『トラハ的な日常1・2・3』
設定は恭也が大学2年いわゆるALL ENDのご都合主義です。
トラはシリーズの1.2.3混在SSって事でそれでもいいよって人は進めてくださいませ。
ザザザザ・・・・・
「いい風だ・・・・」
真っ青に広がる海原。
心地よく吹き抜けていく海風。
そして・・
クゥ〜・・クゥ〜・・・
これはけして久遠の声ではない。
「船首」に寄ってくる「カモメ」の声だ・・
「ここは何処だ・・・・」
そう。俺こと高町恭也は船上の人になっている。
第3話
到着!夏の砂浜!そして水着と!
思い起こせば膝の検診で訪れた病院。
「いらっしゃい♪恭也クン♪」
「こんにちは。フィリス先生」
今日はフィリス先生がやけにご機嫌だ。
もしかしたら今日の整体は痛くないかもしれんな。
「く・・・・・」
「グハッ・・・・・」
「ガッッ・・・・・」
な・・・何故だ・・・・何時もより凄まじく痛いぞ・・・・・
「せ・・・先生・・きょ・・今日のは・・何時ものより・・かなり・・・痛い気がするんですが・・・」
「え〜?そうですか?」
フィリス先生はニコニコしながら俺の体をありえない方向に曲げていく・・・
な・なにか怒らせる様な事をしたのだろうか。
海には誘ってあるし、休みもいつも取らないので矢沢先生に「いって来なさい」と取れたはず・・・
「海、楽しみですよね♪」 ゴキッ!
「グハッ!」
ま。。まずい。。意識が・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・「ど・・・・うま・・いった?」
そう、たしかにあの時薄れ行く意識の中聞いた声は・・
「恭也。目が覚めたかい?」
「坊主、起きたか?」
「なるほど。お二人の仕業でしたか・・・・」
「まぁそう言うな青年」
「そうそう、さくらに感謝しないとね、なんせプライベートビーチならぬ島なんだからさ」
「島・・ですか・・」
「そう言えばリスティさん達はさくらさんとお知り合いなんですか?」
「僕は仕事の関係で昔にチョットね、綺堂家は随分色々な事にかかわっているからね〜」
「さざなみ寮メンバーは真一郎や薫の関係でだな。」
「なるほど。」
そんな会話をしているのも甲板の上だ。
「なのは〜強すぎるよ・・・」
「お姉ちゃんがよわいんだよ〜」
「まぁなのはちゃんは、この忍ちゃんとも互角の腕だしね〜。美由希ちゃんじゃちょっと相手にならないかもねぇ♪」
「うう・・姉の立場が・・」
「耕介・・気持ちがわるいのだ・・・・」
「美緒はきっと船酔かな、愛さんみてやってくれません?」
「はいは〜い、あ・な・た♪な〜んて♪」
「も〜お兄ちゃん達は、なんていうか・・(苦笑」
「くぅん?」
「よっぽど嬉しかったんでしょうねぇ〜」
「何時もは天然なのにね〜愛おねえちゃんは」
随分にぎやかだ。一体何人きているのだろうか・・・
それに、何処にむかっているんだろう・・・島だと言っていたが。
「あら、起きた?恭也君」
「さくらさん、この度は家の連中がご迷惑をおかけしたようで・・」
「クスクス、いいのよ♪ 忍も楽しそうだし、それに私も賑やかなのはきらいじゃないのよ」
「そういっていただけると(苦笑」
「そうそう、青年賑やかなのはいい事だゾ。 ニヤニヤ」
「真雪さんの言ってるのは宴会でしょうに・・・」
さっそく嫌な予感がしてきた・・・・
「そう言えば、今何処にむかってるんですか?さくらさん」
「綺堂が所有している島よ、まぁ無人島ってやつかしら」
