『ドリトル先生と奈良の鹿』




                第五幕  会話が出来ない

 先生は皆と一緒に研究室でティータイムを楽しんでいました、今日のティータイムは和風でお抹茶にういろう、お饅頭に和風のゼリーです。
 お抹茶を飲んでいる先生にです、一緒に楽しんでいる皆は言いました。
「和風もいいんだよね」
「お抹茶に和菓子」
「この組み合わせもね」
「イギリス風もいいけれど」
「アメリカや中国でもね」
「日本もいいね、日本に来てね」
 先生はお抹茶を飲みつつ微笑んでお話します。
「色々なティータイムを知ったよ」
「イギリスのものだけでなくね」
「他の国の感じでもね」
「レモンティーも中国茶もいいしね」
「日本のお茶も」
「特に日本のお茶は種類が多いね」
 皆にお話します。
「中国もだけれどね」
「お茶の国だしね」
「お抹茶に番茶にね」
「梅茶にほうじ茶、昆布茶、麦茶」
「本当に色々あるね」
「日本のお茶ってね」
「だからいいんだ、だからね」 
 それでというのです。
「日本のティーセットも好きになったよ」
「そうだよね」
「先生は基本お茶だしね」
「コーヒーも飲めるけれど」
「やっぱりお茶だしね」
「お茶大好きだからね」
「それで日本のお茶も好きで」
 それでというのです。
「今も飲んでいるよ」
「お抹茶だね」
「茶道でも使うけれど」
「そのお茶を飲むね」
「そうしているわね」
「そうだよ、そして」 
 そうであってというのです。
「どのお茶も好きだよ」
「日本のお茶はね」
「中国のお茶もそうで」
「今はレモンティーもだし」
「何かと楽しんでいるね」
「そうだよ、多様性だね」
 こうも言った先生でした。
「こうしたことも」
「あっ、そうだね」
「そうなるね」
「色々なお茶が好きなことも」
「同じだね」
「お茶は文化だよ」 
 そうでもあるというのです。
「だから色々なお茶を飲むこともね」
「文化だね」
「まさに」
「多様性を認める」
「そうでもあるね」
「そうだよ、色々なお茶を飲んで色々な国の料理を楽しむ」
 そうしたことはというのです。
「多様性を認めることでもあるんだ」
「そうだよね」
「先生はそうしているけれどね」
「いつもね」
「まさにそれだね」
「日本に入ってから特にそうなっているね」
「イギリスではね」
 先生はパドルビーでの日々を思い出してお話しました。
「食文化はね」
「イギリスはね」
「かつては世界帝国と呼ばれても」
「それでもね」
「ことお料理については」
「あまりにもだったね」
「お粗末というと」 
 そう表現すると、というのです。
「もうね」
「そう言うしかないね」
「世界的に評判悪くて」
「いい食べものなんてね」
「ローストビーフと朝ご飯」
「あとティーセットしかなかったわ」
「だからね」 
 それでというのです。
「食文化から多様性はわからなかったよ」
「そうだったね」
「イギリスだとね」
「その辺りは仕方ないよ」
「どうしても」
「けれど日本に来たら」
 それならというのです。
「一変したよ」
「全くだね」
「こうして和風のティ―セットも楽しんでいるしね」
「お抹茶やお饅頭も」
「ういろうもね」
「そうだね、ただね」 
 ここでこうも言った先生でした。
「最近ハラールを行った食べものもあるね」
「日本でもね」
「出てきているわね」
「イスラム教の人達の為に」
「そうしているね」
「これはいいことだよ」 
 先生は言いました。
「日本にイスラムの人達がいるからね」
「それは事実だしね」
「その人達への配慮は必要だね」
「どうしても」
「そうだね」
「そうだよ、それにイスラムの人達は他の人達に何も言わないよ」
 そうだというのです。
「自分達に合わせろとかね」
「言わないよね」
「イギリスでもだしね」
「イギリスにもムスリムの人がいるけれど」
「それでもね」
「そうだよ、それでね」
 そうであってというのです。
「ハラールを行った食べものもあるけれど」
「今の日本ではね」
「それがどうして悪いか」
「企業がそうしてもね」
「問題ないね」
「自分に関係ないなら」 
 それならというのです。
