『ドリトル先生と奈良の鹿』




               第一幕  おかしな政治家

 先生は今八条学園の動物園にいます、定期的に来て動物園にいる皆のお話を聞いているのです。勿論一緒に暮らしている生きもの達も一緒です。
「こうして来てね」
「皆のお話を聞かないとね」
「体調はどうか困ったことはないか」
「何かとね」
「そう、私は生きものの皆の言葉がわかるからね」
 先生は皆にそれでとお話します。
「それでだよ」
「動物園に入園してね」
「それも定期的に」
「それで聞いてね」
「状況を確認しているね」
「そうして動物園の人達にもお話しているよ」 
 動物園の生きもの達の状況をというのです。
「お話がわかるということはね」
「重要だよね」
「本当にね」
「人間だけじゃなくてね」
「生きものもね」
「そうだよね」
「だからね」 
 それでというのだ。
「有り難いと思っているよ」
「全くだね」
「先生の特技の一つだね」
「色々な生きものの言葉がわかることは」
「本当にね」
「象やライオン、キリンの言葉がわかって」
 そうしてというのだ。
「鹿の言葉もね」
「わかるよね」
「それで鹿ともお話出来るね」
「日本の鹿ともね」
「そうだよね」
「そう、鹿もね」
 この生きものもというのだ。
「言語があってね」
「日本の鹿はニホンジカだね」
「北海道はエゾシカで」
「亜種なんだよね」
「同じ仲間だよね」
「そうだよ、北海道にいる生きものはね」
 彼等はといいますと。
「本州、四国、九州とね」
「北海道は少し違うね」
「同じ日本でもね」
「北海道の生きものは亜種になるのよね」
「鹿もそうでね」
「狐や狸も」
「熊が一番違っていて」 
 それでというのです。
「本州等ではツキノワグマでね」
「北海道はヒグマ」
「そうなっているね」
「そうだよ、そして」
 そうであってというのです。
「鹿もそうでね」
「エゾシカだね」
「エゾシカの方が大きいんだよね」
「亜種でもね」
「そうだよ、そこが違って」 
 それでというのです。
「学んでみると面白いよ」
「そうだよね」
「日本の鹿もね」
「本州と北海道の違いもあって」
「それでね」
「そう、そして」
 それでというのです。
「鹿ともね」
「お話するね」
「この動物園で」
「そうするね」
「必ずね」 
 笑顔で言ってでした。
 先生は動物園のあらゆる生きものとお話しました、象やライオンだけでなく色々な生きものとです。そして鹿ともお話しましたが。
 ニホンシカもいます、そのニホンジカの若い雄が先生に言いました。
「僕達は何もないけれど」
「君達はだね」
「けれど最近嫌なことを聞くよ」
「嫌なこと?」
「奈良県、公園があるよね」
「奈良?奈良公園かな」 
 先生は奈良県の公園と聞いて言いました。
「あの公園かな」
「そう、奈良公園ではね」
 そこではというのです。
「何か鹿をいじめている人がいるとか言って」
「ああ、あのお話だね」
 先生は眉を顰めさせて応えました。
「外国の観光客の人達がね」
「実際はないんだよね」
「ないよ、そうしたことは」
 先生はきっぱりと言いました。
「実はね」
「そうだよね」
「そしてね」
 それでというのです。
「そうしたことがあるってね」
「言ってだよね」
「呼ばれもしていないのにね」
 そうであってもというのです。
「パトロールに来た人がいるんだ」
「それで外国の人達を攻撃しているんだね」
「嘘で差別を煽ってね」
「そのお話を聞いてなんだ」
 鹿は先生に言いました。
「嫌な思いをしているよ」
「あのお話が君達にも届いていたんだ」
「そうなんだ」
 こう言うのでした。
「それで物凄く嫌に思ってるよ」
「そうなのね」
「そう、そして」   
 それでというのです。
「何とかして欲しいよ」
「とんでもないことだね」
「大体その人何なのかな」
 鹿は首を傾げさせました。
「パトロールに来た人は」
「そうして差別を煽っているんだよね」
「そうなんだ、現在進行形でね」
「悪い人かな」
「間違いなくね」
 先生は断言しました。
「あの人はそうだよ」
「先生もそう思うんだね」
「嘘を吐いて差別を煽るなんてね」
