『ドリトル先生の長崎での出会い』




                第六幕  軍港の街

 先生はこの日は佐世保市で学会に出ました、当然動物の皆も一緒ですが長崎からこの街まで電車で行ってです。
 皆まさかというお顔になってです、こうお話しました。
「長崎から島原までも結構な距離があったけれど」
「佐世保までもだね」
「長崎県も広いね」
「そうだよね」
「そうだよ、長崎県は広いんだ」
 先生もその通りだと答えます。
「日本の都道府県はそうした場所が多いね」
「一口に都道府県って分けられていても」
「そうだよね」
「県内で地域があって」
「中を動くと結構広いね」
「私達が暮らしている兵庫県もそうだね」
 この県もというのです。
「神戸があってね」
「姫路市や西宮市があって」
「山の方もあって」
「日本海側もあって」
「地域の違いあるね」
「そうだしね、日本の都道府県はその中で地域性があるものだよ」
 そうだというのです。
「これまで私達が行ったどの都道府県もそうだったね」
「そう言われると確かに」
「沖縄も北海道もだったし」
「奈良県も滋賀県も京都府も」
「三重県だってね」
「和歌山県もそうでね」
 そしてというので。
「大阪府もだね」
「何か三つに分かれてるよね」
「大阪は大阪で」
「昔の国で言うと摂津と河内と和泉」
「三つになっているね」
「そうだよ、それで長崎県もなんだ」
 皆と一緒に今いるこの県もというのです。
「それで距離もだよ」
「あるんだね」
「地域性があって」
「そうなっているんだね」
「そうだよ、だからそれぞれの地域を学んでも面白いよ」
 そうだというのです。
「実際私はそうもしているしね」
「そうだよね」
「本当にね」
「それも面白いね」
「学問だね」
「そうだよ、そしてこの佐世保市はね」
 佐世保駅を出たそこで言うのでした。
「軍港なんだよ」
「長崎が貿易港で」
「佐世保は軍港だね」
「帝国海軍の港があって」
「今は海上自衛隊の港があるね」
「アメリカ海軍の港もあってね」
 この軍隊のというのです。
「アメリカ軍の人もいるよ」
「そうだね」
「じゃあそうしたこともだね」
「学べるね」
「ハウステンボスも行くしね」 
 こちらにもというのです。
「楽しみにしておいてね」
「ああ、あそこだね」
「とても素敵な場所らしいね」
「オランダの雰囲気の」
「オランダのある街を再現したんだよね」
「そんな素敵な場所もあるからね」
 だからだというのです。
「本当にね」
「佐世保もだね」
「期待していいね」
「そうだね」
「ホテルは長崎のままでもね」
 それでもというのです。
「この佐世保市もフィールドワークをして」
「自衛隊の港にも行くよね」
「そうするよね」
「今回は」
「そうもするね」
「そうさせてもらうよ、自衛隊は学べる要素の宝庫で」
 そうであってというのです。
「是非だよ」
「お邪魔させてもらってね」
「学ぶべきだよね」
「自衛隊のことも」
「海上自衛隊もね」
「そうだよ、あとアメリカ海軍の人達に会っても」
 そうしてもというのです。
「別に怖がることはないよ」
「実は沖縄でもだったし」
「この佐世保でもだね」
「同じだね」
「むしろ海軍だから」
 この街にいるアメリカ軍の人達はというのです。
「穏やかだよ」
「海軍だとそうだよね」
「紳士だよね」
「海から各国に行くから」
「マナーについての教育をかなり受けているからね」
「これはどの国の海軍でもでね」
 そうであってというのです。
「それでだよ」
「この佐世保でもだね」
「海軍の人は穏やかだね」
「そうだね」
「そうだよ、海上自衛隊の人達はもっと穏やかだし」 
 だからだというのです。
「平和にね」
「街を巡れて」
「そして基地の見学も出来る」
「そうだね」
「その通りだよ、そして海軍の街だから」
 先生はにこりと笑ってお話しました。
「お昼はわかるね」
「うん、カレーだね」
「カレーを食べるね」
「そうするね」
「そうしようね」 
 笑顔でお話してでした。
 皆で佐世保の街を巡りました、すると実際にセーラー服の白人や黒人の人達も見られます。その人達は実際にでした。
「穏やかだね」
「紳士よ」
「如何にも強そうだけれど」
「それでもね」
