最終話 光と闇〜終わりから始まりへ〜
*
俺達はとある山に来ていた。
この場所は以前俺が試練を受けた場所である。
ここはかつて俺達が闇の根源を倒した場所である。
「またここに来ることになるとは思わなかったな」
「そうね」
美優希が相づちをうつ。
「皆、この先に奴は居る。もう後には退けない」
「解ってるわ、覚悟はできてる」
「こんなことさっさと終わらせちゃいましょう」
「ここまで来たんだ。最後まで付き合うぜ」
「少しでも戦力は多いほうがいいからな」
皆が口々に決意を示す。
「皆、ありがとう」
「礼なんていらないわ、奴はあたし達にとっても敵だから。それにあたし達は仲間なんだから」
先輩のその言葉に皆が頷く。
「よしっ、それじゃあ行くぞ!」
掛け声と共に俺達は駆け出した。
全てを終わらせる為に。
*
闇の根源は頂上で待ち構えていた。
「よく来たな」
奴は嬉しそうに眼を細めていた。
「決着を付けさせてもらう!」
俺達は変身して身構えた。
奴もそれに呼応するかのように、空に舞い上がった。
「ならば来るがよい。そして我を倒してみろ」
そう言って雷を放った。
俺達は拡散して回避する。
俺は美優希と、先輩は静香ちゃんと真は零一とペアを組んでいる。
真が竜巻を放った、零一の力で増幅されている。
そこに俺が炎を放った。
複合攻撃、“火炎波”(フレア・ストーム)だ。
だがあっさりと跳ね返されてしまった。
次に先輩と静香ちゃんの複合攻撃“氷岩投”(ブリザード・ストーン)が放たれた。
氷の岩が降り注いだ。
「その程度では我を倒せんぞ」
そう言って炎を放った。
その炎は辺りを一瞬にして焼き払った。
「どうした、もう終わりか?」
「くっ………」
「ならば今度はこちらからいかせてもらう」
そう言って氷の槍を放ってきた。
俺達はなんとか避ける。
槍が突き刺さった所は一瞬にして凍り付いていた。
続いて風の刃、炎の鞭と次々と技を繰り出してくる。
「くそっ、このままじゃ俺達が先にやられる。どうすれば…………ぐあっ!?」
考え事をしていたら警戒を怠ってしまったようだ。
脇腹に氷の槍が突き刺さっていた。
「祐介っ!大丈夫」
隣で美優希が悲鳴を上げていた。
「ああ、このぐらいたいした事ない」
俺は辺りを見回した。
皆、かなりのダメージを受けている。
このまま消耗戦に持ち込まれたらこっちがもたない。
ならばっ!
「皆、集まってくれ。あれをやる」
「まさか、あれをやるの!?」
それを聞いて先輩が珍しく躊躇っている。
「やるしかありません。奴には他の攻撃が効きません」
「……解ったわ、やりましょう。皆もいいわね」
他の三人も頷いた。
俺達は円を描くような位置に立った。
そして皆で呪文を唱え始めた。
「全ての秩序を司りし力よ、その力を解き放て」
呪文を唱えていくうちに徐々に体が輝きだした。その光が真ん中に集まって球状になる。
「我等の意思に従い、秩序を乱す者を滅ぼせ」
その瞬間、光の球から光線が放たれた。
光線は闇の根源を呑み込んで爆発した。
視界が白に覆われた。
「グオォォォォォ―――――!!」
光の中から悲鳴が上がっている。
効いているのだ。
よしっ、これならまだチャンスはある。
そう思った瞬間、体中に凄まじい衝撃が走った。
一瞬何が起こったのか解らなかった。
「…………っ!?」
次に激痛が襲ってきた。
だんだんと意識が遠のいていく。
「祐介―――――――――!!」
遠くから美優希の声が聞こえる。
だが俺はその声に応えることができなかった。
*
俺は闇の中を漂っていた。
ここは何処だろう。
俺達は切り札を闇の根源にぶつけて、それから視界が真っ白になってそれから………
そこまで考えて思い出した。
俺達は奴に負けたんだ。
そうと解るといっきに体から力が抜けていった。