 そうした行為はといいますと。
「二重にだよ」
「やってはいけないことだね」
「嘘は駄目だし」 
 それにというのです。
「差別を煽ることもね」
「駄目だよね」
「そんなことは絶対にしてはいけないし」 
 そうであってというのです。
「許してもね」
「いけないね」
「人としてね、この兵庫県にもそんな人が出たけれど」
「とんでもない悪人だったね」
「悪人も色々なタイプがあるけれど」 
 それでもというのです。
「嘘を吐いて差別を煽って自分が利益を得るなんてね」
「最悪の悪人かな」
「最も卑怯で下劣で汚い悪人の一つだよ」
「そうなんだね」
「こんな悪人は許したらいけないし」
 絶対にというのです。
「そのお話を信じてもね」
「駄目だね」
「実際奈良公園ではそうしたことはないんだ」
「外国の人達が僕達をいじめることも」
「それをあるって言ってね」
 そうしてというのです。
「ゴミが捨てられていたと言っても」
「それもだね」
「自作自演だってね」 
 それでというのです。
「見破られているよ」
「自分が持っていたゴミをなんだ」
「外国の人達が捨てたってね」
 観光客の人達がというのです。
「言っていたんだ」
「本当に卑怯だね」
「そう、だからああした人達はね」
「絶対に許したらいけないね」
「嘘を指摘する」 
 その嘘を見破ってというのです。
「それがだよ」
「すべきことだね」
「そうだよ」
 こうお話します、そして動物園の皆のお話を聞いて園長先生にお話してから大学の研究室に戻りました。
 ですが研究室に戻ると皆に言われました。
「ニホンジカのお兄さんのお話だけれど」
「若い雄のね」
「あのお話僕達も聞いているけれど」
「最低だね」
「人間としてね」
「人間の底を抜けたね」
 先生はミルクティーを飲みつつ言いました。
「あまりにも最低そして最悪な」
「行いだよね」
「鹿のことを利用してるだけじゃない」
「嘘で差別を煽ってね」
「自分がいい目を見るなんて」
「何処にもそんな悪人がいて」
 そうであってというのです。
「日本もだよ」
「何処でもいるね、あんな悪人は」
「全くよね」 
 チープサイドの家族も嫌そうに言います。
「イギリスにもいて」
「アメリカもだけれど」
「あれだよ」
 トートーは言いました。
「ナチスやソ連と同じだよ」
「そうそう、あんな連中は」
 まさにと言うポリネシアでした。
「ナチスやソ連と同じよ」
「そういえばああした連中ってナチス好きだね」
 実費はこのことを指摘しました。
「同類ってことだね」
「もうね」
 それこそと言うガブガブでした。
「そんな連中が大手を振って歩くなんて酷過ぎるよ」
「害毒を撒き散らす」
「そうなっているよ」
 オシツオサレツも怒っています。
「日本でもね」
「兵庫県でも奈良県でも」
「本当にああした悪人は許せないわ」
 ダブダブも怒って言います。
「何があってもね」
「それでどんな酷いことが怒ってもいいんだね」
 ホワイティはこのことを察しました。
「嘘と差別によって」
「自分が言い目を見るなら何があってもいい」
 老馬は思いました。
「自己中心もそこまでいくと最悪だよ」
「そんな悪人は成敗しないと」
 ジップは本気で言いました。
「何があってもね」
「そうだね」 
 チーチーも言います。
「反省しないことは目に見えてるし」
「法律でね、若しリンチを行うなら」
 先生は皆にお話しました。
「彼等と同じだよ」
「嘘で差別を煽る」
「そしていい目を見る」
「そうした悪人と同じだね」
「まさに」
「パトロール、そして自警団の様なことをしても」
 そうしてもというのです。
「よくないんだよ」
「実はね」
「それが嘘に基づくなら尚更だけれど」
「先生いつも言ってるね」
「自警団はない方がいいって」
「警察があるならね」 
 この組織がというのです。
「それならだよ」
「警察に任せる」
「通報して」
「それがいいんだよね」
「そうだね」
「そうだよ、警察は法律のコントロールの下にあるね」
 先生は警察のお話をします。
「だからいいんだよ」
「法律が警察を動かすから」
「法治だね」
「だからいいんだね」
