『ドリトル先生と月から来た猫』
第十一幕 ならず者達との対決
先生はこの日研究室に入るとまずはミルクティーを飲みました、そうして一緒にいる皆にこう言うのでした。
「絶対に我を忘れない」
「冷静にだね」
「相手の言うことに反論するね」
「そうしていくね」
「先生としては」
「そうするよ、そして学園側も言ってるよ」
先生だけでなくです。
「彼等を前にしても冷静かつ理知的にね」
「見る」
「そうして先生のお話を聞く」
「そうするんだね」
「我を忘れずに」
「そう、そしてね」
そうしてというのです。
「彼等が幾ら騒いで暴れてもね」
「自分達は騒がない」
「そうして暴れない」
「周りは警備員が抑えているし」
「それでだね」
「そうするんだ、そしてね」
そのうえでというのです。
「彼等が暴れてもね」
「警備員の人達がいるからね」
「あの人達が護ってくれるね」
「連中が何かしたら捕まえるね」
「お巡りさん達も呼ぶし」
「何度も言うけれど暴力には暴力じゃないんだ」
決してというのです。
「理性、何よりもね」
「法律だね」
「法律で向かうね」
「そうすることだね」
「人間として」
「そうするんだ、私もね」
先生ご自身もというのです。
「今こうして紅茶を飲んでね」
「冷静でいる様にしているね」
「先生いつも冷静だけれどね」
「普段以上に冷静さを失わない様にね」
「紅茶を飲んでね」
「冷静さを保とうとしているね」
「そうなんだ、こうした時こそね」
まさにというのです。
「普段より冷静になる」
「そうでないとね」
「そうなる様に心掛けないとね」
「それで今は紅茶を飲んでね」
「落ち着こうとしているのね」
「そうだよ、感情的で暴力的な相手との対話は」
それを行うならというのです。
「しかも人の話なんか聞かなくてね」
「自分の意見を押し付ける」
「ただそれだけが目的でね」
「罵って嘘を吐くだけの相手と話すなら」
「それならだね」
「何と言っても冷静であって」
第一にというのです。
「知識と教養を以てだよ」
「知性と理性、品性」
「その三つを備えてね」
「対するね」
「そうするのね」
「そう、そして」
そうしてというのです。
「彼等の主張の一つ一つをね」
「論破するね」
「落ち着いて」
「そして周りにわかってもらうね」
「彼等の間違いを」
「そうするよ、彼等がどれだけ自分達が正しいと言っても」
それでもというのです。
「周りが間違っていることがわかるとね」
「彼等は白眼視されてね」
「そうして否定されるね」
「そうなるね」
「そうなることが私の考えだよ」
そうだというのです。
「これがね」
「そうだね」
「差別や偏見は間違っている」
「どの人達も科学的に違いはない」
「それぞれの文化や宗教は同じ物差しでは測れない」
「そうだからね」
「それがわかっているのだから」
それでというのです。
「彼等の間違いは明らかだよ」
「ずっとそうじゃなかったけれどね」
「白人至上主義だってあったし」
「キリスト教だけが正しいとも考えていたし」
「欧州だってね」
「イギリスにもあってね」
先生は眉を曇らせて言いました。
「今思うと間違っていたね」
「全くだよ」
「科学的に検証すると白人が偉いとかないしね」
「本当にどの人種も民族も変わらないから」
「個人位のことで」
「本人の努力でどうにもなるしね」
「そして百人いれば百人の考えがあってね」
そうであってというのです。
「宗教や文化もね」
「同じだよ」
「文明だってね」
「それぞれで」
「日本の文化や主教もその中にあって」
「絶対の正義じゃないね」
「それぞれの宗教や文化も学んでね」
そうしてというのです。
「考えて語ることだよ」
「何ごともね」
「日本の政治もね」
「法律や経済、国際関係も学んで」
「そのうえで」
「彼等は差別と偏見だけで全てを語っているからね」
先生が対する人達はというのです。
「そこを衝いていくよ」
「そうするね」
「先生頑張ってね」
「僕達もいるからね」
「いつも一緒にいるから」
「そう、しかも私は一人じゃない」
先生はミルクティーを飲みつつ笑顔で言います。
「そのことが何と心強いことか」
「僕達は絶対に先生と一緒にいるからね」