「無人島ねぇ〜・・さくらこっちに島なんてあるの?僕の羽で周囲を検索してもそれらしき島なんて感じないんだけど」
「検索ってそんな事まで出来るんですか?リスティさん」
「まぁね〜て言っても生き物の気配が密集してたりそんなのを、広範囲でみてるだけだけどね」
ふむ・・HGSと言うのは奥が深い力なのだな。フィアッセやフィリス先生、それに知佳さんも出来るのだろうか・・・
「ああ〜能力では個人差があるからね、得手不得手って奴さ。僕のは検索や戦闘向きな奴だし、フィリスの方は逆にシールドみたいに防御につよいんだよ」
「そ・・そうですか(汗」
そうか・・心も読めるんだったな・・普段は能力を抑えて簡単な浅い部分までしか見えないらしいが・・
「そういう事♪」
「リスティさん、綺堂が所有している島はチョット特殊な結界みたいなものが張ってあるのよ、だから普段は周囲からは入れないの」
「へぇ〜結界ねぇ〜、もしかしてなんか居るのか?」
真雪さんも興味が出てきたようだ。気持ちは分かるが・・
なんせ結界だからな・・なにか居ると考えた方が妥当だ。
「何か居るって訳じゃないわよ(苦笑」
「ただ私も避暑地として何回か言った事があるだけだし、完全に綺堂の所有地として隔離されてるのには訳があるんでしょうけど」
真雪さんの表情がほんの少し険しくなる。
「わからないのか?」
「普通に島のビーチやコテージには何回か言ってるし特に危険な場所はないから大丈夫だと思いますけど・・綺堂家でも避暑地として利用してるしね」
「そうか、なら良いんだけどな」
「真雪も知佳が来てるんでチョット心配してるだけでしょ?きっと大丈夫さ、僕もなにも感じないしね」
日差しが痛いくらい照り付けて快晴だ、特に今の話を聞いても不穏なものは感じない。
恐らく大丈夫だろう。
しかし、海か・・昔とおさんと修行の最中に行った以来かな。
あれから随分時もたった、多少の別れとそしてそれ以上の出会い・・・
幾つかの悲しい別れの後あたしい家族が増えて時も過ぎ、今では大勢の大切な人たちが居る。
美由希とかわした約束も皆伝と共に一区切りした、まぁまだまだ荒い所や未熟な部分もあるが・・・
美沙斗さんも高町家に顔をだす時間も増えて美由希に剣を伝える事も多くなった、自分を超える日も近いだろう。
月日が立つのも早いものだ・・・最近は膝も完治に向かい俺もさらに高みも目指せる・・・・
今、この瞬間とこれからの皆の大切な時を守りきる為にも、そしてさらに両手に握る小太刀にかかる重みを感じるため
たとえ何が起きようとも・・・・
少し風が強くなったきがした。
「どうしたのさ、深刻な顔しちゃってさ」
「いえ、なんでもないですよ」
「恭也君、心配ないわ。たとえ何が起きても私の大切な人達を傷つける事は私がゆるさない・・」
「って、やっぱなんか居るのか?」
「冗談ですよ♪」
本当に輝くような笑顔でそう言われては自分の心配も危惧する必要もないだろう、一応実践装備も持ってきているが。
「まぁ・・エリザ叔母さんの管理地と言うのが心配だけど・・(ボソ」
「「ん??」」
「いいえ、何もないわ♪」
「そういや、皆に顔だしたのか?恭也」
真雪さんも元凶の一人だと言うのに・・・・
「いえ、今起きたところですから」
「なら皆に声かけとけよ・・ニヤニヤ」
「はぁ・・今度は何をたくらんですか・・・」
「失礼な奴だな・・何にもねぇよ、まぁだた人数がな・・(苦笑」
人数?・・・そんなに多いのか?
