SHUFFLE! 〜ANOTHER STORY IF・・・〜
第五話
「俺様の胸の中へようこそ!!」
ギュツ
「稟…俺様の無念の中へようこ……誰だい…君は?」
「それは俺の台詞だ…」
何故冒頭からこんな展開になっているのか?
それはこんなやり取りがあったからである・・・・・・
「ふぅ…やはり新しい制服には慣れないな」
バーベナの制服に袖を通す
コンコン…
「はい」
カチャ
「お兄ちゃん用意出来た?」
桃香が顔を出す
「ああ、新しい制服か、似合ってるぞ桃香」
「ありがとうお兄ちゃん」
ストレリチア初等部の制服を着た桃香
「行こうか」
「うん」
通学路を歩いていると
「おはよう隆ちゃん、桃香ちゃん」
「ああ、おはよう桜」
「桜さんおはようございます」
桜と合流した
「桃香ちゃんの制服、ウチの初等部の?」
「はい、よろしくお願いします」
「一緒に学校に行ってもらえるか?」
「うんいいよ…ってちょっと待って隆ちゃん」
「どうした?」
「ほらネクタイ曲がってるよ」
隆眞の前に立ちネクタイを締め直す
「ああサンキュー、初めてだから感じが掴めなくてな」
「お兄ちゃんの前の学校、詰め襟だったしね」
「気を付けてよ、初めが肝心なんだから」
「隆、桜、なに朝から夫婦みたいなことしてるんだ?」
「稟くん!?」
「おはよう稟、それに朝から何を言っている、桜に失礼だろうが、俺みたいな奴と夫婦だなんて」
「…かなり似合ってるんだがな」
「夫婦なら稟と楓ちゃんだろう」
「ななな何を言っているんですか隆くん」
「…楓、桜、顔真っ赤」
「「リムちゃん!?」」
「風邪か?」
「隆…本気で言っているのか?」
「お兄ちゃんは本気で言っています」
「あはは…それより隆眞君と、一緒のクラスになれるといいっすね」
「ええ、そうですね」
「いやなるだろう、オジさん達ならやりかねん」
『あははは…』
「早く行こうよ(不機嫌)」
「なに怒ってる桃香?」
「知らない」
バーベナとストレリチアの通学路の別れ道
「……桜、楓ちゃん下がって」
「「何かある(の)(んですか)?」」
曲がり角に差し掛かり
「楓ちゃん、桜ちゃん、俺様の胸の中へようこそ!!」
ギュツ
「稟…俺様の無念の中へようこ……誰だい…君は?」
「それは俺の台詞だ…」
バーベナの制服を着た男に抱き締められた
「稟…なんなんだこの人」
「気にするな、そいつは樹といってな、ただの病気だ」
「そうか」
グイッ
右手に力を込め樹を押し返す
「病気とは失礼だな、楓ちゃん達を愛する故の行動じゃないか」
「それが病気だと言うんだ」
「まぁ、・・・一応稟の知り合いみたいだし・・・水丘隆眞だ、よろしくな」
「男に名乗る名前なんて本当なら無いんだが・・・まぁいい、初めまして俺様は緑葉樹、まぁよろしく」
あとがき
その1「え〜〜〜・・・・・・・・・
そんな訳で女性の敵、愛すべきギャグ担当、作者の強敵(とも)、
緑葉樹の登場〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
樹「ちょっと待った、クラゲ!!何だ、俺様のこの扱いは!!
もっと俺様にふさわしい扱いを要求する!!」
その2「何言っとる、これ以上ふさわしい扱いなど無いぞ?」
その1「んだんだ」
樹「・・・ふふふ・・・・・・ほほぉう・・・・・・
この俺様に・・・三流ギャグキャラに甘んじろと・・・?
どうやら少々熱く語らねばならないようだねぇ・・・・・・!!」
その2「おもしろい・・・・・・いつぞやの決着・・・・・・
今度こそつけてくれる・・・・・・!!」
その1「それでは!!あとがきファイト!!
レディ・・・・・・ゴー!!」
樹&その2「「うりゃああああああああ!!!」」
その1「さて、大人しい内に次の話を進めておくか・・・・・・」
あ
美姫 「