トートーは強い表情で言いました。
「何があってもね」
「火の中水の中だよ」
ジップの声も強いです。
「それこそね」
「物凄い秘境にどれだけ一緒に行ったか」
ダブダブも言います。
「わからない位だしね」
「ピンチも沢山あったね」
チーチーもこれまでのことをお話します。
「それこそ命に関わる様な」
「色々なこともしてきたし」
ホワイティもこれまでのことを振り返っています。
「郵便局もキャラバンもサーカスも」
「今回の相手は所詮小者」
「悪いものしか持っていない連中よ」
まさにと言うチープサイドの家族でした。
「何でもないわ」
「先生にとってはね」
「問題は暴力だけれど」
老馬の口調も何でもないといった調子です。
「その為にお巡りさんや警備員の人達がいるからね」
「果たしてお巡りさん達の目の前で暴力が振るえるか」
「振るったら現行犯逮捕だし」
オシツオサレツは怒っていますが冷静です。
「その暴力も駄目なら」
「連中に勝ち目はないよ」
「先生は知識と教養が武器よ」
ポリネシアは先生が非常に豊かに持つその二つをお話に出しました。
「連中が全く持っていないものよ」
「持っていると思っていてもね」
ガブガブは彼等のそのことを指摘しました。
「持っていないんだよね」
「うん、私も絶対に勝つ自信があるよ」
先生にしてもです。
「問題は冷静であって油断しない」
「そう、冷静さを忘れない」
「今先生が務めてそうなる様にしていてね」
「後は油断しない」
「相手を侮らないことだね」
「相手を侮ると」
そうすると、というのです。
「その時点で敗れるよ」
「過去の戦争の多くがそうだね」
「相手を侮って負けてるね」
「日露戦争のロシアだってそうだったし」
「鎌倉幕府も楠木正成さんを侮って負けたわ」
「だから私は彼等を侮らないよ」
決してというのです。
「油断しない、冷静に調べてね」
「彼等をね」
「そうしてだね」
「そしてそのうえでね」
「向かうね」
「そうするよ、ただ彼等は私を侮って油断しているね」
先生とは逆にというのです。
「間違いなくね」
「そうだよね」
「連中はそうだね」
「先生を侮っているわね」
「間違いなくね」
「私が一人でしかも一方的に左翼とか決め付けて」
自分達が保守で、です。
「左翼だと頭が悪いとか何もわかっていないとかね」
「思い込んでいるから」
「だから侮っているね」
「先生を」
「しかし私はその左翼でもないしね」
そもそもというのです。
「そして彼等が言うのは極左だけれど」
「その極左って連中もだしね」
「言ってることとやってること聞いたら」
「まさにね」
「そうだしね」
「自分で自分を罵っている様なものね」
「けれど私をそうだと決め付けて誤解していて」
そうであってというのです。
「無知で何もわかっていないってね」
「思い込んでいて」
「侮っているね」
「先生は侮っていないけれど」
「連中はね」
「そうだよ、けれど私は侮らないから」
絶対にというのです。
「その違いがどう出るかだよ」
「そうだね」
「じゃあ先生連中が来たら行こうね」
「赤い帽子のあいつをやっつけに」
「あいつ等が来たらね」
「そうしようね」
こうお話してでした。
先生は今は紅茶を飲みました、そうして学問にも励んでいるとやがて研究室にトミーが来て先生に言ってきました。
「先生来ました」
「私を呼んでいうね」
「学園の正門から先生出て来いと」
「中に入っていないんだ」
「お巡りさんと警備員さん達が止めています」
そうしているというのです。
「有り難いことに」
「そうなんだね」
「はい、ですが」
それでもというのです。
「本当に徒党を引き連れてです」
「騒いでいるんだね」
「今にも暴れそうで」
そうした感じでというのです。
「そうしています」
「すぐに行くよ」
先生は穏やかな声で答えました。
「そうするよ」
「そうされますね」
「うん、そしてね」
そのうえでというのです。
「彼等の言うこと一つ一つをね」
「論破されますね」
「そうしていくよ」
「そうされますね」
「そうするよ」
是非にというのです。
「そして彼等を退けるよ」
「じゃあ僕も」
トミーは先生のお言葉を受けて応えました。
「ご一緒します」
