『ナブッコ』




             第四幕  壊された偶像

「想いよ、金色の翼に乗って飛んで行け」
 ユーフラテス河の河畔。そこで労働を強いられているヘブライの者達が歌っていた。
「飛んで行って故郷の地のそよ風が暖かく柔らかく匂う斜面や丘に憩え」
 静かにそう歌っていた。
「ヨルダン川の岸辺やシオンの倒された塔にも挨拶してくれ。ああ、失われたかくも美しい我が祖国よ」
 その歌は川のせせらぎと共に流れていた。
「ああ、かくも愛しくかくも悲しい思い出よ。預言者達の金の竪琴よ、どうして柳に掛けられたまま黙しているのか」
 嘆きの歌である。だが何処までも美しい。彼等はみすぼらしい服と姿にこの歌を歌う心を持っていたのだ。
「胸の思い出を再び燃やし去った日を我等に語れ」
 そう呼び掛ける。
「ソリマの運命に似た深い嘆きの音を奏でよ」
 美しい嘆きの歌であった。
「さもなくば苦しみに耐える力を我等に与える美しい響きを主はお示しにならんことを」
「神への言葉なのだな」
 それを聴いていたザッカーリアが述べた。
「何という悲しい泣き声だ」
「祭司長」
「だが私は見た」
 彼等に対して語る。
「そなた等の心を。未来の暗がりの中に見タのだ」
「心をですか」
「そうだ」
 彼は言う。
「恥辱の鎖が断ち切られるのを。それはもうすぐだ」
「もうすぐですか」
「うむ」
 ザッカーリアは同胞達に対して頷いた。
「ユダの獅子の怒りは既に汚された地を襲っている」
「では我等の未来は」
「もうすぐ運命が待っている」
 それを運命と言った。
「もうすぐだ。全てが決する時は」
「その時になれば我等は」
 その言葉は希望そのものであった。
「この地を離れ」
「シオンの地に戻ることとなるのだ。苦難は永遠ではない」
「そうですか。それでは」
「同胞達よ、今暫くの辛抱だ」
 彼はこうも言い伝えた。
「よいな、その日までは」
「はい」
 ヘブライの者達はザッカーリアの言葉に頷く。
「何があろうとも」
「耐えるのだ。よいな」
 そしてまた歌いはじめる。歌は風に乗り王宮の中にまで入って来ていた。それは自身の部屋に軟禁されているナブッコの耳にも入ってきていた。
「ヘブライの者達の歌だな」
 意外と質素で簡素な身の回りのものしかない石造りの部屋の中で彼は歌声に顔を向けた。既にその顔には英気が戻ろうとしていた。
「はい」
 それに御付きの者が答えた。
「どうやらそのようで」
「言葉でわかる」
 ナブッコは歌を聴きながら言った。
「あの言葉はヘブライの言葉だ」
「あれがですか」
「そうか、そなたはシオンの地には行ったことがなかったな」
 彼はその御付きの者を見て述べた。
「なら仕方がない」
「はあ」
「覚えておくがいい。あれがヘブライの言葉だ」
 そして言って聞かせる。
「最初は何も思いはしなかった」
 今聴こえてくる歌声を耳にしながら彼に語る。
「だが今は」
「違うと仰るのですね」
「そうだ。ここまで美しいとはな」
 彼は感慨を込めて述べる。
「思いもしなかった」
「そうだったのですか」
「うむ、最初はヘブライの者達なぞ歯牙にもかけはしなかった」
 彼は今それを告白する。
「しかしだ。それが変わった」
「あの歌で」
「彼等は彼等で素晴らしい存在だ。その信仰もまら」
「では認められると」
「条件はあるがな」
 ナブッコはここで付け加えてきた。
「条件とは」
「信仰だ」
 彼はそれを示してきた。
「信仰とは?」
「我々は多くの神々を信じているな」
「はい」
「それに対して何もせず彼等だけの信仰に留まっているのならばよい」
 それがナブッコの条件であった。
「他には何も求めぬ」
「寛大ですな」
