SHUFFLE! 〜ANOTHER STORY IF・・・〜
 
第十六話
 
 
 
 
 

 

 

「はぁ〜〜〜気持ちいい〜〜」
 
温泉に浸かり背伸びをしている亜沙
 
「ん〜〜本当にそうですね」
 
同じように背伸びをしている桜
 
「リムちゃん、髪の毛が濡れないように上げちゃいますね」
 
「……うん」
 
楓はプリムラの髪を整えてあげている
 
「モモちゃん、洗いっこしようか?」
 
「うん、ツボミお姉ちゃん」
 
ツボミと桃香は身体を洗い始める
 
「(じ〜)………」
 
「な…何ですか…シアちゃん」
 
温泉に浸かりネリネを凝視しているシア
 
「リンちゃん…やっぱり胸が大きいよね(ボソッ)」
 
「え…そ、そうでしょうか?」
 
「従姉妹なのに…同じ魔族の血を受け継いでいるはずなのに…」
 
「…シアちゃんだってスタイル良いのですよ…」
 
「麻弓ちゃん…」
 
「というよりさっちゃん、何をしたらそんなスタイルになるんですか!?」
 
「あの…私バスト82なんだけど…普通サイズだと思う」
 
「さっちゃん、確かにバストは82かもしれない…でもウェスト52ってどんな数字なのですか!!

そして、バストとカップは似て非なるものなのですよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!(魂の絶叫)」
 
『52!?』
 
「ちょっ!?なんで知ってるの!?」
 
「あたしの情報網を舐めないでほしいのですよ?」
 
「それって個人情報漏洩!」
 
「もしかしてボク達のサイズも…」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
男性部屋では…
 
「温泉に行きたいので、縄を解いてほしいのだが」
 
「まだダメだ」
 
「せっかく温泉があるなら入らないといけないじゃないか」
 
「確かに普通なら俺もそう思うな、だが今回はみんなが上がってからだな」
 
「オジさん達もなぜ混浴なんか作るんだ?」
 
「娘達と稟との思い出作りって事じゃないのか?」
 
「勘弁してくれ…」
 
隆眞は自身の荷物から木刀を取り出す
 
「稟、少しばかり体を動かしてくるから」
 
「ああ、わかった」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
海岸
 
ヒュッ!
 
ヒュッ!
 
「ふぅ…素振りはこのくらいにするか」
 
目を閉じて相手のイメージを描く
 
ダッ
 
イメージに対し木刀を振るう
 
ヒュッ!
 
続けて切り返し
 
シュッ!
 
イメージの相手の攻撃を避けたり、受け流し
 
「せい!!」
 
渾身の一撃を放つ
 
「…………ふぅ、まだまだだな、相手の体勢を崩せないでいるから最後に反撃を受ける」
 
今の動きで最後の一撃を躱され、首筋に刀を突き付けられた
 
パチパチ
 
「ん?」
 
拍手された方向を見る
 
「凄いよ隆ちゃん」
 
「桜…」
 
「最後なんかどんな動きしてたか解らなかった」
 
「見てたのか、参ったな」
 
「誰かを相手にしていたみたいだけど」
 
「ああ…前にいた学校の先輩だよ、とても尊敬している」
 
「そうなんだ、あっそうだはい」
 
タオルを渡す
 
「ありがとう、それじゃ戻るか」
 
「うん、行こう」
 
桜は身を翻し階段を駆け上がる
 
「ほら早く」
 
振り返り早く来るように促す
 
「危ないぞ」
 
「大丈夫だ…よって…きゃ」
 
駆け上がっていた足を踏み外し倒れかける
 
「くっ!」
 
隆眞が駆け付けて支えますようとし…
 
チュッ
 
桜の唇が隆眞の頬に触れた
「「!?」」
 
「あ!?ご、ゴメン!!(赤面)」
 
「……い、いや………救助が至らずすまん(赤面)」

 

 

 

 


あとがき

 

その1「………………………………………(何か言いたげな視線)」

 

その2「………………………………………(苦虫を噛み潰したような顔で無視)」

 

その1「なぁ、その2?」

 

その2「なんだ、その1」

 

その1「なんっじゃこのラブコメみたいな〆かたは〜〜〜〜〜!?」

 

その2「うるさいだまれほっとけよ俺だってはずかしいんだってばさ〜〜〜〜〜!!!

ふぉおおおっ!!自分で書いててはずかしかった〜〜〜〜!!(ごろごろごろ!!)」

 

その1「甘い!!甘すぎる!!読んでて悶えそうになったぞ!?(ごろごろごろごろ!!)」

 

いえ、すでに悶えてます

 

????「こっちはもっと恥ずかしかったよ〜〜〜〜〜!!!」

 

ぴた

 

その1「おや、桜さんいらっしゃ〜〜い(○枝師匠風に)」

 

その2「アホか、お前は………(呆れ)

ともあれ桜さん、ようこそあとがきへ〜〜〜」

 

桜「あ、どうもはじめまして………って、そうじゃないよ!!

