「ん〜。まだズキズキするなぁ…」
そう言い、一刀は頭をさすりながら市場を歩く。
何とか公孫賛の誤解(?)を解いた一刀だが、張宝との闘いで魔力を消費していたためにまだ殴られた箇所に痛みが残っていた。
しかも、一刀は気付いていないようだが、公孫賛の中で遺恨を残すこととなった。
あの時の公孫賛の一撃は、まだ見ぬ趙雲の本気の一撃に匹敵すると確信する一刀であった。
「オイ!テメェ!」
すると、後ろから誰かを呼び止める声がした。
一刀は何となく今回も俺だろうな…、と思い振り返ると、そこには前日ブチのめした見覚えある三人の男達と見覚えのない女の子がいた。
第9章:義賊
「あ、このあいだの…」
あの時は悪い事したなぁ…。謝った方がいいかなぁ、と考えたんだが、理由はどうあれ子供を殴るのは良くないので謝らないことにした。
「その節はウチの野郎どもが世話になったらしいじゃないか…」
すると、男達の間から女の子が姿を現した。
その女の子の見た目は身長158p。髪は薄い紫色で随分さっぱり感じる程短い。そして、あるかないか不明な胸であった。
総じて、アグレッシブなイメージを与える女の子だった。
「いえ、そんな、御世話したなんて程の事は…こちらこそいつも御世話になってます」
一刀は手で頭を抑え、首を振る。
何故か腰は低く、御世話になってないのにそんなことを口にする一刀。
「え、いや、こちらこそ――って何でやねん!!」
う〜む。本場関西仕込みには遥かに劣るが、中々ノリツッコミの資質はあるようだ。
「お前!私等をなめてんのか!?」
もの凄い形相で怒鳴り散らす女の子。
(まぁ、ぶっちゃけなめてる)
こいつからは安春と同じ臭いがプンプンする。
「オイ、テメェ!このお方を前にそんな態度取っていいと思ってんのか!?」
そんな一刀の考えが伝わったのかあの時ブチのめした一人の男が叫びながら言う。
「いや、だって俺、つい最近この街に来たばかりだから…」
と言うか、あんたらのルールなんて知るか!
「成る程。なら教えてやろう…私は――」
「いや、別に知りたくないから」
女の子が名乗る前に、お前なんて興味無いから、と言う意味を孕んだ言葉を女の子に投げ掛ける。
ピキッ
あ、キレたか…?
「お、お前ー!殺してやるーー!!」
そう言うと、女の子は物凄い殺気を放つ。
その殺気は本気の時の趙雲のそれとなんら遜色ない程であった。
(成る程。腕は確かだったか…)
下手に刺激すべきではなかったな…。ま、今更遅いか…。
そうして、一刀が剣に手を掛けようとした時…。
「一体どんな権利があって、人様の命を奪おうってのかい?」
一刀の後ろから、明らかな怒気を孕んだ女性の声が聞こえてきた。
「あ、華侘様…」
そして、その女性を見るやいなや女の子の殺気が収まっていき、更に女の子はもちろん、屈強な男達までもがドンドン小さくなっていった。
「人様の命を粗末に扱う輩には二度と診察をしてやらんと言ったのを忘れたわけではあるまい?」
殺気や覇気とは違った何かを放ち、女の子やチンピラ達を萎縮させる華侘と呼ばれた女性。
一刀は振り返り、華侘と呼ばれた女性を見る。
華侘は黄蓋より少し年上で、身長は162p、髪は黒いくセミロング程度まで伸びており、それをヘアピンで止め、オールバックにしている。
「ぇ、えっとですね…こ、これはですね…何と言うか…」
何だ?急に縮こまって?
この女性がそんなに怖いのか?
