*注意:主人公の名前一刀ですが、強いです。頭良いです。料理うまいです。ぶっちゃけ、type-moonの世界観パクリまくりです。だから、魔術師です。でも、かなりの御人好しです。遠坂より遥かに強いです。オリキャラいます。後、「あれ?このネタ、どこかで…」「ぱくりやん!」と言った苦情はスルーしますんで、よろしく!!

 

 以上の点に気をつけて読んでください。 

 

 

 

 

 

序章:始まりはパクッテないよ!!

 

 

 えぇ〜、最初の方は原作通りに左慈と戦い鏡を割り光に包まれ意識を手放した一刀。

 

??「む?見るからに生き倒れの変な格好した人だ〜〜♪思春、持って帰ろーよ♪♪」

 

 そう一人の女の子が言い放った。すると、一歩後ろで控えていた一人の女性が困ったように応えた。

 

寧「はぁ、雪蓮(せれん)様。そんな、見るからに怪しい人物を犬猫のように、ホイホイ拾おうとしないで下さい」  

 

 喋り方からさっするに、おそらく、部下と上司といった関係であると推測さる。

 

策「えぇ〜〜〜!?いいじゃん別に〜〜。この人拾ったら、きっと面白いことが起きるよ」

 

 明らかに後先考えてなさそうな女の子であった。

 

寧「はぁ、どうせ何を言ってもお聞きならないのでしょう。私が城まで運びます」

 

策「やったーー!!!!そんじゃ、いってみよーーー!!!!!」

 

 偶然にも一刀を拾った呉の君主、孫策。確かに、一刀を拾ったことを契機に色んな事が起こるが…それは果たしていい事なだろうか?

 

 

 

 

 

一「ん……どこだ?ここ?」

 

 一刀は見覚えのない天井を見てそう言葉を放った。

 

寧「む…目を覚ましか?」

 

一「え?誰?」

 

寧「雪連様!!目を覚ましました!!」

 

 一刀の言葉を無視する女性。

 

一「あ…あのぉ」

 

 恐る恐る尋ねる一刀。

 

寧「まずは、貴様から名乗るのが道義であろう」

 

一「あ、はい…」

 

 ぱっと見ただのかわいい女の子であるが、明らかに常人離れした気を放った。そのため、ちょっと身構えた一刀。

 

一「俺はほn「ほんと〜〜!?思春?」と」

 

 思いっきりかぶった。声のするほうを見ると、一人の女の子がいた。

 

一(か、かわいい)

 

 思わず見とれてしまった一刀。すると

 

寧「貴様…下賤な目で孫策様を見るな」

 

 静かに、だが、確かな殺気を込めた声と共に首筋に剣をあてて一刀を脅す。

 

一「ご、ごめんなさい。やめます、やめます。だから、剣を…」

 

策「も〜〜、思春!!話ができないから剣をおさめなさい!!」

 

寧「………」

 

 渋々剣を下ろす甘寧。

 

一「ふぅ……助かったぁ」

 

策「んでんで、君名前は??」

 

 ワクワクと言った感じの目で見つめられ、内心かなりドキドキなのだが、さっき首筋に剣を当てて脅された手前表情に出さないように細心の注意を払い応える一刀。  

 

一「お、俺の名前は本郷 一刀です。ところで、ここは?それに君たちは?」

 

寧「無礼者!!貴様、この方をどなたと心得て「もうっ!!話が進まないじゃない!!だいたいさぁ、知らないから教えてっていってるんでしょう!?」……」

 

 また、言葉をかぶせる孫策。

 

策「わたしは、姓は孫、名は策、字は伯符だよ♪あ、あとココは建業のお城だよ〜〜♪んで、こっちの眼光鋭いのが、甘寧 興覇」

 

 目の前の女の子はまさにルンルンっといった感じとんでもないことをのたまいける。この発言を受け一刀は瞬時に推測を行う。

 

一(孫策に甘寧だって??それに建業って、まさか……三国時代。オチャラけた雰囲気だけどウソを言ってるようにはみえないし…。時間跳躍??でも、女の子だし…並行世界??オイオイ、俺第二魔法やら、なんやら一身に体験してるってことか?) 