「とりあえず皆にあってきますよ」
ガヤガヤ・・・
なにやら何処かの会場に向かってるようだな・・とにかく船がデカイ。
ホールの様な大きな扉を開ける。
「お兄ちゃん、おはよぉ〜」
「あ・・ああ・・おはようなのは」
寝ていたんじゃなく気を失っていたんだがな・・・
最近理不尽さが際立っている様な気がする・・・
ポンッ・・
さっきから感じていた気配、耕介さんにそっと肩をたたかれる。
(スマナイ・・そして頑張ってくれ・・)
そう目で訴えかけられる。
(ええ・・・(苦笑)
こちらも苦笑をうかべるくらいしかできないな。(苦笑
「あら恭也、おきたの?」
「随分な言い草だな・・高町母」
「まぁまぁ恭ちゃん、せっかくの海なんだし」
「そうですよ〜 もっと楽しくいきましょう〜♪」
なにが「せっかく」なんだか・・
那美さんもこんな形でつれてこられなければ・・(苦笑
「お師匠、お腹へってませんか〜」
「師匠は寝起きなんだぞ、亀のつくった中華なんかより俺の和食のほうがいいにきまってんだろうが」
「おサルはだまっとれ、和食なんかより今からしっかりと食べといたほうがいいにきまっとるやろ」
「やんのか・・」
「そっちこそやるんか・・」
晶が構える、レンも無手で構えをとる。
ふむ・・・二人とも隙のない、いい構えだ。
晶が正統なきれいな空手の構えに対して、レンのはさしずめ何処からでも受け流せる柔の構えか。
とまぁここで・・・
「二人とも、こっちに正座」
「「ああ、なのちゃん・・」」
とまぁこうなるんだな。
「恭也君、ごめんなさい!」
フィリス先生がいきなり謝り頭を下げる。
「いえ、怒ってませんし少し寝たおかげで体調もすこぶるいいですから」
「うう・・リスティにお金を返さないとおどされて・・」
返す気があるとも思えんが・・(苦笑
「恭也君、ごめんね〜リスティにはきつ〜くいっとくからね」
「いいんですよ、知佳さん悪気があってやった事ではないですし」
「うん・・面白そうだからってことだろうね・・」
「ええ・・たぶん・・」
「うう・・・・・・」
「知佳さん?美緒さんはどうしたんですか?」
そう美緒さんが椅子を並べた即席の簡易ベットで横になりうなされている。
「船酔い(苦笑」
「なるほど」
「どうも美緒ちゃん船に乗った事があんまりないらしくて」
「愛さん、こんにちは」
「こんにちは〜」
愛さんが濡れた手ぬぐいをもって美緒さんの方に歩いていく。
フラフラとあぶないな・・手をかそうかと考えているとそっと横から耕介さんが愛さんをささえた。
「さすが夫婦といったところか・・」
「え?」
「ああ・・なんでもないですよ(ニコ」
知佳さんが「ポッ」と頬を赤らめながら「そう・・」と言うが・・体調でも悪いのか?
「高町君にゃ〜」
「鷹城先生、こんにちは」
先生と言うには甘すぎる声質を持っている鷹城唯子先生、晶とレンがおせわになっている。
「先生もこられたんですね、御仕事のほうは平気なんですか?」
「へ〜きへ〜き、護身道部のほうは大会後でおやすみだしぃ〜」
「そうですか、瞳さんは?」
後ろから気配をけしてそっと近寄ってきている千堂さんに声をかける。
「やっぱり後ろはとれないか・・・」
「まぁこれでも一応御神の師範代ですし・・・それに師範もみているので(苦笑」
美沙斗さんがこちらをみながら苦笑をうかべているしな。
「やっぱり恭也はつよくなったよ・・」
「まだまだですよ、美沙斗さんにはまだ届かない」
「きっともう超えているとおもうがな(苦笑」
「恭也君、今度また手合わせいいかしら?」
「ええ、こちらこそ」
握手をかわしておく。
「はえ〜〜〜〜」
「どうしたの?鷹城さん」