「警察はね」
「そうだよ、けれどね」
 警察はそうであるがというのです。
「自警団は違うからね」
「法律のコントロールが効かないから」
「若し勘違いするとね」
「そこからおかしくなるね」
「そうなるね」
「マフィアのルーツの一つに自警団があるから」 
 だからだというのです。
「よくないんだ」
「そうだね」
「奈良公園だってね」
「一時期本当に自警団みたいなのが出て来て」
「とんでもないことになったね」
「今お話している人のせいでね、何しろ」
 先生はとても嫌そうにお話しました。
「腕に刺青、見える場所に入れていたんだよ」
「そうだよね」
「日本でそうした人って碌な人じゃないよ」
「見える場所に刺青あったらまともなお仕事に就けないから」
「絶対にね」
「所謂半グレがね」
 そうした人がというのです。
「来ていたしね」
「半グレが自警団にいたら」
「もう絶対に駄目だよ」
「半グレって悪いことするに決まってるのに」
「悪いことをして生きているから」
「そう、最近日本で愛国を言う人達にはね」
 その彼等にはというのです。
「明らかに半グレが入っているよ」
「その時点で危険ね」
「日本のそうしたことを言う人達って」
「半グレが入っているなら」
「ヤクザ屋さんより酷いね」
「ヤクザ屋さんは刺青は見せないね」
 この人達はというのです。
「お風呂場でもないとね」
「お風呂場は裸になるからね」
「仕方ないね」
「けれどヤクザ屋さんって刺青を背中とかに入れて」
「それで見せないね」
「そうするからね」
 だからだというのです。
「大きな特徴なんだ」
「刺青って日本じゃアウトローの証で」
「自分達をアウトローって自覚していて」
「悪いことをしているって自覚していて」
「気遣ってもいるんだ」
「普通の人達を」
「あの人達なりにね、ヤクザ屋さんは悪い人達でも」 
 そうであってもというのです。
「それを自覚してね」
「見せないだけのものがある」
「刺青にしても」
「そこが違うね」
「半グレとは」
「半グレはもう見せているけれど」
 刺青をというのです。
「もうそれはね」
「悪いことをしていても隠さない」
「その表れだね」
「居直っている」
「そこが違うね」
「そうだよ、だから彼等はね」
 半グレはというのです。
「極めて悪質で危険で」
「その半グレがいるなら」
「関わったら駄目だね」
「近寄ってもいけないし」
「お話を聞いても駄目だね」
「デモをしていても」  
 その時もというのです。
「言いがかりつけて集団で絡んでくるしね」
「それって犯罪者じゃない」
「どう見ても」
「愛国って言いながら」
「犯罪者なんだ」
「その彼にしても」
 奈良県で問題になっているその人もというのです。
「元々迷惑系でね」
「インターネットでね」
「酷いことして注目されて」
「それで動画の視聴数稼いで」
「広告収入で生きていたんだね」
「それで前科が六つもついた」
 そうなったというのです。
「もうその時点でね」
「胡散臭いね」
「そうした人だね」
「前科六犯の」
「元迷惑系の」
「しかもそんな人が呼ばれもしないで来て」
 奈良県にというのです。
「嘘を吐いて差別を煽るなら」
「もう何かある」
「悪い思惑が」
「そうだって思っていいね」
「完全に」
「そうだよ、どんな人でも言っていることを確かめて」
 本当かどうかというのです。
「信じるかそうでないかを決めるべきでも」
「いきなりね」
「そんな人の言うこと鵜呑みにするなんて」
「どうかしているね」
「信じる人も」
「外国の人達への反感があっても」
 それでもというのだ。
「差別はいいか」
「駄目だよ」
「自分達が差別されたらどうかな」
「そのことを考えたらいいよ」
「実際にね」
「私だって差別される可能性はあるんだよ」
 先生はきっぱりと言いました。
「太っているとね」
「体型でね」
「体型で差別されることもあるからね」
「民族や人種や宗教だけでなく」
「身体のことでもね」
「誰だって差別される可能性はあるんだ」
 そうだというのです。
「そう考えるとね」
「差別はしないことだね」
「絶対に」
「何があってもね」
「しないことだね」