 

 

 

 

 

 一刀は事の次第を孫策に話した。自分が異世界人であること、魔術師であることなどなど、全てを話した。もちろん、信じてもらえるとは全く思ってもいなかったのだが…

 

策「ふむふむ。なるひど、ふむふむ。つまり、君は天界の使い様で、今は無理だけど天界の秘技も使えるんだね!?」

 

 素晴らしい、素晴らしい思考回路だ…。でも、呉の王がこれで良いのか??この国の行末が心配になってきた。

 

一「いや、あの…」

 

 まさか、全部信じてくれるとは…。だが、かなりの曲解だ。嬉しいが、困るという複雑な心境の一刀。

 

策「こ〜〜しちゃいられない!!すぐに、大橋たちにしらせなきゃ〜〜〜〜〜!!!」

 

 ピューーっという、擬音と共に走り去った孫策。その速さは青タイツの槍兵もかくやと思う速さだ…

 

一+寧「………」 

 

 後に残された二人の間に気まずい空気。ぶっちゃけ、甘寧と二人きりは気まずいというより、ただただ、怖い。

 

寧「それで、貴様は何者だ」

 

一「へ??」

 

 不意に話しかけられ間抜けな返事をしてしまった一刀。

 

寧「貴様の正体は何者かと聞いているのだ。よもや、貴様、私があのような回答で納得すると思っている訳あるまい」

 

一「君の君主は信じてるみたいだけど。しかも、かなり違う方向に」

 

寧「…あ、あのお方はあれでよいのだ。だが、我等は雪連様を守る身。さぁ、貴様の正体は何者だ!?」

 

 正直あれで良いのか不安でたまらないと言った表情で応える甘寧。だが、きちんと剣は首筋に当てられている。

 

一「いや、ちょ、ま、待って。本当だって!マジなんだよ!あっそうだ!?」

 

 何かを思い出したような一刀。そして、ポケットに手を入れ何かを取り出した。

 

一「じゃあ、これなんてどうだ?これは、俺の世界にある機械じゃなくて、カラクリっていうのかな?とにかく、こんなのこの世界に無いだろ?」 

 

 そう言いポケットから取り出した携帯電話を見せる一刀。そして、携帯を開き音楽を鳴らしだした。

 

 ♪〜〜〜♪〜〜〜♪〜〜〜♪〜〜〜 バキッ!!!

 

一「がぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!な、何してくれてとんじゃ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」

 

 甘寧はごく自然に携帯を叩き割った。ひょうひょうと、一刀の悲痛な叫びを軽く無視してる甘寧。

 

寧「貴様が怪しげな物を出すからだ。…だが、確かにあのようなカラクリは見たこと無い。……ふむ。貴様が私たちの知らぬ国から来たということは認めてやろう。」

 

 尊大な態度をとる甘寧。

 

一「…………………………ありがとよ(泣)」

 

 むなしい勝利を得た一刀。

 

 かくして、一刀は携帯と引き換えに安全を手に入れた一刀。

 

 

 

 

 

 

 それから二時間後、甘寧がどこかに行き、部屋の外には見張りがいた。すると、孫策が楽しそうな顔をして帰ってきた。

 

策「そんじゃー行こーか」

 

 と、孫策が唐突に言い放った。

 

一「行くってどこに?」

 

 当然の疑問を口にする一刀。

 

策「どこって、玉座だよ〜〜♪♪」

 

一「玉座って、なんで?」

 

策「ん〜〜?なんでって、呉の皆が君を見てみたいって言ってるからだよ〜〜♪」

 

一「え?何で?」

 

策「も〜〜〜、いちいち答えるの面倒だからちゃっちゃと行くよ!!」

 

一「えっ??ちょ、ちょっと!」

 

 と、言いながら、どこにそんな腕力があるのか一刀をズルズルと引きずって玉座へ行った。

 

 

 

 

 

策「ジャンじゃじゃ〜〜〜♪♪♪皆待たせたね〜〜〜♪♪天の御使い様のご登場で〜〜〜〜♪♪」

 

 明らかに場違いな孫策。だが、それ以上に場違いな天の御使いにされた本郷 一刀。その顔はすでに悟りをひらいているようだった。

 

一「ども、本郷 一刀、17歳。得意技は、かめ○め波です。」

 

 否、ただ単にヤケクソになってるだけだった。その証拠に放送禁止用語を何のためらい無く使った。  

 

 その場に居た、三分の二の人が胡散臭そうに一刀を見る。だが、残り三分の一は孫策ほどではないがワクワクっと行った目で一刀を見る。流石、孫策配下の者たちワクワク組が普通に考えて多すぎる。