「だって瞳さん男の人にさわられてるのに・・」
「だ・・大丈夫な時もあるのよ・・もう!」
「へ〜〜」とニヤニヤ微笑みも浮かべる先生・・
よくわからんが・・・千堂さんがどうかしたのだろうか・・
そう言えば忍やフィアッセの声がさっきまで外でも聞こえていたのだが見当たらんな
「また後で」と美沙斗さん達に声をかけTVゲームに夢中になってる我が家の末っ子に声をかける
「なのは、忍やフィアッセは何処に行ったかしらんか?」
「う〜ん 忍さんは、一緒にゲームしてたんだけど・・・」
「ふむ、美由希はどうだ?」
「たぶんフィアッセ達とじゃないかな?」
「そのフィアッセも探しているのだが」
「後ろの甲板に行ってみるって言ってたけど・・ゆうひさんとアイリーンさんも一緒だったから喜んでついてったよ」
「なるほどな・・・・」
あいつのミーハー振りは並じゃないからな・・
待ってれば帰ってくるか。
それにしても・・・・
ざっと見回してみる。
愛さん、知佳さん、フィリス先生、耕介さん、真雪さん、リスティさん、那美さん、ゆうひさん、美緒さん
さざなみ寮関係者だけでもこれだけ・・・
高町家一同+アイリーンさん、さくらさん、鷹城先生、瞳さん、忍にノエルか。
「くぅ〜ん!」
「ああ、すまん久遠もいたな」
「くぅん!」
「そう怒るな(苦笑 ほら・・」
久遠を抱き上げてやる。
「「「ああ〜〜〜〜」」」
数人のメンバー・・特に那美さんから悲鳴のような声が・・・
「ん?なんだ・・・この雰囲気は」
那美さんはハンカチをかみ締め久遠をみているが・・そのハンカチはどこから・・・
「く〜お〜ん〜〜・・なんてうらましい・・・くぅ・・・」
こういう何気ないときも大切に思える。
今の何気ない時が過ごせるというのも幸せという奴かもしれんな・・・
ガバッ
「忍・・・人が感慨にふけっている時に・・・・」
「なによ〜避けたくせにぃ〜」
「当たり前だ・・・・」
「お止めしたのですが・・・」
「かまわん、ノエル。それが忍だ」
「ハイ、恭也」
「アイリーンさんおひさしぶりです。」
「だね〜 アイリーンはゆうひとツアーだったしねぇ〜」
「フィアッセも来ればよかったのに、もったいないな〜」
「そんなに良いツアーになったの?」
「そりゃ大成功やったで〜、このゆうひさんに掛かればどんなツアーも爆笑活劇や!」
「大爆笑って・・・いいんですか・・?」
「ややな〜恭也くん〜冗談にきまっとるやんか、ツアーは普通に成功やで〜」
真雪さんがいってたのはこの人数か・・たしかに、賑やかなのは楽しいが
なんて言うか・・・
「 オールスターにも程がある・・」
って奴だな・・(苦笑
「みんな島がみえたわよ」
さくらさんの声で皆が甲板にあがる。
「ほう・・・あれが」
「きれいだね〜お兄ちゃん」
「そうだな・・・」
霧の中に浮かぶ島・・・しかし不気味な感じではなく、外からの日差しが霧にあたり複雑に反射している。
あの霧が結界なのかは分からないが、島が輝いているようにもみえる・・・
「初めてだな〜あの島に行くのは」
「あら忍は初めてだったかしら?」
「うん〜さくらは話てくれたでしょ?あの島の浜辺のはなし、すっごく綺麗だって」
「そうね、本当にきれいよ♪」
「さくらさん、あの島には名前はあるんですか?」
「いいえ、誰もつけてないわね・・たぶん有るとしてもエリザ叔母さんしかしらないわ」
「え?あの島ってエリザのなの・・・?」
「管理者って事ではね・・」
「大丈夫なの・・・?」
「平気よ、何回か行ったって話したでしょ?」
「それならいいんだけど・・」
なにやら忍とさくらさんが話しているが・・よく聞き取れない、唇を読めばなにか心配しているようだが・・