「そうだよ、どの国にも差別があって」
 それでと言う先生でした。
「イギリスも複雑だったね」
「そうだよね」
「今もね」
「イギリスって四国に分かれているからね」
「イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドに」
「それに宗教もあるし」
「国教会とカトリックが」
 皆も言います。
「そっちの差別もあるしね」
「四つの国の間でも」
「しかも貴族と平民の階級もあるよ」
「資本家と労働者」
「そしてイギリス以外の国の人達」
「物凄く複雑だね」
「そうしたことを見ても」
 先生は眉を曇らせて言いました。
「まず大事なことはね」
「偏見をなくす」
「差別の元の」
「そうしないとね」
「駄目だね」
「学べばわかるよ」
 そうすればというのです。
「人は全く変わらないんだ」
「民族や国家、人種でね」
「信仰や階級でもね」
「そうしたことで変わらないね」
「その人は決まらないわ」
「そうだよ、決まるのは」
 人がというのです。
「その人がどうかだよ」
「全くだね」
「その通りだよ」
「先生はそうしたことがわかっているね」
「それもかなりね」
「そうでありたいよ、半グレが立派な人かな」
 先生は皆に尋ねました。
「果たして」
「そんな筈ないよ」
「最低最悪の人達だよ」
「悪いことをして生きている」
「とんでもない人達だよ」
「そうだよ、ああした人達こそ問題で」
 先生はまさにとお話しました。
「嘘で差別を煽る人もね」
「最低だね」
「むしろそうした人達が問題で」
「それでだね」
「そうした人達こそ批判しないとね」
「駄目だよ、しかし」
 ここで先制はこうも言いました。
「奈良の鹿で煽っているあの人は卑しいね」
「物凄く悪くてね」
「卑怯で卑劣でね」
「下劣で下品で」
「最低最悪な人ね」
「兵庫のあの人と同じだよ」 
 まさにというのです。
「悪の中でもとりわけ醜い」
「そんな悪だね」
「何かもう人間ですらないね」
「生きものでも」
「そこまでだね」
「餓鬼だよ」 
 こうまで言う先生でした。
「ああなるとね」
「全くだね」
「奈良にも餓鬼道に堕ちた人がいるね」
「残念なことに」
「そうなっているね」
「その通りだよ」
 こう言う先生でした、兎角です。
 先生は今の奈良県の状況について深く憂いていました、そしてお家に帰っても王子が来ていて言われたのでした。
「僕今度奈良県に行くんだ」
「知事さんに招かれてだね」
「そうだよ、歴史も学ぶしね」 
 その為にもというのです。
「奈良市にね」
「その奈良市なんだよ」
 先生は眉を顰めさせてお話しました。
「その人がいるのはね」
「政治家としてだね」
「そうだよ、もう公園は大変なことになっていて」
 その人のせいでというのです。
「とても嫌な感じだよ」
「あの、不思議なんだけれど」
 ここで言ったのはガブガブでした。
「何でその人政治家になってるの?」
「急に奈良県に来たんだよね」
「そうよね」
 チープサイドの家族もお話します。
「縁もゆかりもないのに」
「それでもなったんだ」
「選挙に出たのはわかるけれど」
 トートーは首を傾げさせました。
「当選したんだ」
「あんな人に投票する人いるんだ」
 チーチーは目を丸くさせて言います。
「兵庫県と同じだね」
「あんなことが何度も起こるなんて」
 ダブダブは眉をしかめて言いました。
「とんでもないわね」
「考えて投票していないの?」
 ポリネシアは怒っています。
「兵庫の人達も奈良の人達も」
「見てわかるよ」
「それも簡単に」
 オシツオサレツは二つの頭で言います。
「ああした人達がどんな人達か」
「嘘吐きで偏見の塊だって」
「若しあんな人達に騙されるなら」
 それならと言うジップでした。
「何も考えていないかああした連中と同じ偏見の塊かな」
「騙されているにしても罪は重いよ」
 ホワイティはきっぱりと言いました。
「あんな人達に騙されるなんて」
「全くだよ」 
 老馬はホワイティの言葉に頷きました。
「ちゃんと見て考えて投票しないとね」
「そこが怖いところなんだ」
 先生は皆にお話しました。
「民主主義はね」
