「ここ…みたいだね」
一軒のラーメン屋の前で立ち止まったリリアンのお嬢さん方の集団の一人、支倉令が呟いた。
「確かに、そうみたい」
令の妹である由乃も呟く。店先にははっきりと、『らーめん 火の車』とかいてあった。
「ううっ、緊張します」
自身の胸に手を当てて呼吸を整えたのは祐巳だった。
「大丈夫ですよ、祐巳さん。別に猛獣のいる檻の中に入るわけじゃないんですから」
「そうだけど。…でも〜、志摩子さん…」
志摩子は半ば涙目になっている祐巳を落ち着かせるためだろうか、よしよしといった感じで頭を撫でた。
「ほら、しっかり。祥子さまのためなんですから」
「そ、そうですよね。お姉さまのためですもんね」
祥子を引き合いに出された効果か、祐巳は気合を入れるためにグッと両の拳を握った。
「それじゃ、行くよ?」
令がそう言うと、由乃、祐巳、志摩子が頷いた。三人が頷くのを確認すると、令はゆっくりとスライド式のドアに手をかけてそれを開いた。
時間は少し遡る。山百合会の面々が突如現れた不思議な青年と逢い、そして別れてから一週間が経った。その間、特に何事もなく乙女たちはいつもと同じように日々を送っていた。たった一人の例外を除いて。
「さて、それじゃあ始めましょうか?」
『ええ』
『はい』
『わかったわ』
蓉子が口を開くと、全員がそれに対して思い思いに返事を返した。みんなの返事に頷くと、蓉子は令に顔を向ける。
「普段はどう? 令」
「ええ。全くらしくないですね」
「そう…」
令の言葉に、蓉子はふうと溜め息をついた。だが、それは何も蓉子だけに限ったことではなかった。全員が同じように疲れたようながっかりしたような顔をしている。
「祥子さま、一体どうしたんでしょう?」
そう口を開いたのは由乃だった。その言葉でもわかるように、今みんなで話しあっているのは祥子のことについてだった。さすがに本人の前で話をするわけにはいかないので、祥子本人は適当な理由をつけて早めに家に帰していた。そのため、今この薔薇の館に集まっているのは祥子を除いた山百合会のメンバーだった。
「どう…ねえ? どうしたんだろうねぇ?」
聖がゆっくりと首を左右に振りながら溜め息をつく。何故山百合会のメンバーが祥子のことについて話し合ってるかと言うと、最近の祥子の様子がおかしいから。これに尽きていた。どうもボーっとしている時間が多いのだ。昼食のときもそうだし、放課後のお茶会のときもそうだ。そして今令が言ったことから考えるに、授業中もそういうことが多いのだろう。低血圧ゆえに起きぬけのときはともかく、普段からボーっとしていることなどつい最近までは全く考えられなかった。
「心当たりは?」
「ない。…けど、推測は出来るわ」
江利子が口を挟んだ。
「私もそれはわかってる。多分あなたと考えてることは同じはずよ、江利子」
「私もね」
蓉子の言葉に聖が追随する。そして、
「せーの」
聖の掛け声に合わせて三薔薇さまたちが呼吸を合わせて口を開いた。
『一週間前』
三人の声が重なる。
「やっぱりね」
「お互い、考えることは同じか」
「みたいね」
三薔薇さまたちは苦笑するとそれぞれのカップに口を付けた。
「となると、やっぱり怪しいのは…」
「あの男の人…ですね」
由乃と令の言葉に全員が頷いた。
「考えてみれば、あのときの祥子さまは確かにいつもと違う違和感がありましたから」
そう言ったのは志摩子だ。
「…そうですね。お姉さまだったらああ言う場面なら絶対男の人を庇わないでしょけど、あの時は何故か志摩子さんの味方をしましたし」
祐巳があのときを思い出すようにだろうか、何度も頷きながらゆっくりと呟いた。
「それだけじゃないわ。祥子さまはご自分のハンカチをあの男の人の額に乗せてたし」