「本来軍人さん達は教育をしっかり受けているからね」
 だからだと言う先生でした。
「マナーも弁えてね」
「礼儀正しいよね」
「自衛隊の人達は特に」
「そしてアメリカ軍の人達も」
「大抵の人はね。だからね」
 そうであるからだというのです。
「怖がることもないし」
「無闇に嫌うこともないね」
「鬼や魔物みたいに」
「そうすることもないね」
「そうだよ、そしてこれから自衛隊の港に入るけれど」
 そちらにというのです。
「アメリカ軍の人達よりもね」
「さらにだよね」
「紳士だよね」
「あの人達は」
「そうだよ」
 こうお話して実際にです。
 皆で海上自衛隊の港に入りました、すると自衛官の人達は先生が言った通りにどの人も礼儀正しい紳士であって。 
 何か聞くと親切丁寧に教えてくれます、そしてです。
「基地の中も奇麗だね」
「お掃除されていて整理整頓が行き届いて」
「きちんとまとまっているわ」
「そうした感じだね」
「護衛艦もちゃんと停泊していて」
「まとまっているね」
「そう、この整っている感じがね」
 まさにと言う先生でした。
「自衛隊でね」
「いいね」
「海上自衛隊もそうで」
「観させてもらって気持ちいい位よ」
「ここまで整っていたら」
「自衛官の人達もきちんとしているしね」
「これまで見させてもらったどの基地でも同じだけれど」
 それでもというのです。
「こうしてね」
「佐世保もだね」
「整っているね」
「礼儀正しい人達ばかりで」
「立派だね」
「だからだよ」
 ここで先生は皆に笑顔でお話してでした。
 基地の中を必死に見回して自衛官の人達に撮影の許可を求めて実際に撮影している人達を見てです、皆にお話しました。
「ああした自衛隊好きのね」
「マニアの人達だね」
「所謂ミリタリーマニアだね」
「そうした人達だね」
「そうした人達も多いね」
「いつも悪口を言う変な市民団体の人達はいても」
 それでもというのです。
「遥かに多くね」
「マニアの人達がいるね」
「ファンの人達が」
「自衛隊は実際はどういった組織か知っているから」
「だからだね」
「そうだよ、それでね」 
 そうであるからだというのです。
「ああしたマニアの人達もだよ」
「基地の中に入って」
「それで見学しているんだね」
「そうだね」
「そうしているんだ」 
 まさにというのです。
「皆ね」
「マナーを守って」
「ちゃんと見学しているね」
「撮影もして」
「日本の鉄道マニアの人達にはおかしな人達もいるね」 
 このこともです、先生はお話しました。
「所謂撮り鉄の人達の一部にね」
「いるよね」
「もういい写真撮りたい為にやりたい放題する」
「マナーも何もない」
「公共の意識もね」
「あくまで一部にしても」
 それでもというのです。
「ああした人達もいて」
「それでだね」
「問題になっているね」
「何かと」
「そうよね」
「そうした人達と違ってね」 
 そうであってというのです。
「自衛隊ファンの人達はおおむねね」
「マナーを守ってね」
「礼儀正しいね」
「そうだね」
「それで今は基地の前にも周りにもいないけれど」 
 それでもというのです。
「文句ばかり言うね」
「市民団体の人達だね」
「自衛隊が大嫌いな」
「戦争反対ばかり言う」
「その人達はね」
「戦争はよくないことでも」
 先生のこの考えは変わりません。
「けれどね」
「そればかり言っても戦争はなくならないし」
「自衛隊がなくてもね」
「それで戦争はなくならないよ」
「全くね」
「そうだよ、だからね」
 それでというのです。
「ああした人達こそね」
「問題だよね」
「どうにも」
「マナーも悪いしね」
「やりたい放題で」
「若し自衛隊がなかったら災害救助はどうなるか」
 先生はこの現実を指摘しました。
「一体ね」
「組織力と物資があって」
「色々な道具や兵器がね」
「兵器は災害救助にも使えるし」
「自衛隊は必要だね」
「だからね」
 そうであるからだというのです。
「そのこともわかっておかないと」
「間違えるね」
「あの人達みたいに」
「そうなってしまうね」
「そうだよ、あの人達はね」
 市民団体の人達はというのです。
「本当にね」
「間違えているね」
「それも決定的に」
「平和とか言ってもね」