「いい筈だよ」
「全くだね」
「他の人達が何を食べてもね」
「イスラムの人達が強制しないなら」
「強制しているのはどちらかな」
 果たしてというのです。
「それどころか出て行けって言うしね」
「あっちだね」
「おかしな日本人達だよ」
「強制しているのは」
「そうだね」
「そうだよ、彼等は自分達以外を認めないからね」
 だからだというのです。
「多様性は無理じゃなくてね」
「多様性を認めない」
「認められない」
「民主的じゃない」
「あの連中こそそうね」
「そして一番許せないのはそれを煽り自分の支持を集める土台にする」
 先生は怒って言いました。
「それを行う輩だよ」
「全くだね」
「奈良のあいつね」
「つくづく許せない奴ね」
「色々な外国の人達への差別を煽る」
「平気で嘘まで吐いて」
「最低最悪の奴よ」
 皆も怒って言います。
「絶対に許してはいけない」
「信じてはいけない」
「そんな奴だよ」
「兵庫のあいつと同じでね」
「そうだったよ、それでね」
 そうであってというのです。
「会話もね」
「出来ないね」
「騙して利用してね」
「自分がいい目見ようとすることが目的だから」
「お話も出来ないね」
「自分の過ちや嘘を否定しないわね」
「詐欺師は詐欺を認めないものだよ」
 先生はお話しました。
「だってそれで生きているからね」
「詐欺をね」
「犯罪だしね」
「しかもそれで生きているから」
「認める筈がないね」
「その筈がないよ、そして騙されている連中も」
 彼等もというのだ。
「たった一つ持っているものがあってね」
「たった一つ?」
「それは何?」
「一体」
「何もない連中じゃないの」
「違うの」
「うん、プライドだけはあるんだ」
 連中にはというのです。
「彼等はね」
「知識も教養も知性も品性もモラルもないのに」
「人を見る目も」
「そして反省もしない」
「そうなのに」
「プライドだけはあってね」
 それでというのです。
「そのプライドの為にだよ」
「過ちを認めないんだね」
「自分達のそれを」
「そして人の話を聞かないで」
「同じ様な奴を信じるのね」
「そうだよ、だから同じ間違いを繰り返して」
 そうしてというのです。
「やがて奈落の底に落ちるんだ」
「餓鬼道からだね」
「さらに堕ちるのね」
「もうそこは地獄だけれど」
「地獄に堕ちるんだ」
「そうなるよ、だからね」 
 それでというのです。
「相手にしないことだよ」
「会話出来ないレベルだね」
「そこまでいくと」
 オシツオサレツは二つの頭で言いました。
「生物学的には人間でも」
「先生みたいな人とは」
「僕達はお話出来ても」
 それでもと言うトートーです。
「ああした連中とは無理だね」
「何かあれだね」
 ガブガブは思いました。
「先生は文明人、連中は餓鬼だよ」
「野蛮ってレベルじゃないわね」
 ポリネシアはガブガブに続きました。
「もうね」
「そう、人や生きものの底を抜いた」
 まさにと言うチーチーでした。
「餓鬼なんだよね」
「餓鬼って存在がわかったよ」 
 しみじみとして言うジップでした。
「日本に来てね」
「いや、最低な奴っているのね」
 ダブダブはしみじみとした口調で言いました。
「世の中には」
「それでね」
「あいつと周りの奴等こそってことね」 
 チープサイドの家族も言います。
「最低で」
「どうにもならない屑で」
「会話の出来ない餓鬼ってことだね」
 ホワイティもわかっていました。
「ああした連中こそが」
「もう自分達以外は皆差別する」
 それこそと言う老馬でした。
「最低の中の最低だよ」
「そう、彼等と会話は出来ないんだ」
 先生は言いました。
「私は争いは大嫌いでね」
「お話だよね」
「お話でことを決めるね」
「そうした考えだよね」
「先生ってね」
「そうだけれど」
 それでもというのです。
「残念なことに会話が出来ない人はいるんだ」
「世の中にはね」
「あまりにもレベルが低くて」
「人ですらなくなっていて」
「それでだね」
「そうなんだ、人間の言葉を出しても」
 それでもというのです。
「とんでもなく頭と性根の悪いどうにもならない悪人だとね」
