジョージも真剣そのもののお顔です。
「奇跡みたいだよ」
「奇跡も不思議も夢も全部適うんだよ」
 かかしは五人の子供達ににこりと笑って答えました。
「外の世界でもそうだね」
「そうですね」
「時としてそうですね」
「まさかと思うことが起こります」
「信じられないことが」
「そうなります」
「オズの国だと常だよ」
 こう言うのでした。
「まさにね」
「お伽の国だからですね」
「それで、ですね」
「奇跡も不思議も夢もですね」
「普通に起こるんですね」
「信じられないことが」
「人と人の出会いもね」
 そうしたこともというのです。
「とても不思議なものが多いんだ」
「オズの国では」
「外の世界よりもですね」
「不思議な出会いが多いんですね」
「信じられない様な」
「お伽の国だから」
「世の中確かに不思議なことが多いけれど」
 それでもというのです。
「オズの国ではね」
「特にですね」
「とりわけですね」
「不思議な出会いが多くて」
「こうしたこともあるんですね」
「それも普通に」
「オズの国の神々と」
 それにというのです。
「色々な神話の神々がおられるからね」
「尚更ですか」
「不思議なことが多いですか」
「そうですか」
「オズの国では」
「沢山の神様もおられるので」
「キリスト教の天使さん達もおられるしね」
 彼等の存在も当てというのです。
「それでだよ」
「色々な宗教の神様や天使が私達に不思議な出会いを与えてくれるんですね」
 ナターシャはかかしに尋ねました。
「そうなんですね」
「そうだよ」
 かかしはその通りだと答えました。
「まさにね」
「そうなんですね」
「そこにオズの国のお伽の国であるというね」
「力が働くんですね」
「そうなんだ」
 神々や天使達の力に加えてというのです。
「それでだよ」
「不思議な出会いも沢山ありますね」
「はじめての出会いだけでなくね」
「知っている人達ともですね」
「僕達ですら驚く位のね」
 そこまでのというのです。
「出会いがね」
「あるんですね」
「そうだよ」
 まさにというのです。
「これがね」
「そうですか」
「だからね」
 それでというのでした。
「来月のパーティーはね」
「楽しみにしていて」
「そしてね」
「パーティーになればですね」
「楽しむといいよ」
「そうなんですね」
「だからね」
 それでというのでした。
「これからはどうすればいいか」
「パーティーまではパーティーがはじまることを楽しみにしていて」
「そしてね」
 そのうえでというのです。
「他の遊びや旅行をね」
「楽しむといいですね」
「そう、パーティーまでまだ時間があるから」
 だからだというのです。
「それでね」
「今はですね」
「遊べばいいよ、何なら旅行もね」
「楽しめばいいですか」
「例えばね」
 かかしはナターシャにお話しました。
「スキーに行くとか」
「スキーですか」
「エメラルドの都にもあるんだ」
「スキー場がですか」
「だからそこに行けば」 
 そうすればというのです。
「そこでね」
「スキーを楽しめるんですね」
「そうなんだ」
 まさにというのです。
「これがね」
「それはいいですね」
 ナターシャはスキーが出来ると聞いて笑顔で応えました。
「それじゃあそちらに行って」
「いいわね」
「うん、僕達も行きたいよ」
「そうだよね」
「スキーしたいね」
 恵梨香達四人も言いました。
「出来るなら」
「スキーをしてスケートもして」
「夜は花火も見て」
「美味しいものも食べて」
「温泉があればお風呂もいいかしら」
「そのスキー場には温泉もあるよ」
 かかしはこちらもと答えました。
「スケートも出来るし夜には花火もあがって」
「美味しいものもですか」
「そちらもありますか」
「最高ですね」
「それじゃあですね」
「パーティーまではスキー場で、ですね」
「楽しめばいいよ、僕も一緒に行くよ」 
 かかしは五人に笑顔で言いました。
「今は時間があるからね」
「かかしさんがですか」
「かかしさんが一緒ですか」
「それは嬉しいです」
「じゃあ一緒に行きましょう」
「そうしましょう」
「是非ね、そしてね」
 そうしてというのです。
「パーティーの時が来たら」
「その時はですね」
「都に戻ってですね」