「王は時として寛大にならなければならぬ」
 王としての毅然とした言葉であった。
「だからこそだ」
「それでは今は」
「そうだ、寛容を示すべきなのだ」
 ナブッコの王としての考えはこうであった。
「だがアビガイッレは」
「ええ」
 御付きの者は暗い顔でそれに答えた。
「残念ですが」
「あの娘にはそれがないのだ」
 悲しそうに首を振りそう述べた。
「あまりにも生真面目で厳し過ぎる。あれでは」
「王として足りないと」
「血筋も確かにある」
 アビガイッレが奴隷の娘であること、これは消しようもないことであるのだ。
「しかしだ」
 だがナブッコはここで言った。
「それでもな。私はそれを無視できたのだ」
「そうなのですか」
「そうだ、アビガイッレを次の王にと考えたこともある」
 それを今告白した。心からの言葉であった。
「だが」
 しかしそれは取り消すしかなかったのである。
「あれは。あまりにも不寛容だ。厳粛であり過ぎる」
「ではフェネーナ様の方が」
「そう思うのだ。だが」
 それでも悩みは尽きない。彼は今王としての苦しみの中にあった。
「あれはあれで情に溺れてしまいやすいのだ。それもまた」
「そうですね」
 問題がある。王に求められるものは実に多い。
「御二人はそれぞれに御心に弱いものを持っておられますので」
「そうだ。それに」
 ナブッコは言う。
「今はアビガイッレを止めなくてはならない」
 顔を上げて目を光らせてきた。
「このままでは取り返しのつかないことになる」
「そのフェネーナ様のことですね」
「そうだ。しかしだ」
「何か」
「アビガイッレには。フェネーナは殺せない」
 彼は今それをはっきりと言った。
「殺せませんか」
「それでもだ」
 ナブッコの目の光が強くなっていく。
「過ちは犯させはせぬ」
「それでは」
「うむ、行くぞ」
 御付きの者に声をかけた。
「よいな、兵士達に声をかけよ」
「その必要はありません」
「何だと!?」
「これ」
 御付きの者、即ちかつての重臣はここで後ろに声をかけた。
「皆の者、時だ」
「まさかそなたは」
「はい、この時が来るのを待っていました」
 彼は言った。扉が開きそこには武装した兵士達が待っていた。
「さあ王よ」
「アブダッロよ」
 ナブッコは彼の名を呼んだ。
「では行くか」
「はい」
「娘達を救いに」
「そして国を救いに」
「あの者達も殺させはせぬ」
 ナブッコは今ヘブライの者達も救うと宣言した。
「よいな」
「我等の心は王のもの」
「その御心のままに」
「済まぬ。では」
 ナブッコはアブダッロ、そして兵士達を連れて今部屋を出た。そのまま自らの本来の場所へと向かい娘達を止める為に。彼は今王に戻ったのであった。
 ヘブライの者達はバビロンの城壁の外にいた。高く堅固な城壁が彼等の後ろにある。
 そこは荒野であった。反映する都のすぐ側は荒野であった。彼等はそこに連れて来られていた。
 その中にはザッカーリアもいた。彼は共にいる少女に声をかけていた。
「どうして貴女まで」
「姉上の御言葉で」
 その少女フェネーナは答えた。
「それだけです」
「馬鹿な、王の娘である貴女が」
「はい、共に死ぬようにと」
 フェネーナはザッカーリアに言う。
「そう言われました」
「フェネーナ」
 彼女の側にはイズマエーレがいた。支えるようにして側にいる。
「貴女もまた我々と」
「はい、ですから」
 フェネーナは彼を見て述べる。
「恐れることはないのです。貴方と最後まで一緒なのですか」
「済まない」
 イズマエーレはそれを聞いて呟いた。
「そこまで私を愛してくれて」
「そうだったのか」
 ザッカーリアはここでようやく二人の心を知った。
「そなた等はそこまで想い合っていたのか」
