ふ〜、危なかったな。まさか先の先を読まれていたとはな〜。とりあえず勝ったけど、こんなの見られたらあいつに怒られちまうな。「たるんどるぞ!」ってさ。

 しかし、御神流か〜。美由希は落ち込んでるけど気に病むことはないだろうに。これは試合なんだから。実戦だったらきっと俺より強い。

なにしろ御神流は『護る剣』、『護るための力』だ。覚悟が必要な実戦においては、そう(・・)いう(・・)覚悟がない俺より強いのは必然なこと。

元より、俺の力は……

 

 

 

 

 

リリカルなのは――力と心の探究者――

第二話『その力の名は……』

始まります

 

 

 

 

 

 

「やれやれ、御神流の剣士とあろうものが、試合といえ負け越してどうする。先が思いやられるぞ」

 

恭也は美由希の戦績から、兄としてよりも師として苦言を漏らさずにはいられないようだ。

 

「ここは妹を慰めるべきじゃないかなぁ〜」

「甘えるんじゃない、たわけめ!」

 

容赦ない恭也の苦言に苦笑していた竜馬はここで助け船を出すことにする。

 

「でも実際は俺のほうもやばかったですよ。先の先を読まれた時は焦りましたよ」

「うむ、あれは見事だった」

「えへへ〜、やっぱり」

「「調子に乗るなよお前」」

「ひどいよ〜」

 

 確かに最後の攻防は上手(うま)いの一言だろう。竜馬の先読みを逆手に取り、カウンターに持ち込もうとしたのだから。

 しかし二人は調子に乗らせない。恭也は結局通用しなかったから、竜馬は調子に乗られるのがおもしろくないから。

 そんな二人の愛の鞭(?)に打たれて嘆く美由希の図。これが高町家の道場で繰り広げられている朝の風景である。(いやな朝だなぁ)

 

「お早う、お兄ちゃん、お姉ちゃん、竜馬さん。朝ごはんだよ!!」

 美由希弄り(?)が一段落ついたところで道場の扉が開き、一人の少女が顔を出す。

 高町なのは。ここ高町家の末娘である。今年で聖祥学園の3年生で高町家の子供たちの中では唯一御神流を習っていない。

 

「ってあれ!? お姉ちゃん、どうしたの?」

「「気にするな(しないで)」」

「張本人の二人が言うことじゃないよ〜」

 

 凹んでいる美由希を見て気に掛けるも、兄と兄貴分からの容赦ない言葉からますます凹む美由希を見て、「ああ、いつものことなんだな」と納得する。(こんな幼子にまでいつものことと納得させるとは)

 

「はい、これ!」

「サンキュ」

 なのはからタオルを渡され、汗を拭いている時、竜馬はふと感じた疑問を口にする。

 

「あれ!? そういえばなのは、今日は随分と早いんじゃないか!?いつもならまだ寝てるのに」

「ひどいですよ、なのはだって早起きする日だってあります!」

「ははっ、いつもは遅いってことは自覚してるわけか」

「ぶ〜〜」

 

 からかいにすっかりへそを曲げてしまったなのはを宥めながら、朝食の前にシャワーを浴び、三人はリビングに入る。

 

「お早うございます、士郎さん、桃子さん」

「おお、お早う」

「お早う、竜馬君」

 

 竜馬が挨拶した相手は、ここ高町家の家長、高町士郎とその妻、高町桃子だ。

 士郎はかつてはボディガードを生業としてたが、ゲガが元で引退している。

 桃子は海鳴駅前にある『喫茶翠屋』のパティシエを務めている。

 

『いただきます』

 

 高町家+αが揃ったところで朝食に入る。

 竜馬が高町家と知り合い、一人暮らしであることを知った桃子が、

 

(うち)でごはん食べない?」

 

 という話になり、最初こそは断っていたが説得に負け、たまにということで落ち着いた。今では竜馬も高町家で腕を振るう時もあるくらいだ。その腕前は士郎曰く、

 

「ほう、なかなか旨いな。桃子には及ばないがな」

 

 である。なのはがどうしてそんなに上手いのかを聞いたところ、

 

「できなきゃ許してくれなかったからな……、ふふ、ふふふふふ……」

 

 と、なぜか哀愁を漂わせながら言っていたことをなのはは覚えている。そんなにつらいことでもあったのだろうか……?