「何も考えないで投票したら」
「とんでもない人が当選する」
「そしてとんでもないことをする」
「そうなるんだね」
「そうだよ、だからね」
 そうなるからだというのです。
「考えないとね、兵庫県はあの人に煽られて騙されて」
「再選になったね」
「あれは酷かったね」
「呼ばれもしないのに出て来てね」
「煽ってね」
「人も死なせて」
「それでまだ嘘を吐いて死んだ人を嘲笑していたね」
 先生は怒った顔で言いました。
「世界中から人が集まっている八条学園にも言ってきたし」
「外国人は出て行けとか」
「わざわざやって来て」
「それで言ったね」
「私も対したけれど」
 その輩と、というのです。
「逮捕されてよかったよ」
「全くだよ」
「邪悪と言うならあんな奴のことを言うんだよ」
「それも吐き気を催す様な」
「とんでもない邪悪だよ」
「捕まって法律の裁きを受けてね」
 そうなってというのです。
「彼の間違いが日本中に知れ渡ってね」
「ああした考えがなくなることだね」
「人々が間違いに気付いて」
「そして差別の過ちに気付く」
「そうなることね」
「そうだよ、奈良の人達も間違えたけれど」 
 そうなったけれど、というのです。
「そのことを自覚して反省してね」
「そしてだね」
「二度と間違えない」
「それが大事だね」
「全くだね、ただアメリカとか見ていると」
 王子は言いました。
「何度も間違える人もいるね」
「そうした人でも一度痛い目に遭えば大抵はわかるよ」
 先生は王子にも答えました。
「そうなればね」
「自分がだね」
「身を以てね」 
 そうしてというのです。
「わかるんだ」
「そうなるんだね」
「それで間違いを正すのも」 
 それもというのです。
「民主主義だよ」
「自分が痛い目に遭って反省することも」
「それで国家が傾いてもね」
「同じだね」
「そこでやり直す」
「それが民主主義だね」
「人は間違えるもので」 
 そうであってというのです。
「その間違いを痛い目を見てわかってね」
「やりなおすものなんだ」
「だからアメリカの人達もね」
「これからだね」
「そうなっていくよ」
「自分達の間違いを正すんだ」
「そうだよ、ただね」
 ここで先生はまた怒った顔になって言いました。
「本物の悪人は何があっても変わらないよ」
「悪いことを続けるね」
「そうだよ、決してね」
 それこそというのです。
「反省してね」
「行いを正すなんてしないね」
「兵庫のあの人がそんなことをするかな」
「有り得ないね」
 王子はきっぱりと言いました。
「あいつはもう純粋なね」
「悪人だね」
「とんでもなく邪悪な」
「自分だけの為にどんな嘘も吐くね」
「そしてどんな悪いこともするね」
「正真正銘の悪人だからね」 
 それでというのです。
「何があってもだよ」
「反省しないで」
「生きている限りだよ」
 それこそというのです。
「悪事を続けるよ」
「そして奈良の奴もだね」
「心を入れ替えたなんてとんでもない」
 口でそう言っていてもです。
「その性根は全くだよ」
「変わっていないね」
「弱いものいじめをしてモラルも品性もないね」
 そうしたというのです。
「羞恥心はなくて平気で嘘を言って誰でも利用して」
「自分だけがいい目を見たいだけの」
「正真正銘の悪人だよ」
「何があっても変わらない」
「心が人や生きものだから変われるんだ」  
 先生は強い声で言いました。
「しかし仏教で言う餓鬼にまで堕ちるとね」
「変わらないね」
「もうあのシェークスピアさんが驚く様な」
 そこまでのというのです。
「卑しい悪人、餓鬼になるとだよ」
「変われないね」
「餓鬼になるというのはそういうことだよ」
「とんでもなく卑しくて下劣で醜い悪人になる」
「そうなったらね」
「悪人のままだね」
「誰が何をしても救えないんだ」 
 餓鬼はというのです。
「それこそね」
「とんでもない存在だね」
「そうだよ」
 まさにというのです。
「それが餓鬼なんだ」
「何をしても変わらない」
「そうだよ、だからね」
「もう許してはいけないね」
「許しても同じことを繰り返すよ」
「悪事をだね」
「むしろ自分を捕まえたとか恨んで」 