「さぁついたわよ、皆悪いけどこの島には誰もいないの・・荷物は各自もってってね」
「「「「「「はぁ〜い」」」」」」
ふむ、重い荷物は俺が持つか。
耕介さんも同じ考えらしい、食料がはいってる箱を持っている。
「皆、重い食料や飲み物は俺か耕介さんがもつからいいぞ」
「ありがとう〜恭也、桃子さんの荷物ももってぇ〜、お菓子の材料もってきておもいのぉ〜」
「高町母・・ここまで来てお菓子をつくるのか・・・・」
「なにさ、いいわよ〜恭也にはあげないんだからね〜」
そういって拗ねた表情でソッポをむいてしまう。
「お兄ちゃん!いじめちゃだめ!」
「なのは〜お兄ちゃんはいじわるよねぇ〜〜 しくしく・・」
「わかったわかった。」
わが母にもこまったもんだな・・・
「美由希・・たのむぞ・・」
「ええ!恭ちゃん、か弱い妹にこんな重いものを・・・」
「やかましい、さっさともて」
「うう・・・なのはと同じ妹なのに扱いが違いすぎるよ・・・」
「なにをぶつぶついっているんだ・・」
「最近、愛が感じられないよ・・・」
「そんなものはない」
「あうぅ・・・」「いいもん・・この悩殺水着で・・くふふふ」
なにやら不気味な笑みを・・
そっとしておくか・・・・
コテージに向かう途中に浜辺にでた。
しかし、本当に綺麗だな・・・誰も来ていないのだろう、ゴミ一つない。
海から流れ着いた流木すらないな・・・・
「どう?浜辺は。綺麗でしょ♪」
「ですね・・しかし何故に流木や海からの漂流物一つないんですか?」
「言ったでしょ?結界って。この周辺の海流も複雑になっていて、流されても外からは入れないの」
「なるほど、逆を言うと泳いでは、沖にはでられないって事ですか?」
「そうね、遠浅になってるけどそこから急に深くなってる所があって丁度境目でおしもどされるわ」
「って言っても泳げないほど浅くはないから海水浴には丁度いいのよ♪」
「いい所ですね、何より安全みたいですし。」
そう、心配していたのは沖に流されて戻ってこれないことだ。
「ふっふっふ・・・恭也」
「なんだ、忍・・不気味な笑い方をして」
「ぶ〜〜・・不気味って言うな・・まぁいいわ、忍ちゃんの水着姿を後でたっぷりみせてあ・げ・る♪」
「・・・期待せずに待って置くとしよう」
「べぇ〜だ」
まてよ・・・今は何時だ・・・病院にいったのが前日だったから・・・
まさか!・・俺は丸一日気をうしなって・・
「ごめんなさい恭也くん・・じつは睡眠薬を多めにうってしまって・・」
フィリス先生が済まなそうに謝ってきた、どうやら顔に出ていたらしい・・
「なるほど、いいんですよ。さっきもいいましたがゆっくり休めたんで」
「・・・ありがとう」
しかし丸一日か・・道理で間接の節々が軋むと思った・・後で軽くうごくか
「へぇ〜いい所だね耕介」
「たしかに、さしずめリゾートにあるコテージって所かな」
「そうそう耕介」
「なんすか、真雪さん」
「お前と愛は離れになるらしいぞ。。ニヤ」
「え・・イヤみんなと一緒でいいですけど・・」
「なにいってるんだい、新婚旅行いってないんでしょ?いいじゃない、愛はその気みたいだし。ニヤニヤ」
愛さんは真っ赤になっている(笑
「リスティさん、真雪さんあんまり耕介さんをからかっちゃだめですよ」
「離れはほんとだぞ、飯は皆と一緒だし問題ないだろ」
「恭也君いいよ、今回は御言葉にあまえとくよ(赤」
なんて言うか・・耕介さんもまんざらじゃなさそうだ。(苦笑
「みんな、食事をとってから海にいこ〜」
「そうだね〜」
知佳さんとフィアッセの声に
「おお、飯なのだ〜」
「くぅん♪」
うれしそうでもある・・
「美緒ちゃん、食べ過ぎちゃだめよ〜、このあと泳ぐんでしょ?」