「勿論僕達もね」
「一緒に行くよ」
「そうするよ」
「是非ね」
皆も言ってそうしてでした。
先生は研究室を出ました、そして研究室を出るとそこに王子が執事さんと一緒にいて微笑んで言ってきました。
「今来たところだよ」
「私と一緒に来てくれるんだ」
「そうしていいよね」
「お願いするよ、ただ対するのは私だからね」
「僕達は後ろにいるからね」
「見守ってくれるんだね」
「そうしていいよね」
こう先生に言うのでした。
「僕達も」
「お願いするよ」
「それではね」
こうして王子達も先生達に合流しました、そして棟を出るとマグ氏が奥さんと一緒にいて先生に笑顔で言いました。
「あっし等もでさあ」
「一緒に来ました」
「店は店員さんに任せてです」
「今はこっちに来ました」
「悪いね、それならね」
笑顔で応える先生でした。
「出来るだけ早く終わらせてね」
「お店に戻ってですか」
「お仕事が出来る様にするよ」
こうマグ氏に言うのでした。
「そうさせてもらうよ」
「いやいや、そんな気遣いはです」
「無用ですか」
「先生に何かない様にです」
「来てくれたからだね」
「はい、お気遣いなく」
こう言うのでした。
「こっちこそでさあ」
「そうなんだね」
「はい、あんな連中の好きにはさせませんよ」
「ああ、もうお巡りさん達が来てくれているよ」
先生が笑顔で応えました。
「だからね」
「安心出来ますね」
「暴力には法律でね」
「その法律を護ってくれるのがお巡りさん達ですね」
「日本は法治国家だから」
「しかも警察がしっかりしているので」
「あの人達がいてくれるならね」
それならというのです。
「安心出来るよ」
「そういうことですね」
「だからね」
それでというのです。
「マグ氏と奥さんはね」
「先生を見守るだけでいいですね」
「その気持ちが凄く有り難いよ」
「じゃあその気持ちのままいさせてもらいます」
こうしてマグ氏も加わりました、そして先生達が進むにつれピピネラやセンターにいる生きもの達やスタッフの人達も来てです。
イティーも来てです、イティーは先生に言いました。
「絶対に月のことも言ってくるからね」
「来てくれたんだね」
「他ならぬ月の猫の私がいたら」
それならというのです。
「もうね」
「彼等もあれこれ言えないね」
「若し私は実は地球の猫だと言っても」
彼等がというのです。
「それでもね」
「間違いだって言えるね」
「そうでしょ、だから一緒にいさせてもらうわ」
「先生、皆がついていますので」
それでと言うピピネラでした。
「安心して対して下さい」
「議論をしていいね」
「そうして下さいね」
「うん、彼等は議論をするつもりがなくてね」
「ただひたすら罵って来るね」
「そうでしょうけれど」
「私は議論をするよ、絶対に感情的にならないで」
落ち着いたお顔で言う先生でした。
「罵ったりしないよ」
「先生は人を罵ったりしないですね」
「紳士でありたいと思っているからね」
だからだというのです。
「それでね」
「人を罵らないですね」
「そうするよ、そして」
そのうえでというのです。
「彼等を退けるよ」
「その先生と一緒にいさせてもらいます」
「宜しく頼むよ」
こうしてでした。
ピピネラ達も加わり正門のところに行くと赤い帽子の人鵞鳥を醜くした様なとても人相の悪い人が選挙に使う様な自動車の上に立ってそのうえで拡声器を使って先生を散々罵っていました、車の周りにいるとても柄の悪い人達も同じです。
ですが周りにお巡りさんや学園の警備員さん達がいて彼等に変なことはさせません。学園の学生さんや職員さん、教師の人達はその人達を冷たい目で見ています。
そして先生が皆と一緒に行くと日笠さんが言ってきました。
「先生、来られたんですか」
「私を呼んでいますので」
先生は日笠さんにも微笑んで答えました。
「ですから」
「お気を付け下さい」
「大丈夫です、ですから」
それでというのです。
「安全な場所にいて下さい」
「本当に大丈夫ですか?」
日笠さんは心配で仕方ありません。
「とんでもない人達ですが」
「お巡りさん達がおられますし私も論理で、です」
「対することが出来ますか」
「彼等を退けられます」
そうだというのです。