「そう!言葉のあやです!」
絶対意味知らないだろ、こいつ…。
ゴンッ
「うぎっ」
すると、華侘は言い訳をした女の子に何の容赦もなく拳骨を振り下ろした。
「今回はこれで勘弁しといてやる。次は無いと思いえ」
「は、はいぃ…」
華侘に拳骨され相当痛いのか女の子は目に涙を浮かべながら力無い返事をする。
「悪いねぇ…。このバカどもが迷惑かけて。ホラ!あんた等も頭下げな!」
そう言うと、華侘は右手で女の子の頭を、左手で側にいた一人の男の頭を掴み無理矢理頭を下げさせた。
その二人の表情は屈辱感でいっぱいといった感じだ。
「いや、今回は俺にも非があるからお気にせず…」
何となくだが、この華侘って女性には圧されがちかも…。
「そうかい?済まないねぇ」
うん。あんたは全然そう思っている様に見えないがな。
「そうだ!迷惑かけた御詫びにもてなしてやるよ!」
「いや、なにもそこま―――」
「それじゃあ、そうと決まったら早く行くわよ!」
この街の奴等は話を聞かん奴等ばかりか!?
「ほら、ちゃっちゃと行くわよ」
華侘は女の子に話し掛ける。
「え?もてなすって私等の隠れ家でですか!?」
仮にも賊をやっている奴等だ。アジトに見ず知らずの他人を連れて行くのには抵抗があるようだ。
「何だい?文句あるのかい?」
と言うか、文句があっても言えない雰囲気作ってるのはあんただろ!?
ある意味では雪蓮以上の存在感だなぁ。
「い、いえ…無いです…」
そして、当然こうなるわけだ。
こうして一刀達は賊達の隠れ家に向かったのだった。
「困りましたねぇ…」
顔に手をあて本当に困ったといった表情を浮かべる陳到。
「あぁ…。困ったなぁ…」
そして、そんな陳到の言葉に同意を示す弱小領主こと公孫賛。
一刀と一悶着あったが特に引きずってる様子もなく、今はそれより困惑の方が強く出ている。
二人が何を困っているのかというと…。
「赤ちゃんですか…」
陳到がポツリと呟く。
その腕には赤ちゃんが抱かれていた。
この辺りは貧しい人々も多々いる。残念だが、捨て子も全くいないわけではないというのが現状だ。
それは仕方ないと言うとどうかと思うが今回の問題は、市場を回っている時に陳到が見付けたことである。
そして、お人好しの陳到は捨て子を見付けると城まで連れて帰ってしまったのだ。
「しかし、人の気も知らずよく寝ておるなぁ、こやつ」
趙雲は赤ちゃんの純粋な寝顔を見て微笑ましく言う。
「えぇ…本当にそうですね」
陳到は趙雲の言葉に同意を示す。
その場にいる三人は無邪気な赤ちゃんに和む。
「この子の名前は書いてあったか?」
公孫賛は赤ちゃんをくるんでいた書き置きに名前が書いてあるかどうかを訊く。
「え〜と、『幼令』…だな」
趙雲が書き置きを読み上げる。
「幼令というのですか。かわいいですねぇ」
最早陳到は赤ちゃんにメロメロ状態である。
そして、女の子三人で赤ちゃんの話しをする。
「ふ、ふぇええぇぇぇん!!」
すると、いきなり幼令が泣き出した。
「あら、どうしたのですか、幼令?」
陳到は苦笑しながら、喋れるハズもないのに腕を軽く揺らしつつ幼令に話し掛ける。
「ど、どうしたらよいのでしょう?」
動揺して他の二人に訊く。
だが、どう考えても他の二人の方が苦手そうだ。
「わ、私はそういうの無理なんだ!」
両手を顔の前でブンブン振り答えではなく何故か拒否を示す公孫賛。
「残念だが私も流石に子育ての経験はないからわからんぞ」
万能武将趙雲をもってしても流石に泣く赤ちゃんはどうしようもないようだ。
「腹が空いてるんじゃないか?」
落ち着いた公孫賛は空腹ではないのかと言ってみる。
確かに、赤ちゃんの泣く大きな理由の一つなので、納得したように頷く陳到。
「なら、乳母さんを呼ばなくては…」
最初からそうすればよいのに三人とも誰も何故か乳母を呼びに行かなかったのだ。