「会話出来ないね」
「そんな奴等とはね」
「先生みたいな人でも」
「どうしても」
「知能指数が二十違うと会話が成り立たないというけれど」
 先生はお茶が入った茶飲みのお碗を持って言いました。
「私はどんな生きものともお話が出来ているね」
「そうそう、生きものって人と知能が違うっていうけれど」
「知能指数もね」
「それこそ全く違うって」
「そう言われているね」
「けれど今だってね」 
 この様にというのです。
「皆とお話しているね」
「そうそう」
「本当に普通にね」
「普通にお話しているよ」
「僕達はね」
「先生とね」
「そうだよ、けれどね」
 それでもというのです。
「彼等は違うんだ」
「僕達よりずっと酷いね」
「何もかもが」
「それこそ昆虫よりも」
「先生は昆虫ともお話が出来るけれどね」
「けれど彼等とは会話が出来ないんだ」
 人間の言葉を喋る筈なのにというのです。
「彼等は自分が正しい自分の言う通りにしろだけで」
「しかもいいことを言わない」
「悪事ばかり働いて」
「そんな風でね」
「会話が出来ないね」
「他の存在への共感とかはね」 
 そうしたことはといいますと。
「しなくていい、してはならない」
「何でそうなるんだろうね」
「そうした考えになるのかな」
「つまり気遣いや気配り、思いやりはなくていい」
「優しさもね」
「優しさだけじゃ駄目でも」
 それでもというのです。
「優しさをなくして生きる価値があるかな」
「ある探偵さんが言ったね」
「ハードボイルド系のね」
「その通りだよね」
「優しさがないとね」
「気遣いや気配り、思いやりが」
「そういうのを持つのは弱いそうだよ」
 そうした連中の考えではです。
「そう考えるを鹿を守れというのも」
「その時点で嘘だね」
「まあどう見てもそうだね」
「奈良のあいつなんて絶対に優しい人じゃないし」
「人に優しくするタイプじゃないね」
「彼は弱いものいじめの常習犯で迷惑系だったんだよ」
 先生はこのことを指摘しました。
「そんな輩に優しさや思いやりがある筈がないよ」
「全くだね」
「他の人への共感なんてないね」
「もう利用するだけでね」
「批判する人には物凄い攻撃的になるわね」
「そして社会的弱者への思いやり、福祉や海外援助や協力も」
 そうしたことはというのです。
「反対するよ」
「国益になってもだね」
「偏見全開で」
「あれこれ言って」
「それで反対するね」
「そんなことするなら自分達に予算を回していい暮らしをさせろ」
 先生は怒って言いました。
「そんな考えだよ」
「あんな連中を?」
「害にしかならない連中を」
「そんな連中を助けろって言うの」
「冗談じゃないよ」
「そうだよ、彼等はね」
 まさにというのです。
「自分しかないからね」
「そう言うんだ」
「道理で海外援助に反対する訳だね」
「愛国を言いつつ国益なんてどうでもいい」
「自分だけなんだ」
「そしてまともな本とかを読むのは時間の無駄だってね」
 その様にというのです。
「思っていて罵倒や差別、感情を出す、攻撃は恰好いい」
「そう思っているんだ」
「まさに餓鬼だね」
「学ばず美徳を全部捨てた」
「いいものは何もない連中だね」
「そうだからね」 
 それでというのです。
「会話も出来ないよ」
「先生とは全く違うね」
「先生いつも本読んでいるしね」
「優しくて思いやりもあるし」
「平和的で理性的でね」
「日本の国益も考えるしね」
「そうでありたいとね」 
 その様にというのです。
「私はいつも思っているからね」
「全然違うね」
「つくづくね」
「ああした連中は」
「先生とは」
「普通の人達とも違うよ」
 先生はきっぱりと言いました。
「君達ともね」
「そうだよね」
「最低過ぎてね」
「もうね」
「全然違うわ」
「僕達ともね」
「勿論動物愛護なんて頭にないよ」  
 奈良の鹿のことを言ってもというのです。
「環境もね、敵を攻撃する為に出してもね」
「実はだね」
「そんなことはどうでもいい」
「差別さえ出来ればいい」
「自分達が悪と戦うヒーローならいい」
「そうだよ、ヒーローどころかね」 
 その実はというのです。