結局俺はまた守れなかった。
俺は力なく笑っていた。
「ごめん美優希、俺は君に嘘をついてしまった。絶対に守るって言ったのにな………」
美優希を守れなかったのが悔しくて悲しい。
気がつけば涙を流していた。
悔やんでも悔やみきれない。
もう取り返しがつかないのだ。
俺は悲しみに押し潰されそうになった。
そのとき。
「あきらめないで」
俺は顔を上げた。
だがそこには誰もいなかった。
気のせいかと思ったがまた聞こえてきた。
「あきらめないで、祐介」
「美優希?」
そう、その声は美優希のものだ。
「きっと出口は見つかるわ」
「でも俺は奴にやられたんだ。だからこんな所にいるんだ」
確かに俺は負けたのである。
「大丈夫、まだ死んでいないわ。貴方は今自分の心の中にいるの。ここで挫けてしまったらもう戻ってこれない、だから出口を探すの」
「でも戻ったとしても俺には奴を倒す自信が無い」
「怖がらないで。私がついてるから、ずっと一緒に居るから一人でできないことも二人ならできる。だから私を信じて」
それを聞いてハッとした。
そうだ、俺はまた忘れかけていたのだ。
信じる心の大切さを。
「そうだったな、美優希のおかげで眼が覚めたよ。信じる心は無限の力、どんなことでも可能にするんだ。たとえ出口の無い闇の中でも出口を見つけ出して見せる。そしてもう一度美優希に逢いたい。その為に出口を探すんだ」
そう言って駆け出した。
心はどんな物よりも大きな力になる。
誰かを想うこと、願うこと、慕うこと、それらの一途な心が優しい力なのだ。
人の心はとても弱い。
だがそれと同時にとても強い。
人は一人では生きていけない。
何故なら心の揺らぎに耐え切れないからだ。
だから人は誰かを求めるのだ。
そして惹かれあっていく。
それを運命と言うのかもしれない。
だが人はその運命に逆らえない。
何故ならその運命があるからこそ、人は人でいられるのだ。
愛する者を守りたいという気持ち、運命が人々にその想いを与えたのだ。
そしてその想いがあるからこそ、人は人であり続ける力を手に入れたのだ。
この想いを無くさなければ人であり続けられる。
今の俺のように。
*
しばらくすると光が見えてきた。
俺はそこに飛び込んだ。
その途端、視界が真っ白になった。
「うわっ」
俺は思わず眼をつぶった。
しばらくすると間近で少女の嗚咽が聞こえてきた。
「美優希………」
「祐……介」
美優希は泣き腫らした眼を見開いた。
「ただいま」
俺は安心させるように笑った。
「もう……心配したんだから」
「ごめん。でも俺は約束を果たすために帰ってきた」
「うん……おかえりなさい」
そう言って美優希がいつもの笑顔を取り戻した。
俺は起き上がって辺りを見渡した。
他の皆はまだ気絶しているようだ。
上空には闇の根源がいる。
「何故、トドメを刺さなかった」
闇の根源はゆっくりと口を開いた。
「汝等をここで葬るにはあまりにも惜しい。汝等なら未来を切り開けるかもしれん。ようやっと天命を果たせるかもしれんのだ」
「てっ天命だって!?」
俺は素っ頓狂な声を上げた。
天命とは神から受けた命令である。
俺達が地球を作ったのもこれにあたる。
「そう、我の命は光の世が来るまでの世界支配。そして選ばれし人間達に倒されること。何故ならそれがこの世界に光の世を作る鍵となるからだ。我は汝等を選んだ。さあ、我を倒してみろ、それができればこの世界に新たな一歩が踏み出される」
俺はそれを呆然と聞いていた。
奴の言っている事が本当だとしたら、今までの戦いは全て神の経綸だったということになる。
だとしたら俺の採るべき行動は。
「解った、その言葉信じよう。お前が望むように俺達の力を見せてやる。美優希、力を貸してくれ」