「ですから」
「それで、ですか」
「はい」
それでというのです。
「ご安心下さい、それにこれまで多くの悪人と対してきましたが」
「それでもですか」
「遥かに酷い人達と何度も対してきましたので」
だからだというのです。
「全くです」
「心配は無用ですか」
「そうです」
まさにというのです。
「ただ彼等は危険なので」
「それで、ですか」
「安全な場所にいて下さい」
「それでは」
「はい、そうして下さい」
「先生のお傍にいますので」
こう言う日笠さんでした。
「せめて」
「それでは」
こうして日笠さんも一緒になりました、そしてです。
皆は赤い帽子の人達を見て思いました。
「酷いね」
「全くだよ」
「何あれ団体で先生を罵ってばかりで」
「あれが愛国?」
「まさに半グレの集まりじゃない」
そうだというのです。
「柄が悪くてすごんで」
「刺青見えてるし」
「お巡りさん達いなかったら何するかわからないよ」
「あんな連中が愛国って言っても」
「説得力ないね」
「全くね」
「うん、彼等はね」
まさにと答える先生でした。
「あの通りだよ」
「愛国でも何でもないね」
「只のならず者達ね」
「暴力に訴えるだけで」
「他には何もないわね」
「ないよ、では彼と対するよ」
先生は車の上に立って特に酷く罵っている赤い帽子の人の前に出ました、すると赤い帽子の人は先生を見付けて言いました。
「ドリトル先生来たな」
「うん、議論をしに来たよ」
先生は真面目なお顔で答えました。
「今はね」
「そうだ、あんたは嘘吐きだ」
いきなり先生を拡声器から罵ります。
「何が月に行っただ」
「行ったよ、その証拠にね」
月にどうして行ったのか、イティーのことに月の生きもの達そして巨人の人のことに帰った時のことも全てお話してです。
その経験に基づき月から持って来た月のものを見せてです、自分で作った月の図鑑や論文を出して学会でも認められていることもお話しましたが。
赤い帽子の人と周りの人達は認めません、あくまで罵りまして。
差別を肯定する発言や愛国発言を行いました、しかしです。
先生は全て的確に反論し論破します、その全てを聞いた学園の人達騒ぎを聞いて集まってきていた彼等はわかりました。
「先生が正しいね」
「ちゃんと根拠を出してお話してくれてるし」
「常に冷静で穏やかで」
「理性的でね」
「どう見ても先生が正しいわ」
「そうだね」
皆わかりました、そしてです。
赤い帽子の人達についてはです、こう思いました。
「暴力的で下品で」
「根拠なく差別を言ってるだけじゃない」
「実は全く何も知らなくて」
「汚い言葉で延々と罵って」
「全く駄目よ」
「嘘ばかり言って全部先生に否定されてるし」
皆わかりました、それでお巡りさんや警備員さん達がいて皆自制心もあってそれで気持ちを抑えていますが。
赤い帽子の人とそのお仲間の人達を見て言いました。
「間違ってるよ」
「間違ってるのは貴方達だ」
「差別と嘘ばかり言って」
「何一つ頷けないわ」
「まさに悪じゃない」
「愛国でも何でもないよ」
「おい、俺達を否定するのか」
赤い帽子の人は彼等の言葉にいきり立ちました。
「ふざけるなよ、覚えていろよ」
「何それ脅迫?」
「お巡りさん達の目の前で?」
「何こいつ等」
「本物の犯罪者?」
「おい、いい加減にするんだ」
お巡りさんの一人も言ってきました。
「今のは本当に脅迫だぞ」
「俺達が言ったというのか」
「そうだ、二度と言うな」
こう忠告するのでした、そしてです。
周りの人達が自分達に本当に怒っていることがわかってです。赤い帽子の人もお仲間の人達も捨て台詞それに勝利宣言を残して退散しました。
皆それを見て二度と来るなと言いました、ですが先生は冷静で。
「終わったね」
「お疲れ様」
「大変だったね」
「先生の言う通り大丈夫だったね」
「先生は紳士でね」
「あいつ等は下品だったわ」
「うん、しかも嘘ばかりでね」
先生は皆に応えて言いました。
「全くの無知だったね」
「全くだね」
「そうだったね」
「連中はね」
「まさにね」
「こうなってよかったよ、しかしね」
それでもと言う先生でした。
「彼等は負けを認めないでね」
「それでだよね」
