「漸く、漸く手に入った・・・・・・」

 

 ある一室にて老人とも呼べる男が資料を見ながら歓喜の声を上げている。

 

「無限の可能性を秘めるお前はいったい私の元でどれほどに成長する? 闘神と死神に愛されたお前はいったいどれほどに・・・・」

 

 男はさらに資料に移る写真を見ながら興奮を示す。

 

「さぁ、我が掌で踊れ。最強を手に入れるために、誰にも負けないために、誰にも奪わせないために、護るために・・・・・・、

 クククククククッ、ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自らも騙せない嘘

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くそっ、何故俺がこんなことを・・・・・」

「いいから黙って手を動かせよ。泊龍にまた怒られんぜ?」

 

 二人は必死になって目の前に積まれている書類を片付けている。普通入りたての恭也にそんなものはないはずなのだが・・・・・、

 

「元々はお前の仕事だろうが・・・・」

「いや、お前が帳簿の間違いに気付いてくれたからだろ? 俺、報告書はまだ書けるんだが帳簿になるとな」

 

 初日に恭也が赤龍が書いていた帳簿を見て間違いを指摘したところ、帳簿に関しては赤龍の代わりに書かされることになったのだ。

 恭也は元々、士郎との旅で金銭感覚はそこら辺の大人よりも厳しい。それが災いした。

 

「お前がやればいいだろ?」

「めんどくさいからやりたくない!!」

「力説するな!!」

 

 二人の掛け合いがヒートアップしそうになっている。このままではこの部屋で戦闘が勃発するだろう。

 赤龍の部下たちも恭也と赤龍の喧嘩寸前の雰囲気に二人から離れていっていく。

 

「ならば、力ずくにでもお前にこの書類を返そう」

「ふっ、じゃあこっちは力ずくでもお前にさらに書類を渡してやるよ」

 

 二人の間で火花が散る。二人はすでに自分の武器に手をかけている。このままでは明らかに喧嘩と呼ぶには生易しい死闘が始まる。

 

「二人して何をやっていますか?」

 

 だが、そうはならなかった。ただの一声で二人の高まっていた闘気は霧散し、体を固まらせる。

そして二人は恐る恐る声の方向を見た。

 

 そこには額に青筋を浮かべた泊龍。二人はこの瞬間、死を覚悟した。

 

「まっ、待て泊龍。ちょっと息抜きがてらに体を動かそうとしてだけだよ」

「あ、あぁ、赤龍の言う通りだ」

 

 二人は息ぴったりに言い訳をする。

 

「では、ある程度は進んでいるんですね?」

 

 その言葉に二人は揃って眼を逸らした。無駄口ばかり叩いていてこれっぽっちも進んでいない。

 

「そうですか、二人とも、お元気なようですからこちらの書類もお願いしますね」

「ちょっと待て!! 元はといえば恭也が悪いんだ!! その書類は恭也にまわしてやってくれ!!」

「おい!! 元はお前の仕事だろうが!! 人に擦り付けるな!!」

 

 二人はさらに責任を押し付けあう。その様子に泊龍の怒りはさらに募っていく。そして、二人がまた自らの武器に手を出そうとしたときに泊龍はキレた。

 

「つべこべ言わずにさっさとやりなさい」

 

 にっこりと笑いながら新たな仕事を二人に言い渡した。目が笑っていなかったのが余計に恐ろしかったと二人は後に語る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい、新入りはいるか?」

 

 誰もが書類整理に負われている中で部屋の外からこの部署ではない男が誰かも分からない人物を指定した。

 それにより部署内の全員が恭也を見る。最近、この部署に入った人物といえば恭也しかいない。

 

「俺がそうだが?」

 

 恭也もそれを分かっているのか、動揺も見せずに一歩前に出る。

 

「あぁ、悪いがちょっと付いてきてくれ。お前に会いたいといっておられる御方がいる」

 