 閑話休題。

 

「もう、やだ、貴方ったら〜〜」

「ハハハハハ!」

「美由希、リボンが曲がってる」

「えっ!? ホント?」

 

 あっちやこっちで繰り広げられるのは仲の良い家族風景。

 

「やれやれ、仲の良いことで、なあ、なの……、ってあれ!?」

 

 苦笑しながらふとなのはの方を見てみれば、何故かそっぽを向いている。「ぷーん」ていう擬音が聞こえてきそうな顔を見ながら、さっきのことをまだ怒っているのかと思ったが、どうやら違うようだ。竜馬は「そいうことか」と納得し、なのはの髪に手を伸ばす。

 

「なのは、リボンが崩れちゃってるぞ」

「ホント!?」

 

 とたんに満面な顔になりながら、竜馬にリボンを整えてもらうなのは。「エヘヘ〜」と顔を緩ませるなのはを見て、

 

「桃子……これはなのはの将来の危機か!?」

「士郎さんったら……、もう花嫁の父の心境?」

 

 戦慄している士郎を宥めているのか、火に油を注いでいるのか分からない言い方をする桃子

 

「竜馬、今度の打ち合いは覚悟しておけ!俺が直々に相手をしてやろう」

「恭ちゃんも真に受けない!」

 

 こちらも何やら混戦模様。これもまた平穏の証か。

 

「(やれやれ、平和だよなぁ〜ホント。ウチと違って……な)」

 

 目の前に見える温かい家族と、彼これ十年近く合っていない自分の本当の家族を比べて羨望の思いがよぎる。

 思い出されるのは侮蔑の眼差し、罵倒の声。そして暗く、狭い一室……。

 

「(ま、比べたって仕方ないよな)」

 

 震えてきた身体(からだ)を押さえ、思いを断ち切るかのように残った朝食を平らげて席を立つ。

 

「それじゃあご馳走さまでした」

「竜馬さん、また後で」

「ああ」

 

竜馬はそのまま一度家に戻り、学校に行く準備をするのだ。そして途中で美由希と合流して風芽丘に向かう。なのはも途中まで一緒に行く。

これが竜馬が高町家で朝食を一緒にしたときの流れである。

 

「そういえば今朝は変な夢を見ちゃったなぁ〜」

「変な夢?」

 

 バス停までの道すがら、なのはは今朝から気になっていたことを口にする。

 

「うん。あんまり覚えていないんだけど……、男の子と黒い何かがいたような……」

「ふ〜ん、でも夢なんだし。あんまり気にしなくていいんじゃないかな」

「いや、分かんないぞ? もしかしたら正夢なのかもしれないし」

「でもそんな非現実なことって……」

「ないなんて言える立場か? 俺たちが」

「言えません……」

 

 竜馬も美由希もなのはも、身をもって知っているのだ。この世界には俗に言う、常識が通用しないものが存在することを。

 超能力者とか妖怪だとか……。

 

 バス停に着くと、ちょうどバスが来たのでなのはが乗り込んでいく。

 

「それじゃ、行ってきます」

「「いってらっしゃい」」

 

 なのはが座った後ろの席では、なのはの親友の少女達、アリサ・バニングスと月村すずかも座っており、竜馬たちに手を振っている。

 それを手を振り返しながら、竜馬たちも風芽丘学園へと向かう。

 

学園につき、下駄箱に向かえば竜馬達と顔なじみの少女がいた。

 

「お早う、神崎」

「お早うございます、那美さん」

「お早うございます、朝霧さん、美由希さん」

 

 彼女は竜馬と同学年の神崎の退魔師、神崎那美だ。

 

「頭を押さえていないところを見ると、今日は下駄箱にぶつけなかったみたいだな」

「そんな〜〜、いつもぶつけているわけじゃないですよ!」

「え!? そうだっけ?」

「そうですよ!! なんでそんな心底不思議そうな顔をするんですか〜」

「いや、てっきりそれがデフォルトだと思っていたから。なぁ美由希」

「え!? 私に振らないで下さいよ!」

「あ! ごめん。二人共、揃ってドジっ娘だったな」

「「ひどい……」」

 

 すっかりしょげた二人を慰めつつ、戦場へ、もとい、教室へと向かい、今日の学校生活が始まるのだった。

 

 

 

 

 

 教室へ向かう際、なぜ戦場とよんだか。それは比喩でも何でもない。そこは文字通りの戦場と化しているからだ。

 

「はぁ、はぁ、はぁ……」

 

 ここに一人の教師は戦慄していた。己が放ったすべての技が全て完封されたからだ。

 自分の授業で堂々と寝ている男子生徒に制裁を与えるべく、その手に持ったチョークでその生徒を狙い撃ちするが、その生徒は何と眠りながら全てをはたき落とした。

 男子生徒がごく普通の生徒であれば通用していただろう……。

だが、悲しいかな。その者は、幼きころから修行を積み重ね、今もなお鍛練を怠ってはいない。

 

「ふっふっふっ、さすがだ……、さすがあの高町の後継者と目されているだけのことはある……」

 

 何の因果か、去年もこの教師はこの教室で闘っていた。自分が行う授業で寝る生徒に(ぶっちゃけ、恭也のことだが)必殺のチョーク投げを敢行したが、全てをたたき落としていた。

 それでもまだマシというものだろう。

 恭也の場合は寝ているため試験が近付くと苦労していた。それはある意味、教師にとってはザマ―ミロ、という光景だった。(問題発言だが)

 だが、この生徒はそれすらも超えていた。

 

 

 

なんと! 彼は眠りながら教師が喋った授業の内容をノートに書き留めているのだから!!

