『看病』
恭也は平日なのに部屋で寝ていた。
それは恭也が風邪を引いたためである。
恭也は滅多に風邪を引くことはなかったが昨日雨が降っていてカサを忘れたため濡れて帰ってきたのだった。
そのまま風呂に入ればよかったのだが
風呂には美由希が入っていたためすぐに入れなかった。
そのため恭也が風邪を引いてしまったのだ
風邪を引いた恭也の看病がいないのは
レン、晶、なのは、美由紀は学校があり
フィアッセと桃子は翠屋に行ってる為恭也が一人で寝ているのだ。
恭也が寝ていると近くで気配がしたため恭也が目を覚ましたらそこには
「……さくらさん」
そこには忍の親戚であるさくらがいた。
「こんにちは恭也くん」
「こんにちはさくらさん。…なんでここにいるのでしょうか
家にはカギが掛かってるんですけど……」
疑問に思ってる事をさくらに尋ねてみるとさくらは
「それはね翠屋さんに寄ったら桃子さんが」
今日、さくらは暇だったため翠屋に寄ろうと考えていた。
翠屋のドアを開け中に入っていくと見知った人が
「あら、さくらさんいらっしゃい〜」
と翠屋の店長の桃子が話しかけてきた。
「こんにちは桃子さん」
「今日は、いつもより早い時間ですね」
「えぇ、今日は一日中暇なんで早くきました」
「え、今日一日暇なんですか」
「そうなんですよ」
それを聞いて桃子はしばし考えて
「さくらさんお願いがあるんですけど聞いてもらえますか」
「お願いですか?」
「そう、さくらさんにしか頼めないんですよ」
「どんなお願いなんですか私しか出来ない事って?」
「実は恭也の看病を頼みたいんですよ」
「恭也くんの看病ですか。恭也くん風邪でも引いたんですか」
「そうなんですよ〜、平日なんで誰も看病できないんですよ
私やフィアッセは店があるんで」
「恭也くんの看病私でいいんですか?」
「お願いします。今度何かおごりますから」
「わかりました。恭也くんの看病しますね」
「ありがとうさくらさん、ちょっと待っててくださいね」
そう言うと桃子は店の奥に何かを取りに行った。
しばらくして桃子が戻って来てさくらに家のカギを渡した。
「今、恭也しかいなくってカギが掛かってると思うんでカギ渡しますね」
「ありがとうございます。」
そう言ってさくらは翠屋を後にし高町家に向かって歩いていった。
「……そう言うわけですか。すみませんわざわざ休みなのに来てもらって」
すまなさそうに恭也が言うとさくらは
「いいのよ、私も暇だったから」
とやさしく答えた。
さくらが来たのは丁度昼前だったので恭也に
「恭也くんお昼おかゆでいいわよね」
「すみません作ってもらって」
「いいのよ、恭也くんは今風邪引いているから私が作るから」
さくらはそう言うと部屋を出てキッチンに向かった
しばらくしてさくらがおかゆをもって部屋に戻って来た。
恭也の近くに座った恭也がレンゲを取ろうとするとさくらに
よってそしされた
「さくらさん…?」
「私が食べさせてあげるわね」
さくらはそういうと
ふぅふぅとレンゲのおかゆを冷ましてから恭也の口元にもってきた
「はいあ〜んして」
「さ、さくらさん自分で食べられますから……」
「食べてくれないの?」
うわめずかいで恭也みていた。
恭也はさくらのしぐさに心の中で
(か、かわいい)
と思っていた。ずっとみつめられていたので
「わかりました」
と恭也がおれた。
さくらはうれしそうに恭也に食べさせていった。
恭也は顔を赤くしながら食べさせてもらった。
お昼わ食べたせいか恭也は眠かった。
「すみませんさくらさん、少し寝ますね」
「いいのよ病人だから気にしないで寝てていいのよ」
とさくらがいうと恭也は眠りに入った。
さくらは恭也が眠ったのを確認するとそのまま恭也の寝顔を見ていた。
「恭也くんの寝顔かわいいんだ」
とさくらは言った。
恭也の寝顔を見たものは少ない御神の剣士として鍛えられてるせいか少しの
気配でも起きるようにしているからである。
さくらはしばらく恭也の寝顔を見ていたのだが自分も眠たくなったのでそのまま
眠ってしまった。