「解ったわ、でもどうやって倒すの?祐介の技、効かないんでしょ」
美優希が不安げな表情をしている。
「大丈夫、信じていればなんでもできる。それに一人じゃない二人一緒なんだ、不可能なことも可能にする。だから俺を信じてくれ」
それを聞いて美優希は安心して頷いた。
「ちゃんと届いてたんだ、私の声」
「ああ」
「それを聞いて安心したわ。後は祐介の好きにして、私は最後まで付き合うから」
「ありがとう、美優希」
軽くキスをしてから美優希の手を握り締めた。
「それじゃ、いくよ」
「うん」
そう言って二人は翼を広げた。
美優希が白で俺が赤。
それぞれが始まりと終わりを示している。
そして呪文を唱え始めた。
それは知るはずの無い呪文、だが二人の口から自然と紡がれていた。
「全ての始まりを司る光の力よ」
「全ての終わりを司る闇の力よ」
交互に呪文を唱えていく。
すると体が白と赤に輝きだした。
「その力を一つにし新たな力を我等に示せ」
その瞬間、二人の後ろに巨大な光球が現れた。
呪文はまだ終わっていなかった。
「天を駆ける白き翼」
「全てを見つめる紅き双眼」
「汚れ無き純白の体」
「全てを裁く紅蓮の爪」
呪文を唱えるにつれてだんだんと光球が龍の形へと変わっていった。
「汝、全ての始まりと共に生まれし者」
「汝、全ての終わりを告げし者」
「汝の名は“混沌の天龍王”(カオス・オブ・エンジェルドラゴン)」
呪文を唱え終わると同時に光球は龍の姿になった。
俺達が唱えた呪文、それは天龍王を復活させる呪文だった。
天龍王とはこの世界の始まりと終わりを司る存在。
天龍王と共にこの世界は誕生した。
だが世界の誕生と共に長い眠りについた。
いつか終わりを告げる為に。
そしてその時が来た。
天龍王は終わりを、そして新たな始まりを告げる為に目覚めた。
「私は君達を信じていた。君達なら私を目覚めさせてくれると思っていた」
俺はこの声に覚えがある。
「まさか、俺の夢の中に出てきたあの声は」
「そう、君とは幾度と無く接触してきた」
もうずいぶんと昔の話だが俺の夢の中で誰かが話しかけてきたのだ。
「私があの時言った事を君はちゃんと覚えていてくれた。だから君達には出来たんだ」
俺はそれを聞いてあることを思い出した。
「信じる心が力となる。そうだ、このことを教えてくれたのはあんただったな」
「でも私が教えるまでもなかったんだ。君はすでにその力を持っていた。いや、それ以上の力を持っていたんだから。君達は私の後継者に相応しい、だからこれを託すことにする」
そう言って現れたのは一振りの剣だった。
「これは?」
「世界の共存者が代々受け継いできた神剣“光神剣”さ。これが世界の共存者の証となる」
「えっ?それじゃああんたは」
光神剣を俺達に託すということは世代交代を意味する。
「私は少し休むことにするよ。あまりにもこの世界にいすぎたからね。後は君達に任せても大丈夫、君達なら新たな始まりを告げることが出来る」
そう言って天龍王は消滅した。
後には光神剣だけが残った。
俺は静かにその剣を掴んだ。
掴んだ途端に力が流れ込んできた。
それは莫大な力だった。
うっかりしていると押し潰されそうなほどの力だった。
手が小刻みに震えている。
「大丈夫?祐介」
その手を暖かくて透き通るような白い手が包み込んだ。
その途端に震えが治まった。
その時、俺は悟った。
この力は二人でじゃないと制御できない。
美優希の持つ優しい力と俺の持つ信じる想いがあって初めてこの力を使うことができる。
「ああ、大丈夫だ美優希が居てくれたら。それに責任重大だからな」
「うん、でも私達にできるのかな?」
「できるさ。信じていれば、俺達なら」
「そうだったね。信じる心、それは無限の力となる」