「はい」
 二人はそれに答える。
「今まで隠していましたが」
「私達は」
「これも神の御意志だろう」
 彼は考える顔をしてから言った。
「運命だったのだ。そう、運命だ」
「では」
「そうだ、神が許されている」
 ザッカーリアは述べた。
「だからこそ。私はそなた等の愛には何も言わぬ」
「有り難き御言葉」
 二人はその言葉に頭を垂れた。
「いや」
 だがザッカーリアはそんな二人に対して言った。
「むしろ謝るのは私だ」
「えっ」
「それは何故」
「そなた等に言った言葉だ」
 ザッカーリアは今己の今までの二人への言葉と感情に恥を感じていた。それが彼を責め苛んでいたのだ。
「裏切り者と言い、そしてその命を利用しようとした。そのことは謝っても許してはくれぬな」
「兄上」
 そんな彼に妹のアンナが声をかける。
「そこまで思われているのですか」
「そうだ、私は大切なことを忘れていた」
 こうも言った。
「神への信仰を追い求めていると思っていても。その御心を知ることはなかった」
「我々もだ」
「そうだ」
 ヘブライの者達もそれを聞いて気付いた。
「あまりにも他の者を見てはいなかった」
「自らのことだけを考えていた。だから」
「だからだ。今のこれは報いなのだ」
 ザッカーリアは顔を上げて言う。
「全てはな」
「言いたいことはそれだけか」
 だがそこにアビガイッレがやって来た。そして冷たい声でザッカーリアに対して言った。
「悔やんでも何にもならぬ。もうすぐ御前達は死ぬ」
「それが運命ならば仕方がない」
 彼はそれを受け入れる覚悟でいた。
「それだけだ」
「そうか。それでは死ぬがいい」
 ザッカーリアにそう言い伝えたうえでイズマエーレとフェネーナに顔を向けてきた。
「だがイズマエーレよ」
 彼女はイズマエーレの顔を見詰めてきた。
「貴方だけは」
「どうだというのですか」
 イズマエーレは彼女に問い返す。
「私がどうだと」
「私のものにする。よいですね」
「私は貴女のものではない」
 だが彼はアビガイッレのその言葉を拒んだ。
「私の心はフェネーナのものだ。彼女以外のものではない」
「私を拒むのですね」
「そうだ」
 はっきりと言い切った。
「殺したいのなら殺すがいい。だが」
「わかりました」
 その気高い顔に険を見せて応えた。
「では望み通り」
「イズマエーレ」
 アビガイッレは剣を抜く。フェネーナは彼を心配そうに見る。
 しかし。アビガイッレはイズマエーレに剣を向けたのではなかった。
「何っ」
「まさか」
 彼女はフェネーナに剣を向けてきたのだ。そしてそのままイズマエーレを見ていた。
「こうしましょう」
「どうするつもりだ」
「見たままです。私は貴方を殺すことはしません」
 今それを言い伝えた。
「そのかわり彼女を」
「馬鹿な、そんなことが許されるか」
 ザッカーリアがそれに抗議する。
「妹をその手で殺すなぞ」
「黙るのです」
 しかし峻厳な声でそれを返した。
「兵士達よ」
 続いて左右に控える兵士達に言葉を伝えた。
「この者を抑えなさい」
「はい」
「くっ」
 ザッカーリアは為す術もなく取り押さえられてしまった。こうしてアビガイッレを阻む者は誰もいなくなった。
「イズマエーレよ」
 そしてイズマエーレを見据えて言う。
「見ているのです。今こそ」
 剣はフェネーナの首に当てられていた。
「貴方が私のものになる時です」
「言った筈だ!」
 しかしそれでもイズマエーレは屈してはいなかった。
「例え貴女が何をしようと私の心はフェネーナのもの」
「イズマエーレ様・・・・・・」
「他の誰のものではない。貴女が何をしても無駄だ」
「・・・・・・わかりました」
 怒りでその顔が暗雲に満ちてしまっていた。