「自分が率先して助けたわりには、私たちが尋問しているときに一度も口を開かなかったしね」
「…で、そのことと因果関係があるのかどうかわからないけど…まあ、多分あるんでしょうけど…最近の様子のおかしさ」
「それを考えれば、繋がるのはやっぱり…」
「あの男の人…だね」
全員が頷く。山百合会の面々の中では、祥子の異変と謎の男は何らかの関連があるものと結論付けられていた。
「で…どうする?」
聖がぐるーっと全員の顔を見渡した。
「こういう結論になったのなら、やはりもう一度あの男の人に会って話を聞くべきだと思うわ」
「確かに、それが一番ね。…幸か不幸か」
蓉子が手に取ったのは、青年が部屋を出る前にテーブルの上に投げたあのマッチだった。
「連絡先…らしきものはあるから」
「そうね。静観していても現状を打破出来そうにないのだったら行動するしかないしね。…それで、人選はどうする?」
江利子の言葉に、この場にいない祥子と、薔薇様方を除いた四人が手を挙げた。
「祥子のことが心配ですから。それに、万一何かあっても私がいれば対処できるかもしれませんし」
「令ちゃんが行くなら、当然私も」
「あの方を保護しようと言い出したのは私ですし、責任の一端は私にありますから」
「お姉さまのためなら。ちょっと怖いですけど…」
四人の発言を聞いた薔薇様たちは互いの顔を見合わせてニコッと微笑むと、
「それじゃ、あなたたちに任せるわ」
と、四人に任せることにした。
「はい。わかりました」
代表して令が答えを返す。
「それで、何時行くつもり?」
「そうですね…」
令が腕を組んだ。
「平日の放課後では時間がありませんし、私も部活がありますから、次の土曜日にでも行こうと思います」
組んだ腕を解くと、令は祐巳たちに向き直った。
「三人とも、それで良いかな?」
「勿論」
「私も、異存ありません」
「私も大丈夫です」
「決まりだね」
軽く微笑むと、令は三薔薇様たちに向き直った。
「ということに決まりましたので」
「わかったわ」
蓉子が頷いた。
「ちゃんと糸口だけでも見つけてくるのよ」
「土産話、期待してるからね〜」
江利子と聖の励ましとも茶々ともつかぬ発言に四人は苦笑して頷いた。
そして時間は過ぎ土曜日になった。山百合会の面々は時間を置けば祥子の状態も良くなるかとも思ったが、期待に反して秘密裏の会議が終わってから今日まで、祥子の状態が改善する兆しは一向に見えなかった。状態が悪いといっても、ただボーっとしている時間が前より多くなっただけでそれ以外はどこも変わっていないのだが、らしくないのがどうにも気持ち悪いのである。その為、改善の糸口を見つけるために一縷の望みをかけて令たち四人は青年が残していったマッチを頼りに『らーめん 火の車』にやってきたという訳だった。
ガラガラガラ…
建て付けのあまり良くない入り口のスライドのドアを開けて四人は中に入った。
「うわ…」
誰かが思わずそう漏らす。が、それも無理からぬことだった。店内はあまり広くなく、ゴチャゴチャしているために余計に狭く感じた。ところどころに油の染みがあり、そのためだろうか店全体がなんとなく油臭い。そして客としているのはニッカポッカやつなぎの似合うガタイのいいお兄さんやおじさんたち。そしてその客たちを捌くのは気風の良さそうな女の店長と、まさに下町のラーメン屋といった感じの店だった。
そんなところに見目麗しいリリアンの美女たち四人が訪れた。彼女たちも勿論ラーメン屋に行ったことはあるが、それはこういったまさしく下町のラーメン屋といった感じではなく、中華料理屋の延長みたいなラーメン屋である。つまり彼女たちにとってはこの店はハッキリ言って異世界であった。が、それは店に先に来ていた客たちにも言えることで、あまりにも場違いにしか思えないお嬢さんたちがいきなり訪れたので、客たちはしばし呆気に取られていた。