「物凄く暴力的だしね」
「暴力があると平和じゃないよ」
 先生は断言しました。
「それだけでね」
「そうだよね」
「例え戦争がなくてもね」
「暴力があるとね」
「それだけで平和じゃないわ」
「そこを間違えるとね」 
 本当にというのです。
「とんでもないことになるよ」
「あの人達みたいにね」
「そうなるわ」
 チープサイドの家族が言います。
「市民団体の人達みたいに」
「自衛隊の悪口ばかり言う」
「平和とか戦争反対とか言って」
「マナーも常識も守らなくて」
 オシツオサレツも二つの頭で言います。
「近寄ると暴力まで振るう」
「無茶苦茶だよね」
「テントを張ってずっとそこにいて」
 そしてと言う老馬でした。
「喚いてばかりでね」
「あの人達の何処が平和なのかしら」
 ダブダブにもわからないことです。
「一体ね」
「正しいことをしていても暴走したら」
 ホワイティはきっぱりと言いました。
「もう正しくないよ」
「暴力を振るったら終わり」
 ジップは断言しました。
「そうだよ」
「何でああした人達は暴力的な自分達に疑問を持たないのかな」
 トートーは首を傾げさせました。
「どう見てもおかしいのに」
「自衛隊が暴力を振るうとか言って自分達が暴力を振るうとね」
 ガブガブはそうすると、と言いました。
「お話にならないよ」
「しかも公共の迷惑までかけるなんて」
 それこそと言うチーチーでした。
「おかしいよ」
「沖縄では特にだったわね」
 ポリネシアはかつて見た人達のことを思い出しました。
「多かったわね」
「ああした人達は最悪犯罪を犯しているから」
 先生は言いました。
「注意しないといけないよ」
「道も勝手に占拠してね」
「車の移動とか意図的に邪魔するし」
「自衛隊の邪魔もするし」
「基地に無理に入ろうとしたりね」
「暴徒と同じだから」
 そうであるからだというのです。
「本当にね」
「どうにかしないと駄目だね」
「撮り鉄の一部の人達と同じよ」
「自衛隊の悪口ばかり言うけれど」
「自分達こそ問題だよ」
「人はああなるとね」 
 先生はどうにもというお顔でお話しました。
「もうね」
「どうにもならないね」
「最悪だよね」
「あそこまでなったら戻れそうにないね」
「そう簡単には」
「そうだよ、人は堕ちてはならないレベルがあって」
 そうであってというのです。
「その底を抜けてね」
「堕ちるとね」
「とことん堕ちてね」
「どうしようもないわね」
「そうなるよ」
 まさにというのです。
「一旦そこまで堕ちると」
「もうだね」
「簡単には上がれない」
「堕ちてはならないレベルの底を抜くと」
「そこから堕ちると」
「そうだよ、そこは気を付けないと」
 絶対にというのです。
「駄目だよ」
「人としてね」
「何があってもね」
「僕達も気を付けないとね」
「ああした人達になってはいけないって」
「悪い人達は災害と同じだよ」
 先生はこうも言いました。
「自分達以外の人にとって迷惑だからね」
「それ以外の何でもないから」
「だからだね」
「災害と同じね」
「本当に」
「その通りだよ、自衛隊は災害救助を行うけれど」
 それでもというのです。
「そうした人達は間違ってもね」
「災害救助なんかしないね」
「何か無理に入って被災地のカレー食べた人がいたね」
「元タレントの政治家の人で」
「そうした人達と同じ考えの」
「あんなことをしては絶対に駄目だよ」
 先生は断言しました。
「人としてね」
「全くだよ」
「僕達だってしないよ」
「あのカレーは被災地の人達のカレーなのに」
「それを食べるなんてね」
「入るなって言われてるのに入って」
「それはね」
 先生はさらに言いました。
「無法、蛮行と言うべきものだよ」
「その通りだね」
「先生の言う通りだわ」
「そんなことをする人達は駄目よ」
「絶対に」
「市民団体の人達もそうしたことをするから」
 だからだというのです。
「本当にね」
「駄目だね」
「ああしたことをしたら」
「そしてああなったら」
「僕は自衛官の人達を信じるよ」
 先生は断言しました。
「そして自衛隊をね」
「その目で見てね」
「学んでもいるから」
「だからだね」
「自衛隊と自衛官の人達を信じるね」
「そうするよ、けれどね」
 それでもというのです。