「ネットで喚き続けるね」
「勝利宣言もするね」
「動画を編集して自分達が勝った様に宣伝して」
「先生を貶めるね」
「けれど多くの人がスマートフォンを出していたね」
対論を観ていた人達がというのです。
「それでずっと撮影していたね」
「そうだったね」
「それが証拠になるね」
「実際はどうだったか」
「議論の成り行きと結末がね」
「本当に彼等は自分達の都合のいいお話しか聞かなくて見なくて」
先生は皆にお話します、そうしながら皆トミーや王子達を含めて一緒に大学の構内に戻って研究室に歩いていっています。
「そうしたお話を都合よく解釈する」
「それだけだね」
「まさにね」
「だから連中の編集した動画を信じるね」
「そうするね」
「そしてね」
そのうえでというのです。
「AI動画もだよ」
「作ってくるね」
「そうしてくるね」
「動画も編集して」
「AI動画で捏造もしてくるね」
「けれど多くの人が真実を観てくれたから」
対論のそれをというのです。
「だからね」
「それでだよね」
「彼等が幾ら嘘を言ってもね」
「真実が出されて」
「嘘がばれるね」
「そうだよ、嘘はね」
それはというのです。
「必ずばれるよ」
「そうだよね」
「そうなるわね」
「今回もね」
「連中がいくら勝利宣言をしても」
「それで嘘を吐いても」
「明らかになるよ、そして」
そうであってというのです。
「赤い帽子の彼はね」
「うん、刑事告訴されているし」
「それが受け取られているし」
「そうなるからね」
「終わりだね」
「そうだよ、もうね」
それこそというのです。
「逮捕されるよ、前科もあるしね」
「有罪になったら執行猶予つかないし」
「刑務所に行くね」
「しかも証拠は揃ってるし」
「有罪も間違いないね」
「そうなるよ、それが彼等の正体だよ」
先生はきっぱりと言いました。
「愛国を言っていてもね」
「その実は只の差別主義者で」
「下劣なならず者達ね」
「この目で見てよくわかったよ」
「連中がどんな連中か」
「そうだよ、自分達がどう思っていてもね」
自分達をです。
「周りひいては社会がわかってきているから」
「それでだね」
「もうだね」
「連中のお話を誰も聞かない様になって」
「相手にされなくなるね」
「そして彼等に加わる人達もだよ」
新たにというのです。
「いなくなるよ」
「そうだね」
「あんな醜くて下品で卑劣な姿を見るとね」
「同じレベルの奴しか入らないよ」
「それであそこまでレベルの低い奴なんて滅多にいないし」
「終わるね」
「そうなるよ、差別と偏見の嘘しかない連中は」
先生は確かな声で言いました。
「未来はないよ」
「全くだね」
皆先生の言葉に頷きました、そうしてです。
先生は研究室に戻りました、そこで動物の皆以外は先生によく言ってくれましたと笑顔で言って手を振り合って別れました、そうしてから先生は研究室に戻ってです。
学問に入りましたがまた月のことを調べていて思いました。
「月にはロマンがあるね」
「うん、昔からだよね」
チーチーが応えました。
「皆そう思ってるよね」
「夜空のお月様を見たらよ」
ダブダブも言います。
「それだけで素敵な気持ちになれるわ」
「ただ夜空にあるだけで」
トートーが続きました。
「ロマンチックなんだよね」
「だから詩にも謡われているね」
「昔からね」
チープサイドの家族もお話します。
「どの国でもね」
「そうしているね」
「お月様を見てお酒を飲んでもね」
そうしてもと言うジップです。
「ロマンがあるってね」
「先生もよく見て飲んでるし」
ポリネシアは先生のことをお話しました。
「いいね」
「見ていると自然と気持ちが落ち着くんだよね」
ホワイティはにこりとしてお話しました。
「月って」
「お月様を見てから寝て」
ガブガブはそれからのお話をしました。
「ぐっすり寝てからの朝ご飯は最高だしね」
「月を見て色々思っていると」
老馬は微笑んでお話しました。
「それだけでいいしね」
「月のことを思う」
「それだけで違うよ」
オシツオサレツも言います。
「本当にね」
「ロマンがあるよ」
「そう、ロマンがあるから」
それでと言う先生です。
「いいんだよ、日本でもそうだしね」
「かぐや姫のお話もそうで」