「悪役だけれどね」
「むしろね」
「連中はそうだよね」
「悪役だよね」
「どう見ても」
「そうだよ、悪役以外のね」
 それこそというのです。
「何でもないよ」
「全くだね」
「傍から見るとね」
「差別ばかりして攻撃的で」
「思いやりもモラルもない」
「暴力的だしね」
「何しろ半グレだからね」
 そのレベルはというのです。
「もうね」
「悪役だよね」
「全くだね」
「ヒーローなんてとんでもない」
「連中はそちらだよ」
「自分を客観視しないからね」
 先生はそれでと言いました。
「自分を客観視することも大事だけれど」
「自分しかないとね」
「それも出来ないね」
「だから自分達が何をしても気付かなくて」
「ヒーロー気取りなんだ」
「そうした本物の愚者もいれば」
 それと共にというのです。
「半グレはヤクザ屋さん以上に悪いからね」
「どんな悪いことをしても平気で」
「愛国なんて嘘っぱち」
「人を騙して利用する為にやっている」
「愛国者のふりをしているね」
「何度も言うけれど半グレは絶対に信じては駄目だよ」
 先生は強い声で皆にお話しました、皆もまさにと頷きます。そうしてそのうえでお茶も楽しんだのですが。
 先生は午後に別の大学のとある国立大学の教授さんとお話するお仕事があってそれでその大学に行ってでした。
 教授さんとお話をしてから神戸の街を歩いたのですが。 
 デモが行われていました、それは反戦デモでしたが何故かです。
「沖縄の基地のこと言ってるし」
「自衛隊批判して」
「ワクチン反対とか」
「原発なくせとか」
「皇室のことも言ってるね」
「中近東の戦争についてだけじゃなくて」
 先生と一緒に国立大学に行った皆はそのデモを見て言いました。
「おかしいね」
「何かね」
「イスラエルを批判するよりもね」
「自衛隊を批判しているよ」
「ワクチンとか原発にも言ってるし」
「おかしいよ」
「日本の皇室のことも」
 皆首を傾げさせています。
「どうもね」
「皇室なくせとか」
「天皇制反対とか言って」
「女系とか女性とか」
「変じゃない?」
「あのデモ」
「そうだね、私もおかしいと思うよ」
 先生もでした。
「反戦と言いつつね」
「イスラエルのことを言ってる筈なのに」
「確かに今のイスラエルはおかしいよ」
「どう見ても一般市民攻撃していて」
「何の関係もない子供まで」
「侵略しているからね」
「そのイスラエルを批判していても」
 それでもというのです。
「それ以上にだね」
「今回何の関係もない自衛隊のことも言って」
「戦争をする国にするなとか」
「自衛隊本当に関係ないし」
「侵略なんてしていないのに」
「しかもね」
 それにでした。
「戦争のこと言ってもね」
「原発とかワクチンとか」
「ワクチン反対ってね」
「政府の陰謀とかないとか」
「副作用とか」
「原発事故で被害が出たとか言っても」
 先生は言いました。
「それは本当か」
「何か変な町長さんが言ったんだよね」
「被爆したとか」
「毎日鼻血出てるとか」
「そこまで酷いって」
「若し本当ならかなり深刻で」
 被爆の度合いがというのです。
「あの人だけで済む筈がないよ」
「そうだよね」
「その地域全体がだよね」
「大変なことになっているし」
「おかしいね」
「そしてワクチンも」
 このこともというのです。
「実はないとか副作用とか言っても」
「あるし」
「感染症が」
「副作用があってもその人それぞれで」
「政府の陰謀とかないよね」
「ないよ、冷静に考えて」 
 それこそと言う先生でした。
「そして皇室はそれ以上に関係ないし」
「おかしなデモだね」
「沖縄の基地も自衛隊の基地とアメリカ軍の基地ごっちゃになってるし」
「変な身なりの人達ばかりだし」
「北朝鮮を刺激するなとも言ってるし」
「おかしいね、そして変な身なりと言ったけれど」
 皆がです。
「確かにね」
「変だよね」
「お年寄りが異常に多くて」
「しかも今平日のお昼なのに普通にいる人達いるし」
「お仕事してるのかな」
「そこも奇妙だね、そして」 
 先生はそのデモ隊と対立している様に旭日旗をそれぞれの手に持って愛国といいますが外国人排斥を叫び練り歩いているデモ隊を見て言いました。