「市民団体の人達は認めないよ」
「自衛隊の悪口ばかり言って」
「自分達だけが正しいで」
「暴力も辞さない」
「無法な人達はだね」
「信じないどころかね」
 それ以前にというのです。
「認めないし言うよ」
「間違っている」
「その人達こそ」
「そうだってだね」
「言うね」
「何度でもね、私に暴力を振るってもね」
「先生は暴力に屈しないからね」
「僕達だってそうだよ」
「そんなものには負けないよ」
「絶対にね」
 皆も口々に言います。
「何があってもね」
「そして戦うよ」
「それも暴力には暴力じゃなくて」
「理性で以てね」
「理性は暴力に勝つよ」  
 そうしたものだというのです。
「必ずね」
「そうだよね」
「先生はこれまでも暴力を振るう様な人に何度も会ったけれど」
「いつも退けてきたね」
「理性で」
「本当にね」
 まさにというのです。
「暴力は一見強い様で」
「何でもないね」
「つまらないものよね」
「法律で抑えるべきもので」
「理性には絶対に勝てないね」
「暴力でどうにかしようとするなら」 
 そうした考えや行為はといいますと。
「本当にね」
「程度が低いね」
「もう所詮とかその程度とか」
「そう言う位のね」
「何でもないね」
「下らない力だね」
「そう、本当に下らないね」 
 そう言う様なというのです。
「ものだよ」
「平和とか戦争反対と言って」
「そして自分と意見や立場が違う人達に暴力を振るうなら」
「最低の人達だね」
「日本のそうした市民団体の人達は」
「これは自衛隊だけでなくてね」
 この組織を攻撃するだけでなくというのです。
「原発にもで。そして海外から来た人達にもね」
「何かとだよね」
「最近攻撃する人いるよね」
「イギリスでもね」
「大変な暴動が起こったね」
「あんなことをしてはいけないよ」
 先生は怒って言いました。
「間違ってもね、ましてデマで拡散するなんて」
「やってるよね」
「インターネットを使って」
「魔女狩りでもあったけれど」
「今も行われているね」
「これはもう犯罪だよ」
 そう言うべき行為だというのです。
「絶対に許されないよ」
「暴力そして暴力を起こす様なデマの拡散は」
「絶対に許してはいけないね」
「何があっても」
「本当にね」
「暴力をすぐに振るう人は感情的で短絡だから」
 そうした人達だからだというのです。
「もう簡単にね」
「デマに乗るよね」
「真実かどうかを確かめなくて」
「すぐに感情的になって」
「暴力に走るね」
「それによって酷いことにもなるから」
 だからだというのです。
「本当にね」
「そうした行為は許してはいけない」
「絶対に」
「何があっても」
「そう、本当にね」
 それこそというのです。
「僕は暴力にもデマの拡散にもだよ」
「反対だね」
「何があっても」
「先生はそうだね」
「そうだよ、自衛隊には理性があって」
 今自分達が見ている組織はというのです。
「法律の下にあるから」
「いいんだよね」
「暴力じゃないよね」
「暴力を振るう組織と言う人がいるけれど」
「違うね」
「法律と理性の下にある力は武力だよ」
 そう呼ぶべき力だというのです。
「ちゃんとコントロールされた」
「感情に基づかない」
「他の人を脅さない」
「恐怖で支配する様なものでない」
「むしろそうした行為を抑える力だね」
「自衛隊、軍隊や警察はね」
 こうした組織はというのです。
「武力の組織であってね」
「暴力を抑える」
「そうした組織だね」
「そもそも武って矛を止めるだからね」
「本来は戦いを抑えるものだね」
「そうだよ、武力はいい力だよ」
 先生は言いました。
「警察もね」
「そうだよね」
「先生これまでひょんなことから警察と関り出来て」
「ひやひやしながらやり過ごしたこともあるね」
「泳いで逃げたりね」
「ははは、色々あったね」 
 実際にと言う先生でした、イギリスにいた頃のその色々な出来事を思い出してそのうえでお話するのでした。
「私も」
「波乱万丈だったね」
「文字通りにね」
「先生のこれまでを振り返ると」
「物凄かったわ」
「うん、だから警察ともね」
 即ちお巡りさん達ともというのです。
「何かとあったね」
「そうだよね」
「凄かったね」
「間一髪の事態も多くて」