だいぶ時間が経って恭也が目を覚ますと隣にさくらが眠っていた。
恭也はさくらを起こさないように毛布をかけた。
恭也が起きて一時間ぐらいしてからさくらは目を覚ました。
さくらが起きると
「ごめんね恭也くん看病していたのに私が寝てしまって……」
すまなさそうにさくらが言うと恭也は
「気にしていませんからそれに」
恭也は恥ずかしそうに下をむきながら
「寝顔かわいかったですよ。」
と言ったのでさくらも顔を赤くした。
しばらくさくらと話をして時間を潰した。
「さくらさん今日はどうもありがとうございました」
「いいのよ、私が好きでやってたのと桃子さんに頼まれたから」
「今度何かお詫びさせてもらいますね」
「だったら風邪が治ったら買い物でも付き合ってもらおうかな」
「それぐらいだったらお供させてもらいます」
「ありがとう、そろそろみんな帰ってくると思うから私は帰るね」
「玄関まで送っていきますよ」
「いいのよここで」
やんわり断られた
「それじゃね恭也くん」
「さよならさくらさん」
さくらは恭也の部屋を出ていった
さくらが帰ったあと学校に行っていた妹達が帰ってきた。
それからしばらくして桃子とフィアッセが帰ってきた。
夕飯の時桃子が
「恭也、さくらさんの看病どうだった」
と言ったので
その日の夕飯では今度恭也が風邪を引いたとき誰が看病するかでもめていた。
あとがき
どうもリンクありがとうございます。
霧架「ありがとうございますね。」
やっとリンク記念終わったよ〜
霧架「あと何本かあるわよ」
わかってるよ
霧架「さっさとしないとお仕置きが待てるわよ」
霧架のお仕置きなれたから平気だよ
霧架「そお、だったらお仕置きの数ふやそうかしら」
霧架「そうだ今度、美姫さんにお仕置きでも教えてもらおうかしら」
まじですか
霧架「まじよ、あなたの執筆が遅いのがいけないのよ」
………
霧架「これから早く書くようにしなさいね」
わかった。よなるべく早く書くようにするよ
霧架「わかればいいのよ、守れなかったらお仕置きが待ってるだけだから」
お仕置きだけは勘弁してください
霧架「馬鹿な話はこれくらいで」
霧架「浩さん、美姫さん、これからもよろしくお願いします。」
よろしくお願いします。
霧架「それでは失礼しますね。」
ではでは〜
投稿ありがとうございます〜。
そして、HP設立おめでとう〜。頑張って下さい。
美姫 「ほのぼの〜とした作品だったわね」
うん。恭也が風邪を引いたら、っていうお話。
美姫 「次に風邪を引いたら、誰が看病するかで揉めそうね」
ははは。確かにね。
美姫 「さて、それはそうと。霧架さんに尋ねられたからには教えなければね」
や、止めておけって。アレを他人にしたら、ただでは済まないぞ。
下手をしたら、お前は殺人教唆で…。
美姫 「失礼ね。ただのお仕置きじゃない」
いや、だから。
美姫 「大丈夫よ。普通の人用と浩用の二種類があるから」
いや、俺も普通の人なんですけど。
美姫 「聞こえなーい。全く持って、これっぽっちも聞こえなーい」
シクシク。
美姫 「まあ、普通の人用だけでも送っておこうかしら」
御琴さん、逃げて〜〜!
美姫 「何よ、さっきから失礼ね」
お前のお仕置きは過激すぎるんだよ!」
美姫 「だから大丈夫だって。こっちは普通の人用だから」
どれどれ。
……(読書中)……。
……パタン。
これは厳重に封印です。って言うか、何を考えてる!
って、ちょっと待て、これで普通の人用?じゃあ、俺用は?
美姫 「はい、これよ♪」
……(只今読み込み中)……。
……お、お前は何を考えてる!
美姫 「でも、身に覚えあるでしょう」
……うん。
美姫 「くすくす。慌て物ね〜」
あははっはは〜。そう言えば、幾つかは体験済みだな。
あははは。…って笑い事か!よくよく思い返してみれば、ろくでもないな。
美姫 「過ぎた事は良いのよ」
何、まとめようとしてる。
美姫 「ほほほ。気にしない、気にしない。それじゃあ、またね〜」
……と、とりあえず、またです。
それじゃあ、頑張って下さい。