 そうしてというのです。
「仕返しをしてくるよ」
「そうした連中だね」
「勿論助けてもね」
「恩に感じることはないね」
「人は利用するだけだから」
 そうした輩だからだというのです。
「本当にね」
「感謝もしないね」
「一切の徳分を持たない」
 人としてのというのです。
「そうした相手だよ」
「どうしようもないんだね」
「そうだよ、だからね」
 それでというのです。
「彼等はね」
「やっつけるしかないね」
「徹底的にね、奈良県についても同じだよ」
「いい場所なのにね、奈良県って」
「いい場所でも極悪人がいれば」
 そうなればというのです。
「よくないよ」
「全くだね」
「実は奈良県も前から問題があるしね」
「何処でも問題はあるね」
「そう、それでね」
 そうであってというのです。
「学校の先生が酷いんだ」
「そうなんだ」
「普通に誰もわからない授業を長年やっていて進歩しない」
「ものを教える能力がなくて努力もしないんだ」
「そんな本物の無能がいたりね」
 奈良県の学校の先生にはというのです。
「生徒さんを床の上で背負い投げにする様な先生がいるんだ」
「それって暴力じゃない」
「それもとんでもない」
「それ下手したら死ぬわよ」
「殺人未遂?」
「そんなことする先生がいるんだ」
「奈良県にはね、それでお咎めなしだよ」 
 そのお話に驚いている生きものの皆にお話します。
「奈良県にはね」
「問題だね」
「それもかなりの」
「深刻な問題だよ」
「とても」
「そうしたこともあってね」 
 それでというのです。
「奈良県も問題はあったよ」
「前からだね」
「そうだったんだね」
「とてもいい場所だけれど」
「問題はあったんだ」
「けれど今の事態は最悪だよ」
 そうだというのです。
「嘘を吐いて差別を煽る輩が大手を振って歩いているなんてね」
「政治家になってね」
「もうこんな酷いことないよ」
「絶対に許したらいけないわ」
「何があってもね」
「そう、だからね」
 それでというのです。
「何としてもだよ」
「辞めさせないといけないね」
「嘘吐きの差別主義者なんて」
「それによって自分がいい目を見ようとする奴なんて」
「絶対に」
「そう思うよ」 
 強く言う先生でした。
「外国の人達が問題じゃないんだ」
「そうした輩こそですね」 
 ここでトミーが晩ご飯を持って来ながら言ってきました。
「問題なのは」
「そうだよ」
 先生はまさにと答えました。
「本当にね」
「そうですよね」
「不思議とね」
 先生は言いました。
「ああした人達は白人は差別しないんだ」
「そうですね」 
 トミーも言われてはっとなりました。
「外国人は出て行けと言っても」
「アジア系やアフリカ系、ムスリムの人達には言ってもね」
「最近やけにイスラム教攻撃する人いますね」
「異文化との共存は無理と言ってもね」
「奈良のあの人も」
「そう言ってクリスマスにはサンタさんの格好になって」
 そうしてというのです。
「結婚式も欧風だよ」
「日本じゃなくて」
「これでわかるよ」
「はい、明らかな人種差別主義者ですね」 
 トミーはきっぱりと言いました。
「白人至上主義の」
「日本人だからアジア系でもね」
「白人至上主義ですね」
「そうした相当おかしな」
「人種差別主義者ですね」
「それが彼等の正体だよ」  
 そうだというのです。
「家畜人という言葉があるけれど」
「そうした小説ありましたね」
「彼等はね」
「まさにその家畜人ですね」
「偉くとも何ともない、誇りもない」
「アジア系なのに白人至上主義の」
「歪んだクー=クラックス=クランだよ」
 先生は断言しました。
「あの白人至上主義の団体だよ」
「暴力を肯定した」
「そうだよ」
 まさにというのです。
「とんでもない団体だけれどね」
「今もありますね」
「その彼等なんだよ」
「しかも歪んだ」
「白人の何が偉いんだい?」
 先生はちゃぶ台の上にお椀やお皿それにおかずを置いていくトミーにお話します、皆でそれをお手伝いしていて先生もしています。
「一体ね」
「偉くないですよね」
「そうだよ、同じ人間だよ」
「そうですね」
「知能指数を見るといいよ」 
