SHUFFLE! 〜ANOTHER STORY IF・・・〜
 
第十八話
 
 
 
 
 

 

 

「ごちそうさまっす」
 
「さてシアちゃん、今日は何して遊ぼっか?」
 
「ビーチバレーなんかいいんじゃない?」
 
シアと麻弓が今日の予定を計画している

その横で…………
 
「さて桃香、午前中にやってしまうか」
 
「うん、お兄ちゃん」
 
桃香はバッグから筆記用具を出す
 
「何をするんだ?隆に桃香ちゃん?」
 
「夏休みの宿題です」
 
「朝の涼しいうちにやってしまおうと思ってな、桃香今日はこの辺りまで進めてみよう」
 
「うんお兄ちゃん、あとこの計算ドリルと漢字の書き取りで宿題全部終わるから頑張る」
 
((ズーン))
 
「どうしたんですか…シアちゃん麻弓さん?」
 
膝を抱え落ち込むシアと麻弓に声をかけるネリネ
 
「わたしの方がお姉さんなのに…」
 
「情けないのですよ…」
 
「シアちゃん麻弓さん、まだ1ヶ月もありますから、今から少しずつやっていけば終わりますよ」
 
「「リンちゃん((泣))」」
 
ネリネに抱きつく
 
「だけど隆の今やっているところは、範囲外だろ?」
 
「ああ…予習だ」
 
「予習ですか?」
 
「課題はすべて終わらせたからな」
 
「たった2週間であの量を!?」
 
「たった2週間であの量だろ…」
 
「隆ちゃん稟くん…同じ言葉なのに意味が違っているよ」
 
「……稟は終わらせたの?(ジー)」
 
「いや…プリムラ…その…な…」
 
プリムラの視線から逃げる稟
 
「そうだ隆ちゃん、わたしも一緒もするよ」
 
「私もあと少しですから、やってしまいましょうか」
 
「そうですわね、亜沙ちゃん私達もやりませんか?」
 
「そうだね、午前中は勉強して、遊ぶのは午後からにしよう」
 
こうして本日の予定が決まった
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
12時
 
「みんなお疲れさま、昼食を作ったから、勉強はひとまずそこまでにしたらどうだい?」
 
魔王のオジさんが声をかける
 
「うぅ〜頭がパンクしそうなのですよ〜〜〜………」
 
「お腹すいたっす〜………」
 
『いただきます』
 
「頭を使った後だから甘いものはどうだい、カップケーキを焼いたから食後に食べてくれるかい?」
 
ケーキを持って来る
 
「すみませんオジさん」
 
「隆眞くん、気にしない気にしない、わたしが好きでしているんだから、まぁ食べてくれ」
 
「はい、いただきます」
 
パクっ
 
隆眞と稟が先にカップケーキを食べる

 
ポンッ
 
軽快な音が鳴り響き
煙が立ち込める
 
「稟くん!?」
 
「隆ちゃん!?」
 
楓と桜が駆け付ける
 
煙が晴れ
 
「「………」」
 
そこには10歳位の少年達がいた
 
「……隆…なんで小さくなっているんだ?」
 
「……稟も小さくなっているぞ」
 
『どういうこと!?』

 

 

 


あとがき

 

その1「いや、ホントにどういうこっちゃ?」

 

その2「しょうがないじゃん、電波がきちゃったんだから………」

 

その1「なんかどっかで見たような気もするが………まぁ、ひとまずよしとしておこう」

 

その2「言い方が気に食わんが、ひっかかるものは確かなのでやむなしとしよう………」

 

????「いつまでも自分たちの話ばかり進めていないで、さっさと本題に入れ!!」

 

その1「ふぉっ!?べ、紅女史!?」

 

その2「おい、その1!!し、失礼しました、今回のゲストは紅薔薇先生ですか」

 

撫子「別に紅女史でかまわん、堅苦しい呼ばれ方は好きじゃないんでな」

 

その1「うッす!!あっざーっす!!」

 

その2「あ、ありがとうございます………ていうかその1、何で体育会系なんだよ………?」

 

その1「い、いや、こう、気風(きっぷ)のいい姉さんキャラには弱くて………」

 

その2「気持ちはわからんでもないが………」

 

撫子「で?ここでは、感想や今後の希望などを述べてほしい、ということだったが?」

 

その2「あ、はい!紅女史にも今後の希望やご意見がありましたらぜひ!!」

 

撫子「ふむ、今後の希望………といわれてもな………

教え子たちが幸せであってくれれば、私からは特に言うことは無い」

 

その1「はい、それはもちろん!!」

 

その2「お任せください!!期待を裏切ることなく、彼らに幸福を運んでみせましょう!!」

 

撫子「うん、そうしてくれるとうれしい(にっこり)」

 

そう言ってやわらかく微笑んだその顔は、まさしく聖職者の顔だった

 

その1・2「「…………………………(見とれている)」」

 

撫子「ただ………ひとつぜひとも聞いておきたいことがあるのだがな?」

 

その1・2「「はっ!?(正気に戻った)

な、なんでしょうか!?」」

 

撫子「なに、たいしたことじゃない………麻弓が私に言っていたことなんだがな………

『おっぱい魔人』というのは………どういう意味か答えてもらおうか………?」

 

その1「え゛………いえ、そんな今更・ゲフン

それはその・・・・・・・・・そ、その2!!」

 

その2「あ、いえあれはあたりま・ゲフン

………なんともうしましょうか………ええ、と、その………」

 

撫子「ふむ、時間がかかりそうだなぁ?お前たち二人、ちょっと職員室まで来い

じっくりと話を聞かせてもらおう」

 

その1「は!?しょ、職員室!?なんでそんなものがここに…………

その2〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!?」

 

その2「知らん知らん!!俺じゃない!!なんでここにこんなものが…………!?」

 

答え:あとがきだから♪

 

撫子「ほら、きりきり歩け!!」

 

その1・2「「のぉおおおおおおおお〜〜〜…………!?」

 

こうして紅女史に引き摺られながら作者二人は消えていくのであった……………

 

B  G  M  :ドナドナ





またしても何かが起こる前触れか。
美姫 「前触れも何も、既に二人が小さくなるという事態が起こっているんだけれどね」
いやー、予想外の展開。
どうなるんだろうか。
美姫 「二人は無事に元に戻れるのかしらね」
さてさて、これからどうなっていくのだろうか。
美姫 「今回はこの辺で失礼しますね〜」
ではでは。



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