「ではここで」
 剣を振り上げる。それはフェネーナの頭上にある。それを振り下ろせば彼女の首は落ちる。全ては終わるのだと誰もが思った。その時であった。
「待て!」
 そこに雷の如き声が響いた。
「なっ」
「その声は」
 誰もが声がした方を見た。そこにはナブッコが多くの臣下と兵士達と共にいた。
「我が娘達よ」
 ナブッコはまずアビガイッレとフェネーナに声をかけた。
「そして我が民達よ」
 次にそこにいる全ての者に彼は声をかけた。その目には王者のヒカリが宿り炎の如き赤い馬に乗るその身体には紅の王の衣とマント、そして王冠があった。アビガイッレのそれよりも遥かに威厳に満ちてそこにあった。
「止めよ、愚かなことは」
「何を言われる」
 だがアビガイッレはそんな父に対して言い返す。
「今私はここに言おう」
 彼はアビガイッレを見据え返して宣言してきた。
「ヘブライの者達よ、帰るがいい」
「何っ」
「今何と」
「聞こえなかったか、シオンの地に帰れと言ったのだ」
 ナブッコはそれを言い伝えた。
「そなた達の土地にな。よいな」
「宜しいのですね」
「うむ」
 答えたうえで頷く。
「そなた達の心は受けた。今それに対して王としての言葉を返す」
「何ということだ」
「今まで神に殉ずると決めていたのに」
「これもまた運命か」
 ザッカーリアは感慨を込めて呟いた・
「神の定められた運命なのか」
「そしてだ」
 その目は相変わらずアビガイッレを見ていた。
「アビガイッレよ」
「何か」
「そなたは私の次の王だ」
「馬鹿な」
 しかし彼女はそれをすぐには信じようとはしなかった。
「貴方は私を認められなかった筈」
「それは違う」
 ナブッコはそうではないと言った。
「そなたは私の王となるに相応しい資質もある。しかし」
「しかし!?」
「不完全なのだ」
 そのうえでこう述べた。
「そなた達は」
「そなた達とは」
 アビガイッレはその言葉の意味がよくわからなかった。目を顰めさせる。
「どういうことなのでしょうか」
「言ったことのままだ」
 ナブッコはそう返した。
「そなたとフェネーナのことだ」
「馬鹿な、フェネーナは」 
 今も彼女がその首に剣をやっている。少し動かせば終わりである。
「今こうして」
「斬れるのか?」
 だがナブッコは彼女に問うた。
「そなたに妹が。どうだ」
「何を戯言を」
 アビガイッレはまずはその言葉を一笑に伏してきた。
「その様なことは」
「ではやってみよ」
 ナブッコはそれを受けて言う。
「自らの手で妹を」
「では」
 その言葉のままに斬ろうとする。だが手が動かないのだ。
「馬鹿な、何故」
「そういうことだ。よいか」
 手をどうしても動かせないアビガイッレに対して述べる。
「先にも言ったようにそなたに妹は殺せぬ」
「くっ・・・・・・」
「そしてわかっている筈だ。その若者もまたそなたのものにはならない」
「どうしてそれを」
「わしにはわかるのだ」
 ナブッコの目には深い知性があった。それで全てを見ていたのだ。
「何もかもな。だからこそだ」
「では私は・・・・・・」
「娘よ、案ずることはない」
 父としての言葉であった。
「王はもう一人いるのだ」
「もう一人!?」
「そうだ」
 今度はフェネーナに目を向けてきた。そして声をかけた。
「フェネーナよ」
「はい」
「まずは立つのだ」
 最初に立つように言った。
「王者は跪かぬ。よいな」
「はい」
 フェネーナはそれを受けて立ち上がった。ナブッコはそれを確かめてから言うのであった。
「もう一人の王はそなただ」
「私が」
「そうだ。そなたもまた王としての資質を備えている」
「私が。王として」
「左様。その優しい心と寛容さだ。しかしだ」