「スリル満点だったわ」
「そのことを思うとね」
 そうすると、というのです。
「今の私達は平和だね」
「そうだね」
「平和が一番だよね」
「何と言っても」
「本当にね」
「そう思うよ」 
 こうしたお話をしてでした。
 皆で自衛隊の港を見回して見学していきます、最新鋭の装備がある護衛艦ときりっとして礼儀正しい自衛官の人達があってです。
 先生はこれならと頷いてです、皆にお話しました。
「いざという時は。日本は戦争よりもね」
「災害だよね」
「地震とか台風とかね」
「災害が兎に角多いから」
「そうした国だからね」
「そう、災害が起こってもだよ」
 そうなってもというのです。
「今の自衛隊ならね」
「大丈夫だね」
「すぐに動いてくれるね」
「そして大勢の人を助けてくれて」
「復興にも頑張ってくれるね」
「日本は決して安全じゃないんだ」
 先生は腕を組んで困ったお顔で言いました。
「確かに戦争はずっとないけれど」
「ここまで災害が多いとね」
「どの国が日本に何もしなくても」
「それでもだよね」
「災害が物凄く多いから」
「安全じゃないね」
「災害がここまで多い国は他にないからね」
 だからだというのです。
「本当にね」
「そう考えるとね」
「全然平和じゃないね」
「安全かっていうとね」
「ここまで災害が多いとね」
「言えないよ、だからね」 
 そうであるからだというのです。
「自衛隊は必要だよ」
「災害のことを考えると」
「種類も数も規模も違うし」
「他の国と比べて」
「そうなるとね」
「そう、警察や消防署も必要だけれど」
 それでもというのです。
「自衛隊もね」
「必要だね」
「それが現実だね」
「だから自衛隊は人を殺すんじゃなくて」
「人を助ける組織だね」
「人を守る組織よね」
「救ってね、警察や消防署と同じだよ」
 本当にというのです。
「そのことはね」
「全くだね」
「そうだよね」
「人から見てね」
「そうしたものだね」
「そうだよ、世の中自衛隊だけでなくね」 
 今見学しているこの組織に限らずというのです。
「警察にも反対する人いるけれどね」
「おかしいよね」
「権力には何でも反対する」
「そうした考えでね」
「警察にも反対する人もいるね」
「所謂無政府主義だね」
 先生はこの思想もお話しました。
「政府、もう武力どころか法律さえ否定してね」
「完全に自由な社会を作る」
「そう言うんだよね」
「無政府主義って」
「権力も反対して」
「そんな社会こそだよ」
 無政府主義のというのです。
「もうね」
「暴力が支配するね」
「とんでもない社会になるね」
「それこそ」
「その通りだね」
「そうなるよ、だからね」
 それでというのです。
「僕はそうした社会にはだよ」
「反対するね」
「駄目だって」
「秩序こそあるべきだよね」
「理性と法律が」
「さもないと人はどうしようもない存在になって」
 そうなってというのです。
「生きものを大事にすることもね」
「なくなるね」
「自分達だけが大事になって」
「優しさも何もなくなって」
「暴力が支配する世の中になるね」
「そうなるよ、絶対にね」
 確信を以ての言葉でした。
「本当に」
「その通りだね」
「先生はいつも僕達のことを考えてくれているけれど」
「理性があってこそだし」
「ちゃんとした法律だって」
「そう考えているよ」
 実際にというのです。
「私は無政府主義には反対だよ」
「それで若し自衛隊がなかったら」
 ホワイティは白い制服や青い作業服の自衛官の人達を見つつ言いました。
「本当に災害が起こってもね」
「どうにもならないね」 
 ガブガブはホワイティの言葉に頷きました。
「実際に出動遅れたらそれだけ大変なことになったし」
「災害救助だって力が必要だよ」
 トートーは言いました。
「武力がね」
「困っている人達を助けるにもね」
「力が必要だよ」
 オシツオサレツも二つの頭で言います。
「確かなね」
「だから自衛隊も警察も消防署もあるんだ」
「若し何も誰もなくていなかったら」 
 チーチーはその場合のことを考えました。
「誰が困っている人を助けるのかな」
「無理だよ」
 この現実をです、ジップは言いました。
「絶対にね」
「そう、地震や台風にね」
 ダブダブはその災害のことをお話しました。