「皆でパーティーを楽しむ」
「そうすればいいですね」
「そうだよ」 
 まさにというのです。
「その時はね」
「わかりました」
「そうしましょう」
「是非」
「その時は」
「パーティーを楽しみましょう」
「そうしようね」
 こうしてでした。
 ナターシャ達五人はかかしと一緒にスキーに行くことになりました、ただここでドロシーはふと思いました。
「貴方達今度は何時外の世界に戻るのかしら」
「パーティーが終わってからでいいですか?」
「その時に」
「外の世界では時間が経っていませんし」
「そうですから」
「その時でいいですか?」
「いいわよ、それでまた来たくなったらね」
 その時はというのでした。
「来てね」
「そうさせてもらいます」
「是非共」
「絶対に来ます」
「今回はパーティーが終わったら帰りますが」
「また来させてもらいます」
「何時来てもいいし何時帰ってもいいのよ」
 ドロシーはこうも言いました。
「オズの国は今はそうだから」
「そうだね、しかしまさかだよ」
 魔法使いがドロシーに言ってきました。
「私は気球で出た時はもうね」
「二度とよね」
「オズの国に来ることはないと思っていたよ」
「私は四回そう思ったわ」
「オズの国に行ってカンサスに帰って来る度にだね」
「そうだったわ」
 まさにというのです。
「本当にね」
「そうだね、ドロシーも」
「けれどね」
 それでもというのです。
「本当にね」
「その都度だね」
「オズの国に来て」
「遂にだったね」
「オズの国の王女になって」 
 そうしてというのです。
「おじさんおばさんと一緒にね」
「完全にオズの国の住人になったね」
「かかしがさっきオズの国はお伽の国だから」
 それでというのです。
「不思議なことが物凄く起こって」
「不思議な出会いもだね」
「いつもあってね」
「そうしてだね」
「何度もオズの国に来て」
「そして遂にだね」
「オズの国の住人になったわ」
 そうなったというのです。
「本当にね」
「そうだね」
「多分ね」
 トトがドロシーに言ってきました。
「ドロシーはオズの国自体に愛されているんだよ」
「そうなの」
「だってドロシーが来てからだよ」
 オズの国にというのです。
「外の世界の皆がオズの国を知ることが出来たんだから」
「そういえばそうね」
「だからね」
 そうであるからだというのです。
「本当にね」
「私はオズの国に愛されているのね」
「ドロシーとオズマはね」
 二人はというのです。
「そうなんだよ」
「そうなのね」
「だからね」
 それでというのです。
「オズの国に何度も来て」
「そこから皆がオズの国のことを知ってくれて」
「そうしてね」
 そのうえでというのです、かかしが言ってきました。
「今はこうしてね」
「オズの国にいるのね」
「ずっとね」
「そうなのね」
「若しもだよ」
 それこそというのです。
「ドロシーがいなかったら」
「それならなの」
「外の世界の誰もオズの国を知らなかったし」 
 そうなっていてというのです。
「色々な人達がオズの国に来ることもね」
「なかったのね」
「だってそれまで外の世界から来た人って魔法使いさんだけだったんだよ」
 そうだったというのです。
「それがだよ」
「私が来てから」
「色々な人が来てね」
「賑やかになって」
「さらに素晴らしくなったから」
 だからだというのです。
「本当にね」
「私はオズの国に欠かせないのね」
「そうだよ」
 ドロシーに微笑んで言いました。
「本当にね」
「そうなのね」
「だからね」
 それでというのです。
「これからも何かとね」
「頑張ればいいわね」
「楽しくね」
「そういうことね」
「そして来月のね」
「パーティーもなのね」
「招待した皆と一緒にね」
「楽しくなのね」
「行えばいいよ」
「そういうことね」
「そう、そしてね」
 そのうえでというのです。
「今度のパーティーも最高のものにね」
「することね」
「そうしようね」
「わかったわ」
 明るい笑顔で、でした。
 ドロシーは応えました、そうして皆は来月の王宮主催のパーティーの準備にも入ることになりました。








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