「彼等もソーラー反対とかも言っていて」
「さっきワクチン反対って言ってたね」
「誰かの陰謀だって」
「外国人留学生受け入れも」
「他の国工作員がいるとか」
「彼等は何か初老の人が多いけれど」
 見ればそうです。
「やっぱり平日のお昼だしね、今は」
「おかしいよね」
「お仕事してるのかな」
「何か主張違う様で実は同じことあるし」
「言い様とか仕草とかそっくりで」
「似てるね」
「しかもね」
 先生は皆にさらに言いました。
「戦争反対を叫ぶ人達も品性がない感じでね」
「あっちの愛国の人達もね」
「品性ないね」
「凄く下品な感じがするわ」
「どっちもね」
「戦争反対の人達の中に愚連隊みたいな人もいて」
 そしてです。
「愛国の人達の中には腕に」
「あっ、刺青あるよ」
「変な模様の」
「ヤクザ屋さんだと見えないところに青で桜とか龍とか入れるけれど」
「半グレは黒とかで変な模様入れてね」
「腕とか手首とか首筋とか見える場所に入れるけれど」
「まさにだね」
 丸見えでした。
「見えるね」
「うん、はっきりとね」
「あれは半グレだよ」
「明らかにね」
「日本じゃ普通の人は刺青入れないから」
「ましてや見える場所になんて」
「絶対にじっと見たら駄目だよ」
 先生は注意しました。
「どちらもね」
「一方は愚連隊もう一方は半グレ」
「どっちも危ないからね」
「沖縄の基地の前にもああした人達いたしね」
「じっと見たら因縁つけてくる人達が」
「見てわかるね、彼等は同類なんだ」
 どちらのデモ隊の人達もというのです。
「相反することを言っていて今にも衝突しそうだけれど」
「デモをしつつ睨み合っているね」
「今にも衝突しそうだよ」
「お巡りさん達がいて警戒してね」
「そこまで至らないけれど」
「お巡りさんがいないと暴力に訴えているよ」 
 どちらもというのです。
「だからだよ」
「余計に同じだね」
「どっちも凄く攻撃的で好戦的な口調と態度だし」
「物凄く排他的なこと言って」
「民主的とは全く思えないから」
「そうだよ、彼等の言う通りにしたら」
 両方のデモ隊を見てです、先生は言いました。
「日本は北朝鮮みたいになるよ」
「そうね」
 ダブダブは先生の言葉に頷きました。
「どっちも見て聞いてるとわかるわ」
「同じじゃない」
 まさにと言うポリネシアでした。
「言ってることの内容は」
「正反対の様でいてね」
 それでもとです、ホワイティは言いました。
「同じだね」
「入れ替わっても違和感ないね」
 チーチーは腕を組んで言い切りました。
「彼等が」
「それでどうしていがみ合うのか」
「同類なのにね」 
 チープサイドの家族も思いました。
「握手したらいいのに」
「仲よくしたらね」
「自分達以外は認めないから」
「少しの違いもそうだから」
 オシツオサレツはそれでと頷きました。
「それでだね」
「あそこまでいがみ合うのね」
「極右とか極左とか罵り合っていても」
 トートーも両方を見ています。
「どう見ても同じだけれどね」
「というかどっちも何もかもが汚いね」
 こう言ったのは老馬でした。
「身なりや言葉や行動が」
「品性どころか知性も感じられないよ」
 ガブガブははっきりと言いました。
「罵って暴れるみたいに動いてばかりでね」
「子供に見せられないよ」 
 ジップは心から思いました。
「あんな連中は」
「そう、子供達にはだよ」
 まさにと言う先生でした。
「見せてはいけないよ、あと今旭日旗を持っている人で相手を売国奴と言ったね」
「戦争反対と言う人達にね」
「はっきり言ったね」
「中指立てて」
「相手も中指を立ててるけれど」
「あの行為もしてはいけないけれど」
 絶対にというのです。
「旭日旗の彼等の中にも他の国の何番目かの州になりたいって言った人いるしね」
「日本がね」
「その国の大統領に憧れて」
「汚職と性犯罪と弾圧と戦争と恫喝ばかりのね」
「それでいて自分の国の経済を滅茶苦茶にしている」
「罵倒と脅迫と嘲笑と嘘しか言わない人に」
「喧嘩は同じレベル同士でしか起こらなくて」 
 それでというのです。