「大雨、大雪、雪崩、津波、洪水、噴火、落雷、山火事ってあるのに」
「それだけの災害がいつも起こる国よ」
 ポリネシアは日本の現実を指摘しました。
「それで無政府でどうやるのよ」
「大体暴力に支配される世の中って最悪だよ」
「弱い人は虐げられるだけよ」
チープサイドの家族も言います。
「それだけよ」
「考えるだけで最悪な世界だよ」
「そんな世界で災害が起こっても誰も何も出来ないよ」
 先生は断言しました。
「全く以ておかしなことだよ」
「そうだよね」
「もうそれだけでおかしい」
「とんでもない主張よ」
「政府も法律もいらないなんて」
「自衛隊だってね」
「そう言う人達こそだよ」
 まさにというのです。
「何かあったらね」
「その時はね」
「早く助けろとかね」
「何でもっと早く来なかったとか」
「言うんだよね」
「絶対に」
「そう言う人もいたしね」
 実際にというのです。
「神戸で地震が起こった時に」
「僕達が今いるね」
「実際とんでもない地震起こったしね」
「一九九五年に」
「阪神大震災がね」
「その時にそんなことを言った人がいて」
 被災した人の中にです。
「怒られたんだよ」
「馬鹿な話だよ」
「どうしようもない位の」
「その人普段は自衛隊の悪口を言っていて」
「そうだったのね」
「他には関西で暮らしていてね」
 その地震があったです。
「目の前で見てそれでも自衛隊いらないとか言う人もいたよ」
「その人何を見たのかな」
「不思議だよね」
「目の前で自衛隊がどれだけの人を助けたのか見て」
「そう言ったのね」
「そうだよ、まあこうした人はね」
 先生は腕を組んで困った様なお顔になって言いました。
「大抵日本の皇室は反対で北朝鮮はいい」
「あの世襲の独裁がね」
「いいっていうのよね」
「そして北朝鮮の軍隊もいい」
「先軍政治というのも」
「そんなことを言う人達だから」
 それ故にというのです。
「もうね」
「おかしいよね」
「論理的に成り立たないよ」
「とてもね」
「どう考えても」
「そんな人達だから」
 それでというのです。
「お話してもね」
「無駄だね」
「普通の人と違うものが見えてるね」
「そういった人達が自衛隊嫌いでね」
「平和とか言いながら暴力も辞さないんだよね」
「そんな人達だから」 
 それでというのです。
「どうしようもないよ」
「全くよね」
「そんな人達に何言っても」
「意味がないわ」
「全くね」
「今基地の前にも周りにもいなくてよかったよ」
 先生は心から思いました。
「全く以てね」
「その通りだね」
「いなくてよかったよ」
「見ても不愉快なだけだし」
「その主張を聞いてもね」
「そうだからね」
 それ故にというのです。
「本当にね」
「今いなくてよかったわ」
「純粋に自衛隊が好きな人達がいてくれてるし」
「きらきらした目で見て回ってるね」
「お話も聞いて」
「全くだね、それじゃあカレーも食べようね」
 先生は皆に笑顔でお話してでした、港から街に出てとあるお店でカレーを食べました、そうして笑顔で言いました。
「やっぱり自衛隊特に海上自衛隊の街だとね」
「カレーだよね」
「カレーが絶対にあるよね」
「名物としてね」
「それで美味しいよね」
「うん、だからね」
 それでというのです。
「いいよね」
「全くだね」
「カレーっていいよね」
「不思議と定期的に食べたくなってね」
「あると嬉しくなるね」
「イギリスでもあるけれど」
 カレーはというのです。
「日本ではね」
「最早国民食の一つで」
「皆好きだしね」
「自衛隊では特にだよね」
「よく食べられているね」
「そう、週に一回はね」
 それこそというのです。
「絶対にだよ」
「食べてるよね」
「海上自衛隊でもね」
「そうしているわね」
「金曜日にね」 
 この曜日にというのです。
「食べるんだよ」
「曜日がわかる様に」
「そうしているね」
「日本では」
「そうだよ、そしてね」
 そのうえでというのです。
「海上自衛隊の大きな基地のある街では」
「名物だよね」
「横須賀でも舞鶴でも」
「そしてこの佐世保でも」
「当然呉でもだよね」
「そうだよ、カレーなくしてね」
 先生はスプーンで食べながらお話しました。
「海上自衛隊は語れないよ」