「ふむ。それでは、私が呼んで――」
「違いますよ。その泣き方は空腹ではなく、オムツですよ」
趙雲が乳母を呼んでこようとすると、中性的な顔をした男性――簡雍がいきなり入って来た。
「わかるのか、簡雍?」
公孫賛が泣き方で判断できる簡雍を不思議に思い尋ねる。
「はい。僕は昔、よく弟や妹の面倒を見ていたので、子育ては相当の手練れですよ」
恐らく、相当大変だったであろう経験を楽しそうに笑いながら言う簡雍。
そして、簡雍は陳到から幼令を受け取るとオムツを手早く取り替える。
「ほぉ〜、本当に手練れておるなぁ…」
趙雲は目を細め関心したように呟く。
「………」
陳到もその様子を沈黙しながら、集中して見る。
「ハイ。御仕舞いです!」
恐ろしい速度でオムツを取り替え、笑顔で言う簡雍。
「スゲェな…。ちょっと意外だった」
公孫賛が簡雍に賞賛の言葉を口にする。
「まぁ、いつも僕が御世話をするわけにはいかないので、早く乳母さんに預けた方がよいでしょう」
確かに、いくら簡雍が手練れているとはいえ、簡雍も政務やらなんやらがあるのだ。
爽やかな笑顔を浮かべながら簡雍は言う。
「待って下さい」
すると、乳母の所に連れて行こうとする簡雍に陳到は待つようにお願いする。
「私が面倒を見ます」
「え?でも…」
簡雍は困った表情て陳到の言ったことを躊躇する。
陳到は今まで子供の世話をした経験もないようだし、何より簡雍以上に仕事がある。
なので、子供の世話をするなど到底無理だと思われた。
「流石にそれはちょっと無理なんじゃないか?」
公孫賛もそう思ったのか陳到に無理するなという意味を含んだ言葉を投げ掛ける。
「もちろん、仕事の時は乳母様に御預けしますから大丈夫です。ですから…」
どうやら幼令に既に魅せられたようでどうしても世話をしたいらしい。
「…うーん。お前がそこまで言うなら、私に止める権利は無いから…」
諦めにも似た表情を浮かべる公孫賛。
「…ありがとうございます!」
公孫賛の許可を受け、スグにパァッと明るい笑顔になる陳到。
「では、簡雍様、手解きのほど、よろしくお頼み申します」
そして、嬉しそうな表情のまま簡雍に子育ての弟子入りのため深々と頭を下げる。
「あ、こちらこそ」
簡雍も陳到につられて軽く頭を下げる。
「………」
趙雲はそんな陳到を押し黙って見つめていた。
一刀は華侘達に連れられ街の郊外に行き、更にそこにある森の中にドンドン入っていく。
一刀達は森の中を相当入ると開けた所に出た。
「ここが私等の隠れ家だ」
未だに不機嫌そうに女の子が膨れっ面で言った。
ちょっと悪い事したかな?
そうだ。そういえばあの時、名前を聞いてなかった。
「俺は本郷一刀だ」
「え?」
いきなり自己紹介をしたので、意味がわからないといった感じで目をパチクリさせる。
「あ、悪い。さっき、名前聞きそびれたからさ…」
この世界に来てしょっちゅう先に名乗るのが礼儀と言われたので、先に名乗ったが急すぎたかな…。
「あ、あぁ…。私は、魏延だ」
魏延か…。
「ん。よろしく」
「あ、あぁ…」
俺は魏延と握手を交わす。
魏延はちょっとポケーっとしていた。
「何だい。仲良いじゃないか」
俺と魏延が握手をしているといきなり華侘が話し掛けてきた。
「うわぁーー!!!」
すると、魏延は驚き、ピョンと跳び跳ねるオーバーリアクションを見せる。
間違いなく安春と同じ種類の人間だな。
「そんなに跳び跳ねんでも…。まぁ、いいか。ほれ、さっさとあんたの家に行くよ」
づけづけと魏延の家に行こうとする華侘。
何て図々しいんだ、こいつ。
「あ…ハイ…」
最早魏延は諦めているようだな。
「単刀直入に言って、城の蔵を襲ったのは役人だ」
「何?」
役人って…何でさ?自分の城の蔵を襲って何の得があるんだ?