 

??「はぁ、雪蓮、どこどう見ればそれが天の御使いなんだ?」

 

 三分の二を代表して恐ろしいサイズ、もはや凶器の域に達している胸を標準装備している女性が前に出る。

 

策「冥琳、天の御使い様に失礼だよ。」

 

 全くそんなこと思ってないといった雰囲気で応える孫策。

 

策「あ、ごめんね。この爆乳メガネは」

 

??「名ぐらい自分で言うわ、雪蓮。」

 

 と言い、一刀に向き直る女性。

 

喩「私は姓は周、名は喩、字は公謹だ。」

 

一(周喩?また、女??もしかして、この世界の英雄は皆女なのか?ん〜〜、わからん)

 

 結局思案をやめてしまった一刀。

 

策「んじゃんじゃ、皆、一刀に自己紹介しよーか♪」

 

 と、周喩の質問を完璧に無視する孫策。

 

??「んじゃ、私からね♪」

 

 と、楽しそうに三分の二を代表してピンク髪のちびっ子が喋り始めた。

 

尚「シャオはね、孫尚香だよ。そこにいる、雪蓮お姉ちゃんとあっちでブスってしてる蓮華お姉ちゃんの妹だよ♪♪」

 

 と、尚香の後ろ方で確かにブスっとしている女の子を指差しながら自己紹介をした。そして、不満の声あげる女性の声が上がる。

 

??「ブスってしているは余計よ」

 

 と、やはり、ブスっとしたまんま言葉を続ける。

 

権「私は姓は孫、名は権、字は仲謀よ。よろしく。」

 

大「えっと、大橋です。よろしくお願いします。」

 

 ぺこり、と頭を下げるロリっ娘。

 

小「小橋よ。」

 

 と、一言だけ言い自己紹介を終わらせる大橋と瓜二つのロリっ娘。ただ、目つきはかなりキツイ感がある。

 

大「し、小橋ちゃん、失礼だよ〜〜」

 

 心底申し訳なさそうに小橋に注意する大橋。

 

 しかし、流石に「花も恥らう二橋」だな。ロリ好きの気の無い(多分)俺でさえドキドキするなぁ。

 

??「それでわ〜、次は私ですね〜〜♪」

 

 続いて周喩と同じかそれ以上か位の二つの果実、ぶっちゃけおっぱいを標準装備している女の子が自己紹介を始めた。 

 

遜「私は〜陸遜 伯言です〜〜♪♪よろしくお願いします〜♪」

 

 楽しそうに自己紹介をした陸遜。

 

泰「そんじゃ、次は私だな。私は周泰 幼平だ。」

 

 あさっりと自己紹介を終わらせるが、どこか面白そうにこちらを見る周泰。

 

 周泰  正史では元盗賊で孫策、孫権の二君に仕え、主だった戦いにはほとんど参戦し武功をあげた。更に、忠義に篤く何度か身を挺し孫権を守り、孫権の信頼も篤かった。

 

粛「私は魯粛 子敬です。以後、お見知りおきを。」

 

 うやうやしく頭を下げる魯粛。身長は160cm程度で黒い長髪でどこ貴賓のある美人だ。

 

 魯粛  正史では孫策等に仕える前は家業を放棄し、私財をなげうって困窮する人々を救済している。また、先見の明のある人物で、孫権に対して「今は曹操に勝つことも、漢室復興も不可能」とハッキリ言い、「自ら皇帝を名乗るべき」など諸葛亮の天下三分の計に先んじるものがあり、また、赤壁の戦いの時には降伏派多数の中徹底抗戦を主張し降伏派を説得した。周喩亡き後は後継者として呉軍をまとめた。

 

蓋「我は姓は黄、名は蓋、字は公覆であります。よろしくであります。」

 

 口調はきっちりしているが、なんとなく天然気のある雰囲気だ。この中では最年長っぽい。肩ぐらいまの長さの赤髪でかなりの長身、170cm以上は確実にありそうだ。

 

 黄蓋  正史では堅、策、権の孫呉三代に仕え、赤壁の戦いでは見事に役割を果たし火計を成功させた。民に慕われ、没後は肖像画を描かれ、季節ごとに祭りを開催してた。

 

蒙「俺は呂蒙だ。よろしくな!」

 

 なんか、熱血で暑苦しそうな女性だ。でも、やっぱり美人だ。青みかかった黒髪で身長は155cmといったところか。

 