「愛〜わかっているのだ」
コテージの庭に大きな丸いテーブルがいくつか置いてある。
なるほど人数が多くても平気といっていた事もわかるな、コテージの部屋数も多いみたいだな。
「お師匠〜どうですか〜?」
「うむ。うまいぞ」
「師匠このおにぎりもどうそ」
「ああ、いただこう」
む・・このから揚げは・・うまいな
「それは、桃子さん御手製のからあげよ〜♪ なのはと一緒にね♪」
「お兄ちゃん、おいしい?」
「うまいぞ、なのは腕をあげているようだな」
「えへへ〜♪」
頭をなでてやる、
「うう・・・おいしい・・」
「おいしいですね〜・・・」
美由希と那美さんはしみじみとたべているな。
ハグハグ・・・
「久遠うまいか?」
「くぅ〜ん♪」
ご満悦だな。(笑
「真一郎もくればよかったのににゃ〜」
「まぁレストランが忙しいみたいだし、しょうがないでしょ鷹城さん」
「先輩もあとから合流する予定ですよ?日にちはずれるでしょうけど、野々村先輩と一緒にきます」
「なるほど、真一郎さんと小鳥さんもくるんですね」
「薫ちゃんも一緒にきますよ、恭也さん」
「仕事は今日までだったな、バ神咲は」
どうやら数人合流するらしい。
「恭ちゃん、勇吾さんと藤代さんの二人は?」
「ああ、声は掛けたんだが大会でこれないといっていた」
「あの二人も付き合っているのばればれなのに隠してるつもりだしね♪」
「む・・そうなのか?忍」
「まさか、気がついてなかったの?」
「忍さん、おにいちゃんですよ」
「まぁね・・・」
なのはよ・・兄は何気に傷ついたぞ・・
「さてと、少し休憩したらいよいよ海よぉ〜♪」
「「「「「「「「「おおぉ〜〜〜♪」」」」」」」」」
高町母・・絶好調である。
「恭也、桃子さんがまだまだ若いところみせてあげるわ♪」
「若いところ・・と言ってる段階でどうかとおもうのだがな・・・。」
「ふ〜んだ! ていっ」
高町母の手刀をかるくかわし、自分の部屋に戻っていく。
「忍よ・・・何のつもりだ・・・」
部屋に戻ったら忍がまさに服を脱ごうとしてる所だった・・
「へ?何って水着に」
「ここは俺の部屋だという意味だ・・・それに、そ・・その下着がみえているぞ・・(赤」
「へっへ〜恭也のエッチ♪」
「後ろをすぐに向いたからみていない・・それに答えになってないぞ・・・」
「忍ちゃんもここの部屋にとまるの♪それに可愛いパンツだからみてもいいよ♪」
「な・・何を言っている・・さくらさんと一緒の部屋だろう」
ドタドタドタ!
バンッ・・・・はぁはぁ・・
「し・・忍!なにしてるの!」
「あちゃ・・・さくら・・あはははは・・」
「来なさい・・・・・」
「恭也君ごめんなさいね」
「い・・・いえ」
ずるずると引きずられていく忍
さくらぁ〜〜〜ユルシテ〜〜〜〜!・・・・・
安らかに眠れ・・
しかし・・・これから如何なる事やら・・・・・
第4話
水着クィーンは誰のもの?
につづく
く・・ゆるしてつかぁ〜さい(泣
前つかってたPCがぶっ飛んで新しく書き直したはいいけど・・
かくメンバーをと、書き直したら長くなりすぎ
泣く泣く区切りました・・
4話は書き終わっていたんですが手直ししている最中
ぶっ飛んだんで、新しく書き直しを3話としていました、
続けて投稿するんでゆるして・・(泣
次回の予告が物凄く気になるんだが…。
美姫 「流れてきに見て、次回はいよいよ海水浴よね」
多分、そうだろうな。果たして彼女たちはどんな水着に着替えるのでしょうか。
楽しみ〜♪
美姫 「そればっかりね」
そんな事はないぞ!
美姫 「何で視線を逸らすのかな?」
何の事やら。ではでは〜。
美姫 「まったね〜」