 恭也を呼んでいる人物を特定できない。しかし、明らかにこの人物よりも上の存在だろう。

 よく見るとその男は不思議そうな表情と、恐怖を併せ持っていた。恐怖はその人物を想像してだろう。そして、不思議な表情はその人物がどうして恭也を呼ぶのか分からないといったもののようだ。

 その男の態度が不審に思えたが、現時点で狙われるような理由が恭也にはない。闇討ちした男たちは未だ病院の中。

それに龍の組織内では実力主義。闇討ちした相手の知り合いが報復という可能性は限りなく低い。

 

(だが・・・、用心に越したことはないな。俺は、御神は何時、何処で誰に襲われるかも分からないのだから)

 

 恭也はいつも装備している武器をチェックして、問題がないことを確認してから、漸く頷いた。

 

 呼び出した男についていこうと恭也が席を立ったと同時に、

 

「それには俺もついて行っていいよな? こいつは俺の部下だからな」

 

 赤龍も恭也に続くように席を立った。その表情は柔らかいが、言葉は限りなく高圧的。そんな赤龍に男は身をすくませることなく平然としていた。

 

「いや。呼ばれているのはソイツだけだ・・・・」

 

平然と赤龍の言葉を断った。身分的に赤龍とほぼ同格のようだ。

 

「おいおい、一応俺の子分だぜ? だとしたら俺がついていっても・・・・」

「赤龍、付いてこなくてもいい」

「・・・・・、分かった」

 

 恭也の決意の硬い表情を見て赤龍はあっさりと引き下がった。こんな表情をしている男を見ては赤龍も引くしか出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 男に引きつられて、建物の中を連れ回された。

 

「・・・・・・ここだ」

 

 目の前には地獄の門を模ったと思われる扉。悪趣味としか言いようがないだろう。

 

「入れ・・・」

 

 男は門に手を触れることもせずに恭也に促すのみ。この男もこの中には容易に入ることは出来ないらしい。

 

ギィッ

 

 古めかしい音で扉が開く、恭也は恐れることなくその中に入ってく。

 

 すでに、ここにいるのがかなりの龍の組織で高位の存在だということを恭也は理解していた。

 

(さぁ、全てを騙せ。俺さえも、家族も、もはやこの世にいない俺の家族だった人たちすらも騙せ。

 それ以外に俺に道はない。それ以外に方法はない。・・・・・・・これからが勝負だ)

 

 

 

 

 

 中に入ると老人が一人と二十代前半と思われる女性が一人ずつしかいなかった。

老人が座るのは玉座と思わしきもの、女性はその傍らで老人を守るようにたっていた。

 

(あの、女性は武術をやっているようだな。だが、それだけではない、それ以外の何か力を持っているな。まさか、HGSか?)

 

 明らかに怪しい女性に恭也は注意を向けつつ老人の方に眼を向けた。話があるのは明らかにこの老人だろうから。

 

「まずは自己紹介といこうか、わしはこの龍の大老、つまり首領という事だ」

 

 大老という言葉を聞き、恭也はまずは耳を疑った。

 当たり前だ。組織のトップが雑兵をいちいち気にするはずなど普通はない。

だが、恭也には思い当たる節があった。それは自分が御神流の使い手だということを、

 

 それを理解した途端に、恭也の中にある血がざわめく。

 目の前にいるのは、御神を、父を滅ぼした怨敵。

 

 その漏れた殺気により女が構え、襲いかかろうとするが大老によって押し留められた。

 

 不破の血が恭也に命ずる。殺される前にコロセ、奪われる前にウバエと。

 もはや業といっても差し支えない衝動を必死になって押し殺す。

 出来るのならば殺したい。出来るのならばこの憎悪に身を任せて目の前の老人を引き裂きたい。

 しかし、何度も言うようにそれでは意味がないのだ。

 

(くっ、駄目だ。それでは家族に報復が来る。護る為に来たのに、そんな事をしては意味がない)

 

 漸く血の衝動を押さえ込み、前を向いた。その時には二人は何事もなかったのかのように静かに立っていた。

 