 

 

 

その生徒の名は、RAこと、朝霧竜馬。(もう皆わかってますよね)

 器用にも竜馬は、耳と手だけは働かせているのか、そうすることで成績を維持している。ちなみに中の上。

 喋らずに、黒板に書いて行けば良いのではないのかという案もあったが、そうすると他の生徒たちまで困ってしまうので却下されている。

 

「こうなれば最後の手段だ。覚悟するがいい……」

 

 そう言った教師はおもむろに黒板に両手を掛ける。

 

「あ、あれってまさか!?」

「いや、ちょっと先生やめ……」

 

 

 

「くらえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!」

 

 ギャキキキキキキキキキキキキキキキ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

「うがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜!!!」

「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜!!!」

「先生! やめて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

 

 生徒たちが害音波攻撃のとばっちりを受け苦しむ光景は、傍から見れば阿鼻叫喚の地獄絵図にしか見えない。

 しかし! この教師にとっては最早この程度のことは些細なことでしかなくなっている! そう、自分の授業でふてぶてしく寝る生徒に対して、天罰を下すことができるのであれば!!(最早外道だなオイ)

 

「ハァ、ハァ、ハァ……」

 

 攻撃終了後に残されたのは、死屍累々と化した生徒たち。

 そしてにっくき問題児の姿があるはずだった。だが……。

 

「ば……ばがな……」

 

 勝利を確信していた教師の視線の先には……、

 

「グゥ〜〜〜」

 

 耳を塞ぎ、何事もなかったかのように寝ている竜馬の姿だった。

 

「嘘だろ……、眠っているのにどうやって……」

「無意識のうちの危機回避能力ってやつかも……」

「どんだけ器用なんだよ……」

「つーか、耳塞いでたって強烈なのにどんだけ……」

 

「完敗だ……」

 

 教師はガックリと両膝をついてうなだれてしまった。それはもうあまりにも哀れすぎて声もかけられないほどだった。

 結局、その授業は教師が敗北感に酔いしれてしまったため、授業にならなくなってしまったとかなんとか。

 ちなみに、竜馬のこの技能は、鍛練の時間を確保したい、されど成績を落とすわけにはいかない(というか成績を落とすのを許してくれなかった)という考えの末に身に付けた特異技法なのだ!!(素晴らしく無駄な技法だなオイ)

 

そして放課後

 

「朝霧、今日皆でカラオケ行くんだ。おまえも来いよ」

「悪い、バイトがあるから遠慮しとく」

「またかよ、たまにはつきあえよな」

「また今度な」

 

 クラスメイトからの遊びの誘いが来るが、用があるため断ってしまう。そして、かばんを持って教室を後にする。向かった先は……、

 

「いらっしゃいませ〜」

 

 駅前商店街にある喫茶店『翠屋』。竜馬はここでバイトしている。

 

「…と思ったら、な〜んだ、朝霧君か」

「なんだはないでしょ! なんだは!」

 

 店に入ったと同時に声を掛けてきたのは、『翠屋』のチーフウェイトレスである月村忍だ。

 ちなみに、ここの長男、恭也とは恋人同士である。その新密度は……、いわずもがなというものである。

 

「恭也はまだ来ないし、ここで朝霧君の顔を見ても……、モチベーション上がらないわ〜」

「あの人と比べないでください! 悲しくなりますから」

「それはさておいて、早く準備して! ジャンジャンバリバリ働いてもらうわよ」

「謝罪の言葉もなしですか……、トホホ……、了か〜い」

 

 肩を落とすフリをしながら、従業員の更衣室で着替えに入り、ウェイターとして従事する。この程度のことは大して気にしていないし、気にしていたらやってはいけないのだ。

 恭也と並んで仕事をしているとき、恭也と比べられることが多いのでそのたびに「あの人と比べないでください」というのが日課となり笑いが飛び交うのが名物となっている。

 

 

 

 

「お疲れ様でした〜」

 

翠屋でのバイトの時間も終わりを迎え、家に帰ろうとする。

 

「竜馬君、今日は(うち)に来ないの?」

「いえ、いつもお邪魔しちゃうのも悪いですし」

 

今日は一人で夕食にする。いつもお邪魔するわけにはいかないし、一人になりたいと思う時もあるものだ。

 

「それじゃあ、はいこれ、いつもの。」

「ありがとうございます」

 

 桃子から受け取った袋の中身はシュークリームやチョコレートケーキといった菓子類。竜馬の好物だ。

 