「他にもだよね」
「お月様を題材にしてね」
「詩や歌が作られてるね」
「ロマンチックなものとして」
「そうだね、そしてね」
そうであってというのです。
「日本では月は一つ面白いことがあるね」
「面白い?」
「面白いっていうと」
「何かな」
「もっと言えば韓国もだけれど」
この国もというのです。
「日本の月の神様は男の神様だね」
「ああ、月読命」
「あの神様だね」
「確かに男の神様だよ」
「女神様じゃなくて」
「大抵の国では月の神様は女神だね」
先生は言いました。
「ギリシア神話でもね」
「そうだよね」
「大抵の国ではね」
「宗教でも神話でも」
「そうなっているね」
「けれど日本では太陽は女神様で」
そうであってというのです。
「天照大神でね」
「月はそうなんだよね」
「月読命」
「それで日本では女性は太陽」
「男性は月だね」
「そう考えていることが」
このことがというのです。
「独特だよ」
「確かにね」
「日本は色々独特だけれど」
「文化も言語も」
「そして宗教もだけれど」
「その中でお月様への考えも」
「そうだね、私達は月は女神様で」
司る神様はというのです。
「ギリシア神話だとセレネー、それにアルテミスだね」
「特にアルテミス女神かな」
「狩りの女神様でもあるね」
「精悍で清純で」
「アポロン神の妹さんだね」
「双子のね、そうしたイメージだけれど」
それがというのです。
「日本では違うよ」
「そうだね」
「そこが本当に違っていて」
「それでだよね」
「そうしたところも面白いね」
「そうだよ、じゃあ今夜は月を眺めつつ」
そうしながらというのです。
「お酒を飲もうかな」
「対論も終わったしね」
「碌でもない連中を退けたし」
「そのことをお祝いしてね」
「今夜は飲もうね」
「そうしよう」
こう言って実際にでした。
先生はこの夜月見酒を楽しみました、お家の中で皆で炬燵を囲んで居間の中から窓越しにお月様を見ますが。
白い三日月を見つつ鶏の水炊きを食べて日本酒をおちょこで飲んで思いました。
「これもまたね」
「風流だよね」
「ロマンチックだよね」
「お月様を見つつお酒を飲むって」
「それもね」
「うん、そしてね」
そうであってというのです。
「暖かいお部屋の中でそうすることはね」
「いいですね」
トミーも水炊きを食べつつ応えました。
「本当に」
「全くだよ」
王子も言います。
「炬燵に入ってね」
「そうだよね、炬燵もね」
先生はこちらのお話もしました。
「いいね」
「日本ならではですね」
「足が温まってね」
そうしてというのです。
「そこからね」
「身体全体が温まって」
「凄くいいよ」
トミーにお話します。
「本当に」
「日本ならではですね」
「うん、日本に来てね」
そうしてというのです。
「そのうえでね」
「炬燵を知りましたね」
「その炬燵に入って」
そうしてというのです。
「お鍋を囲んでね」
「お酒を飲むことですね」
「それを日本で知ったよ」
「畳のお部屋で」
「とてもいいよ。外国から来ても」
それでもというのです。
「日本は親しめるんだ」
「そうした国ですね」
「どの国のものもどの国の人がだよ」
「楽しめばいいですね」
「偏見なくね」
「その通りですね」
「ただそこでね」
こうも言う先生でした。
「お互いに理解し合って」
「そうしてですね」
「そのうえでね」
さらに言う先生でした。
「外国から来た人が日本を理解して暮らせる様になっても」
「無理強いはよくないですね」
「郷に入れば郷に従えと言うけれど」
それでもというのです。
「閉鎖的で無理強いしたりはね」
「駄目ですね」
「そうだよ、言葉が通じない時も多いし」
このこともあってというのです。
「無理強いはね」
「よくないですね」
「そうだよ、そしてその人達の文化を受け入れることもね」
「大事ですね」
「特にいいと思ったら」
そうしたものはというのです。
「進んで受け入れる」
「そうしてもいいですね」
「別に着物を着てスカーフを被っても」
そうしてもというのです。
「いいよ、アフリカ系の人が着物を着てもね」
「いいですね」
「それを嫌うのがね」
「そうそう、その愛国の連中だよ」