 それをというのです。
「彼等は頭の出来を言うけれど」
「実はアジア系の国家の方が白人の国より高いですね」
「国家での平均知能指数を見るとね」
「そうですね」
「アメリカでも統計を取るとね」
 そうすると、というのです。
「アジア系アメリカ人が一番知能指数が高いんだ」
「そうなっていますね」
「そしてスポーツを見ると」
 そちらをというのです。
「アフリカ系の人達は凄いね」
「そうだよね」
「そして知能指数やスポーツ、他のどんなことでもね」 
 先生は食器を用意しながらお話します。
「その人の努力次第でだよ」
「どうにもなりますね」
「そうしたものなんだ」 
 こうお話します。
「生活とかね」
「その程度ですね」
「そんなものだからね」
「何でもないですね」
「そうだよ、そして矛盾するけれど」
 それでもというのです。
「彼等は実はその白人も見下しているよ」
「自分達こそですね」
「言うなら日本人至上主義なんだ」
「本当にクー=クラックス=クランですね」
「そうだよ、キリスト教も見下しているんだ」
 この宗教もというのです。
「もっと言えば信仰心なんてね」
「ないですね」
「そんなものはね」
「自分だけで」
「しかしその日本人至上主義も」
 それもというのです。
「彼等を見るとどうかな」
「わかりますね」
「そうだよ」 
 これがというのです。
「彼等に知性はあるかな」
「全くないですね」
「知識も教養も品性もね」
「何もないですね」
「全く何の努力もしていない」
 そうだというのです。
「何も知ろうとしないで学ぼうともしない」
「いい人とお付き合いもしていないですね」
「そうした連中だよ」
「半グレと同じですね」
「そうだよ、半グレが日本人凄いと言っても」 
 そうしてもというのです。
「何がいいのかな」
「貴方は立派じゃないって言えますね」
「そうだよ、日本人が凄いと言っても」
「それが間違いだとですね」
「彼等自身が立証しているんだ」
「全く優秀でない人達が言うので」
「大谷翔平選手が何故凄いか」
 この人がというのです。
「それはね」
「あの人がいつも努力しているからですね」
「そして自分自身を磨いているからね」
 だからだというのです。
「立派なんだ」
「そうですね」
「若しもだよ」
 先生は確かな声で言いました。
「大谷選手が日本人でないとしても」
「凄いですね」
「そうだよ、大谷選手みたいな活躍が出来れば」
「国籍、民族、人種、宗教は関係ないですね」
「お仕事もね、しかしね」
「しかし?」
「普通に働くなり世の中にいれば」
 先生はトミーにお話しました。
「それだけで何かとわかるよ」
「世の中が」
「そうなってね」
「差別が間違っているってわかりますね」
「その筈だよ」
 こうお話するのでした。
「考えてみるとね」
「そうですね、確かに僕達が通っている八条学園は世界中から人が来まして」
 トミーは自分達が通っているその学園のことを思いつつお話します。
「色々な人と出会ってわかりますが」
「今の日本もそうだね」
「世界中から人が来てですね」
「よくわかるよ」
「差別が間違っているって」
「外国人のマナーが悪いと言う人はね」
「奈良のあの人も言いますね」 
 先生に答えました。
「そうですね」
「けれどそれを言うとね」
「日本人もですね」
「よく見るね、マナーの悪い人は」
「日本人でも」
「そして人にそう言う人こそだよ」
 先生は眉を顰めさせてお話しました。
「自分のマナーはね」
「悪いですね」
「そうしたものだよ」
「自分は、ですね」
「大体今お話している人なんて」
 どうかといいますと。
「元々迷惑系でマナーなんてね」
「碌でもないですね」
「心を入れ替えたといっても」
 口ではです。
「嘘で差別を撒き散らして物凄く柄の悪いね」
「マナーなんてないですね」
「反社会的人物と変わらないよ」
「論外ですね」
「全く以てね」
 こうお話します、そのうえで晩ご飯を食べます。先生もトミーも王子もちゃんとマナーを守って食べました。








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