 呂蒙  正史では武勇に優れ黄祖討伐、赤壁の戦いなどで武功を挙げる。その後は、孫権に諭され学問学び見事な知識を身につけ、関羽から荊州を奪取し、関羽を討ち取るなどの功績をあげる。

 

昭「私は姓は張、名は昭、字は子布。よろしく。」

 

 興味なさ気に、いかにも社交辞令的なあいさつだ。黒髪のツインテールで、150cm有るか無いか程度だ。さりげに平均以上の胸だ。

 

 張昭  正史では孫策時代から仕え、孫策の代には政治、軍事の一切を任され、孫策の死の間際には「孫権のことを頼む」と言われるなど孫策からの信頼も篤かった。だが、孫権とは不仲でたびたび対立していた。赤壁の戦いでは降伏派であった。

 

 その後も延々と呉の家臣の自己紹介が続いた。……正直だるかった。

 

 

 

 

 1時間以上してようやく全員の自己紹介が終わった。

 

策「そんじゃ、かいさ〜ん。皆、仕事に戻って〜〜。」

 

 えっ?解散?流石、孫策さん。すてきです。こんなことのために仕事を中断させたんだろうか?やっぱり、この国の行末がスゴイ心配になってきた。

 

 そして、数名の護衛を残して本当に皆解散した。

 

一「なぁ、さっきから気になってたんだけどさ、」 

 

 一刀が少々申し訳ないって感じで孫策に話しかける。

 

策「ん〜〜?な〜に?」

 

一「あのさぁ、さっきから周喩達が君のことを『雪蓮』ってよんでたけど何で?」

 

策「あぁ〜〜、あれね。天界には無いの?真名?」 

 

一「真名?何?それ?」

 

 もはや自分は天界の人間だと否定する気はないようだ。

 

策「そっか〜、ないんだ〜。ふ〜〜ん。」

 

一「いや、だから何それ?」

 

策「あぁ、ごめんごめん。真名ってのは、この世界で互いに認めた相手に呼んだり、呼ばせたりする名前のことだよ♪んでんで、認め合って無い相手の真名を呼んじゃダメだよ♪凶暴な奴だと殺されちゃうからね♪」

 

 楽しそうに恐ろしいことをのたもうた孫策。

 

雪「ん〜〜、そうだね〜、んじゃ、私のこと『雪蓮』って呼んでいいよ〜〜〜♪♪」

 

 どこから真名を呼んでもいいに繋がっていったのか一切不明だ。

 

一「えっ?いいの?」

 

雪「いいよ、いいよ。全然問題なしだよ〜〜♪」

 

一「でも……」

 

雪「いいからいいから。だって、私、一刀のこと好きだもん♪♪」

 

一「えっ…//」

 

 あっけらかんっと、とんでもないことを仰いました。

 

雪「あっ、赤くなってる〜〜〜♪♪かわいい〜〜〜〜♪♪」

 

 ギュっ!と抱きついてくる雪蓮。

 

一「うわっ//ちょっ//」(腕にっ!!腕に〜〜!!素晴らしい!!素晴らしい感触が〜〜〜!!)

 

 もう死んでもいい!っと軽く思った一刀。

 

??「貴様!!雪蓮様に何をするっ!!」

 

 一人の女性が棍棒で一刀の頭を恐らく全力で打った。

 

一「でらべっぴんっ!!」

 

 と、某青髪ワカメ頭噛ませ犬野郎バリの悲鳴?をあげて吹き飛んだ!

 

 この時、一刀は『ウソですっ!!死にたくない!!』っと思ったそうだ。

 

雪「あっ!一刀っ!!も〜〜!韓当!何するの!?」 

 

当「へっ?いやっ、え?何って…悪漢を全力で吹き飛ばしたんですが…マズかったん…ですか?」

 

 自己紹介の時居なかった女性のようだ。茶色のショート、身長145cm程度。

 

 韓当  正史では孫呉三代に仕え、武勇に優れ、重要な戦いの大半に参戦し戦功をあげている。

 

雪「ダメに決まってるでしょー!大体あなた、さっき居なかったけど、まさか、またあなた仕事サボってたの!?」

 

 びくっ!!