王子はおちょこで日本酒を飲みつつ言いました。
「これがね」
「そうだね」
「もうね」
それこそというのです。
「ムキになってだよ」
「アフリカ系の人が着物を着るだけでね」
「偏見全開にするんだ」
「何が悪いのかね」
「そこでスカーフを被るとね」
「それを言うとだよ」
先生は王子にお話しました。
「日本でも戦前まではね」
「着物に帽子とかパラソルだったね」
「マントを羽織ったりしていたよ」
「織田作さんだってそうだったしね」
「そう、あの人もね」
「あの連中はそんなこと知らないんだね」
「何度も言うけれど全く勉強しないから」
だからだというのです。
「そうしたこともね」
「知らないね」
「知ろうともしていないよ」
「日本人自身がそうしたファッションだったことを」
「だから全くの無知だからね」
「ああして偏見しかなくて」
「そうしたことを言うんだよ」
そうだというのです。
「そして彼等は異文化を理解するつもりなんてね」
「ないね」
「そんなことは考えもしないよ」
「ただ愛国を言うだけで」
「もうそれでね」
それこそというのです。
「ずっとね」
「生きているんだね」
「そうであってね」
それでというのです。
「そこから出ることはね」
「ないね」
「そう、本当にベーコンの言うイドラのね」
「その中にいて自己満足しているだけだね」
「それでずっと過ごしているから」
それ故にというのです。
「そんなことも知らないよ、今の私は作務衣に靴下に」
「どてらですね」
トミーが言ってきました。
「それを着ていますね」
「そうして食べているよ」
「水炊きを」
「日本酒を飲んで炬燵に入ってね」
「日本の居間から窓越しにお月さまを見ています」
「そうだよ、若し私が白人ならしていいと言ったら」
そうすればというのです。
「日本人は大抵アジア系なのにね」
「それでも白人至上主義ですね」
「そうした実に矛盾で滑稽な」
そうしたというのです。
「愚かかなね」
「発言と主張ですね」
「そうだよ、誰でもこうしていいんだよ」
「人種と宗教に関わらず」
「民族にもね、若し彼等が外国に行って」
そうしてというのです。
「そんな差別を受けたらね」
「怒り狂うに決まってるね」
王子はきっぱりと言いました。
「白人からじゃなくてアジア系、アフリカ系、アラブ系から受けたら」
「そうなるよ、少しでもそうだと感じたら」
「怒り狂うね」
「そうだよ、ただ彼等は頭と心のキャパシティが普通の人より遥かに少なくて」
そうであってというのです。
「趣味も少ないからね」
「旅行なんてだね」
「する人は滅多にしないよ」
「旅行から学べることも多いけれどね」
「そうだけれどね」
世界中を旅してきた先生が言います。
「彼等は趣味も限られているからね」
「趣味も広く持たないとね」
「やっぱりよくないね」
「ああした連中の趣味ってね」
「動画の視聴やネットの書き込みだけかな」
「他にはね」
先生は考えつつお話しました。
「何があるか」
「デモとかかな」
「まともな本読んでいるとは思えないし」
「音楽鑑賞も映画鑑賞もね」
「している人少ないだろうね」
「スポーツとかもね」
「そして旅行とかもね」
そうしたものもというのです。
「していないだろうね、お酒を飲んでもね」
「何か違うね」
「悪態ばかりついてそうだね」
「それで半グレだとギャンブルとかね」
「悪い遊びばかりしてそうだね」
「これでは人格は磨かれないよ」
先生は言いました。
「学ぶこともないしね」
「趣味からも人格は磨かれて」
「学ぶことはあるけれど」
「それでもね」
「ああした連中はね」
「そうしたこともなくて」
それでというのです。
「本当にね」
「未来はないね」
「ああした連中は」
「全く変わらないから」
「それも人でなくなったレベルで低いから」
「ああして何年も同じこと言ってやって」
そうしてというのです。
「どうにかなる筈がないよ」
「全くだね」
「自己満足に過ぎなくて」
「そこから先に出ない」
「本当にレベルが低いね」
皆も頷きます、そしてネットでは実際に編集された動画が出て捏造されたAI動画が出回り勝利宣言が為されました、ですがすぐに全て嘘だと心ある人達に論破され終わったのでした。