「それで、その大老が俺如きに何のようだ?」

 

 ここで、敬語を使えばよかっただろう。しかし、未だに血の衝動が収まらない恭也は普段どおりの言葉を口にするのが精一杯だった。

 それに女性が眉をひそめる。尊敬すべき存在に対してその無礼な言葉遣い。許せるはずもない。

 

「無礼者が!! 大老に対して何という言葉遣いだ!!」

 

 女性は怒気を全面に出し、恭也を叱責する。

 しかし、それを押し留めたのはまたしても大老。

 

「よい。それぐらいの気概の方がわしとしては嬉しいぐらいだ」

 

 大老は心底嬉しそうに笑う。

 そう、大老としてはこの圧倒的な空間でいつもと変わらない態度をしている恭也という存在が嬉しいのだ。

 彼は待っていたのだから。

 

「それでわしがお前を呼んだのは御神であるお前がどうしてこの龍に入ったのかを知りたくてな」

 

 平然と大老は恭也が御神流の使い手である事を知っていると言った。

 その事に恭也は動揺を隠せなかった。自らはまだ、恭也としか名乗っていない。不破の名を名乗っていないし、組織に入ってからはまだ戦闘にさえ出ていない。

 だというのに、大老が知っているというなどとありえない。

 

 動揺を抑え、心を平静に保つように恭也は力を傾けた。

 

(この部屋に入る前に覚悟しただろう? 全てを騙すと)

 

「力が欲しかっただけだ」

 

 勤めて平静にそう言いきれた。

 この言葉は嘘だ。しかし、完全なる嘘ではない。

 家族を護る為に力を欲したが為に龍に入った。それに偽りはない。

 ただ、力が欲しかったのが目的ではなく、手段だったというだけ。

 

「ほぉ、しかしそれではどの組織でも良かったのではないのか? わざわざお前の血族を殺した龍に入る理由など何処にもないだろう」

「いや、龍が一番条件が良かった。御神を危険視したお前たちは御神流をよく研究していただろう。

 それに、これだけ大きいと他組織との抗争もさぞ大掛かりなものになるだろう。戦闘経験を積むには持って来いだ」

 

 その二つは事実だった。御神を危険視したが故に龍は御神を滅ぼした。その対策もきっちりと立てられていた。士郎が残したノートよりも尚、精密な資料をすでにこの建物の中で見つけていた。

 そして、抗争も事実。この香港では新興組織がのし上ろうと龍を標的とする事が多々ある。

 

「たしかにそうかも知れん、じゃが、理性と感情は別物だ。家族を殺した龍が憎くないのか?」

 

 憎くないはずなどない。怨めしくないはずなどない。

 しかし、その二つは護る者がいる恭也にとっては邪魔でしかない。

 

「弱い者達になど興味などない。殺された弱者になど感情を抱くはずもない」

 

 これこそが決定的な嘘だった。

 御神流の者が弱い? そんなはずなどない。

誰よりも護る為に力を注ぎ、力を振るい、体を痛めつけてきた御神流の者は何よりも誰よりも強かった。

 心が、精神のあり方が、その生き方が。そう、その人物の全てが強かった。

 

 心が痛む。尊敬していた人達に対しての侮辱。

自ら口にするからこそ余計に許せない。

だが、それでも恭也は口にする。

 

「俺は強くなるために(家族を護る為に)、全てを捨てる(俺の全てを捨てる)つもりだ。その為に(その為だけに)この龍に俺は入ったんだからな」

 

 心の内にある言葉と口から出した言葉が食い違う。

 しかし、それでもこの嘘だけは貫き通さねばならなかった。

 

「面白い。強くなるためだけか。では、お前の今の家族を殺してもかまわんな」

 

 大老の確認するような言葉。

 それに対してだけは頷ける事などできなかった。

 全てを偽ってでも、全てを捨てることになろうとも家族だけは護ることを誓ったのに。それこそ、意味がない。

 だが、頷かなければ自分は信用されない。だが、頷ける事など出来るはずもない。

 