「しかもね」
「同じレベの相手しか崇拝しない」
「そして本物のプライドなんてないから」
「日本をその国の何番目かの州にしたいって言うね」
「そうだね」
「そんなこと言う人に愛国心なんてないよ」
 先生は強く言いました、今は皆とラテン語でお話していますがどちらのデモ隊も日本語すら非常に怪しいしラテン語は聞いたこともないのでわかる筈がありません。
「プライドも羞恥心もね」
「ないね」
「ちょっとでもあれば言わないね」
「愛国心やプライドや羞恥心が」
「人並にあればね」
「考えた時点で」
 それこそというのです。
「愛国者なんてとんでもない」
「売国奴だね」
「他の人を売国奴と罵っても」
「自分達こそがだね」
「売国奴だね」
「もうその人の言うことは一切聞いてはいけない」
 絶対にというのです。
「人や生きものですらない」
「餓鬼だね」
「まさに」
「文字通りの」
「そんな輩だね」
「まさに餓鬼で」
 そうであってというのです。
「何があっても信じていけない許してはいけない」
「否定すべきで」
「軽蔑するしかないね」
「そんなレベルだね」
「そうだよ、そしてそんな輩と肩を並べるなら」
 先生は言いました。
「同類だよ」
「醜いね」
「愛国どころか売国だなんて」
「道理で半グレと一緒にいる筈だよ」
「犯罪者とね」
「あちらのデモ隊も前科者でも平気だしね」
 先生は戦争反対の人達も見て言いました。
「そもそも基地の前って公道でね」
「公の場所でね」
「テントまで張って暮らしていい場所じゃないね」
「それで自衛隊の活動邪魔するって公務執行妨害だし」
「許したらいけないね」
「沖縄の知事さんが放置していても」
 それでもというのです。
「犯罪だからね」
「そうした意味で半グレと同じだね」
「基地の前にいる人達も」
「犯罪をしている時点で」
「そうだね」
「そうだよ、犯罪者それも何も反省していない手合いを受け入れるなら」
 自分達にというのです。
「自分達もだよ」
「同じだね」
「同類だね」
「同じレベルだね」
「それこそ」
「そうだよ、彼等は同類で」
 それでというのです。
「どちらも否定してね」
「その間違いを指摘して」
「若し犯罪に訴えようとしたら」
「その時はだね」
「通報してね」
 そうしてというのです。
「法律で対処すべきだよ」
「彼等はどう思っていても法律あるしね」
「知事さんが対処しなくても」
「知事さんは選挙で代わるし」
「だからだね」
「そう、もうね」
 それこそというのです。
「暴力、犯罪には法律でだよ」
「対処すべきだね」
「先生はそうするね」
「犯罪には法律だね」
「ああした連中にも」
「そう、そしてね」
 それでというのです。 
「私もそうした考えだよ」
「先生はそうだね」
「紳士で法律やルールは絶対に守るし」
「偏見も否定しているしね」
「暴力だって」
「だから何があってもね」
 それこそというのです。
「法律で対するよ」
「そして論理で」
「そうしたもので対するね」
「ああした連中には」
「そうしていくよ、じゃあお家に帰ろう」
 この時は穏やかに言った先生でした、そうしてお家に帰るとすぐに王子が執事さんと一緒に先生のお家に来ました。
 それで、です。王子は先生に言いました。
「お肉買ってきたよ」
「お肉?」
「焼肉のね」
「あっ、丁度いいね」
 トミーが往時のお話を聞いて笑顔で言いました。
「実は生野菜とキムチが安くてね」
「買ってきたんだ」
「そうだったんだ」
「お肉に生野菜があるといいね」
「口なおしにね」
「それにね」
 そうであってというのです。
「キムチもあるから」
「焼肉にはキムチだね」
「丁度いいよ」
「じゃあ焼肉でいいね」
「今日のおかずは卵料理のつもりだったけえど」
「卵はまだ日があるね」
「そうなんだ」
 王子に笑顔で答えました。
「だから今日はね」
「焼肉にするね」
「皆で食べよう」
「そうしようね」
「そしてね」
 それにと言うトミーでした。
「冷麺もあるし」
「そうなんだ」
「こちらは保存が利いてね」
「また何時か作ろうって思っていたんだ」
「けれど焼肉なら」