「奴等、私等が何度も奴等の関係者の蔵を襲うモンだから、自分達の悪行がバレそうになったんだ」
成る程。公孫賛が何度も盗賊の調査と称して、臣下達の癒着を調査してたのか…。
公孫賛も意外としたたかだな…。
「だが、やっこさん、遂に痺れを切らした。自分等で蔵を襲い、そんで魏延達の犯行に見せかけようって事だ」
肩をすくめながら華侘が受け継ぎ言う。
確かに、城の蔵を破ったとあれば本格的な調査、更には討伐もやらざるを得ない。
「そもそも、城の蔵の警備は私達じゃ破れない」
「……成る程ね」
様は自分達利権を守るために役人達が自作自演をしてたって訳か…。
中央だけじゃなく地方の役人も腐ってやがるのか…。
「それで、お前等はどうするんだ?」
俺なら公孫賛達に取り次いでやる事もできるかもしれない。
こいつ等も気の良い奴等だし、義賊の真似事じゃなくて、正式に人々のために働いて欲しい。
それは俺のエゴだが、こいつ等にはそれだけの心意気がある。
「私等は、私等の名誉を汚した奴等を許さない」
神妙な面持ちで魏延は言う。
「私達は奴等を討つ!」
魏延達には魏延達の義があり、それを汚した奴等は魏延達の義によって討たれるべきだ。
当然なことかもしれないが、それは…。
「……バカな事は止めろ」
蔵を襲った奴等とてバカじゃない。
魏延達が襲ってくることくらい予想しているだろう。
なら魏延達の襲来に備え、何らかの準備をしているハズ。そうなれば、魏延も無事で済むとは限らない。
そして、それがわからない程魏延が愚かとは思えない。
「ば、バカとはなんだ!バカとは!」
だが、さっき言った通り魏延にも名誉が、誇りがある。
それをバカにされたのが許せなかったらしく、魏延は一刀に怒鳴り散らす。
「華侘!あんたからも何か言ってくれ!」
華侘なら、魏延を家族の様に扱う華侘なら魏延を止めてくれるハズだ。
「その娘が決めた事だ。私が言うべきことは無い」
「なっ…!」
しかし、一刀の思いとは裏腹に華侘は魏延を止めようとしない。
華侘は家族同然に思っているからこそ、魏延が決めた事を尊重する。
「そんなの…」
だが、一刀に華侘の思いは理解できなかったらしい。
信じられないといった表情だ。
「………」
「………」
しかし、魏延と華侘は口を開くことはなく、ずっと無言だった。
「今日はもう遅い。帰るといい」
気が付けばもうスグ日が暮れそうだ。
込み入った話をしていたら、いつの間にか時間が過ぎていた。
「…あぁ…じゃあな……」
はぁ、と一回溜め息を吐き、一刀は隠れ家を後にした。
「ただいま…」
一刀は元気のない様子で城に帰った。
「む……」
一刀の到着に合わせた様に偶然通りかかった公孫賛。
そして、公孫賛の頭に突如現れた赤ちゃんによって忘却の彼方消えていた昨日の記憶が、フラッシュバックのように蘇る。
そう。一刀と風呂で偶然鉢合わせた事が…。
「よ。ただい…ま?」
一刀は帰宅の挨拶をしようと何気なく近寄ろうとした。
しかし、公孫賛はドコで覚えたのか見事な足捌きで一刀をヒラリとかわす。
「………」
無言で、決して一刀と目を合わそうとしない公孫賛。
ここで一刀はようやく空気を読む。
(き、気まずい…)
今までその事に気付いていなかった一刀の鈍感さは、最早称賛されるべきなのかもしれない。
だが、一刀の言い分とすれば、この気まずさに心当たりがなかったのだ。
一刀には先日の風呂での一件の事は飛び飛びでしか記憶に残っていなかった。
それも仕方ないと言えよう。あそこまで頭を豪打され、生きているだけ普通じゃない。
公孫賛としては、死んで欲しかったという思いが心の隅にあるのは割愛させていただくが…。
とにかく、一刀には先日の事件はほぼ無かったに等しいのだ。
「………」