「そうさ、俺達なら何だってできる。二人で終わらせよう、そして新しい世界を一緒に歩こう」
「うん」
そこで闇の根源が口を開く。
「どうやら準備が整ったようだな。では行くぞ」
「ああ、来い。美優希、力を貸してくれ。俺一人じゃこの力は扱えない」
「解ったわ。何をすればいいの?」
「手を握っていて欲しいんだ」
美優希は言われるがままにギュッと手を握り締めた。
すると光神剣が輝きだした。
剣に力が流れ込んでいくのが解る。
「これで終わりだ―――――!!」
剣を一閃させた。
剣から光が放たれた。
それは龍の形を成して飛んでいく。
そして激突。
激しい火花が飛び散り爆発した。
その時闇の根源は穏やかな顔をしていた。
「それでいい、選ばれし者達よ。これからも自分達が信じる道を進むがいい。それに汝等は己の闇に負けぬ強い心を持っている。その心を忘れるな、その心を忘れぬ限り汝等はこの先どんな困難にぶつかっても次なる道を開いていくことができる。我は汝等のような者をずっと探していたのだ。これでやっと眠りにつける」
「ちょっと待ってくれ。じゃあ俺達はおまえと最初に戦った神邪戦争は仕組まれたものだったのか?」
俺は困惑しながら尋ねた。
「そう、あれは我と神が汝等を見極める為に仕組んだこと。もっともあの時はまだここまでたどりついていなかったがな。だがもう何も案ずることは無い。汝等は天に認められたのだ」
「ということは今まで俺達を試していたのか?」
ただ驚くしかできない。
「そうだ、汝等には悪いことをしてしまったな。だが仕方がなかったのだ。許せとはいわない、だが我とて悪意の元にやったのではないということだけは理解して欲しい」
長い沈黙がおりた。
やがて俺は口を開いた。
「一つ確認しておく。おまえには本当に悪意がなかったんだな?」
「ああ、それは本当だ。こんな立場でなければ汝等とゆっくり話しでもしたかったものだ」
それを聞いてフッと表情が和らいだ。
「それだけ聞ければ充分だ。それでこれから俺達はどうすればいいんだ?」
「もうじきこの世界に光の世が訪れる。汝等はその時、この世界の行く末を見守っていて欲しいのだ。世界の共存者として」
「解ったよ。後は俺達に任せて休めばいい」
闇の根源は安心したような表情で頷いた。
「そうさせてもらう。できればいつか汝等と話がしたいな」
「できるさ、きっと」
「そうだな。ではその日を楽しみに待つとしよう」
そう言って闇の根源は光の粒になって消えた。
*
俺はしばらく黙っていた。
他の皆はいつの間にか復活していた。
「結局俺は何の為に戦ってきたんだろうな」
自問してみたが答えはでなかった。
「まあ、戦いよりもその中で気付いた信じる心の大切さのほうが大事なのかもしれないな」
俺はそう納得して頷いた。
「やっと終わったね」
寄り添うようにもたれていた美優希が呟いた。
「でも俺達の役目はこれからだ。俺達は大事なことを任されたんだ」
「そうね」
二人でしんみりとしていたら、皆が駆け寄ってきた。
「やったわね祐介」
「おめでとうございます祐介さん」
「すごかったぜ、一撃だもんな」
「たいしたものだ。あれほどの力を扱えるとは」
皆が口々に祝いの言葉をかけてくる。
「やっぱり愛の力は凄いわね」
先輩がうっとりとした表情で言う。
「先輩そういう言い方はやめてください」
俺は嫌そうな顔をする。
「あら、いいじゃない。二人で倒したんでしょ」
「それはそうですけど」
いまいち納得できない。
「まあまあ、いいじゃないですか。お祝いを兼ねて盛大に結婚式をあげちゃいましょう」
そこに静香ちゃんも加わる。
「静香ちゃんまでそんなこといわないでくれ」
皆が笑っている。
いつものように。
賑やかで苦労するけど俺はこの空気が好きだ。
そして隣には美優希がいる。
この瞬間がとても幸せだ。