 ここで付け加えるのを忘れなかった。強い声になっている。
「そなたは優し過ぎる。それでは王として完全ではない」
「では」
「だからなのだ」
 そして今度は二人を見た。
「アビガイッレ」
「はい」
 まずはアビガイッレを。
「フェネーナ」
「はい」
 続いてフェネーナを。続けて見た。
「そなた達は二人ではじめて完全となれる。よって」
「二人で王に」
「私達で」
「そうだ。わかったな」
「それがバビロニアの為なのでしょうか」
「その通りだ」
 アビガイッレに対して言う。
「それこそが最善の道なのだ。よいな」
「それがバビロニアの為ならば」
 アビガイッレには野心がある。しかしそれ以上にバビロニアを想う気持ちがある。今彼女は野心に燃える女ではなく王者としての心に至っていた。
「それに従いましょう」
「よし。それで」
「はい」
 アビガイッレはまた応える。
「妹と手を結ぶのだ。よいな」
「フェネーナと」
「そうだ、今こそ」
 それを言い伝える。
「その絆を結べ。確かにな」
「フェネーナ」
「姉上」
 二人はそれぞれ互いの顔を見やった。もうわだかまりは感じられなかった。
「ではここで」
「はい、ここで」
 二人は言い合う。
「バビロニアの為に」
「忌まわしい過去を忘れ」
「二人で」
「姉妹で」
 二人は言葉を続ける。同時にそれぞれの手を差し出してきた。
「バビロニアを」
「栄えさせていきましょう」
 二人が手を握り合った時歓声が起こった。今ナブッコの跡継ぎがここに決まったのであった。
「そしてヘブライの者達よ」
 ナブッコは次にヘブライの者達に顔を向けてきた。そして言う。
「そなた達は故郷へ帰れ」
「よいのですか」
「それが運命なのだ」
 彼は厳かに述べた。
「ならばその運命に従うのだ。よいな」
「わかりました。それでは」
「ここに」
「うむ。全ては決まった」
 再び厳かな言葉を発する。
「バビロニアもヘブライも」
 言葉を続ける。
「本来の場所で幸福となるのだ。よいな」
「バビロニア王よ」
「何という寛大な」
「それが本来の姿だったのだ」
 全てを達観したような言葉であった。
「それに戻すだけだ」
「そしてそれをもたした貴方は」
 ザッカーリアが彼に対して言う。
「王の中の王であります」
「いや、それは違う」
 しかし彼はその言葉に首をゆっくりと横に振った。
「私は神の僕に過ぎない」
「僕だと」
「それが王なのだ」
 彼はそれまでのことでそれを悟ったのだ。
「王とは神ではない。そして神を害してはならない」
 今彼は言った。
「だからこそだ」
「それでは我々もまた」
「他の神を害することのないようにな。かつての私のように」
「その時があれば将に破滅の時でありましょう」
 ザッカーリアもまた真の意味での賢者となっていた。その言葉にはあの刺々しさは消えていた。
「そうだ。だからこそ」
 ナブッコは彼等に対して告げる。
「他の者のことも忘れることはないようにな」
「はい」
 ザッカーリアは頭を垂れた。そして他のヘブライの者達もバビロニアの者達も。皆ナブッコの前に片膝をついていた。
「これが神の御心だ」
 ナブッコは最後にそう述べた。彼もまた今ようやく真の意味で王となったのであった。


ナブッコ   完


               2006・12・10



何とかフェネーナも無事だったな。
美姫 「本当ね。今回は悲劇というような結末にはならなかったわね」
うんうん。これにてナブッコも完結か〜。
美姫 「投稿ありがとうございました」
ました〜。



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