「…よ、よぉ」
それが今の一刀と公孫賛の間にある温度差、またはAT◯ィールド(心の壁)を生む原因となっている。
公孫賛も無視して早く帰ればよいものの、趙雲達から聞いた話のせいで、一刀に軽く興味を持ってしまったから始末が悪い。
「………」
「………」
おかげで、二人は戦場で対峙する者の様な気配をかもし出すことになってしまった。
(俺…部屋に帰りたいんだけどなぁ…)
流石にこの状態でいるのはキツいし、こんな緊張感を持つ理由が俺にはさっぱり解らん。
でも、どうすれば…。
「あら、お帰りになっていたのですね」
気まずい空気なんて何処吹く風と言わんばかりに和やかな声が響く。
蒼天の様なスカイブルーの髪を持つ女性――陳到の声だ。
「ふぅ…」
安心し過ぎて思わず一息吐いてしまった。
だが、今の状況はそれだけ救われたということかな?相変わらず理由は解らんが…。
「あぁ。ただい…ま……」
一刀の表情が固まる。いや、表情だけではなく、身体が凍りついた様に固まる。
「お帰りなさい」
その原因である当の陳到はといえば、いつも通りの眩しいばかりの笑顔を向けている。
それはいつも通りなのだ。笑顔も、髪の長さも、歩くたび揺れる『アレ』も…。
だが、唯一違ったのは腕だ。いや、正確には腕に抱かれている『モノ』だ。
「?どうかしましたか?」
いや、『どうかしましたか』って、どうもしない方がおかしいだろ!?
帰って来ていきなり、いきなり…。
「ねぇ?おかしな御父様ですねぇ、幼令」
いきなり、陳到の腕に赤ちゃんがって――え?
御父様?
……誰が?
まさか……俺?
「うふふ」
しかし、そんな疑問を一刀は口にしなかったため、その質問に答える者は誰一人おらず、ただ幸せそうに笑う陳到の声が響いた。
「な、何でやねーーーん!!」
あとがき
ども。冬木の猫好きです。
今回もシリアス分軽めのお話となりました。
華侘のキャラがいまいち定まらなくてちょっと苦労しましたが、とりあえずは近所のちょっと迷惑なおばちゃん的なノリにしてみました。
魏延ですが、普通こんなところで出てきません。
ですが、とりあえず該当するイメージの人物が魏延しかいなかったため適当にここで登場です。
それでは、こんなのを読んでくださってる皆様、これからも宜しくお願いします。
魏延 文長
正史では劉備が漢中王になると、諸将の予想とは裏腹に漢中の太守に大抜擢される。
劉備の死後も重用された。しかし諸葛亮とはたびたび対立していた。
また魏延は誇り高く、諸将は避けていた。
だが、陽儀や諸葛亮はたびたび魏延に反発した。そのため、陽儀は魏延に剣を
突き付け、泣くということもあった。
諸葛亮は魏延と陽儀を両方評価していたため悩んだ。
五丈原で諸葛亮が没すると、蜀軍は撤退しようとしたが魏延は自分が指揮官になって北伐を続けるよう主張する。しかし、陽儀は魏延を置いて撤退する。
魏延は陽儀が帰れないように橋を焼き落とす。そして、劉禅に「陽儀が裏切った」と上奏したが、陽儀も「魏延が裏切った」と上奏する。結局、劉禅は陽儀を信じる。
その後、馬岱に討たれる。
華侘 士化
約1800年前に麻酔薬を発明し、更にその麻酔薬を使い腹部切開手術を成功させるなど名医として知れ渡っており、民衆から「神医」と呼ばれた。
演義では周泰や関羽――毒矢を刺された際、肘の骨を削っていたが関羽はその時客人と酒を飲んでいた――の治療をした。
曹操の頭痛を治療する際、医書を取りに行くと言い帰郷して――本当は諸々理由があるが――二度と帰って来なかったため、曹操に投獄され、拷問の末処刑された。
新たな出会いあり。
美姫 「赤ちゃんあり」
うーん、どうなっていくのか。
美姫 「それじゃあ、今回はこの辺で」
ではでは。