するとそこに二人の男女がやってきた。
「その様子だと終わったんだ。おめでとうお兄ちゃん、お姉ちゃん」
「おめでとうございます」
リーアとシルフィスである。
そうだこいつ等もいたんだったな。
リーア達も輪の中に加わった。
「相変わらず気持ちいいわね、ほっぺた」
すかさず先輩がむにむにする。
「も〜、やめてくださいってば〜」
「子供のくせに敬語なんか使うからいけないのよ」
「そんなの関係ないですよ〜」
「先輩、ほどほどにしてくださいよ」
俺は一応注意をする。
「解ってるわよ」
そう言いながらも手が止まらない。
それを苦笑しながら眺めていると背後からぬうっとシルフィスが現れた。
「祐介」
「わー、おどかすな」
「私と二人っきりでいいことしませんか?」
それを聞いて鳥肌が立った。
「断るっ!!」
即答する。
「つれないこと言わないでください。いいじゃないですかちょっとくらい」
シルフィスがすり寄ってきた。
そこにカーンと景気のいい音が鳴った。
「きゅ〜、何するんですか」
頭には大きなたんこぶができていた。
美優希が手にオタマを持っていた。
あれで殴られたのか、よくもまあたんこぶだけですんだな。下手すりゃ顔が変形するぞ。
「それはこっちの台詞よっ!祐介は私とするんだから、あなたには渡さないわ」
さりげなくとんでもないことを言う。
「美優希、そういう話をここでしないでくれ」
「いいじゃない、もう2回もしたんだから」
それを聞いてこんどは先輩が反応した。
何だか嫌な予感がする。
「どういうことかしら祐介、説明してくれる?」
とても嬉しそうである。
隣ではシルフィスが喚きだした。
「ひどい、私には何もしてくれないのに。こうなったらしてくれるまで離しませんからね」
「そんなこと絶対にさせない!」
両側から腕を引っ張られた。
「それよりもさっさとはきなさい」
俺は三人に迫られた。
「えーい!こうなったら」
そう言って俺は空間転移して逃げ出した。
「待ってよ祐介」
「待ってください」
「待ちなさい、まだ話が終わってないわよ」
そう言って追いかけてきた。
何故か他の皆も一緒だ。
皆の表情が生き生きとしている。
頭上の夜空に光が差してきた。
朝が来たのだ。
それは新たな始まりを告げる朝だった。
END
あとがき
こんにちは、堀江 紀衣です。
いやー、終わってしまいましたねー。
祐介「なんだかどっと疲れたような」
美優希「まだまだこれからよそれに平和になったから……毎日でもできるね(ぽっ)」
祐介「……そうだな」
麗奈「はいはい。のろけるのはそのくらいにしときなさい。それにしても振り返ってみるとなかなか感慨深いわね」
静香「そうですね。これでやっと落ち着けますね」
真「でも、これで終わりかと思うと寂しいな」
零一「出会いがあれば別れは来る。だがいざそうなると物悲しいものがあるな」
シルフィス「皆さん、そんなにしんみりしなくてもわたし達の出番はまだありそうですよ」
祐介「何っ?それはほんとか」
シルフィス「ええ」
シルフィス、紀衣を見てにやりと笑う。
紀衣「なっ、なぜそれを!」
シルフィス「さあ、どうしてでしょうね?」
紀衣「まっ、まあそれはさておき以上で“こころ〜優しい力〜”は終了します。読んでくださった皆様、ありがとうございました。こころは短編も考えているので、見かけたらまた読んでやっていただけると光栄です。それではまだお会いしましょう」
……そういえば何か大事なことをわすれているような?
連載お疲れさま〜。
美姫 「皆、何とか無事に済んで良かったわね」
うんうん。そして、まだ出番があるという言葉…。
美姫 「何があるのか、楽しみだわ」
それでは、一先ずご苦労様でした〜。
美姫 「次回作も楽しみにしてますね」
ではでは。