「と、とにかくどこかに座ろう」
年上ゆえの責任感だろうか、令が三人を促すようにそう言うと入り口の近くにあるテーブルに腰を下ろした。由乃・志摩子・祐巳の三人もそれで再起動したかのように慌てて令が座っているテーブルのところまで行きそれぞれ腰を下ろした。
「……」
「……」
「……」
「……」
四人は黙ったまま座っている。と言うのも、どうしていいのかわからないからだ。どういうことかと言うと、先にこの店で食事をしていた連中が、彼女たちをチラチラ見ながら何やらヒソヒソと耳打ちし合っているのである。そしてその空気を、四人は敏感に読んでいた。自分たちが肴にされているとわかっているが、何せいつもの自分たちの縄張りとは違うので注意したらどんな反応が返ってくるかわからないので注意するわけにもいかず、居心地悪そうに俯き加減でジッとしているだけしかできなかった。と、
「いらっしゃい」
と、さっきまで厨房にいた店長がお冷とお絞りとメニューを持ってやってきた。お冷とお絞りとメニューを四人それぞれの前に置くと、
「ご注文は?」
と、訊ねる。
「あ、あの…」
口を開いたのは、四人の仲で唯一の年長者である令だった。
「はいよ。何だい?」
店長がニッコリ笑って返してくれたのに救われ、令も表情を崩して言葉を続けた。
「その、人を探しているのですが…」
「え?」
令の言葉に、店長の表情が曇る。
「お嬢ちゃん、場所を間違えてないかい? 見ての通りここは何の変哲もないただのラーメン屋だよ。探偵事務所でも興信所でもないんだよ」
その言葉に、
「ええ、わかってます」
と、令が返した。
「でも、私たちが探している人はこのお店に関係ある人のようなので」
「? どういうことだい? 今一つ話しが見えないねぇ?」
「はい。実は…」
そして令が、自分たち四人がここに来た事情を語り始めた。
「…ふーん、うちのマッチをねぇ…」
店長がどうにも歯切れの良くない返事を返す。話を聞いてもどうにも消化不良なのであろう。
「はい。それで、こちらのお店に何か関係のある方なのではないかと思って、こうして足を運んだのですが」
「とは言ってもねえ…」
店長がガシガシと頭を掻いた。
「うちの店はマッチならそこらに置いてあって、お客さんなら誰でも持って帰れるようになってるからねぇ。一見さんかもしれないよ?」
「それは、そうかもしれませんけど…」
口を開いたのは今まで黙っていた由乃だ。最初こそ緊張していたようだったが、二人のやり取りを聞いていてその緊張もほぐれたのだろうか、今はずいぶんと落ち着いているように見えた。
「…うーん。まあ、そういう状況でうちのマッチを置いていったってことは、うちをご贔屓にしてくれてる人だと思うんだけどねぇ。どういう人だったのか、特徴というか覚えていることあるかい?」
「あ、は、はい」
「えっとですね…」
祐巳と志摩子も後を継いだ。しばらく二人からその人物の特徴を聞いていた店長が、
「ああ!」
と、まるで頭上に電球が点いた効果が見えそうなほどの表情でポンと手を叩いた。
「わかったよ。わかった」
「本当ですか!?」
令が思わず腰を浮かせそうになる。由乃たちも期待に満ちた目でグッと身を乗り出した。
「ああ」
店長が自信満々に頷いた。
「あんたたちの言ってるのは、恐らく刹那さんのことだね」
『刹那さん…』
ようやく辿り着いた(と、思われる)青年の名前を知り、令たちは思わずその名を呟いていた。
「多分そうだと思うよ。あんたたちの話を聞く限りでは刹那さんで間違いないと思う」
「そうですか」
「それで、その方は?」
志摩子が訊ねた。