な、何で私が隆ちゃんにそ、その、キ………ぁあ〜〜〜もう、はずかしかった〜〜〜!!」

 

その1「はっはっは、初々しいねぇ、その2」

 

その2「いや、まったくだねその1

やはり、美少女がはじらう姿というものはすばらしい」

 

桜「ぅうう〜〜〜…………」

 

その1「いえ、涙目で睨まれても………」

 

その2「いや、別の意味で罪悪感が生まれそうになるが、怖くはないデス」

 

桜「もう!!おかげで、戻るまでの間、隆ちゃんとぜんぜん目が合わせられなかったんだから!!」

 

その1「いや〜〜〜、あはは………失礼しました」

 

その2「いや、唐突に糖分が欲しくなりまして………」

 

その1「お前、甘いもの苦手じゃなかったっけ?」

 

その2「ん?いやいや、こういう糖分はべ・つ♪」

 

桜「むぅう〜〜〜………(どこからともなくフライパンを取り出して構える)」

 

その1「さ、さて、とりあえず話を進めようではないかね、その2!!(アセアセ)」

 

その2「う、うむ、そうしよう、その1!!(アセアセ)

他の方にも説明していますが、ここでは皆様に感想や今後の展開について、

希望を伺っていたりするのデス!!なので桜さん、感想などありましたらゼヒに!!」

 

桜「か、感想って言われても………とにかくはずかしいだけだよぅ………」

 

その1「あ、やっぱり?

いや〜〜、災難というか役得(?)というか………

さすがはその2、根性が螺旋階段みたいにひねくれてるから…………」

 

その2「…………………ふん!!」

 

ズドスゥッ!!

 

その1「おぶふぅっ!?」

 

と、突如その2の左ヒレ(だってその2はペンギン)がその1を貫く!!

 

その1「そ、その2、テメェ………」

 

血を吐きながらも、何かを言い募ろうとしたその1に最後まで言わせることなく、

その2の右ヒレの先に赤黒い光が集まりだす!!

と、その2は獰猛な笑みを浮かべつつ…………

 

その2「あばよ、元・作者」

 

ドン!!!

 

そのまま、その2のヒレから放たれた赤い閃光がその1の上半分を吹き飛ばす!!

 

バラバラバラ……………ドサッ

 

その2「ははははは!!

俺が作者だ!!俺が作者・ヘル&ヘブンその2だ!!ははははははは!!!」

 

ぶら下がっていた上半分が吹き飛び、支えをなくして倒れたその1の亡骸を見下ろしながら、

狂ったように笑い続けるその2

 

桜「え………えぇ?えぇえええ!?」

 

いきなりどこかのアクション漫画のような展開に変わってしまった作者たちについていけず、混乱する桜さん

 

その2「あぁ、お気になさらず♪

ちょっとお仕置きと口封じも兼ねて吹き飛ばしただけですから♪

どうせ次のあとがきになるころには、あたらしいその1がどっかから生えてくるでしょうし♪」

 

桜「え?は、生えてくるって、でもクラゲさん………え?あれぇ??」

 

いきなりスイッチが元に戻ったその2についていけずに、余計に混乱中らしい

 

その2「はいはい、桜さん、落ち着いて落ち着いて。深呼吸でもしましょうか」

 

桜「すぅ〜〜はぁ〜〜〜すぅ〜〜はぁ〜〜〜…………」

 

と、深呼吸を繰り返すうちにだんだん落ち着きを取り戻してきたようだ

 

桜「………楓ちゃんや亜沙先輩から話は聞いてたけど…………ホントにキツイよ………」

 

その2「………どんな話を聞いているのか、だんだん気になってきましたが…………

ひとまず、本来の目的から果たすことにしましょうか」

 

桜「え、えっと、今後の展開とか、希望………を言えばいいのかな、確か」

 

その2「はい、そうです。こうなったらいいなぁ〜〜、みたいな軽いもので構いませんので」

 

桜「希望って言われてもねぇ〜〜………私も、亜沙先輩と同じかな………?

稟くんや楓ちゃん、隆ちゃんや桃香ちゃん、亜沙先輩………

みんながみんな、楽しく笑ってすごせたら………それでいいかなって」

 

その2「もちろんです。そのための作者ですから」

 

桜「うん、期待してます♪」

 

その2「お任せください♪」

 

 

 

そのまま、和やかな雰囲気のまま次回へ続く









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