不破特断ファイル〜信じ続ける勇気を下さい〜 番外編6











 特断ブレッツエリスターとは、

 平和を願い、平穏を守り続ける『不破』恭也の願いを叶えようとしたエリスが、過剰とも言うべき行為から設立した........

 『法務省特別断罪隊』を示すものである。
























■過去の実力■












ティアナがなのはに撃墜されて、二日後の夜。



「高町教導官、ハラオウン執務官」



「何? 氷君」



「何でしょう? 節黎執務官」



「フォワード四人の事ですが」



「えっ? 何か問題が」



「はぁ〜、ハラオウン執務官....」



「それほど、深刻なことはないと思ってるんだけど、氷君は違うみたいだね」



「当たり前です。戦術、魔法、それに、髪や肌のお手入れ、ダイエット、子守りと端から端まで相談持ちかけられてるんですから」



「基礎の積み重ねは大事ですが、人によっては練習の成果を実感できるのが、自分は二年かかりましたよ。あなたの教導は、見てると
イライラする」



「ねぇ、私の教導、、、間違ってる?」



 その声だけで、氷には絶対零度の空間が形成されたように感じた。



「っ、、、まあ間違いないではないですよ」



 氷でも魔王の声にビビリまくります。結構必至。



「でも、相手は人間なんです。ストライカーを育てるなら、言うの面倒になった」



「八神部隊長」



「何や、節黎執務官」



「確か、まだ、俺の教導資格って有効でしたよね」



「一週間お願いね」



「はい」



「どうしてなの! はやてちゃん」



「これだけ関係がギクシャクしてるなのはちゃんと、執務官として忙しいフェイトちゃんじゃ、だめなんよ。無論、私も」



「どうして!」



「当たり前だ」



「上下関係有りの存在である私達も無論だが」



「他の職員も論外。戦闘経験ないからあいつらの気持ちもわかんねぇーしな」



「ヴァイス陸曹が一番適任なんだが」



「今の状況じゃなぁ」



 ヴァイスは、機動六課が動き初めてから結構忙しかったりする。









 深夜、練習をするティアナに氷は言う。



「ティアナ」



「お前に話がある」



「はぁはあはぁ、何でしょう? 節黎さん」



「失わないために力が欲しいのは良い」



「だけどな。前に進まなければ、過去しかすがるものがない。俺のようになるだけだ」



「明日から一週間、俺が教導する。ティアナも午後イチから参加だ」



「はい!」



「みんな、おはよう」



「おはようございます」



「おはようございます」



「おはよう、眠い」



「氷さん夜遅くまで働いてたんですか?」



「いや、体質で、いつも三時頃目が覚めるんで」



「そうなんですか?」



「朝起きるのが辛い私には羨ましいです」



「昔は体力あったから問題なかったけどな、今は、寝ただけ疲れる歩合が高い」



「それに、久しぶりに(読んじゃたからな)」



「今日は変則教導になるんでしっかり覚えておくように」



「まず、共通講義の座学。主に戦術指南だ。その後は、各個人で課題を振り分ける」



「まず隊長陣。ライトニング01」



「えっ、私もやるんですか?」



「当たり前だ。何のためにダイスケとザフィーラにハラオウンの仕事任せたと思っている」



「ダイスケって執務官の資格持ってたんだぁ」



「っんなわけないだろ」



「それって違法なんじゃ...」



「大丈夫だ」



「…………データ改ざんしておいた。」



「「「「...」」」」



「フォワード陣、ライトニング03、スターズF」



「以上、四名は深夜の鍛練とするため、講義終了後集合時間ミッド標準20時まで睡眠をしっかり取っておいてください」

















「フォワード陣対フェイト執務官の模擬戦をします。制限時間は15分、フェイト執務官はフォワード陣全員を気絶または戦闘継続不可
能にした時点で終了、逆にフォワード陣はフェイト執務官に2回hitさせること。なお、限定解除状態のフェイト執務官とフォワード
陣とでは、戦力差が有りすぎるので、フォワード陣の戦闘指揮のみを俺がやる」



「では、鍛練を始めるにあたって、少々問題がある。これは、模擬戦の位置づけだ。なので、監督する俺が、フェイト執務官と階級が
同じだと横やりが、他からくる」



『データ改竄しているのに?』
『あのデータ改竄ってばれてないんでしょうね』
『規則気にしない人だと思ってたけど』



「教導資格は持っているが、心配なので、あまり使いたくないが、申請はリィンに任せた」



「確かに、珍しい資格ですね」



「リィン曹長」



「管理局戦闘時絶対指揮権限資格略称「絶対命令権」」



「この資格は、戦闘時に自分の階級より上の局員に対して戦闘指揮にほぼ無条件に従わせることができます。ただ、合格基準が提督試
験よりも難易度が高いです。合格者は過去6人しかいません」



 氷は、邪魔にしかならない長い髪に結んでいる赤色のリボン、一見すると気付かないが、黒ずんでいるものに触れた。



 氷の頭の中に、リボンの記憶が蘇る。



「皆さん、準備万端ですね」



「ああ」



「じゃ、始め!!」



「エリオ、スバル、ティアナ「上官命令だ」」



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この時、キャロは氷に治癒魔法を掛ける実践を座学中にやっているため、疲れてぐっすり寝てます。






とても難しい試験みたいだな。
美姫 「まあ、権限を考えれば当然かもね」
と、今回はこんな所で。
美姫 「それでは」



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