「ほぼ毎日来てるけど、今日はまだ見てないね。多分今日も来ると思うけど…」
「そうですか…」
店長の言葉にホッとする令。どうやら今日再び会うことが出来そうだった。
「まあ、来たら教えてあげるから、それまではゆっくりしてておくれよ。…お嬢ちゃんたちみたいなお姉ちゃんには落ち着かない場所かもしれないけどさ」
それだけ言うと店長は注文を取らずに店の奥に引っ込んだ。そして程なく、栓を開けてあるビンのオレンジジュースを二本ほどお盆の上に乗せて運んできた。
「待ってる間、これでも飲んでな」
そう言って、オレンジジュースをテーブルの上に置く。
「え…でも、注文してませんけど…」
「何、刹那さんにツケておくから気にしなさんな」
店長の言葉に、四人は一様にビックリした表情になる。
「そんな。悪いですよ」
祐巳がそう言ったが、店長は一向に気にする様子もない。
「なぁに、レディーを待たせるのが悪いんだから、当然のことさね」
「でも、元々約束していたわけではありませんし。こちらからおしかけてしまったんですから…」
「細かいこと気にしなさんな。第一、刹那さんはそんなこと気にしないだろうし、どうしてもって言うなら、お勘定のときに払ってくれれば良いよ」
「…わかりました」
令が頷いた。
「御厚意、有り難く頂きます」
「はいよ。ごゆっくり」
店長はニッコリ微笑むと、再び厨房の中へ消えていった。
「いいの? 令ちゃん?」
由乃が訊ねる。
「いいも何も…もう栓を開けちゃってあるんだから、どうしようもないよ。ここで断ったら捨てることになるんだろうし。それなら、頂いておいた方がいい」
「そうですね」
志摩子も令の言葉に頷いた。
「…と言うことで、その刹那さんって人が来るまで大人しく待ってよう」
令がビンの一本を持つと、中身のオレンジジュースを由乃のコップに注いだ。
「そうですね」
志摩子が頷き、もう一本を手に取る。そして、令と同じように祐巳のコップにオレンジジュースを注いだ。
「ふう、しょうがないか」
令が自分のコップにオレンジジュースを注ぎ終わると、由乃はビンを奪い取る。そして、自分のコップにオレンジジュースを注いだ令と同じように、令のコップにオレンジジュースを注いだ。
「ううっ、緊張するなぁ…」
全く面識がないわけではないが、ほとんどゼロといってもいい人物を待つことに祐巳は緊張の色を隠せなかった。志摩子からビンを受け取って由乃と同じようにジュースを注ぐが、緊張からか何度かコップとビンがぶつかり、カチャカチャと音を立てた。悪戦苦闘しながらも、祐巳は志摩子のコップにジュースを注ぐ。全員のコップにジュースが注がれると、誰ともなくそれぞれ手に取った。
「それじゃ、上手くいくことを祈って、乾杯」
『乾杯』
令の音頭に三人が応えて互いのコップを合わせる。チンとガラス同士が接触する音が店内に響いた。そして、各々オレンジジュースに口をつける。
「……」
「……」
「……」
「……」
各人、自分が飲みたいだけ飲むと、次々にコップをテーブルに置いた。
「ふぅ…」
「はぁ…」
「ほっ…」
「はぁぁ〜…」
そして息を吐く。それによって、ようやく各人が心底落ち着いたようだった。そして待ち人が現れるのを待ちながら、四人はいつもと違う場所でお茶会を始めた。
「お・じょ・う・ちゃん」
山百合会の乙女たちがたわいもない話をしながら待ち人を待っていると、不意に誰かから声をかけられた。四人が振り向くと、赤ら顔の肉体労働者が三人ほど立っていた。全員、年のころは三十を過ぎてるだろうか。三人ともニヤニヤと笑っていた。
「は、はいっ!」
驚いた祐巳が素っ頓狂な声を上げる。楽しそうに笑い続ける青年の肉体労働者軍団が赤ら顔を祐巳に近づけた。
(! お、お酒臭い!)