 恭也の葛藤を大老は楽しそうに見ていた。恭也がその言葉に頷けるはずなど無いと知りつつもこの言葉をかけた。

 そう、これはただの大老にとっての遊び。

 

「ははははっ、冗談だ。御神流の技も使えぬ小娘や、生まれたての赤子などに興味こそ湧かん。一番の脅威はお前と鴉だけだ。そんな者など手を下すだけの価値もない」

 

 その言葉に恭也は安堵した。巻き込むわけには行かないから、護りたいから。

 

「では、赤龍のところに戻るがいい。聞きたい事は聞いたからな」

 

 もはや用は無いとばかりに大老は恭也の退室を促した。

 それに恭也の異論はなく、言葉もかけずに部屋を出た。

 

 

 

 

 

「大老、あの子供は危険です」

 

 恭也が部屋を去ってすぐに、言葉をあまり発しなかった女性が恭也の危険性を口にする。

 彼女からすれば懐に復讐者を招きいれた状態と同じだ。

 恭也の口からは龍に服従する言葉を受け取れたが、口から出た言葉などこの世界で信用できるはずもない。

 

「その可能性はない。あやつは家族に手を出さん限り龍に牙をむけることはない」

 

 大老はきっぱりと恭也が家族を護る為に組織に入ったことを口にした。そう、彼は始めから分かっていたのだ。

 

「しかし・・・・」

「くどいぞ」

 

 女性は尚も恭也の危険性を口にしようとするが大老の言葉により口を塞いだ。

 龍の一番上の人物がこれ以上の問答を求めていない。ならば彼女は口を塞ぐしかかった。

 

「家族を護る為に群れから離れ、激情に満ちた心を凍らせるか・・・・。あやつには、氷狼という名が似合っているな」

 

 まさしく、恭也の為にある言葉。家族という絆を護る為に全てを凍らせた恭也を表す言葉。

 

「何故、そこまであの子供の為に動かれるのですか?」

 

 女性としては不思議でしかない。高々子供の為に組織の上に立つものが動くなど聞いた事がない。

 

「あれはな、最強の可能性を秘めた男だ。誰にも届かない、誰にも追いつけない、夢想としか言いようのない最強という言葉を体現する可能性のある男だ」

 

 その言葉に女性は思わず眉を顰めた。

 最強などこの世界に存在しない。存在し得ない。しかし、この大老は言い切った。

 

「ワシが恐れたのは御神であって、御神ではない。真に恐れたのはあの無限の可能性を秘めた男を育て上げる可能性のある御神を恐れたのだ」

 

 それは実質、恭也のみを恐れたということにならない。

だが、それは大老のみ、他の者は真剣に御神という存在が邪魔だったのだ。

 

「ワシはあの男を恐れると同時に欲しくなった。この手で育て上げてみたかった。それを御神家は拒み、敵対すると言った。だからこそ、滅ぼした。」

 

 たかが、一人の為に一族を滅ぼした。それだけこの男が恭也に心酔している。

 もはや狂っているといっても過言ではない。

 女性は目の前の子供のように話続ける大老にかける声が見つからなかった。どう話しかけていいのかが分からなかった。

 

 

 

 

 

 子供のような表情をしていた大老が唐突に真剣な表情に戻り、呟いた。

 

「しかし、ワシが幾ら言ったとてお前のようにあれを危険視する者もおるか・・・・・。まぁ、これをさせればそう言って来る者も減るだろう」

 

 大老は自ら決めた任務を女性に伝え、それを恭也に伝えるように言い、退室させた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 女性も出て行き、尚静けさが際立つこの部屋で大老は震えていた。

 

「さぁ、お前の覚悟を見せてくれ! 無限の可能性を秘めたお前の覚悟を!! 覚悟の過程でわしを憎め、怨め、殺意を込めろ!! そして、わしの想像通りの最強に、わしの想像以上の最強になってくれ!!