 

 …………………………沈黙がその場を支配する。もちろん、一刀のことは全員気にしていない。

 

当「でわ、私はこれで…」

 

雪「何堂々と逃げようとしてるの?」

 

 今までおちゃらけていた雪蓮だがここに来て『江東の小覇王』の威厳を見せ始めた。

 

当「申し訳ございません!!もうしません!!だから、許して下さい!!」

 

 だが、小覇王はとても素敵な笑顔で、ただし目は全く笑っておらず、背後には修羅をまとっていた。

 

 そんな小覇王にその場に居た護衛も皆縮み上がっている。当然、一刀は無視されていた。

 

尚「どうしたの?って一刀ーーーー!?どうしたのーー!?」

 

 ようやく気づいててくれた。でも、既に瀕死だ。さようなら一刀。感動をありがとう一刀。

 

 

           

 

 

                      

 

                〜完〜

 

 

 

一「って終わってたまるか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」

 

 そう流石に皆さん気づいていたでしょうが、こんなギャグシーンでは主人公は死にません。つーか、死んでたまるかーー!!

 

一「ハッ!!俺はいったい??」

 

雪「あっっ!!よかった〜、気がついたんダネ♪いや〜〜、よかったよ〜〜♪でも、思ったより丈夫なんだね〜〜♪たった一日で完治するなんて医者が『まさに天界のしんぴじゃぁ!』って言ってたよ。」 

 

 実は一刀の異常な回復力、生命力には理由がある。一刀の魔術刻印はとにかく生きることに特化しているのだ。その回復力たるや死徒二十七祖(わからない人は自分で調べて)には劣るが、相当なものだ。魔力があれば死に至る傷でさえ一晩で完治する。でも、韓当からの攻撃を完治させるために、魔力をほとんど使いきりもう当分蘇れませーん。

 

一「あぁ、そうか、俺いきなり誰かにブッ飛ばされたんだ。」

 

雪「うん。ごめんね。本人も反省してるから許してやって。ほら、義公。謝って。」

 

当「すみませんしたっっっ!!」 

 

 ものゴッツイ勢いで頭を下げる。まぁ、瀕死にしたんだから当たり前といえば、当たり前なのだが、普通瀕死に追い込んだり、追い込まれた相手が一晩で完治したりなどありえないから、とてもめずらし光景である。

 

一「いや、生きてるから、よくないけど、まぁ、いいよ。」

 

 天の御使い様は無駄に寛容だ。そして、無駄に爽やかに微笑んだ。

 

当「はわぁぁ〜〜//」

 

 見とれる韓当。天の御使い様は二人目?を攻略したようだ。

 

雪「お詫びと言っちゃぁなんだけど、仕事を紹介するよ。どうせ文無しなんでしょ?」

 

 一刀に見とれてポケ〜〜っとしている、韓当を無視して話しかける雪蓮。

 

一「えっ?そうだけど、いいの?」

 

雪「いいのいいの♪ンで、仕事の内容だけど、国営の運び屋なんだけどどうかな?」

 

一「あ、あぁ、願ってもないよ事だよ。その仕事なら色んなところ見て回れるから帰る方法も捜せそうだし。」

 

 心底感謝してるっと言った感だ。だが、次の発言でそんな感情吹き飛んだ。

 

雪「よかった〜〜。この間『も』三人職員が死んじゃって、周泰に無理やりやらせてるんだけど、『また』何人か逃げちゃったから困ってたんだよ〜〜♪お互いの利益も一致してるみたいだし、よろしくね♪」

 

一「えっ?ちょ、それって危ないの?」

 

 一刀は雪蓮の放った『も』や『また』に反応し質問する。

 

雪「大丈夫だよ♪君の生命力なら大丈夫だと思うよ?」

 

一「まて!なんだ、その?マークは!?」

 

 明らかに危険な香りがする。

 

 一刀の脳内警報が全力で鳴り響いた。

 

雪「んじゃ、周泰には言っとくから、明日からよろしくね〜〜♪」

 

 またも人の話をスルーしました。

 

 こうして、天の御使いこと本郷 一刀は呉の国営の運び屋で働くことになった。

 

 

 

 


あとがき

 

ども、冬木の猫好きです。えぇ〜〜、原作とは全く違うかんじですが、それは最初だけなんで安心してください。

 

更新はかなり間が空くと思いますが、見捨てないで下さい。





恋姫のSS〜。
美姫 「呉に現れた一刀」
原作とは違い、力を持っているみたいだけれど。
美姫 「これからどうなるのかしらね」
ではでは。



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