「冷麺も焼肉に合うしね」
「それも作るね」
 そうするというのです。
「是非ね」
「じゃあ冷麺もね」
「デザートはアイスクリームもあるから」
 こちらもというのです。
「皆で食べよう」
「執事さんも入れてね」
「楽しみです」
 執事さんも笑顔で応えました。
「では今宵は」
「皆で食べよう」
「お肉は沢山ありますし」
「いいね。じゃあお酒もあるし」
 先生もにこりと笑って言ってきました。
「それじゃあね」
「今から準備して」
「食べよう」
「そして飲もうね、お酒は色々あるよ」
 お家にとです、先生は王子にお話しました。
「ビールもワインもね」
「日本酒もあるかな」
「あるよ」
 そうだというのです。
「焼酎もね」
「そうなんだね」
「王子はどのお酒がいいかな」
「日本酒がいいね」
 王子は笑顔で答えました。
「今夜は」
「そちらだね」
「うん、いいよね」
「いいよ、私も日本酒にするよ」
「先生もなんだ」
「色々な国のお酒を楽しむ」  
 先生は微笑んでお話しました。
「それもだよ」
「多くの文化を受け入れることだね」
「そうだよ、実は昨日桂花陳酒を飲んだんだ」
「中国のお酒だね」
「こちらもね」
 このお酒もというのです。
「美味しいしね」
「いいよね、僕も好きだよ」
「多文化の共存は無理か」
「可能だね」
「そうだよ、ただね」
「ただ?」
「そう言って差別を煽る輩とはね」  
 どうかといいますと。
「絶対にだよ」
「共存は出来ないね」
「そう言って悪いことしかしないからね」
「共存は無理だね」
「邪悪な輩こそだよ」
「共存出来ないね」
「普通の人達はね」
 絶対にというのです。
「もうね」
「出来なくて」
「そう言う輩を見たら」
「その輩こそだね」
「警戒して悪事を暴いて」
 そうしてというのです。
「法の裁きを受ける」
「そうすることだね」
「そうしないとだよ」
「害毒を垂れ流し迷惑を撒き散らすね」
「絶対にね」
 間違いなくというのです。
「そうするからね」
「だからだね」
「そうした輩こそだよ」
「共存は無理だね」
「世の中は善良な人達の為にあるんだ」
「根っからの悪人の為にはないね」
「だからね」
 そうであるからだというのです。
「そうした輩こそだよ」
「許さない」
「絶対にね」
 まさにというのです。
「そうすることだよ」
「それがあるべき姿だね」
「そして」 
 それでというのです。
「今はね」
「うん、焼肉食べよう」
「皆でね、鉄板を出してね」
 そうしてというのです。
「それで焼きながら」
「食べようね」
「生野菜とキムチもね」
 トミーが言ったそうしたものもというのです。
「出して冷麺もね」
「今から作ります」
 トミーが言ってきました。
「皆の分を」
「そのうえでだよ」
「お酒も出して」
「そして最後はね」
「アイスですね」
「そちらをいただくよ」
「そうされますね」
「そしてね」
 アイスまで食べてというのです。
「そのうえでね」
「今夜は休まれますね」
「お風呂に入ったし」
 そちらはもう済ませたのでというのです。
「後は本を読んで」
「そうしてですね」
「そしてね」 
 そのうえでというのです。
「寝るよ」
「そうされますね」
「昔は幾らでも徹夜したけれどね」
「今は違いますね」
「やっぱり徹夜するとね」 
 そうすると、というのです。
「身体に悪いからね」
「どうしてもですね」
「だからね」
「先生今はよく寝られますね」
「夜は寝て」
 そうしてというのです。
「そしてね」
「朝に起きられて」
「またね」
「学ばれますね」
「そうするよ、だからね」 
 それでというのです。
「今夜もね」
「寝られますね」
「十二時になったら」
 この時間になればというのです。
「そうなったらね」
「寝られますね」
「そうするよ」
 笑顔で言ってでした。
 先生は晩ご飯とお酒を楽しみました、そのうえで本も読んで自分で言った通り十二時になると寝ました。そしてまた学問を楽しむのでした。








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