 その為にだけにお前に刺客を向けたのだ、その為だけにお前の父を殺したのだ。お前が御神崩壊後生きていることを聞き歓喜したのだ!! さぁ、我が掌で踊りながら超えるがいい!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後書き

 という訳で今回は恭也が龍の大老に会い、全てを騙すために自らすらも騙せない嘘をつくというわけです。

ざから「しかし、随分と面白い老人じゃったな」

 だろうね、この人は元々恭也という才能を詰め込んだ人物に惚れたっていう設定だからね。

ざから「恭也の才能が全てを狂わせたのか」

 んだね。それだけの才能が恭也にはあるって私は思ってるから。そうでもなかったら美沙斗さんを止められないし、美由希が閃を使えるまでに成長させられないからね。

 でも、この話はちょっと怖い。私の想像で書いてるから他の人に受け入れてもらえる可能性が低そう。

ざから「そうじゃな、明らかに恭也を特別視しすぎじゃ、まぁ、今まで感想をいただけたのが奇跡といっても過言ではないからな。それが終わったと思えば気も楽になるじゃろう」

 なるはずないだろ? まぁ、ぐだぐだと話していても悪いからね。さて、次回だけど話の途中出てきた。大老からの直接の任務を書く予定。

ざから「またFLANKER殿のリクエストではないのか」

 仕方ないでしょ? そうしないと龍という組織で恭也の信頼は獲得できないんだから。それにその次は恭也が香港にいる間の高町家を書く予定だから。FLANKERさんのリクは次の次の次になる。でも、きちんと書くよ。プロットはそれなりに出来たからね。

 FLANKERさん、その事に関しては本当にすみません。

ざから「さっさと書け、しかし随分と更新が遅かったの。折角T.S殿の相方である咲殿から目薬やらドリンクを貰ったというのに」

 あぁ、あれ? 有効活用させてもらったみたいだね。お陰で用事を期限までに終わらすことが出来たよ。

ざから「なっ、お主そんな事のためにあの二つを使ったというのか!?」

 うん、だって仕方ないじゃん。

ざから「くっ、迂闊じゃった。すまぬ、咲殿。折角の厚意を上手く使えなかった」

 あれは厚意か?

ざから「戯け!! あれはまさしく作家の隣で苦労する我らと、読者様のために作られた厚意溢れる品じゃぞ!!」

 私達じゃないの!?

ざから「何故、お主の様な輩に厚意を向けねばならん?」

 素直に疑問系!?

ざから「まぁよい。取りあえずは咲殿の厚意を無碍にしたお主の制裁じゃ」

 何時までも殺されてばかりだと思うなよ!! 長編でもかなり殺されてるからな、対策ぐらい思いつくわ!!

ざから「ほぉ、歯向かうというのか、面白い」

ふっ、受けてみろ、最終奥義・・・・・・・・・・・・・・逃げるが勝ち!!

ダッ ←逃げ出した

ざから「阿呆よの」

ザッ ←追いつかれた

ざから「覚悟はいいか?」

 (汗)手加減してくれると嬉しいな〜、なんて思ってます。

ざから「安心しろ、手だけは残してやる」

 それ以外は助からない!!? ぎっ、ぎにゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!

 

ざから「しまった、勢い余って手も消えてしもうた。まぁ、ペルソナじゃし大丈夫じゃろ。咲殿、すまぬがさらなる改良を頼む。では、また次回でな」

後書きが無駄に長くなってしまってすみません。





いやいや、流石は龍の首領といった所かな。
美姫 「全てを知りながらも恭也を懐へ」
にしても、あの事件の真相がそんな事だったなんて。
美姫 「意外よね〜」
けれども、面白い。恭也は自身も含めて塗り固めた嘘で騙し続ける。
美姫 「そんな恭也を強くするためにだけに、大老は色々と画策しそうね」
いやー、他にもどんなお話が出てくるのか。
美姫 「次回も楽しみにしてますね」
ではでは。



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