「朝霧君も好きね〜。普通、男の人は甘い物は苦手って聞くけど。恭也もそうだし」

「忍ちゃん、それは違うぞ。男だろうと甘い物が好きなやつは好きだし、それに加えて桃子が作った物なんだぞ。嫌いだなんてやつがいるものか!!」

「ええ。確かに俺は元から甘い物は好きですけど、桃子さんが作ることでそのおいしさは三割増ですよ」

「三割〜〜(怒)」

「アイムソーリー! 前言撤回、十割増です!!」

「うむ!」

 

 グッと親指を立てあうスウィーツ同盟。その年代を超えた絆は何人たりとも踏み砕くことなどできないのだ!!(ていうか踏み込んでこないけど)

 

 

 

そして、夜もまた、竜馬は鍛練へと向かう。竜馬にとってはそれは欠かせない日課。学んだものを自らの手でさらに昇華させるため。

そう、いつも通り……、のはずだった。つい、その時までは……。

 

「ん!? これは……」

 

 ふと竜馬は何かを感じる。

普通ならありえないはずのものだ。そう、それを扱うのは、今知る限りでは自分(・・)だけ(・・)しか(・・)いない(・・・)はずだから。

 

「魔力……、だよなぁ、これって!?」

 

 いったい何が起きているのだろうか? どう考えても自然発生のものではない。何か、媒体を介して発生している魔力である。

 

「何かがあるっていうんだ?」

 

 その場所へと走る。本来なら関わるべきではないだろう。しかし……。

そして辿り着いたのが住宅街の路地裏。そして目の前に見えるのは一見すると……、

 

「ネズミ……か!? つってもこのでかさは……」

 

 そう、ありえない。目の前に見えるのはシルエットからすると確かにネズミ。しかし大きさが段違いである。大きさからしても竜馬を見下ろすほどの大きさがある。

 

「ミッキーマウスだってここまでデカくないし、グロくもないだろ……」

 

 と、冗談を飛ばしている間に巨大ネズミが動いた。前歯を竜馬に突き立てようと飛びかかってくる。

 それをバックステップでかわし、距離を取る。

 

「現実逃避している場合じゃないよな。さてどうするか……」

 

選択肢は幾つかある。

一つは見て見ぬふりをして逃げる。これは自分に害はないが騒ぎになる。下手をすれば犠牲者も出る。魔法の概念がないこの世界ならば魔法だとは思わないだろうが、客観的に見ると、超常的なものに対するイメージが悪くなる。

二つ目。他の人たちを守るために戦う。これは、自分が使う“魔法”にとっては禁忌だ。そう言う教えを受けてきたのだから。そもそも自分は思い知っているはずだ。大した覚悟もないのにそんな事をしたら、どうなるかという事を。

 三つ目。あくまで自分の身を守り、魔法の存在を守るために戦う。これならまだ教えを破ることにはならないだろうし、自分の修行になる。こういう名目なら……、

 

「我ながら強引な理屈だと思うけど……」

 

 この世にある不思議な力が災厄の力になる。それは竜馬にとって、望むところではない。

 本来なら、何かしらの立場でもないのに関わってはいけないことなのだろうが……。

 

「許してくれるよな!!」

 

 考えを決めると意識を集中させる。そして発動させる。

 

己が十年の修行に果てに、得て、鍛え上げてきた力を!!

 

己に内包せしは、生命(いのち)の息吹、【霊力】を

 

世界という外に漂う、神秘の欠片【魔力】を

 

二つの力を、己の内で一つにする。

 

それは己と世界を一つにつなげると同義。

 

それによって生まれし力の名は……。

 

 

 

【煉気】

 

 

 

「煉気、解放!」

 

 

 

 刮目して見よ! それは超常なる力。

 

そしてそこから繰り出される“魔法”、“蓬莱式”の姿を!!

 

 


あとがき

 お読みくださいました皆さん、はおうです。

 最初は日常風景を描きましたが、終盤一転して雰囲気を変えて、いよいよ始まる闘いの予感を出してみました。この辺は、原作の第一話終盤にリンクしています。

 最後の方で選択肢の二つ目を選ばなかったのは、主人公らしからぬ行動と思われたかもしれませんが、これは竜馬の過去と、彼の使う魔法が関わっています。これがどう変わっていくかが、この作品のテーマの一つです。

 それでは次回『蓬莱式 発動!!』(仮)をお待ちください。多少主人公の設定を出すかもなので、お楽しみください。失礼します。




日常の風景。
美姫 「前半は本当に日常って感じだったわよね」
ああ。このまま平穏に終わって……となるかと思ったんだが。
美姫 「そうはいかなかったみたいね」
突如として現れた怪奇現象。
美姫 「ここで竜馬の取った行動が、後にどうなっていくのか」
次回も待っています。
美姫 「待ってますね〜」



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