彼らから漂ってくるアルコールの匂いに、祐巳は思わず眉間にしわを寄せて口元を覆った。残りの三人も、眉を顰めて嫌そうな表情をしている。が、そんな彼女たちの表情の変化に気付いていないのか、それとも気付いていて無視を決め込んでいるのかはわからないが、おじさんの軍団は気にする様子もなく近くの椅子に腰を降ろした。
「何してんの?」
一人が話しかける。
「ええ、人を待ってまして」
答えたのは令だった。酔っ払い相手に回りくどいことを言うのも意味がないと判断し、簡潔に答える。
「ふ〜ん。でぇも、さっきから見てたけど、一向に来そうな気配がないじゃん」
「え、ええ…」
志摩子がどうしたらいいのかといった表情で答えた。酔っ払ったおじさんの相手をしたことがないのだろうか、眉を顰めて表情が曇っている。
「そんな奴ほっといて、おじさんたちとお喋りしないかい?」
「結構です」
由乃が不快感もありありにキッパリとそう言い切った。だが、酔っ払いがその程度のことで諦めるわけもない。
「そんなこと言わないでさぁ…」
赤ら顔を近づけると、一人が祐巳の肩に手を置いた。
「ひゃっ!」
いきなりの行動に驚いた祐巳が慌ててその手を払った。そして慌てて席を立つと、令の後ろに引っ込んでしまった。
「おいおい、酷いことするなぁ…」
その反応を楽しむかのように三人がニヤニヤと笑った。が、酒が入って気が大きくなっているからだろうか。それとも元からの性格だろうか、三人とも目は笑っていなかった。その気配に気付いたのだろうか、令・由乃・志摩子の三人も席を立つ。そして、志摩子と由乃が祐巳と同じように令の背後に回り、三人を守るように令が前に出た。
「お? お嬢ちゃんが相手してくれるのかい?」
一人がそう言い、残りの二人もそれに追随するかのようにニヤニヤと笑っている。そんな三人の隙を窺うように、令は三人の一挙手一投足に神経を研ぎ澄ませた。と、
ガラガラガラッ…
男たちが邪魔して山百合会の面々のいるところからは見えないが、店の扉が開いてまた新しく誰かが入ってきたようだった。扉が開く音を聞いて入り口に顔を向けた主人が、
「ああ、よかったよ」
と、本当にホッとしたような表情でその新しく入ってきた人物に話しかけた。
『おばちゃん、いつものやつ一つね』
「あいよ。それと刹那さん、お客さんが来てるよ」
((((刹那!?))))
店長が呼んだ名前を聞いた四人は、慌てて入り口の方に振り返る。が、男たちに邪魔されてその顔を見ることが出来なかった。
『客?』
「ああ」
そう言って、店主が入り口近くの集団を指すのと、令が
「ちょ、ちょっとすみません」
と、男たちの間を縫って前に出たのはほとんど同時だった。刹那と呼ばれた男は店長の指差した方に首を向け、令は新たな客が入ってきた方に進む。そうすると自然、二人は顔を合わせることになった。
「あっ!」
その顔を見て、令が絶句する。そして同時に、
「あんたは…」
新しく店に入ってきた男、刹那も言葉を失うのだった。
いよいよ、次回は山百合会のメンバー、令たちと刹那の邂逅かな。
美姫 「そこで何が語られるのかしらね」
まあ、仕事の事は話せないだろうからな。
美姫 「令たちにとっては、祥子の事こそが聞きたいんでしょうけれどね」
いやー、どんな展開になるんだろうか。
美姫 「次回をお待ちしてます」
ではでは。