「海軍からだよね」
「こうして食べてたんだよね」
「昔から」
「そうなんだ、昔はルーがなくて」
 カレールーがというのです。
「一からスパイスを調合していたんだ」
「沢山の」
「インドでそうしているみたいに」
「昔はだね」
「そこから作っていたね」
「そうだよ」
 まさにというのです。
「海軍の頃はね」
「そこが違ったね」
「今とはね」
「今はカレールーがあってね」
「調合する必要がないね」
「そうだよ、カレールーも馬鹿に出来ないよ」
 売られているそれもというのです。
「本当にね」
「全くだね」
「軽く見られないわね」
「カレールーにしても」
「決してね」
「そうだよ、カレーが手軽に食べられる」
 先生はにこりとしてお話しました。
「そのことだけでもね」
「素晴らしいことだね」
「皆がそう出来ることは」
「そのこと自体がね」
「そうなんだよ」
 こう言うのでした、そしてです。
 皆でカレーを食べていきますが皆そのカレーを食べてそのうえでふとこんなことを言ったのでした。
「このお店のカレー甘いね」
「甘口か辛口かっていうと」
「そっちよね」
「甘口だね」
「そうだね、林檎と蜂蜜が入っていて」
 それでと言う先生でした。
「どちらかというとね」
「甘口だね」
「当然スパイスも入っているけれど」
「そう言っていいわね」
「甘口のカレーだね」
「辛口のカレーもいいけれど」
 それと共にというのです。
「甘口もいいね」
「そうだね」
「林檎と蜂蜜がいいよ」
「この二つの味がね」
「またよしだよ」
「そうだね、私は辛口も中辛も好きで」
 そちらのカレー達もというのです。
「そしてね」
「甘口もだよね」
「先生好きだよね」
「どのカレーもね」
「そして色々な種類のカレーも好きでね」
 そうであってというのです。
「今食べている普通のビーフカレーも好きで」
「野菜カレーもチキンカレーも」
「そしてカツカレーもね」
「何でも好きだね」
「カレーならね」
 それこそというのです。
「何でもね」
「好きでね」
「食べてるね」
「そうしているわね」
「そうだよ、それで二杯目はね」
 そのカレーはといいますと。
「シーフードカレーにするよ」
「そちらだね」
「海老や烏賊や貝が入った」
「そうしたカレーだね」
「それを食べるね」
「そうするよ、折角海の街に来ているからね」
 だからだというのです。
「二杯目はね」
「シーフードカレー」
「そのカレーをいただくね」
「そうするのね」
「そうさせてもらうよ」
 是非にというのです。
「そして終わればね」
「紅茶あるし」
「そちらを飲むわね」
「そうするね」
「カレーの後はコーヒーがね」
 こちらを飲むことがというのです。
「日本海軍の流れだったけれど」
「先生はイギリス生まれでね」
「コーヒーも時々飲むけれど」
「基本紅茶だから」
「それでだね」
「そう、何といってもね」 
 二杯目のカレーを食べたらというのです。
「ミルクティーを注文して」
「僕達もね」
「そうしてだね」
「一緒に飲んで」
「それで終わりだね」
「そうしようね、そして午後は佐世保の街自体を観て回って」
「街をフィールドワークして」
「そして学ぶね」
「そうするね」
「そしてその後でね」
 さらにというのです。
「長崎に戻ろうね」
「そしてホテルに入って」
「そこでディナーを頂いて」
「そうしてだね」
「また明日だよ。明日から少しね」
 先生は笑顔で皆にお話しました。
「ハウステンボスに滞在するよ」
「前にお話してくれたオランダを再現したレジャー施設だね」
「日本にあるオランダの街」
「あそこに行って楽しむんだね」
「そうするのね」
「そちらのお仕事も入っていてね」
 それでという先生です。
「コラムを書くから」
「だからだね」
「明日から少しハウステンボスに滞在するのね」
「コラムを書く為に」
「そうするよ」
 皆に笑顔で言います、そうしてシーフードカレーとミルクティーを皆と一緒に楽しみました。そして次の日からのハウステンボスのことを思うのですがそこでどんな人と出会うかまでは先生も皆もまだ知りませんでした。








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